2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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西野亮廣氏(以下、西野):じゃあ、ラスト質問いこう。
のぶみ氏(以下、のぶみ):誰かいるかな。あの、さっきから挙げてるこの男性の方。
質問者4:妖精が見えるという話をされてたかと思いますが、今も見えるんですか?
のぶみ:見えるよ。
質問者4:何を言ってるんですか?
のぶみ:何を言ってる? 俺が?(笑)。
西野:喧嘩? こんな和やかな空間で?
のぶみ:何を血迷ってる。
質問者4:違います。違います。妖精は何を喋ってるのかと思って。
のぶみ:何をしゃべってるかね。
西野:ああそういうことですね。妖精が何を言ってるのかということですね。「のぶみ、お前何言ってるんだ」じゃなくて?
のぶみ:「お前不思議ちゃんか」っていう感じなのかと思ったんだよね(笑)。
質問者4:違います。ごめんなさい。
のぶみ:俺んちに絵本作家のベストセラーの方がきて、その子どもが妖精を見られる子だったんですよ。それで「えっ、妖精見られるの?」って言って、その子に「うちの庭にもいるの?」って聞いて。うち練馬区なんですよ。「練馬区にいるの? 妖精」って聞いたら、「いるよ」「この庭は3匹いる」って言って、「じゃあ、ちょっと絵描いてみて」って絵を描いてもらったら、本当に見ながら描いているのね。
この子が俺に嘘をつくメリットがないと思ったのよ。「俺も見たい」って言ったら、「そんなの瞬きするぐらい簡単だから、俺、教え方わかんねぇ」って言ったのね。俺は地方のいろんなところに行くから、パワースポット的なところに行くんですよ。その時に見えるのかなってずっと見てたの。たぶんアホだと思ったと思うよ。ずっと見てるから。俺半年の間見てたのよ。
そしたら、鎌倉の報国寺っていう所があるのね。今ももちろんあるんだけど。竹がすごいあるところなんですよ。その時にカエルぐらいの大きさでピョン、ピョン、ピョンって来て、「もしかしたらこれはアレなのかもしれない」って思って。
友達は「見えない」って言ってて、俺が(妖精に)「お前見えてるよな」って言ったら、こいつ(妖精)が「お前見えるのか」って言ってきて、「こいつ(友達)はなんで見えないの」って言ったら、「見ようとしないからさ」って言って……(ポーズを取りながら)こんな感じで「見ようとしないからさ」って言ってて。
「えっ、そうなんだ」「何食べて生きてるの」って言ったら、「きのこの味」「あそこにきのこ」って、妖精が指差したその先にきのこがあったのね。だから「あっ、俺、もしかしたら話しているかもしれない」。でも俺は絵本作家だから、こういう話をつくる人でもあるから、「もしかしたら創作しているかもしれない」「もしかしたら血迷ったのかもしれない」と思ったのね。
それで一緒に行った人がカメラでガシャガシャ撮ったの。俺が「いる」って言ったところを。そうしたら、その妖精が「オイラはカメラが嫌いさ」って言ったのね。「なんで嫌いなの?」って言ったら、「オイラが映らないから」って言ったのね。「オイラが映らないとオイラがいないっていうことになるだろ。でもオイラいるじゃんか」「うん、お前いる」。
その時に、「俺は妖精と喋っているんじゃないか」と思ったの。なぜなら、俺はそんなことを思わないじゃん。だって、俺はカメラに写るし、それ妖精目線の話だから、「妖精側の話だ」と思って。
その時から俺がそういう話してたら、「私も見たい」っていう人が増えてきたのね。それでツアーを組んでくれっていって、ツアーを組み出した人もいるのよ。でもそれは、「金は取らないよ」って。俺がインチキの人になっちゃうかもしれないから。
それでそのツアーをやった時に、「俺が血迷って妖精見えると言っている人か、本当に妖精が見える人のどっちがいい?」って多数決を採ったのね。そうしたらみんな、俺が妖精を見えるほうがいいというほうに手を挙げたのよ。だから俺は妖精が見えることになったのよ(笑)。
でもそれでいろんなところにいるんだなっていうのがわかったよ。そいつが言うには「妖精の数のほうが人間の数より多いんだよ」って言ってるんだよね。結局自然が多いからなんだよね。
そんな話で終わる?
西野:(笑)。
のぶみ:西野さんが来てくれて。なんだこの話。俺はけっこう不思議ちゃんの話じゃなくて、俺はけっこうリアル派なんですよ、実は。スピリチュアル派じゃなくて。
だからそいつが話しかけて来なかったら……でも、いろんなところでいろいろ試したんだけど、報国寺のそいつが一番しゃべる。そいつはおしゃべりだっていうことがわかったね。近いところでは明治神宮の奥の芝生のところに割れた大きな岩があるのね。そこの下のところにこれぐらいのでかいやつがいますね。
そんな話で終わる?(笑)。ほかに、あと1個だけやろうか。妖精のことはもうしゃべらないよ。西野さんがなんで妖精の話に付き合わなきゃいけないんだよ(笑)。ほかは?
西野:時間は大丈夫なんですか?
のぶみ:あと1個だけにしようか。
西野:(会場を指して)お嬢ちゃんは?
のぶみ:じゃあ、お嬢ちゃんやろうか。ごめんね。じゃあ最後の1個だけね。会場が閉まるからね。ごめんね。
質問者5:はじめまして。私も絵本作家してます。
のぶみ:えっ絵本作家してるの? もう出版してる?
質問者5:出版は難しいのでYoutubeでやってるんですけど。
のぶみ:あ! 俺、連絡もらったことある人じゃない? Youtube動画でやってる人じゃない?
質問者5:そうです。ありがとうございます。西野さんの「プペル展」も行きました。
西野:「プペル展」に。ありがとうございます。
質問者5:1回お会いしてます。
西野:本当?
のぶみ:「わかる?」って(笑)。
西野:言うなよ。言うなよ。
質問者5:覚えてますか?
西野:だから言うなよ。「覚えてますか?」は(笑)。
質問者5:それで聞きたいことが、私は絵本を書く時に好きなものを書く時に、すごい無心で書けるんですけど。のぶみさんは子どもが好きなんだなと思ってるんですけど、西野さんは何が好きなんですか?
西野:えっ?
のぶみ:なんだろう?
西野:子ども。
質問者5:子ども。ブログか何かで、その絵をあまり好きじゃないって聞いてて。
西野:あ、絵はあんまり好きじゃない。
質問者5:それでなんか女性の体を描くところから始まったっていうのは知ってるんですけど。
西野:あ、女の子は好き。女の子と子どもが好き。おっさん嫌い(笑)。
のぶみ:おっさん悲しいね(笑)。
質問者5:はい。それだけです。
のぶみ:どんな質問なんだ。それで終わるのか(笑)。俺はちなみに絵本ばかりをやりたい人なんだよ。俺、絵本の本当にクレイジーなやつなんだよね。だから本当にずっと絵本を書いていたいんだけど、みんなに「何か伝えたいんですか?」とか言われるんだけど、何も伝えたくないのね。みんなはみんなで素晴らしいと思っているから。
僕はママが子どもに伝えたいことを書いているんですよ。だからママにずっと聞いているの。僕は我の強いほうだから、そっちで聞いて、僕が描くというのがぴったりなゾーンだったんだよね。
西野:なるほど。
質問者5:すみません、もう1個いいですか? 話を聞いてて、のぶみさんと西野さんって、正反対の作家さんだなと思っているんですけど、でも仲いいじゃないですか。
のぶみ:でも俺似てると思うけどな。わからないですけどね。でも、今まで出会った人のなかで、けっこう僕に追いついていけないっていう人が多かったんですよ。僕バンバンやるから、いろんなことを。
西野:ああ、やりますもんね(笑)。
のぶみ:バンバンやるよ。ちょっと会ってないと、いろんなことやってるから。西野さんも同じなんですよ。そういった意味では、似てるかなっていう気はしているけどね。
西野:はい。
質問者5:絵本の売り方というか、持っていき方が違うからおもしろいなと思ってます。
のぶみ:なるほどね。
西野:届け方が?
質問者5:参考になります。お2人のを見て私もやっているので。
のぶみ:そうだね。だから「買え」って言える絵本を描いたらいいよ。他の人に全然知らないやつに。「これ本当に買って! 絶対にいいから!」って言い切れるもん、俺は。「本当に絶対に買って俺の本」って。俺「本当にいいから」って言い切れるように覚悟決めて描いてるからさ。そうなるといいよね。それはすごい大事なことかもしれませんね。
西野さんもそうだもんね。「お前買わないのはおかしいぞ」ぐらいの感じでくるもんね。「お前おかしくない?」みたいな感じで言うもんね。
西野:はいはい。そうだな。
のぶみ:そこ大事だすよね。
西野:大事、大事。
質問者5:ありがとうございました。
のぶみ:ありがとうございました。じゃあこの辺にしましょうか。西野さんにも出ていただいて、会場もあれだしね。
西野:そうですね。
のぶみ:何か最後にありましたら。
西野:いや、別に僕はないですけど、とにかくのぶみ展が明日までやってますんで、今日来られた方も。
のぶみ:ありがとうございます。
西野:のぶみさんは明日も来られるんですか?
のぶみ:明日もきます。明日、実は結果発表の日なんですよ。ここで講演会やって、キタハタさんという主催の人を呼んで、(のぶみ展が)うまくいったかいかなかったか聞くっていう回なんですよ。
西野:へぇ。
のぶみ:ダメだったらもう土下座だよね(笑)。「すみませんでした」って言うよ。ただやれることは全部やったから、もうしょうがないけどね。
西野:なるほど。明日とりあえずやってますので、何時からですか?
のぶみ:明日は10時からサイン会して、2時から講演して、結果発表で6時までやって、手伝ってくれた人になにかおごって帰ります。
西野:なるほど。
のぶみ:はい。
西野:というわけで、明日もぜひお越しくさい。本日はどうもありがとうございました。
のぶみ:本当にありがとうございました。西野さんもありがとうございました。すみません。恩に着ますありがとうございます。
(会場拍手)
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