2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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のぶみ氏(以下、のぶみ):何かちょっとギリギリまでやろうかなと思ってます。さあ、あと10分で西野さんは出ないといけない。質問のある人いる? あと10分だけど。
(会場、手が挙がらず)
出た! この質問の無さ(笑)。……あっ、少年。お名前は? 今何歳ですか?
質問者1:10歳。
のぶみ:10歳で質問しようとしたこの子に拍手をしてあげてください。
(会場拍手)
のぶみ:あんたたちが質問しないから、10歳の子がほら(笑)。あの子がIT企業の社長になるよ。はい。何ですか?
質問者1:何かスポーツしているんですか?
西野亮廣氏(以下、西野):(笑)。気になるやろ。
のぶみ:そうだよね。気になるよね。
西野:どれぐらい喋りました? 1時間半ぐらい喋りました? ずーっと「何かスポーツしてるのかなぁ」って思ってたんか?
のぶみ:気になるよね。
西野:気になる?
のぶみ:足が速いとかさ。どうなのかなって。この人(西野)すごいやってるんです。
西野:マラソン。足むっちゃ速いねん。意外じゃない? でも足むっちゃ速い。
のぶみ:のぶみさんは朝、腕立てを80回3セットやって。
西野:えーっ!
のぶみ:そして、片手(右手)だけのダンベルを何回も何回もやるの。なぜかというと、こっち(左手)はずっとサイン会で動かしているの。だからもう片方でバランスをとらない俺おかしくなっちゃうの。あと腰もやられちゃうから、だから腕立てをしないともうサインができないんだよ。だからみんなのためにやっている筋トレなんだよ(笑)。
西野:すごい。
のぶみ:本当に。西野さんも毎日10キロ走ってる。この人。
西野:僕の場合はそういう立派な理由ではなくて、ついさっきまでベロンベロンに酔っ払っていて、仕事に行かなければいけないから、ただ酒を抜かないといけないという死活問題なんだよ。酒を抜かないで行ったらすごい怒られるんだよ。
のぶみ:そうだよね。
西野:だから急いで酒を抜いているというやつですね。それ用です、僕は。
のぶみ:そうだよね。
西野:でも、むっちゃ足速いよ。絶対に負けへんからな(笑)。
のぶみ:俺負けるわ多分(笑)。他にいる? あっ、はい。
西野:あら、僕出なきゃいけないんだっけな。
のぶみ:僕はそう聞いてますね。西野さんお次があるらしいので。
西野:次あったっけ? 次は別にね。
のぶみ:次ありますか?
西野:飲み会だよね? 小谷さんと会社1個つくるんですけど。それの飲み会。
のぶみ:小谷さん会社つくるんですか?
西野:さっきのスナックキャンディの会社をつくるんですよ。「株式会社スナック」という。それの社長にするんですけど(と小谷氏を指差す)、それの打ち合わせです。でも全然大丈夫です。
のぶみ:なんでその名前にしちゃったんだろうな。はい、はい、どうぞ。
質問者2:名前は○○と申します。覚えてますか? 初日に来ました。
西野:出たな「覚えてます?」(笑)。
のぶみ:出た!(笑)。
西野:覚えてねぇよ(笑)。
のぶみ:覚えてる。○○好き(笑)。
質問者2:ありがとうございます。質問は2人のYoutubeチャンネルとかすごい好きなんですね。2人の馴れ初めを知りたい。最初どうやって出会ったのかなって。
のぶみ:なんでって、僕ね、会いたかったんですよ。
西野:それも飲み屋ですよ。絶対。
のぶみ:それで、なんだっけな。たぶん、Twitterで話し掛けたんですよ。その時に一緒にいた人が僕の話をしてたんですよ。西野さんに。
西野:ああ!
のぶみ:元よしもとのサトウさんですね。西野さんと飲んでいるときに僕の話をしたんですよね。ちょうどその日に話しかけたんですよ。Twitterに。そうしたらすぐ連絡くれたんですよ。
これですぐに飲みに行って、それで西野さんがあまりにも僕が見たことがない人だったのでおもしろかったんですよ。だからちょっと話しを聞きたいなと思って「ニコ生やりませんか?」ってとりあえず言ってみたんですよ。そうしたら「ニコ生っすか? やります!」って。意外にやるんだと思って(笑)。ありがとうって。
西野:そこで『ママがおばけになっちゃった!』聞きましたもん。
のぶみ:そうですよ。始めて会った時に、『ママがおばけになっちゃった!』がまだ出てない時だったんですよ。それで僕、ラフの読み聞かせをしたんですよ。西野さんに。それで西野さんが「この人ってずっとこういうことを続けてきた人なんだな」って言ってびっくりした。
西野:びっくりしましたよ。六本木の本当に薄暗い静かなそういうお店で、のぶみさんの「(女の子の声で)ママが!」みたいなのが響き渡るわけですよ。「うわっ!」って思って。
のぶみ:TPOをわきまえない人だから。
西野:でもそれがすごいと思ったわけですよ。多分みんなそこを考えるじゃないですか。熱くなって「これ読み聞かせしたいんだ」ってなっちゃって、僕は飲んでましたけど、のぶみさんはその時しらふですからね。
のぶみ:僕はカフェインも摂れない男ですからね。
西野:すげーと思って……(観客の少年を指して)どうした!?
のぶみ:この子は天才少年なんだよね。
僕は西野さんに読み聞かせがしたいと思ったのよ。急に死んじゃってもいいと思っているから。この後も死ぬ可能性があると思って生きているのね。だから全部言いたいことは言うし、やれることはやろうと思っているのね。だから迷惑掛けるんじゃない?(笑)。
西野:それはすごいですね。
のぶみ:でもいいんだよ。覚悟があるんだよ。それでなんかまた遊ぼうかってなるかもしれないしさ。
西野:そういうやつですね。
のぶみ:ほかにいる? 大丈夫? じゃあ、お父さんにしようかな。そうだよね。もういいです。でもみんなは聞きたいんだよね。いろいろね。
質問者3:西野さんの後援会の権利を買わせていただきました。
西野:ありがとうございます。
のぶみ:そうなんだ。どこの地域ですか?
質問者3:東京です。
西野:あっ、東京で。いつですか? 決まってます?
質問者3:決まってないので本気の話をよろしくお願いします。
西野:ああ、そうか東京だからね。東京おもしろいですよ。
質問者3:今日の話はすごい感銘を受けたんですけど、今日は息子と娘と来てまして、お2人が子どもに対して大切に伝えたいこととか、これからの子どもに対して「これは大事だぜ!」とか、「こういうことだけは絶対伝えたい」ということがあったら教えていただきたいです。
西野:子どもに何か伝えたいことあります?
のぶみ:僕、子どものほうが上だと思っているんですよ。だから子どもの言っていることが全部正しくて、僕らが全部間違っていると思っているんですよ。だって子どもって嫌なときは嫌って言うし、嫌だったらものすごい泣きますよね。おもしろかったら笑うし。僕らはなんかしなくなっちゃうんだよ、そういうのを。それは子どものほうが素晴らしいよ。それで嫌になったら寝るじゃん。
自分と関係ない話だなと思ったらすぐ寝るじゃん。それ、すごいんだよ。僕らは人を気にしている種族なんですよ。大人って言うのは。子どもは別に「関係ねーじゃん」って思ってるんだよ。「人と仲良くしなさい」って言われて、僕らはなんかおかしくなっているんだよ。子どものほうが素晴らしくて、俺が愚かだと思ってる。
西野:確かに。おっしゃる通りですね。
のぶみ:そういうのあるよね。気にしちゃっているんだよな。結局。西野さんも絵本とかやって子どもに見せる機会が増えたじゃないですか。
西野:はいはい。
のぶみ:それはどうなんでしょうね。
西野:どうなんだろうな。おっしゃる通り子どもには言うのがおこがましいと思うんですよ。っていうか、子どもどころか僕はもう37歳なんですけど、僕みたいな者が20代のやつに何か言うのはおこがましいと思うんですよ。
20代のやつのほうが圧倒的に優秀だし、それよりも10代のやつのほうが種として後から生まれてきたやつのほうが優秀なんだから、僕が年下のやつにものを言うというのがそもそもおこがましいと思っていて。だから子どもに対してはもはや何にもないんですよ。
なのでそのままやればいいと思うんですけど、見ていて「かわいそうだな」と思うのは、お父さんとかお母さんとか学校の先生が、子どもを育てる上で、お金の話をしないじゃないですか。あれがなにか奴隷を量産している感じがして嫌ですね。嫌ですっていうか、つまりなんか「お金きたねぇ」みたいな。そうなってるじゃないですか。もう日本中なっているじゃないですか。
のぶみ:そうだね。カネ、カネ言ってたら「なんかアイツがめついな」的になる。
西野:でも「なんかきたねぇ」みたいに言われるじゃん。どうしたって。でも、なんでそうなったかというと単純な話で、そっちのほうが支配しやすいからですよね。つまり国民全員をお金音痴にして、国民全員をお金汚いというようにして、国民全員をうっすら貧乏にしたほうが逆転が起こりにくいから、そういうふうにマインドコントロールしたということですよね。
子どものことを考えるなら、それも終わらせたほうが、子どもが何かしたいとなったときに……いや、僕は逆転が全てだとは思ってなくて、平穏に生きるのもいいと思うし。でも一方で、なにかでかいことをしでかしたいという子が出てきた時に、「お金汚い」という世界をつくってしまったら、何か逆転を起こしにくいという。それでおもしろいイノベーションが起こりにくいから、そんな世界は大人が「せーの」で終わらさないと、次の子どもたちがかわいそうなだと思います。
のぶみ:ここで子どもにもわかりやすくお金のことを説明するとしたらどうすればいいんでしょうか。
西野:まずお父さん、お母さん、学校の先生方の、全員じゃないですよ、お金に対する教養が無さ過ぎる。お金音痴過ぎるから、だからそれに詳しいやつが出てきた時に「あいつたぶん悪いやつなんだ」みたいなかたちで「攻撃せえ」みたいなそっちになるじゃないですか。
そうした時に自分のスケールダウンみたいなやつしか生まれてこなくて、あまりおもしろくないんですよ。そんなことより子どものアイデアだとかちゃんとそっちを尊重してあげるのであれば、そのアイデアをちゃんと形にする方法を教えてあげたほうがいいと思います。
のぶみ:すげーママだよね。「こういうふうにやるのよ」みたいな(笑)。
西野:小谷さんの活動を、小谷さんをフォローしてたら、「ああ、そういうことね」というふうになると思いますよ。
のぶみ:さっきの信用ということだよね。つまりね。小谷さんはお金のことを子どもに説明するとしたら何て言うの? ちなみに。
小谷:聞いてなかった。
西野:聞いてなかった。
のぶみ:聞いてないね(笑)。もんちゃんはお金のことを子どもに説明するとしたら何て言うの?
もんちゃん:聞いてなかった。
西野:聞いてないですよ(笑)。
のぶみ:なんでみんな聞いてないんだ(笑)。
西野:縦に首振ってるだけなんですよ、1時間半。
のぶみ:すごい「うんうん」言ってるなと思ってんだけど。
西野:いや、聞いてないですよ。こうやってる(頷いている)だけですよ。揺れてるだけです。(笑)。
のぶみ:なんだそれ(笑)。
西野:ちゃんと、そうじゃないと、(お金は)生きていく上で必要じゃないですか。水も必要だし。水のことをしゃべっても「汚い」ってならないですよね。空気のことをしゃべっても「汚い」ってならないですよね。生きていく上で必要というものでは、食べ物のことをしゃべっても「汚い」ってならないですよね。お金のことをしゃべると急に「汚い」みたいな。いやらしいみたいな。
のぶみ:あと、売れる売れないの話もなんかけっこう怒られるよね。「売れたいだけだろ?」って怒られるんだけど、「売れたいだけだよ」って思うよね(笑)。売れたいだけだよ。だって必死になって絵本を書いたんだもん。読んでほしいし。
コメントを返す時に、一人ひとりに、その人の言ったコメントに感想を書いて、一人ひとりに「俺の新刊絶対に買ってください」って入れてたの。わりと売れるんだよね(笑)。一人ひとりやってると。
西野:はいはい。
のぶみ:あれおもしろいよね。一人ひとりやってたほうが早いっていう言い方もあるかもしれないね。
西野:そうですね。みんな知識が無いから理解できないものって、拒絶するじゃないですか。要はお化けとかよく理解できないものって攻撃するじゃないですか。そういうものになってしまっているんです。お金が。
のぶみ:お金がね。
西野:でも生きていく上で必要なものであるし、お金に卑しいのはおめーらだという。おめーらは知識がないからお金に対して「卑しい、卑しい」みたいになっているから、拒絶しちゃって。そうじゃなくて小谷さんなんかを見ていると、お金って信用なんだなということが体でわかっていたら、与えたら最終的に回ってくるというところまで。
のぶみ:そうだよね。この人すごいのは、たまにすごいお金もらえるときがあるんだよね? 天宮玲桜さんからすごいもらったじゃんか。あれ8万円ぐらいもらったんだっけ? 確か。
小谷:20万です。
のぶみ:20万! こいつすげーなと思ったのが、その20万は一晩で使うんだよね。それでまたゼロに戻すの。絶対。すごいいいところに泊まったりしてるんだよ(笑)。無駄にでかいところに泊まったよね。あの時ね。20万使えたの? 逆にちょっと使いづらいよね20万いっちゃったらね。
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