2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
第72回 『俺が10年後も漫画で生きてくための5つの戦略っ!〜シカーダ2巻発売記念☆スピリッツ元編集長と語る漫画の未来スペシャル!!』(全7記事)
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山田玲司氏(以下、山田):声張りすぎ!
乙君:今日、ちょっとワクワクしてる。今日は、まず訂正謝罪を玲さんのほうから。今日のゲストの立川さんの部署、肩書きが最初聞いたときはマンガワンの編集長だからって。
山田:もう俺、マンガワンの編集長連れていくからぐらいの気持ちで。
乙君:そう。んで、もう俺、まんまとそれで宣伝文も書き、やりました。
山田:もう俺の頭の中では、もう立川さんがマンガワンの編集長と思い込んでいましたから。
乙君:今日、朝、高橋君から連絡来て、立川さんはマンガワンの編集長じゃございませんと。マジかよ!
山田:会社員なら始末書もんだー!
乙君:本当の編集長にめちゃめちゃ申しわけないじゃんって思って! やばいよー……。申しわけございませんということで。ただ、相当偉い方なんですよね、立川さん。
山田:そうなんだよ、牛耳ってますから。
乙君:小学館を牛耳ってる(笑)。
山田:小学館を長いこと牛耳ってる男が後から出てきます。
高橋氏(以下、高橋):編集長を束ねし者。
乙君:編集長の編集長。編集王者じゃん!
山田:うまいこと言ったみたいに言わないで! 何となく言うなよ。
乙君:ということで、今日はシカーダ2巻発売記念。今日、何と2巻が!
山田:ちょっと待って! 今の流れで、俺が間違っただけだみたいになってんじゃん(笑)。
乙君:いや、俺は何にも悪くないもん。
山田:違う違う。そうあったけど、立川さんのおかげで、本当にマンガワンの編集長が来てくれてますと。
乙君:それ言っちゃっていいんですか。
山田:これそんなに引っ張ることか、これ? そもそも来ることになってたし。立川さんと一緒に来てくれたんで。
乙君:そうなんです。立川さんをマンガワンの編集長だと思ってたけど、それは間違って、そのおかげかどうかわかんないんですけど、本物のマンガワンの編集長も来てくれてますので、こちらもちょっとね。
山田:夕方の4時に言われたらしいです。
(会場笑)
乙君:大丈夫なんですか? そんなに偉いんだ、立川さん!
山田:フィクサーだよ! フィクサー!
乙君:「今日、番組来いよ!」みたいな(笑)。
山田:ユー、来ちゃえばいいじゃんって言われたって(笑)。それは、シカーダの話の後に。
乙君:もうスピリッツ編集部、全員来いよって(笑)。
(会場笑)
山田:そんなハラスメント的な(笑)。
乙君:まあまあ、ほぼそれと匹敵するぐらいの、今日のはすごいです。とりあえず、お久しぶりです。シカーダ担当の高橋君。
高橋:お久しぶりです。よろしくお願いします。
乙君:スピリッツ副編集長の熊谷さんです。
熊谷氏(以下、熊谷):よろしくお願いします。
乙君:この番組では、もう何度もお世話になっております。2巻がついに発売されまして。どうですか?
(会場笑)
山田:漠然とした弾、ありがとうございます。
高橋:さっき発売になったばっか。
乙君:もう読みましたか? まだあれな人は。何か先週いきなり。
山田:おっ、すげえおもしろかったというコメントが。ありがとう。
乙君:先週、いきなり玲さんが爆弾発言しまして、シカーダを何と10冊買った方には、シカーダの生のネームを、原作が玲司さんだから、それをバナーイ君に見せるわけじゃないですか、ネームを。そのネームを色つきでプレゼントするとかって言ってるんです。
山田:括弧、色つきは全部つけないよ。
乙君:自分の好きなところだけ入れて?
山田:ちょっと色つけてみたらどうかなと思ってつけただけや(笑)。ふざけんなよ! 全部つけられるわけねえじゃねえかよ、そんなもん! でも、まあ、ネーム、プレゼントします。
乙君:いいんですか、これ編集部的に。
熊谷:まあ、別に原稿はバナーイさんのだから。ネームは原稿描いちゃえば別に要らないかなって。
(会場笑)
乙君:文化財的な。そういうのって小学館が管理するとかじゃないんですか、出版元が。
熊谷:ネームは違います。
乙君:原稿は管理するの?
高橋:原稿も一旦預かって、印刷し終わったら返すというふうに。
乙君:あっ、そうなんだ。何かそういう書庫みたいなのにアーカイブされてるのかと思ってました。
熊谷:原稿自体は漫画家さんのものなので、本をつくるのにお借りしているという感じです。
乙君:じゃ、もうネームでも何でも、ばんばんやっちゃってやっちゃってみたいな感じなんですか?
熊谷:まあ、要らないなら。
山田:そういう雑な言い方しないで! 頑張って描いてんだよ。頑張って描いてんだから、これでプレゼントしようという。
高橋:えっ、シカーダ以外にも。
山田:そうそう。シカーダは、そんな数ないから、もしそれを超えた場合は、だんだん過去のものになっていきます。強者があらわれれば。
熊谷:割とあれですよね。消した跡とかって、直したんだなってのはちょっとおもしろいですよね。
山田:あと漢字を知らねえなというのがばれる(笑)。あとこんなにこいつデッサン力ねえんだっていろいろばれますけども、関係ない!
乙君:ということで、10冊買った方には、何ともう玲さんの直筆のネーム。
山田:1話分。
乙君:もうコピーじゃないですもんね。
山田:そう。
乙君:そのあれが切れたら、別の作品も。
山田:そうそう。スーパースーパーブルーハーツ。リクエストしてくれれば探しますよ。何かあるだろう。
乙君:マジすか。俺ゴールドパンサーズ欲しいです。
山田:ゴールドパンサーズ、探しますよ。何でやねん! 買えよな、おまえ10冊。
そう、そういうのやろうかなと思って。まあ、いろいろやろうって。今日、だから、漫画やばいっすよ、漫画産業やばいっすよ、漫画文化やばいっすよみたいな話から、でも、できることもあるだろうという話を中心にやりたいです。
あと漫画って、そもそもここがいいんだよという。もうアニメでいいんじゃねみたいな言われ方とか、ラノベでいいんじゃねみたいな言われ方とかいろいろあるけど、「いや、ちょっと待て」と。漫画はここがいいんだよっていう話を話したいというのと、やろうかなと。
あと例のJ問題。今週話題だった、話題沸騰のJ問題。先週からか。うれしそうだな。
乙君:いつもジャンプのことをJって言うの! そんなにタブーなんですか?
(会場笑)
山田:少年Jについて? だって、余りディスれないでしょう、お隣さんだし。あっちも頑張っていらっしゃいますし。
(会場笑)
山田:余りけんかしたくないし、仲よくしたいし。
熊谷:Jって言えば許されるわけじゃないでしょ(笑)。
山田:親しみを込めてJと言っておきます。
乙君:その話に行く前に、シカーダの話。2巻出たんで。
ちょっと僕、素人目で読ませていただいていて思うのが、1巻、特に序盤のほうから比べると、絵がどんどん洗練されてきてるなというのが2巻を読んですごいわかって。
何というのかな、やっぱりキャラクターにどんどん魂というのか、そういうのがこもってきてるなというのが正直なところなんですけど、それってやっぱ編集しながら、「あっ、何か変わってきた」みたいなの感じるところあるんですか?
熊谷:それは、でも毎回というか、1話ずつ読むごとに、やっぱり何か魂が入っているなって思います。
乙君:突き返すこともあるんですか。これはもう全然だめだ。
熊谷:そんなひどいことしないです(笑)。そんなことしないです。
山田:編集者、そんなイメージ? 見たことない、そんな編集者(笑)。原稿破った編集者見たことない(笑)。後で立川さんに聞いてみよう。そんな編集者いるのかって。
乙君:目の前でライター、シュっとね。
山田:そうそう、そういう何か編集王に出てきそうな話って余り聞いたことない。そういう島本さんの漫画とかにいそうだけど、まあ、聞いたことないね。いないよね、そんな人?
熊谷:意外とかたいですよね。
山田:そういう問題じゃないです(笑)。
乙君:あとこれはネタバレというか、もう帯のところに書いているんですけど、『ちびまる子ちゃん』『吼えろペン』『バビル2世』、もういろんなジャンルがバランスよく入っていて。
これはやっぱり同じようなネタが続かないようにみたいな感じなんですか? 料理漫画出したら次は、だから『味いちもんめ』出したら『ミスター味っ子』。来週みたいなことには絶対しないみたいなのがあるんですよね? それはあるよな。わかってる。
山田:ちょっと待って。何それ。何の自己完結だよ!
そうなんですよね。まあ、知らない方のために説明しますと、このシカーダって、まあ、1巻読んだことない人いると思うんですけど、これは近未来作品です。150年後の未来の世界です。日本です。
で、どうなってるかというと、漫画を持ってるだけで犯罪。だから、ドラッグのような扱いをされてると。だから、漫画を読むために、漫画が裏で流通していると。
それで、漫画はそんなに危険なのか、そんなにやばいものなのかって言いつつ物語は進むんだけど、そこで出てくる1度も愛されたことのない男の子、レム君という。このまま、童貞のまま死ぬんだろうなという。
こいつの仕事というのは漫画焚書官、要するに漫画を取り締まる側で、見つけては焼くという仕事をしている。で、初めて読んじゃう、自分で漫画を。悪くないじゃんって思って。それが最初がうる星やつらで、これが1巻出てきます。
そこで彼が出会った、この世界で同じうる星やつらを知っている少女がこのロルカちゃんです。ロルカちゃんと2人が出会って物語がスタートすると。そして、後でわかってくるのが、ロルカがシカーダという謎の何かだったという話です。
で、そのシカーダ、まあ、大体書いちゃってますけども。
乙君:詳しいですねー。
山田:うるせえよ! めっちゃ考えたんだよ、いろいろと! めっちゃ考えたんだよ!
(会場笑)
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