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White Sand Beaches: You'are Sunbathing on Fish Poop(全1記事)

白い砂浜は魚のフンでできている

夏といえば南の島の白い砂浜を思い浮かべる方も多いと思います。とても美しい光景ですが、実はその砂浜はある魚のフンから作られていることをご存知でしょうか。具体的には、サンゴとそれを食べるブダイという魚が重要な役割を果たします。今回のYouTubeのサイエンス系動画チャンネル「SciShow」では、白い砂浜が生み出されるメカニズムについて解説します。

白い砂浜ができるメカニズム

マイケル・アランダ氏:白い砂浜で過ごすとしましょう。ハワイや南半球のビーチで、人々は豪華なバケーションをすごし、たくさんの写真をInstagramにあげているあのような砂浜です。実際のところ、絵のように美しい白いビーチのレシピはとてもシンプルなものなのです。

わずかなステップしかありませんが、主な原材料となるのはフンです。まず最初に必要なのはサンゴです。それは土地の特殊性が関係しているため、残念ながらお店で買えるような、代用できる原材料ではありません。

サンゴ礁は、ぐにゃぐにゃした液嚢と獲物を刺し捕らえる触手がある、多くの小さなポリプで構成されています。イソギンチャクのような感じです。

これらのポリプは、鮮やかな白色であるアラゴナイトと呼ばれる結晶化した炭酸カルシウムを敷くことによって作られた丈夫な骨格で固定されています。

サンゴは貧栄養型と考慮される海に生息しています。このような海は、リン酸や硝酸塩のようなおいしい栄養素がたくさん浮いてないということを意味します。そしてサンゴのポリプは移動しませんので、彼らの組織を手放した場合に、サンゴは飢餓状態になります。

しかし、サンゴのポリプは孤立しません。彼らの細胞内に共生的に生息している藻の一種である、褐虫藻から助けをえるのです。

これらの藻は光合成行い、日光、二酸化炭素、水を食物エネルギーに変え、そのエネルギーの多くをサンゴと共有することができます。サンゴのポリプがエネルギーを得ると、さらに骨格を形成しサンゴは成長していきます。そしてこれらの藻がサンゴに鮮やかな色彩を与えているのです。

生きているサンゴがあると、海底の動植物はそこへ移動し、新たな生態系が形成されます。そして白い砂浜を作るには、ブダイと呼ばれる魚がある程度必要になります。さらに言えば、彼らのフンが必要になります。

ブダイ科の魚は、鮮やかな色と、少し奇妙な鳥のようなくちばしを持つことからその名前がつけられました。

彼らのくちばしは、義歯床とよばれる融合歯でできており、これらは主な食物である藻を捕らえる働きをします。サンゴのポリプ内にある藻や他の藻を食べるため、彼らはサンゴ礁を泳ぎ回って過ごします。彼らは特別に好き嫌いや選り好みが激しいわけではないので、炭酸石灰を一緒に口いっぱいに飲み込んでしまいます。それは栄養素やエネルギーとして消化できないものなのですが。

しかし、ブダイ科の魚は秘密兵器を持っています。喉に、隠れた歯を持っているのです。それは咽頭顎とよばれ、サンゴの骨格を挽き砕くことができるのです。まるで奇形のエイリアンのようですが、これは現実なのです。

これにより、より簡単に食べ物の塊を消化システムへ組み込むことになります。そうして、この炭酸石灰が、ピュアで真っ白なトロピカルビーチとなるのです。

実際、ある研究によると、ブダイ科の魚1匹で、1年で300キログラム分の砂に匹敵するかそれ以上の量のフンをするそうです。

ある程度海流が周りのすべてをを混ぜたあと、自然で真っ白なビーチができるのです。ぶらぶらしたり、日焼けをしたり、砂の城を立てたりするのに完璧です! みなさんが魚のフンだということを気にしない限りはね。

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