2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
『ねぇジョーイおしえてよ、ゴキゲンな日常のつくりかた!〜東村アキコと語る究極のゴキゲンドラマ「フレンズ」考察&東京タラレバ娘創作秘話!!』(全6記事)
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東村アキコ氏(以下、東村):(用意された食べ物を食べて)おいしい。え!? 本当においしいよ、これ。乙君:本当に?
東村:うん。まじで。
久世孝臣氏(以下、久世):え!?
東村:思ったより。
山田玲司氏(以下、山田):何かいい匂い。
乙君:思ったより?
山田:つうか、これ、めちゃめちゃ美味そう。
東村:宮崎は店で売ってるの、それよりおいしい。
乙君:家庭で作るんですか、こういう。
東村:作んないです。
(会場笑)
久世:パシーン。
東村:宮崎が屋台みたいなので売ってるという食べ物です、ジャンクフードの。
山田:そうなんだ。え!? これ、売ってんの?
東村:屋台みたいな、たこ焼きみたいに売ってる。
山田:えー、そうなんだ。すげえな。
乙君:ちょっときょう。
東村:これ、飲んでいいの?
山田:練り巻きおにぎりみたいな感じ、これ?
東村:肉巻きおにぎり。
乙君:みたいな感じって肉巻きおにぎりです。
乙君・久世・しみちゃん:(笑)。
東村:紛うことなき、ワオ。
乙君:もっとスタッフ笑えよ。
(会場笑)
乙君:きょう大丈夫か?
久世:空気感すごい。
山田:肉巻きおにぎりかと思った。
(会場笑)
久世:そのとおりだよ。そのとおりさっ。
東村:ラグビーボールじゃなくて?
山田・乙君・しみちゃん・久世:お~い!!
久世:そういうことだ。
乙君:うんこかと思ったよ。
しみちゃん:おい(笑)。
(会場笑)
東村:おー、チャンドラー。
山田:『フレンズ』はそこまでやらな~い。チャンドラやらない。
乙君:そこで質問です(笑)。
東村:駄目よ、食べ物そんなふうに言ったら。
久世:本当だよ!
東村:謝んなさい、1回。
乙君:え!? ごめんなさい。
東村:そう(笑)。
山田:『フレンズ』用に言ったやつです、すいませんね。これね、『フレンズ』ね、いきなり散々見過ぎると、こういう病気になります。
乙君:(笑)。
山田:悔しいんだよ、あの世界が楽しそう過ぎて何とかそこに入りたくって、どっから真似したらいいのかっていう病気になってくるんだよな。
久世:(笑)。
山田:それでお前、そんなかかってるんだよな。
乙君:顔とね。
山田:顔芸でいくかって。だって、突っ込みのない世界だからな。だから、ボケにボケがいって、ボケてボケていって誰も突っ込まないでお客、ただ笑うっていう世界。これ、難易度高いんだよな~。
東村:シットコムって何?
山田:何これ。
東村:シットコムって何?
山田:しっと?
久世:シットコムっていうジャンルなんです、この『フレンズ』が。
東村:ジャンル? コメントで「シットコムってやつね」って言ったから。
久世:お客さんが見てて、その話題が入ってっていう。
山田:あ~。
東村:あれ、シットコムっていうんだ、へ~。
乙君:知ってるね~。
しみちゃん:物知りだ。
久世:お前ら下手くそか。
(会場笑)
東村:物知り屋。
乙君:男性33歳、コエポンダッシュさんからです。
「東村アキコさん、東京タラレバ娘、最初から最後まで楽しく拝読させていただきました」。
東村:ありがとうございます。
乙君:「そこで質問です。続けていた漫画の連載が最終話を迎えるというは、どんなお気持ちなんでしょうか。やりきったという達成感なのか、はたまた喪失感なのでしょうか、その辺のお気持ちを聞きたいです」と。
東村:この間、タラレバの最終回を書き終わって、雑誌には載って、単行本はまだ出てないから読んでない方もいっぱいいらっしゃると思うんですけど。やっぱ最終回は結構、アシスタントも私も、本当オーバーじゃなく、ちょっと泣きながら書きましたよ。
山田:泣きながら?
東村:泣きながら。
山田:わかるわかる、ねー。
東村:結構、話もそういうちょっと泣ける感じになってて。作業してるアシスタントは、ちょっとやばい人みたいな感じで、すごい盛り上がった感じで。
山田:いい仕事だな。
東村:いい感じで。最終回はおもしろい。
山田:おもしろかった。
東村:おもしろかった、最終回。おもしろかった読んだら。
(会場笑)
乙君:自分で?
東村:最高の最終回。
乙君:(笑)。
東村:最高の最終回。
山田:(サイッ)コーの最終回です。
東村:最高の最終回。
乙君:今まで多数の作品手掛けてきましたけど、その中でも?
東村:最高の最終回。もうね、やべー。
山田・乙君:やべー。
東村:びっくりした。
乙君:小学生? やべー、びっくりした、最高(笑)。
山田:まじで、最高なんでしょ。
東村:やっぱね、ほら、言うてるやん、コメントでも。「最高の最終回でした」って言ってくれる。何かやっぱね、キャラがもう生きてるから、動いてるから。
もう作者がどうのとか工夫してとかじゃなく、もう最高になるわけ、あの人たちが生きてるから。私の手を離れてね、だからすごいよかったです、書いてて。
乙君:なるほど。
東村:やりきり感。
乙君:やりきり感、達成感。
東村:達成感。あれを越えるね、ヒットは多分もうないでしょ。
山田:まじで?
東村:うん、ないでしょう。
乙君:言っちゃった。
山田:ない。
東村:あとはもう新聞4コマ描いて生きていこうかと。
山田:おい!
(会場笑)
山田:ちょいちょい言うよね、その話。
東村:宮崎日日新聞の新聞4コマ。
山田:必ず言うよね、それ。何か宮崎に移住するんだ。
乙君:全国紙じゃないんだ。みんな移住するじゃん。
東村:全国紙なんかハードル高えからできねえわ、そんな。
山田:まじで。
乙君:そうなの。
東村:宮日新聞のしかできない。
山田:堅実に自分の進む道を。
東村:1日1個あれ書いてよ、あとは釣りしてればいんじゃろ。
しみちゃん:(笑)。
東村:ばっちりですわ。
山田:釣するんだ。
東村:するする。
山田:釣りするの。
東村:釣りしたことはないけど。
(会場笑)
山田:ないんだ(笑)。
東村:イメージで。
山田:イメージでいくのね。
乙君:ミナオさん、女性23歳の方からです。
「東村先生、山田先生、こんにちは。私は東村先生の大ファンです。タラレバ娘が終わってしまって悲しいですけど、本当に感動しました。最近の先生の作品には勢いだけでなくて熱量をすごく感じます。
そして、言葉はあれなんですけども最近、エッチなシーンもわりと、ためらいなく書いてるような気がしますが、どういった経緯でその心境にいたったか教えていただきたいです。先生、これからもずっと応援しています。
P.S.タラレバ娘の番外編をひそかに期待しています」とのことなんですけれども。最近エッチなシーンが増えてますか? ためらいなく書いてる。東村:何かね、わりと親戚のあれがあんまり気にならなくなってきて。
(会場笑)
乙君:それ、わかります。
東村:親戚のおじちゃん、おばちゃんのがもう大分、年をとってきたから、漫画本もう読まなくなってきたからいけるかなという感じで、わりと書くようになって。
(会場笑)
山田:理由はすばらしいです。「モリさんとこのお嬢さんがとんでもないことを書いてるぜ」みたいなことがなくなったんだね。
東村:っていう感じにはなくなった。あと、もう40を越えたし、「もういいでしょ」っていう感じで。
山田:いろいろなことがやりやすくなっていった。
乙君:お~。
山田:すごくよくわかる。
東村:そういうもんですよね!
山田:ね~。
東村:若いときはやっぱり恥ずかしいのよ。
山田:そうなんだよ、親戚の目が一番恥ずかしい。
乙君:まあね~。
山田:昔から知ってるじゃん。
乙君:お父さん見てらっしゃる、この番組ね。
山田:子供のときから。それは言わないようにしてください。
(会場笑)
山田:本当にちょいちょい言われますけどねー。見てますよ、「あれも見てのか」みたいな。
久世:おもしれえな。
山田:続いて、チャンネル会員さん。
「アキコ先生、『海月姫』の続きは描かれないのですか。蔵之介と月海の続きが見たいです」という。
東村:もう描いたよ! もう描いた描いた。
山田:この間?
東村:3日ぐらい前に描いたね。
久世:描いたね。
山田:3日ぐらいに描いた。
東村:3日、4日前、描いたねー。
久世:描いた描いた。
乙君:お前が言うなよ。
山田:お前は書いてないだろ。
(会場笑)
久世:ごめんなさい。
山田:何言うてんの?
東村:50ページを1回描いて、来月、再来月とまたありますので、それで終わるんじゃない?
山田:海月のほうも盛り上がって。
乙君:え!? それ、言っていい?
東村:もういいよ。
山田:もういいよですか。
東村:うん。
乙君:いいの?
東村:うん。だから、あと単行本1巻で、だいたい終わる感じですね。
乙君:終わる!
久世:終わるねー。
乙君:それがね、もう100ページ描いたっていうのがその話なんですよね。
東村:でも計150描くから。
乙君:え!?(笑)。
東村:ここから計150描くから、もう50描いたから。
乙君:あと100あんの?
東村:ある。
乙君:すげえ。
しみちゃん:(笑)。
東村:7月で一気にやっちゃうから。
乙君:玲司さん、最大どんぐらい描いたの。
山田:少女漫画の世界って本当に長いんだよ、ページ数が。1回で。本当に50ページとか、なかなかないんだよ、青年誌では。
東村:青年誌だとね。
山田:1回目とかだったらあるけど、ほとんどないんでそんなに描かない。
乙君:タラレバも終わって、海月も終わって、どんどん…。
山田:4コマですかね。
乙君:新しいのは4コマ。
山田:そして、釣りを覚える。
乙君・しみちゃん:(笑)。
東村:うち、だけんね、あんま仕事ないんだよね、今年8月ぐらいからさ。
乙君:これはちょっとどっか行きましょうか。
山田:よし!
東村:行けるよ。
乙君:30年記念でどっか。
山田:よしよしよしよし。それはキララさんも呼んで何かやろう。
乙君:キララさんも呼んで? (笑)。
山田:キララさん、呼ばなきゃ駄目だべ。
乙君:駄目なんだ(笑)。
しみちゃん:(笑)。
山田:見ててくれてんだもん。
東村:全然、ネタやらせます。
山田:俺もPodcast聴いてるし。やってもらおう。
乙君:なるほどね。
東村:私、今Podcastで『東村アキコと虹組キララの身も蓋もナイト』っていうPodcastの…。あ! すごい。
山田:出た。
東村:めっちゃおもしろいんで聴いてください、それ。
山田:おもしろいよ。不機嫌なアッコが聴けますから。不機嫌なアッコがだんだん機嫌がよくなってくる。
東村:そうそうそうそう。
山田:何かおいしいサンドイッチとか貰いながら「これ、マジでうまい」とか言いながら、だんだん上がってくみたいなね? それを毎回やってます。お前、聴いてねえだろ!
乙君:聴いてる聴いてる。
山田:マジで。
東村:ほら、「ヤンサンよりおもしろい」って書いてあるよ。
乙君:おいおいおい、待ってくれよ!
久世:待ってくれよ!
しみちゃん:(笑)。
乙君:この番組よりおもしろい番組なんてこの世にあるよ。
スタッフ:ハハハハ。
乙君:誰も…。
(会場笑)
乙君:誰も。
しみちゃん:シーンってなった(笑)。
東村:シーンやな。
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