CLOSE

文春野球コラム出場ライター(ほぼ)全員集合!(全9記事)

「一緒に死亡遊戯をやっつけよう」伝説の投手・伊藤智仁と共鳴した文春野球ヤクルト担当

文春オンライン上でライターたちがコラムで対決を繰り広げる「文春野球コラム ペナントレース2017」。6月12日に行われた「文春野球コラム出場ライター(ほぼ)全員集合!」では、そのライターたちが集結し、独自の野球観を語り合いました。本パートでは、ヤクルト担当の長谷川晶一氏が、巨人担当のプロ野球死亡遊戯氏に対するライバル意識を言葉にしました。

まずはお酒を選ぶ

村瀬秀信氏(以下、村瀬):じゃあ、だいぶ押してしまいましたので、巻いていきます。第1部です。文春野球コラムペナントレース2017ということで、開幕してからここまでを振り返ってみたいと思います。

松中みなみ(以下、松中):飲み物は頼まないんですか?

村瀬:注文したんじゃないの?

松中:してなーい!

村瀬:してないの?

DOMI氏(以下、DOMI):ハイボールで!

村瀬:じゃあ、今、注文をお願いします。

DOMI:ハイボールください。ハイボールの人、手を上げてくださーい。3人でーす。

村瀬:生。……生が2人。他の人。

松中:さっきの。

村瀬:上善如水。

松中:上善如水。日本酒。

村瀬:(大井氏が手を上げているのを見て)2つ?

大井智保子氏(以下、大井):違う。レッドブルウォッカください。

村瀬:レッドブルウォッカ。

プロ野球死亡遊戯氏(以下、死亡):じゃあ俺、カクテルの「死亡遊戯」で。

村瀬:カクテル、死亡遊戯で。オリジナルの(笑)。

DOMI:あとでステッカーがついてくるんじゃないですか? それ(笑)。

村瀬:あとは大丈夫ですか?

えのきどいちろう氏(以下、えのきど):お茶1つ。

村瀬:じゃあ、えのきどさんはお茶。

中川充四郎氏(以下、中川):じゃあ、お茶2人。

村瀬:お茶2人。狭山茶2つ(笑)。

(会場笑)

松中:狭山茶(笑)。

村瀬:じゃあ、(スクリーンを指して)これまでのトピックがありますけど、どうですか? 見ていただいて気になるところはありますか?

松中:見えない!

村瀬:見えないですよね。オープン戦が3月1日で、ヤクルト×阪神で始まったんですが、開幕試合ってどうでしたか? 山田さん、長谷川さん。

長谷川晶一氏(以下、長谷川):僕、何書きましたっけ?

村瀬:オープン戦の一番はじめって何でしたっけ。

松中:青木さんのハガキ持ってるやつは違いますか?

長谷川:あれはたぶん2本目ですね。

松中:2本目か。

長谷川:わかった。12球団ファンクラブ入った人間がヤクルトか、っていうのでね。

村瀬:あー、そうだ。決意宣言ね。

長谷川:とりあえず僕、いつもファンクラブ評論家で、マスクかぶって出ていたので。初めて素顔でちゃんと勝負しようと、決意表明を書かせていただきました。

大阪批判の阪神コラム

村瀬:山田さんは?

山田隆道氏(以下、山田):確か、「昨年ブレイクした北條」という言葉に感じるモヤモヤって、まあ、言ったら、在阪スポーツ新聞批判から。

村瀬:いきなり批判から始まった(笑)。

(会場笑)

山田:在阪スポーツ新聞、在阪放送局、MBS、ABC、サンテレビ批判から始まった。

(会場笑)

山田:というところでしたね。

村瀬:いきなり。

山田:でも、僕はいつもそうですから。今の感じのほうが、僕らしくはないんです(笑)。

村瀬:だいぶ修正してきましたよね。

山田:だいぶ修正、置きにいっています。置きにいって負けている感じですよね。

(会場笑)

山田:最悪ですけどね。

村瀬:はじめはやっぱ伸び悩みました。そういう意味じゃ、HIT数って……

山田:そうですね。でも、もっとダメだと思っていました。

村瀬:そうですか?

山田:はい。それは率直な感想の時に話します。

村瀬:そうですね。わかりました。じゃあ、次は……何かありますか? どなたか。

コラムもノースロー調整

DOMI:えのきどさんがね、オープン戦で1回も登板されてなかったんですよ。

村瀬:そうですよ。

DOMI:パ・リーグにしたら、不気味で不気味で。

村瀬:覚えていますよ。オープン戦の中盤ぐらい、渋谷駅のところで、えのきどさんにドキドキしながら、(電話で)「すいません。僕なにか怒らせるようなことしましたか?」って。

(会場笑)

村瀬:「大丈夫。怒ってないよ」と言われてましたけど、ドキドキしました。

えのきど:すいません。ちょっとなんか、忙しくて(笑)。

(会場笑)

えのきど:「これが終わったらやろう」と思っているうちに、だんだんもう中盤戦になっちゃって、「これはもう出ないほうがいいんじゃないかな」と思って。

村瀬:みなさん、不気味でしたよね? 

DOMI:そうですよ。だって、一番真打ちでしょ? (けど)1打席も打席に立たない。えのきどいちろうっていう人が、いるのかどうかすら(笑)。

(会場笑)

えのきど:1回顔合わせでみんな会ったじゃないですか? あの時、僕がまた遅刻して行ったので、本当に実在しないんじゃないかと言われていました(笑)。

村瀬:3月25日ですね。死亡さんも、そういう意味では、Twitterを使わないえのきどさんの、このオープン戦の独特の調整は……。

死亡:そうですね。本当楽しみにしていたんです、一読者として。そしたら書いていなかったので、4本書いた俺は何なんだ、と(笑)。

村瀬:(笑)。

死亡:まあ、でも、……はい(笑)。

村瀬:はい、って感じですよね。あと、なにかありますか? オープン戦は死亡さんが圧倒的に首位でえのきどさんは、まさかの。

松中:「死亡さん」って呼んでいいの?

(会場笑)

DOMI:「死亡さん」って、中性脂肪さんみたいだね(笑)。

村瀬:そうですね。

松中:どうやって呼んだらいいんですか?

死亡:「死亡さん」で大丈夫ですよ(笑)。

(会場笑)

松中:「遊戯さん」じゃなくて「死亡さん」?

死亡:「死亡さん」で!

松中:「死亡さん」(笑)。

村瀬:(登壇者にドリンクが届いたので)じゃあ、みなさん、改めてカンパイ!

一同:カンパーイ!

伊藤智仁と「死亡遊戯をやっつけよう」

村瀬:長谷川さん、伊藤智仁さんをまさかの現役復帰させたという大技を。長谷川:そうですね。

(会場拍手)

松中:すごい!

長谷川:彼には文春野球のことを言っていたんです。こういう戦いがあって、ヤクルト代表になったと。おそらく巨人が相当強いだろうから、伊藤智仁さんは現役の時もそうだし今もそうなんですけど。

やっぱり「打倒巨人」という思いがものすごく強い。入団の時にもいろいろあるので、それはちょっと今度本に書きます。

(会場笑)

松中:えー、気になる!

村瀬:よろしくお願いします。

長谷川:入団のことも含めて、「打倒ジャイアンツ」という中で、僕と僕の中にある「打倒死亡遊戯」という思いと、おそらく共鳴するだろうと思っていた。けっこう飲んでいる時にご本人にスカウトしたところ、二つ返事で「じゃあ、一緒に死亡遊戯をやっつけよう」。

会場:おーー!

村瀬:巨人じゃなくて、死亡遊戯をやっつけよう(笑)。

(会場笑)

村瀬:伊藤智仁直々に(笑)。

(会場笑)

長谷川:だから、今、一生懸命教わってるんです。打倒死亡遊戯の技を。

(会場笑)

長谷川:中30日で彼は登板してくれますので、肩にも負担がないから大丈夫ですよ。

(会場笑)

かつて飲み会で大乱闘

村瀬:(急にマイクに声が入らなくなり)あ……、あ……。

松中:あれ? 死亡した(笑)。

死亡:(笑)。

山田:飲み会ってどうやったんですか? 僕は行けなかったので、どんな感じだったんですか?

大井:それ……(笑)。

村瀬:飲み会はすごかったですね。

長谷川:そうですね。とりあえず、西澤さんが泥酔しちゃって。

(会場笑)

大井:見事な三角関数ができましたね、既婚者の。

西澤:本当に覚えていないです。

松中:やだーー(笑)。

(会場笑)

西澤:本当に会ったかどうかもわからないです。

村瀬:(笑)。そうでしたねえ。

長谷川:僕がずっと横だったので、彼女が壊れていく過程をずっと見ていたんです。

(会場笑)

長谷川:1軒目の終わりぐらいから、ちょっと好戦的になったんです。

(会場笑)

村瀬:なってました。

西澤:知らない人としゃべれないから、「まず酔っ払わなきゃ」と思って、すごい飲んじゃったんです。

村瀬:でも、とっておき死亡遊戯情報を手に入れたんだよね?

西澤:そうなんですよ! これ、言ってもいいんですか?(笑)。

(会場笑)

村瀬:どうぞ。

西澤:死亡遊戯さんの使ってるシャンプーはサクセスです。

(会場笑&拍手)

村瀬:はじめは和やかでしたが、後半から本当に、「死亡遊戯の首取ってやる!」とか、えのきどさんにまでカラんで……すごかったですよね?

えのきど:みんな息んじゃってる……。俺、店に着いたのが終わる30分前なんですよ。

(会場笑)

えのきど:原稿がなかなか上がらなくて、ギリギリに行ったんです。そしたら、もうみんなできあがっていて、「殺してやる!」とか。

(会場笑)

えのきど:そうなんですよ、「おまえなんかつぶしてやる!」みたいな勢い。その中で、西澤さんがシャンプーのことを聞いてたこと、覚えています(笑)。

(会場笑)

村瀬:松中さんは、最初の20分だけ出ていただいた。

松中:そうなんですよ。次の仕事が愛知であったので、最終まで粘ったんですけど。(でも最後まで)いたかったな。こんなことになっていたなんて(笑)。めっちゃいたかったー!

村瀬:そうです。もう、いいところだけ見て。

大井:いなくて良かったと思いますよ(笑)。

(会場笑)

村瀬:一番動いてたもんね。

大井:いなくて良かったと思う(笑)。

西澤:歳取るとそうなるよ。

(会場笑)

松中:こわい、こわーい。

村瀬:酒飲んでるけど、大丈夫?(笑)。

山田:(西澤のグラスを見て)もう飲み終わりましたよ、今で1杯目。

(会場笑)

山田:あー! 後ろに置いた。もう1杯もらったんですよ(笑)。

村瀬:はい(笑)。

えのきど:これ、最後のほうで、きっと同じようになるよ。

(会場笑)

村瀬:そうですね、これ、前と同じですね(笑)。

えのきど:「殺してやる」とか(笑)。

長谷川:こないだ集まった時、2軒目に死亡遊戯が帰っちゃったじゃないですか。

村瀬:はいはい。

長谷川:(西澤氏を指して)帰った後からすごかったの。

死亡:マジっすか。

長谷川:だから、欠席裁判。

西澤:もういいよ! 次の話題にいこうよ!

(会場笑)

野球コラムのせいで夫婦に亀裂

村瀬:はい、次にいきましょう! 続いては、それぞれ、みなさんにテーマ、お題でお話をしていただきます。フリップトークです。お待たせしました。そちらのスケッチブックに回答を書き込んでいただいています。

では、1つ目のテーマにまいりましょう。「文春野球、ここまで戦ってみての率直な感想」でございます。みなさん、せーので出していただきましょう。せーの、ドン!

村瀬:あーーー。

(会場笑)

村瀬:ちょっと気になるのがありますねー(笑)。みんな、基本的に「キツい」とありますけど、なかでも西澤さんですね。どうですか?(会場笑)

西澤千央氏(以下、西澤):うちの夫、野球にぜんぜん興味がなくて。野球の記憶が呂明賜(注:ろ めいし。元巨人の選手)ぐらいで止まっているので。

そんな中で、私が野球を見ることに対して、それまでもすごく疎まれていたんです。最近これをやり始めて、私がちょっと「野球見るのは仕事だ」面をしだしたら、逆ギレみたいになって、毎日本当にすごいケンカが絶えない。

(会場笑)

村瀬:本当に、なんか……(笑)、もうちょっと余裕のある話しようよ(笑)。

(会場笑)

誕生日月が忙しい女子って信用できないです

村瀬:っていう感じです(笑)。でも、大井さんも同じような感じで。

大井:はい。

村瀬:「野球をシンプルに楽しめなくなった」。

大井:はい。球場に行っても、「なにか見つけなきゃ」と思って、ただただ応援できなくなった。例えば、メモして、応援、スクワットして、座って、メモ、みたいな。

(会場笑)

大井:今の1塁から2塁の盗塁失敗とか、ネットに載っていないことをメモするようになったんです。そしたら、なんか、楽しめなくなって、けっこうつらいです。

村瀬:5月から1ヶ月ぐらいコラム・イップスの時期が。

大井:それはちょっと誕生日月だったので、本当に忙しくて。

松中:それはヤバい。誕生日月はヤバい!

DOMI:誕生日月は忙しい(笑)。

山田:忙しいんですか?

DOMI:キャバ嬢か(笑)。

(会場笑)

松中:ヤバい、忙しいです!

村瀬:ヤバいですか?

松中:誕生日月はヤバいと思う。

村瀬:なんでですか? ぜんぜんわからないんですけど。

松中:だって、毎日お祝いしてもらうよね?

大井:そうなんです。会社に行って、誕生日のお祝いをしてもらって、また会社に行って、誕生日のお祝いしてもらって。

松中:そうですよ!

山田:ごめんなさい。女子2人の意見が合ったんですけど、(西澤を指して)隣の女性だけは「うんうん」言ってないですけど。

(会場笑)

山田:誕生日月が忙しい女子に対する敵意しかなくなってる。

(会場笑&拍手)

西澤:あんなの呪いの日でしょ。呪いの日だよ、あんなの。

山田:僕、そっち支持します。

西澤:はい。

山田:誕生日月が忙しい女子って信用できませんよね。

(会場笑)

コラムは投手の肩と同じ消耗品

村瀬:長谷川さんは? 「想像以上の消耗戦」。

長谷川:でも、僕、先月、誕生日月だったんですよ。

(会場笑&拍手)

会場:おめでとうございまーす!

長谷川:ぜんぜん忙しくなかったですね。

(会場笑)

村瀬:そうですよね。

長谷川:もっと、気楽におもしろく楽しく戦えるもんだと思っていたんです。死亡遊戯が強いのはわかっていたので、そこにどう立ち向かっていくか? 戦いざま、負けざまを見てくれみたいな、ちょっとヒロイズムがあったんです。

けど、もっとガチで「これ、おもしろい」、「つまんない」、「この表現がどうだ」とか、「こいつの野球の見方がどうだ」みたいな、そういう噂が耳に入ってくるんです。

(会場笑)

長谷川:情報をシャットアウトして、いいことしか聞かないようにしているにもかかわらず、「なぜ長谷川はいつも、全部いい話にまとめようとするのか」みたいな。

村瀬:(笑)。

長谷川:それは僕の1つのポリシーなんですよ。どんなつらい話でもハッピーで終わらせる。

松中:いい!

(会場拍手)

長谷川:批判が入ってくると、(フリップを上げて)消耗しちゃいますね。

(会場笑)

村瀬:消耗戦といえば、死亡さんとの熊本決戦。あれは長谷川さんが急性胃腸炎で、死亡さんが過労でダウンされている中で、戦ったやつですね。

死亡:ちょうど九州シリーズで九州に行っていたので。

松中:鹿児島のやつですか?

死亡:そうです。

長谷川:熊本と。

村瀬:そうですね(笑)。

松中:熊本と鹿児島。

死亡:ちょっと夜の街に行ったら、「すごい接戦になっているぞ」という話が入ってきまして。別にそれだけの話なんですけどね。

(会場笑)

長谷川:あの時は、ヤクルトファンの温かさを感じました。一致団結して、「なんとか巨人に一矢報いようじゃないか」、あるいは、「長谷川を応援しようじゃないか」って。

山田:(西澤氏を指して)めっちゃ飲んでますよ!

(会場笑)

山田:めっちゃ飲んでるじゃないですか! 今、長谷川さんが、ちゃんとお話しされている時に。

長谷川:聞いて。

山田:人前に出る時にお酒飲むタイミングは、人の話が一段落ついた時ですよ!

(会場笑&拍手)

村瀬:さすがです、人の道を教えていただいて(笑)。

西澤:お客さんみたいな気持ちになっちゃった(笑)。

山田:本当、ガラガラガラって音出して。

長谷川:(西澤氏に)ハイボールおかわりお願いします。

(会場笑)

続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。

会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
著者フォローや記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。

無料会員登録

会員の方はこちら

この記事のスピーカー

同じログの記事

コミュニティ情報

Brand Topics

Brand Topics

  • 民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?

人気の記事

新着イベント

ログミーBusinessに
記事掲載しませんか?

イベント・インタビュー・対談 etc.

“編集しない編集”で、
スピーカーの「意図をそのまま」お届け!