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スポーツ上達のコツは、あなたの目線の“ちょっと上のほう”にある

スポーツをしている時、あなたはどこを見ていますか? 例えばマラソンなど、辛い動きが長時間続く時は、どうしてもうつむいてしまって、視線が下がりがちです。ですが実は、目線は運動動作において非常に重要な要素の1つです。目線を変えるだけで、私達の体のバランスはいともたやすく崩れてしまいます。そこで今日は、YouTubeにて武道の動きを用いた運動法を解説する「理論スポーツ」の高橋氏が、目線の重要性についてレクチャー。今日から使える目線の知識をお教えします。

スポーツにおける目線の重要性

高橋大智氏(以下、高橋):こんにちは、高橋です。今日は姿勢の整え方で、目線についてお話したいと思います。目線は何かというと、とくに着目したいのはこの背中側、首。

こういった筋肉を、普段立ってる時にリラックスさせたい時はどうすればいいのか、っていうのをお話します。それは何かというと、目線は少しだけ上げる、と。少し上げるということが重要になってきます。

そうすると何が変わるかといいますと、目線がこう落ち込んでいる状態っていうのは、

上半身、頭部が前に出て、

重さが胸郭や腰に、すごく負担がかかってしまいます。実際に、ここの鎖骨の筋肉を触って頭を前に出すと、

鎖骨回りの筋肉がちょっと固くなります。目線が下がることで胸郭が窮屈になってしまうと、腕を動かす動作っていうのがやりにくくなる。

だけど、ちょっと目線を上げると、腕がさっきよりも動かしやすくなります。

そうすると、これは、目線を少し上げることで、ここの胸の緊張をまず取ることができる。そして腰。

こういうふうに猫背になっている状態っていうのは、腰にすごい負担がかかってるんですね。目線が下がってる時っていうのは。

だけど、これをこう上げることで、腰の負担が軽くなる、と。なので、腰の負担を軽くすることができる。

さらに言うと、もっと目線を上げて、首もこうできれば上げるんですね。

そして背中、こういったところも上げます。

そうすることによって、上半身の後ろ側の、首から背中にかけてを上方に伸ばして、かつ、柔らかくリラックスしている状態にすることができます。こうやって目線をちょっと変えるだけで、姿勢を変えることができます。

例えば、スポーツでなにか動作を行う時、ぎこちなかったり、運動の時に無駄な力みが入ってしまう人は、こういう姿勢を取ることで、ぎこちない動作を改善するってことができます。

普段、日常生活で、本を読んだり文字を眺める時は、どうしても目線が下に下がってしまいます。そうすると、胸や腰に負担がかかってしまうので、これは良くない。

さらに武道においても、目線をちょっと上げることで、頭部が少し後ろに、こう動くわけですね。

この位置が、胸にも力みがない、腰にも力みがない動作で射を行ったり、剣を振りかざしたり。体の動かすうえですごく重要になってきます。

こういったところを考えながら、姿勢の取り方で、目線の上げ方っていうのをお話しました。目線を上げることで、あらゆるところをリラックスさせる、胸や腰っていったところをリラックスさせることができるっていうことを理解したうえで、日常生活やスポーツ、武道に活かしてください。

じゃあ、これで話の内容を終わります。ありがとうございました。

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