2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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高橋大智氏:こんにちは、高橋です。今日は、動きに関してお話したいと思います。これはスポーツでもそうですし、武道をやっている人もそうです。
例えば、動き方とかテクニックとか、どういうふうに動かしたらいいのか、という動きがあると思うんですよ。よくあるのが、「股関節を意識して走りましょう」とか、あるいは、「肩甲骨を使って……」とか。弓道で言うならば、打ち起こしの動作とか。
打ち起こしというのは、弓をこう上げる動作なんですが、肘の位置によって、次の引く動作、弓を押していく動作というののやりやすさが変わるんですね。
ですが、実は今までの弓道の世界で、明確に「こういうふうにしましょう」ときちんと説明できた人は少なかったんですね。例えば(肘の角度は)なぜ45度がいいのか、医学的に説明した方がいました。
段や位の高い人たちが集まった講習会がありまして、そこで明確に「打ち起こしのこの時の肘の角度は、地面に対して45度である」という言葉が出たんですけども。
みなさん、スポーツや武道をやっている人は、とくにそうなんですけども、多くの人は動き方を真似するんですよ。だから、さっきの弓の動作であれば、「45度にしよう」というこの動きを真似するんですよ。
例えば、サッカーやラグビーもそうなんですが、「股関節を意識しましょう」と言ったら、みんな股関節の動かし方を学ぶんですね。肩甲骨だったら、「肩甲骨を意識して投げる」とか「肩甲骨を使って弓を引く」とか、その動かし方を学ぶんです。
これはいいことなんですね。第1段階として、これはいいことなんですよ。これをまずやらなきゃいけない、ってことなんですね。
とくに弓道の場合でも、「こうしましょう」というふうに明確にきちんと言えるものがなかったので、動かし方を覚えるというのは、すごくいいことなんですね。
ただ、例えばスポーツだったり、弓道でもそうなんですが「体の負担なく動作を行いたい」とか、「運動の技術を上げたい」とか、弓道に関して言ったら「弓を引く時に肩が痛くなったりとか、手に力が入っちゃったりをなんとか直したい」と思った時に、何をやればいいのかというと、動かし方を勉強しただけでは、本質的に動作を改善できるかというと難しいんですね。
それはなぜかというと、人によってここが違うからなんですね。ここ。
身体の内部、内部が違うからなんですよ。例えば、太っている人と痩せてる人では、姿勢の変え方って違うんですね。「どんな姿勢を取れば猫背になりにくいか」とか、「運動する時に姿勢がブレにくいか」という指導をするんですけど、それは内部ではありません。
実はもうちょっと奥底を言うと、筋肉の話になってきます。筋肉が違うから、結果が変わってきてしまうというのは身体に正直に出てしまうので、実際にあるんですよ。
腕を上げるという動作もそうなんですけども、こうやって上げますよね。
そこで、「動かし方を変えましょう」ではなくて「すくい上げるようにして上げましょう」って言ったら、ちょっと上げやすくなるんですよ。
この部分は上げやすくなった、動作しやすくなった、と。だけど、本当に目指したいのは何かというと、それをスポーツに活かしたり、弓道に活かしたり、ということをしたいんですよね。
じゃあ、そのためにはどうしたらいいかというと、この動かし方を、本当にその通りにきっちり真似をして、その通りにやってその通りの結果が出るというのは、本当に稀なんです。
例えば野球の世界で、一番ホームランを打った選手の野球のフォームを真似すれば、みんながホームラン打てるかというと、そうではないんですね。みんなそれぞれ違った、適したやり方があって、むしろこの動き方だけを真似しても、やっぱりなかなか難しいんです。
とくに邪魔するのが、筋肉なんですよ。人の筋肉って、ちょっとした部分の筋肉の張りがあったりなかったりで、腕や脚の動かしやすさが本当に変わっちゃうんですよ。それを一発で見破れたら、動かし方だけで解決できればいいんですけども、やっぱりなかなか難しんですね。
とくに邪魔するのが、動きというのは目で見えるんですよ。目で見えるものなので、「あ、こういうふうに動きを真似すればいいかな」と思ってやると、なんかできなかったりするんですよね。うまくいかない。
「なんでできないんだろうな?」って思って、みんな動き方をめちゃくちゃ勉強するんです。「こうしたほうがいいんじゃないか」、「ああしたほうがいいんじゃないか」、「このほうがいいんじゃないか」って考える動かし方。そういった動かし方ばかり勉強するんですよ。
でも、それだとなかなかうまくいかないことというのが、どうしても起こっちゃうんですね。じゃあ、どうしたらいいのかというと、身体の内部を変えるというのが、実はすごく重要なんですね。
例えば、筋肉をちょっと変えると腕の動かしやすさは変わるんですが、例えば、腕をこうやって動かしますよね。
こうやって動かした時に、ちょっとななめ上の方向を見て、ここで「ら」って言うんですね、「ら、ら、ら、ら、ら」。
「ら、ら、ら」って言いながら、腕の動きをこうやってみるんですよ。こうやって。
「ら、ら、ら、ら、ら、ら、ら、ら、ら」って言うと、ちょっと腕が上がりやすくなるんですね。
例えば、腕を出すという動作も。このあたりに手が来ます。だけど、これを腕を出す時にほんのちょっと小指さんを意識して、小指を意識して前に出すとこのぐらいまで届きます。
これは、脚を出す時もそうなんですね。脚を出す時のピッチも、ちょっと意識を変えて、中の筋肉の動きを変えると動かしやすくなるんですが、これができるかどうかは、中の筋肉をうまく動かせるかどうかなんです。
さっき言った、この「ら、ら、ら、ら、ら」ってやったり、小指のこの動きであったりというのも、結果が出る人は出るんですけども、出ない人は出ないということが起こります。
その原因は、まさに筋肉にあります。筋肉です。今、変にこりが出てたり、変に張りが出た姿勢になっていますか? もしそういった姿勢になっている場合は、こういうことをやってもなかなか動きが出ないかもしれないです。
ではその意識だけやっていればいいかというと、なかなかこれでは難しくなってきます。なので、意識しやすくするための姿勢であったり、じゃあ、そういうことを意識しなくても身体が動くような、姿勢や筋肉の状態を作ってほしいんです。
例えば、さっきの腕を前に出す動きでもそうなんですが、もともと肩甲骨が固い人だとこういう反応はあまり出ません。
こんなふうに、背中で手が合掌できるぐらい肩が柔らかいと、小指を意識することで、腕をより前に出すことができるんですけど、もし背中で合掌ができない場合は、これ(小指を意識することで、腕をより前に出すこと)ができないかもしれません。
実はもっと言うと、とくに姿勢、歩き方、そして普段の立ち方、立ってる時の緊張。ほかには、姿勢云々も大事だし、歩き動作も大事だし。
というところで、一番大切な筋肉というのをお話したいんですが、それはふくらはぎです。
ふくらはぎの筋肉の柔軟性があるかないかは、姿勢と動きのすべてに関わってきます。この筋肉が柔らかいか柔らかくないかは、スポーツの上達スピードにかなり関わってきます。
その理由は、ふくらはぎの筋肉というのは、腰回りの血液の流れや胸の筋肉、胸回りの血液の流れにも関わってくるんですね。ふくらはぎの筋肉が固いと、胸までの血液の流れが悪くなって、実は頭蓋骨まで血管の流れを阻害してしまうということが、ヨガの世界でわかっています。
例えば、ふくらはぎ緊張させる簡単な方法はつま先で蹴ることなんですけども、胸に手を当てますよね。
手を当てて、つま先をグってやると、
ちょっと胸が動くんですね。こっからここまで(ふくらはぎから胸まで)ってつながってるんですよ。このふくらはぎの筋肉が柔軟に扱えるかどうかは、足首が柔軟に扱えるかどうか、姿勢全体が変わるかどうかに関わってきます。
実はスポーツ科学の世界では、人間が最低限持ってほしい柔軟性、柔軟な体をチェックするテストもあるんですが、その中にふくらはぎの筋肉が固いとできないような運動ってたくさんあるんですね。さらにこれは、脳への血流も悪くなってしまうという問題もあります。
なので、身体の動かし方を勉強してもいいんですけど、そもそものあなた自身の肩関節がすごい固い状態だったら「肩甲骨こうやって動かしましょう」と言っても難しいんですよね。
だけど、この内部の筋肉を変える方法というのは、もう腐るほどあります。それはヨガに出てみたり、他の武道の動きとかを学んでみたり、ということです。
ただ、言えることは何かというと、例えば野球のボールを投げる時もそうなんですけど、「速くボールを投げたい」って思った時に、ずっと同じ動作だけをやって、この動作の質を高めるというのは非常に難しい、という事実です。
スポーツの世界にはクロストレーニングというものがあって、ある動きを高めるために、別の分野のスポーツから取り入れて、それをヒントにして運動技術を向上している人はいっぱいいます。
アジアで100メートル世界記録出した人も、今、水泳の世界記録を持ってる女性、池江璃花子さんという人もそうですし、ウサイン・ボルトさんもそうですし、全員、別の分野からなにか自分の動きを高めようとしてるんですね。
私がとくに提唱したいというか、考え方として1つあるのが、中の筋肉、あるいは姿勢を変えるというのが1つあります。
まあ、今回、ふくらはぎの話をしたんですけども、実は「ふくらはぎを緩めたら、次にこっちの筋肉を緩めましょう」というのがすべてあります。なので、こういったことを1つ1つ勉強することで、結果として、弓を持った状態での動作とか、ボールを持った時の状態の動作とか、走る時の動作。すべてに上達するための鍵があると思うので、ぜひやってみてください。
ちなみに、ふくらはぎを緩める方法の1つにストレッチがありますが、単純にふくらはぎの筋肉だけを緩めるのであれば、ストレッチは9秒以上行ってください。ふくらはぎをグーッと伸ばして、頭の筋肉の緊張が取れたりとか、「スッキリするな」って気持ちがでてくるまで、この伸ばすということをやってみてください。
じゃあ、これで終わります。ありがとうございました。
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