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『アイドル時代の終わりの気配、しませんか? 〜山田玲司の名作「NG」を絡めて語る、偶像の向こうの真アイドル論』 ニコ論壇時評5月(全8記事)
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山田:うん。
乙君:こちらちょっと、ミスマガジンとかに選ばれた、あとSKE48かな?
今現役グラビアアイドルとして活動しながら、グラドルたちが働くカフェの経営者でもある手束真知子さんっていうの? これ。
山田:うん。
乙君:が、二足のわらじでアイドルをやってるんですけど、その人がアイドル論を語ってて、「ファンと付き合うことに賛成」ということで。
山田:うん。
乙君:まあ、なんて言えばいいんだろうな。「人間だから」みたいな。水着を売りにするグラビアアイドルも、やはりファンの方からピュア性を求められていて。
セクシーでいてほしいけど、恋愛はしてほしくない。ほかの人にセクシーな格好は見せてほしくないと言われることが多いんです」。
が、自分の経営してるカフェにアイドルが働いてるから、2ヶ月かけて、働いてるアイドルさんに、アンケートをお願いしたと。そこで、ファンとアイドルが付き合うことはありか、なしか。
ありが64パーセント。なしが23パーセント。その他13パーセント。この6割以上がありだと。その理由は、なんて言えばいいのかな。これ長いな。
山田:後半で、番組限定にいってから、本当にガチで20代犠牲にして、アイドルと付き合おうとした男の話します? この間会いましたね。
乙君:それは名前伏せてね。
山田:もちろん。でも、すごい話でしたね。
乙君:すごい話ではありましたね。
山田:そういうことが起こっちゃうんだって。
乙君:うん。
山田:だって、その大好きだったアイドルが、ファミレスで待ってたって話だったよね。
乙君:ねー。
山田:信じられないことって起こるんだね。そんなことってね。それはともかく。
乙君:それはともかく。
山田:俺は、最近ちょっと、一時よりもアイドルの文化って言うか盛り上がりって、ちょっと冷めかけてる雰囲気あるよなとは感じてた。
乙君:そう、そう。アイドルっていう、なにかブームみたいなのが、なにかね。
山田:うん。ところが、去年2016年のCD売上ランキング見ました。
乙君:はい。見ましたか。
山田:この間ちょっとだけやりましたけど、覚えてますか?
乙君:うん。
山田:まあ、1位AKB『翼はいらない』。2位AKB、3位AKB、4位AKB、5位乃木坂46、6位乃木坂46、7位嵐、8位乃木坂46、9位嵐、10位嵐。これがCDの売上ランキングでした。
乙君:いや、それはもう、今更ですよ。
山田:って思ったわけ。で、そうかな、ちょっと待てよと。これCDだなと思って。だからレコチョクとかいって、全部総合でやっていくと、やぱり1位ちゃんと『前前前世』でした。
乙君:え。
山田:レコチョクのやつだと、チャートは。
乙君:はい。
山田:だからRADWIMPSが1位。
乙君:それは。
山田:次に宇多田ヒカル。
乙君:はい。
山田:3位が、またRADWIMPS入ってます。
乙君:ほお。
山田:4位に、星野源星野。
乙君:星野源星野。
山田:源、星野。『恋』っていう曲が流行ったんでしょ? 去年。
乙君:はい。
山田:そのあとにワンオクが来て、次、浦島太郎が来て、星野源もう1曲入ってます。
乙君:浦島太郎って。
しみちゃん:桐谷健太。
山田:桐谷健太さんね。
乙君:あー。
山田:そう。で、ラッドが、3曲入ってるの。
乙君:ほー。
山田:そう。でも安室さん、まだ頑張ってる。安室さん9位に入ってる。
乙君:安室ちゃん?
山田:安室ちゃん入ってる。
乙君:へー。
山田:そう。そのあと『PERFECT HUMAN』って入ってますけどね。
乙君:あー。
山田:落ちじゃないですけど。そういう感じだったみたいです。
乙君:I’m a PERFECT HUMAN。
山田:そう。そういう感じだったんだよ。ってことは、なるほど、やっぱり、ここにAKB入ってないんだなと。
乙君:そうですね。
山田:レコチョクチャート。
乙君:うん。
山田:やっぱりCDというお布施を。
乙君:なるほどね。
山田:システムの中に入れた組と、嵐。だからたぶん特典目当て。ファン目当てっていうか、要するにファンのための世界っていうものが強固に圧倒的にあるっていうだけの話で、そのほかの人たちは、CDシングルからは降りてる。当たり前だと思わない?
乙君:まあね。
山田:「CDシングル買ってどうするの」って。でしょ? アルバム買うよね、それだったらって。
乙君:それ、もし今後うちの番組に「シングル出たんで」って言って来る人いたら、もうめちゃくちゃ(笑)。
山田:したら、ドキドキしながら(笑)。「あのときの見ないで」って思うだけの話ですよ。
だけど、ちょっと思ったんだけど、じゃ、ちょっと待って。近年のアイドルブームすごかった気がするの。ちょっと振り返ったんだけど、いつぐらいがピークかなと思ったら、やっぱりあれでしょ。「AKBのことは嫌いになっても」。違うわ。「私のことは嫌いになっても」だ(笑)。
乙君:それ、すごいエゴだよね?
山田:そうだった。「私のことは嫌いになっても」(笑)。
乙君:AKBは嫌いになってもいいんで、私のことは好きで(笑)。
山田:間違えた! もう信者がいっぱいいるぞ(笑)。
乙君:そんな女だったら、もうかっけえなと思うかな。
山田:駄目だ(笑)。このへんは信者さんがいっぱいいるから変なこと言えないやつ(笑)。とにかく、それって、この名言でお馴染みの前田敦子が出てた総選挙っていうのは2011年。
乙君:11年。
山田:俺、翌年に見に行ってます。総選挙、取材で。
乙君・しみちゃん:え?
山田:その話したことなかったっけ?
乙君:ないよ。
しみちゃん:ないです。
山田:だから大島が初フィニッシュみたいなときのやつ、俺見に行ってる。武道館にいたの、俺。
乙君・しみちゃん:えー?
山田:あのとき。
乙君:なにしてんすか?
山田:取材だって言ったべ! だから俺、やすす(秋元康)の弟さんに丁寧に挨拶されて、通されて。
俺、武道館で見てたんだけど、同じ並びにやすすいるんだよ。「お、いる!」と思って。「総帥いる!」とかいって腕組んで。「わー!」とか思って。
乙君:へー。
山田:そんな思い出がありますよ。私にも。このときの、だからその祭のすごさみたいなのを、やっぱり現場で見てるんで。
乙君・しみちゃん:はい。
山田:ちょっと異常だったなって思って。
乙君:へー。
山田:だから、震災で大変なときに。
乙君:あー、そうだね。
山田:日本はもう、ちょい前にK(POP)祭りあるんだよ。だから、このだいたい同じ時期に少女時代出ててブレイクする。
だから少女時代とKARAと、それからそこにAKBと、あと、ももクロってチームがいるじゃないですか。
乙君:はい。
山田:あれがZになるのが11年なの。
乙君:ほー。
山田:ここでメジャーシーンにバーンって出てきて、あとでんぱ組が6人、今の体制になったのが、2011年。
乙君:へー。
山田:で、Perfumeはどうなのかって言うと、ちょい前からやってて、もう黄金時代。
乙君:うん。
山田:紅白3回出てるの。
乙君:うん。 しみちゃん:はい。
山田:で、注目なのが。
乙君:注目なのが。
山田:やすすの、手の打ち方の速さ。
乙君:手の打ち方?
山田:乃木坂、この年スタートなのよ。
乙君:ほー。
しみちゃん:へー。
山田:だから、前田敦子で騒いでるけど、「先、打たなきゃ」みたいな。
乙君:なるほどね。
山田:やすす腕組んで、それ考えてたの。そこで、さび抜き考えてたの。
乙君:なるほど。このさび抜きの話は、ニコニコ超会議のときの放送をご参考にしてください。
しみちゃん:はい。
山田:はい。ヤンキー抜かなきゃいけないとこね。
「体育系とヤンキーが入ってると、絶対について来れないファンがいるはずだ」っていうのがあったかないか、なかったか、とりあえずそういうのを抜いた乃木坂スタート。
乙君:はい。
山田:そのあと、2013年。『あまちゃん』の年なんですよ。
乙君:なるほど。
山田:この年、あまちゃんって、ご当地アイドルになるんだよ。
乙君:はい。
山田:このときは、レペゼンが流行ってくるんですよ、アイドルは。
乙君:ほー。
山田:だから、この時期からJリーグ方式を取り入れるの。
乙君:地方の。
山田:Negiccoとか。
乙君:うん。
山田:だから、その各地にいるっていう。
乙君:はい。
山田:のが、これが。
乙君:ご当地アイドル。
山田:ブームっていうのが13年。と同時に、AKB快進撃するんだけど、問題はこの年にですよ。
乙君:はい。
山田:事件起こりましたね。
乙君:なんでですか。
山田:あるアイドルが、坊主になって現れるっていう事件がありましたよね。
乙君・しみちゃん:あー。
乙君:あった。
山田:みなみちゃーん! バリカンはやめて! っていう。
乙君:あった、あった。
山田:みなみちゃんバリカンを持つの巻。
乙君:あの、胸糞悪い事件ね。
しみちゃん:こら、こら。
山田:そこで、いろんな著名人の方が、「ちょっと冷めた」って言い出すんだよ。
乙君:いや、冷めるっつうか、女の子にね。
山田:終わりの始まりが2013年ですよ。いろんな人が、あれでちょっと違うかなと思った。
乙君:なるほど。
山田:やり過ぎてる。あれは、ちょっと軍隊に行き過ぎてる。
しみちゃん:うん。
乙君:はあ。
山田:だから、「貴様それでも軍人か」みたいなノリで、「貴様それでもアイドルか」っていうのをやってて。
乙君:なるほど。
山田:ついて行けなかった人たちが、体育系ノリ、軍隊ノリみたいなのがないところがありますよって、乃木坂スタート。
乙君:優しい。
山田:茶髪とかいませんよっていう。
乙君:はー。
山田:茶髪完全にいなくなる。
乙君:そうなの?
山田:だからAKBから茶髪なくなるんだけど、要するに。
乙君:乃木坂って、みんな黒髪なの?
山田:基本。
男1:違いますよ。
山田:いるんだ(笑)。 すいませんでした(笑)。乃木坂のことに関しては、専門家がいるんで。なにも言えないです。すみませんでした。言い過ぎました(笑)。
乙君:いるけど、黒髪のほうが多いってことね。
山田:問題は、おもしろいことがあって、なんか、アイドルブームって波があんだよ。
乙君:波が。
山田:上がったり下がったりで、「あの時期、すげえアイドル流行ったな。」「あれ、最近パッとしたアイドルとか、すげえアイドル出てこないね。」みたいなのがあって。
乙君:はい。
山田:俺、それを調べてみました。
乙君・しみちゃん:はい。
山田:ちょっとだけ。おもしろいから。
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