お知らせ
お知らせ
CLOSE

『アイドル時代の終わりの気配、しませんか? 〜山田玲司の名作「NG」を絡めて語る、偶像の向こうの真アイドル論』 ニコ論壇時評5月(全8記事)

ジブリやクレしんの人気が低下? アニメの流行はどこに移ったか

ニコニコ生放送の人気番組「山田玲司のヤングサンデー」。今回は5月13日放送の「『アイドル時代の終わりの気配、しませんか?〜山田玲司の名作「NG」を絡めて語る、偶像の向こうの真アイドル論』山田玲司のニコ論壇時評」の内容を書き起こしでお届けします。

圧倒的な人気を誇る『タイバニ』

乙君:ということで。

山田:はい。次行きましょう。

乙君:次行きましょう。

山田:お待ちかね。

乙君:視聴者が選んだベストアニメ『TIGER & BUNNY』。

山田:『TIGER & BUNNY』。

乙君:1位、2位独占ということなんですけれども。

山田:すごいよね、これ。この話。

乙君:ちょっと。

山田:言ってください。

乙君:枠組みだけ。国産アニメーションが初めて公開されてから、今年で100周年を迎える節目に、この間作られた、およそ1万タイトルのアニメの中から、視聴者投票で選ばれた100作品を発表する番組。

発表あなたが選ぶアニメベスト100が、3日、ゴールデンウイークですね。NHKBSプレミアムで3時間にわたり生放送されたと。

60万以上の総勢の投票があって、総合首位が『TIGER & BUNNY』。2011年の作品が輝いたということで。そのほかのあれは、ちょっともう、そのままやりますか。そちら使って。

山田:これ?

乙君:え?

山田:『TIGER & BUNNY』って見たことある?

乙君:ないよ。

山田:これ、俺もないんだよ。

しみちゃん:僕もないです。

山田:1位でしょ。

乙君:1位ですよ。

山田:見てるよね、普通。

乙君:1位だったら、見てるはずですけどね。

山田:だよね。『ドラえもん』が?

乙君:『ドラえもん』が。

山田:ないな。

乙君:それ、ちょっと確かめてみましょう。

山田:はい。じゃ、ちょっと確認してみます。

乙君:ということで。

山田:たぶんベスト10に入ってると思うんだ。

乙君:ベスト10に、いや、『北斗の拳』入ってなかったらおかしいでしょ。

山田:ちょっと見て。

乙君:1位、『TIGER & BUNNY』。

山田:はい。

乙君:2位、『劇場版TIGER & BUNNY The Rising』ということで。3位、来ました。『魔法少女まどか☆マギカ』。

山田:あ。

乙君:うん。

山田:はい。

乙君:4位、『ラブライブ!(TVアニメ1期)』。

山田:はい。

乙君:5位、『ラブライブ!(TVアニメ2期)』。

山田:ワンツーフィニッシュ!

乙君:6位、『劇場版TIGER & BUNNY The Beginning』。

山田:来た! ここでも負けない。

乙君:やばい(笑)。

山田:もう、大戦争。上位で。

乙君:そして。

山田:6位まで大変だ。

乙君:じゃんじゃんじゃかじゃかですよ、これ、もう。

山田:じゃんじゃんじゃかじゃか。

乙君:そして、7位、来ました。

山田:あなたの大好きな。

乙君:俺たちの。

山田:俺たちのじゃないよ。

乙君:俺たちの。

山田:俺、見たことないよ。

乙君:「ルルーシュ・ヴィ・ブリタリアが命じる」って言って。

山田:お前のルルーシュだろ! 知らない。

乙君:『コードギアス反逆のルルーシュ』。そして8位、カルトな人気の『カードキャプターさくら』。

山田:そう。

乙君:そして、またしても『ラブライブ!The School Idol Movie』。

山田:ここで、またさらに『ラブライブ!』が突っ込んでくるというね。

乙君:そして。

山田:はい。我らが。

乙君:『おそ松さん』。

山田:善戦。

乙君:10位。

山田:10位。善戦してましたねー。

乙君:10位だけですよ。ヤンサンが取り上げたの。

山田:いや、いや。この中で見たことあるのは、じゃ、あなた、これと二つだけ?

乙君:『おそ松さん』と『ルルーシュ』と『まどか☆マギカ』だけですね。

山田:俺ね、『おそ松さん』しか知らない。

ジブリやクレしんが下位!?

乙君:そんな状態でなに語るんですか! そのニュース取り上げて!(笑)。

山田:そんなに、そんなランキング放送したNHKすげえなと思わない?(笑)。

乙君:いや、すごい。だから、そのままやっちゃったんだなと思って。

山田:これは、みんな大爆笑じゃない?

乙君:いや、みんな、1位『ナウシカ』とか来るとか思うじゃん。『クレヨンしんちゃん』が入ってないのもおかしいし。

山田:発表します。

乙君:はい。

山田:我らが『エヴァンゲリオン』。

乙君・しみちゃん:はい。

山田:14位です。

乙君:うえー!

山田:うえー! あなたの大好きな。

乙君:なに、今の。

山田:あなたの大好きな。

乙君:はい。

山田:『ガンダム』。

乙君:『ガンダム』。

山田:何位でしょうか。ベスト10入ってないのおかしいでしょ。

乙君:いや、だって『ガンダム』入ってないなんて、日本じゃないよね?

山田:健闘しました。

乙君:健闘しました?

山田:17位です。

乙君:17位?

しみちゃん:17位。

乙君:微妙だなー。

しみちゃん:えー。

乙君:『まどマギ』と『ルルーシュ』しか見てない。これだってもう。これ、1位、2011年『TIGER & BUNNY』でしょ。劇場版が2位で、2014年。で、『まどか☆マギカ』が11年、13年と、14年、12年。で、『ルルーシュ』2006年。

で、この『カードキャプターさくら』が、唯一98年。これが20世紀の作品ですよ。だから20世紀に作られたやつは、『カードキャプターさくら』しか入ってないんです。

山田:日本と言えば!

乙君:はい。

山田:『ポケモン』じゃないですか!

しみちゃん:はい。

乙君:ああ。

山田:我が『ポケモン』。発表します。

乙君・しみちゃん:はい。

山田:53位です。

しみちゃん:低い(笑)。

乙君:低っ! 

山田:俺たち。

乙君:あの頃やってた奴ら、みんなどこ行ったの?

山田:ジブリの名作と言ったら?

乙君:はい。

山田:『ナウシカ』じゃないですか。

乙君:『ナウシカ』、『ラピュタ』。

山田:はい。ありがとうございます。54位です。

しみちゃん:えっ!

乙君:ポケモンより下。

山田:大変なことが起こってます。NHKでは。

乙君:NHKでは? 渋谷では?(笑)。

山田:そして。

乙君:うん。

山田:もう、ゼロ年代と言えば。

乙君:はい。

山田:「海賊王になる」ですよ。

乙君:あー。

しみちゃん:ありましたね。

乙君:海賊王どこ行ったんですか。

山田:発表します。海賊王。

乙君:はい。

山田:海賊王、なんと72位です。

乙君:72位?

山田:72位です。

乙君:まだイーストブルーぐらいじゃない? じゃあ、もう。

山田:だからもう、「ラブライブとかワンピース知らないっすよ」みたいな。

乙君:いや、知ってんだけどって話でしょ、これ。わかんねえけど。

山田:『タイバニ』の前では、もうワンピ、「は?」みたいな感じのランキングですよ。

乙君:まあでも、アニメっていうのは漫画でも。

山田:問題はですね。引っ張ってますけど(笑)。

乙君:はい。

山田:そっち系の話とか引っ張ってますけども、問題はもっとおもしろいのが(笑)。

乙君:はい。

山田:ジャパン。アジアで1番人気。タイの人、みんな知ってる、我らが『ドラえもん』ですけど。

乙君:『ドラえもん』ね。

山田:圏外でした。

乙君:えーっ!

山田:うえーす! はい。ほかにもありますよ。団塊世代直撃した名作中の名作。『あしたのジョー』。

乙君:はい。

山田:圏外です。もちろん、『ルパン三世サードシリーズ』。名作中の名作ですね。

乙君:はい。

山田:圏外です。それだけじゃないです。手塚治虫全作品、圏外でした。神よ!

乙君:アニメ作った人が(笑)。

山田:俺たちがみんな忘れるな、治虫を忘れるなと、あんだけ言ってたのに、一体なにが起こってるんじゃいと思ったんだけど、よく考えたら、いいです。

乙君:はい。

山田:このランキング、あれですよ。

乙君:どれですか。

山田:こういうことです。リアルタイムパワー信者ランキングですね、これね! 信者ランキングです、これ!

乙君:あー。

山田:現在リアルタイムで信者さんがいる、パワフルな信者さんがいるランキングが、このランキングになってるというのを!

乙君:なるほど。このランキングになってると。

山田:100年とか言っちゃったところに、パーンと大きくなにかがズレてるって言うか。

乙君:うーん。

山田:だからそのNHKさん頑張ってるけど、おもしろいことになったなっていうだけの話だよなっていう…(笑)。

乙君:まあ、まあ。

タイバニ人気の要因は?

山田:ことだねって話ですよ(笑)。それぐらいでも、この、おもしろいのが、『タイバニ』っていったら、男と男がイチャイチャしながら戦うんでしょ?(笑)。聞いたけど。

乙君:そうなんだ?(笑)。

山田:要するにバディもので、いい男といい男が、友情みたいな。相棒みたいな。

乙君:え、相棒のアニメ版ってことなんですか?

山田:相棒じゃないですか、これ。適当なこと言ってごめん(笑)。要するに、バディだ。いい男が出てくる。

乙君:うん。

山田:だからもう! 腐女子大好きみたいな感じだったんですよ!

乙君:うん。

山田:で、マギカ挟んでの『ラブライブ!』だから、これ。だから男子チームも頑張ったの、これ。

乙君:あー。

山田:で、絶対に予想できるのが、両方とも神がかった声優さん参加してるよね! これね!

乙君:へー。

山田:だから恐らく、ここの『タイバニ』対『ラブライブ!』の戦いに、マギカが入ったっていう、このメーラーコンテンツが入って、マギカを忘れない、みたいな感じになってたんじゃないかなと。

乙君:マギカを忘れない?(笑)。

山田:マギカと言えばゼロ年代でしょ。だから、みんなマギカを忘れない(笑)。この辺はたぶんリアルタイム(笑)。

乙君:マギカって言う人、初めて聞いたんだけど(笑)。

山田:マギカやらなきゃいけないんだべ?

乙君:いや、やるっちゃやるんですけど。

山田:俺はマギカを分析しなきゃいけないんだべ? 見たことないけど。

乙君:マギカってキャラ出てきてないよね。まどかだよね。

山田:じゃ、マギカさんはどこにいるんだよ。

乙君:それはもう自分で確かめてみれば。

山田:もう、もはや落語になってますね。でも、この戦いどうですか?

乙君:え?

山田:どっちの勝ちってしますかね。『ラブライブ!』と『タイバニ』の戦い。3つ入ってますよ、『ラブライブ!』。

乙君:ねー。

山田:でもこれ、ワンツー行った『タイバニ』の勝ちってことですか。

乙君:まあ、なにか俺が見て、たぶん感情移入できるのは『タイバニ』のほうだから、『タイバニ』かな。相棒だったとしたら。

山田:これ、君にとって相棒だとしたら、相棒が1位と(笑)。

乙君:相棒だったとしたらね。

山田:そうか。じゃ、劇場版の相棒が入ってるの、これ?(笑)。

乙君:これはだから、つまりあれでしょ? 2のほうでしょ?

山田:2なの?

乙君:「官房長ー!」って言うほうでしょ、これ。

山田:「官房長ー!」のほうが名作なんでしょ?

乙君:あれはもう、映画史に残る名作ですね。

山田:これ公式に止まらなくなるよね。

乙君:はい(笑)。

山田:っていうことだね(笑)。

続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。

会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
スピーカーフォローや記事のブックマークなど、便利な機能がご利用いただけます。

無料会員登録

すでに会員の方はこちらからログイン

または

名刺アプリ「Eightをご利用中の方は
こちらを読み込むだけで、すぐに記事が読めます!

スマホで読み込んで
ログインまたは登録作業をスキップ

名刺アプリ「Eight」をご利用中の方は

デジタル名刺で
ログインまたは会員登録

ボタンをタップするだけで

すぐに記事が読めます!

この記事のスピーカー

同じログの記事

この記事をブックマークすると、同じログの新着記事をマイページでお知らせします

コミュニティ情報

Brand Topics

Brand Topics

人気の記事

    新着イベント

      ログミーBusinessに
      記事掲載しませんか?

      イベント・インタビュー・対談 etc.

      “編集しない編集”で、
      スピーカーの「意図をそのまま」お届け!