2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
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高橋大智氏(以下、高橋):こんにちは、高橋です。それでは、今日お話したいのは、脚の動きについてです。運動して走っていて脚が痛くなる人というのは、どういう特徴があるか、どういう考え方を持って足の痛みをなくすか、ということをお話したいと思います。
脚というのは、走るとか、ジャンプするとか、その他もろもろあると思うんですけれども。こういった時、骨盤があって、膝があって、足首があって、ってあると思うんですけど、主に3部位です。この3つの部位のどこかに力みがきたり、どこかから崩れがくる可能性というのがあります。
それが何かというと、1つは足指。この足の指というのは実は脚の動きにおいて重要な意味を持ってます。何かというと、足の指を握ると脚が固くなっちゃうんですよ。動かなくなっちゃうんですよ。
これ、やってみたらわかると思うんですけども、足の指をフリーにした状態、なんにもしない状態で前屈してみましょう。前屈して、「だいたいこのぐらいの角度まで自分はかがめるな」というのを覚えてください。じゃあ、次に、足の指を握ってください。
これ(手)が足の指だとすると、ギュッと握った状態で(前屈を)やってみてください。そうすると、さっきよりやりにくくなったと思うんですよ。
足の指の末端部の筋肉を固くしてしまうと、この足の指というのは、結局足首とか膝のふくらはぎとか、ももの裏側の筋肉に全部つながってるので、足指を握ると、足全体の筋肉に影響を及ぼしてしまうんですね。
これは、実は弓道の世界で、書籍でも書かれています。弓を引く時に立った姿勢がありますよね。立った姿勢のときの脚の筋肉の持ち方というのがあって、「指先に力がこもると、その射は失敗する」ていう記述があります。これをスポーツの話に置き換えると、こういうことになる。 要するに、足の指を握ると、その段階この太ももとかふくらはぎの筋肉が全部力んじゃうんです。だから、もうここを力ませたら終わりです。
次に膝。この膝が、また大事になってきます。例えば、足の指を握るというのをやめてしまえば、けっこう脚は楽になるんですけど、まだまだあるんですよ。それは膝なんです。膝をピンと伸ばしすぎると、脚が力んじゃうんです。
気をつけの姿勢でもわかると思うんですけど、脚が力んじゃうんですよ。でも、かといって膝関節というのは、曲がってるとこれはまた良くないんですね。
それはなぜかというと、気をつけという姿勢って、脚の筋肉がピンって伸ばされてるんです。この状態というのは、一見まっすぐ立ってるように見えるんですけど、実は脚とか背中の筋肉をものすごく固くしてるんで、これは実は良くない。
今度、膝関節が曲がったように休めという姿勢を取ると、一見休んでるように見えるんですけども、上体の重みというのが概ね後背部ですね。お尻の後ろとか、腰回りの後ろにかかりすぎて、これも結局姿勢としては悪いんですよ。この状態で走ったりジャンプすると、すごい遅いし腰が重く感じます。
だから、膝は膝関節がグラグラ動くぐらいにしてほしいんですよ。そうすることによって、この……。ええと、だから、このぐらいですね。
ほんのちょっと曲がってるぐらいがいいんです。ほんのちょっと曲がってるぐらいが、動きにおいてはすごく強くなります。
例えば、バスケットボールの世界にマイケル・ジョーダンという人がいます。彼がジャンプする時というのは、ほとんど膝が曲がったジャンプ動作というのはないんですね。一見曲がってるように見えるんですけども、最後着地してポーンと飛ぶ時というのは、膝の曲がりというのがほとんど少ないんですよ。
これは、わかると思うんですけども、
膝を思いっ切り曲げた状態で踏ん張るようにジャンプするのと、
こう、(膝を曲げずに)ゴムまりのようにポーンと跳ぶのでは、力感が違うんですね。膝をちょっと曲げた状態でジャンプするのと、(膝を大きく)曲げた状態で踏ん張ってバーンとやるのでは、(膝を大きく曲げた時のほうが)ものすごい力にエネルギーのロスがあるんです。膝に負担をかけてしまう。ということで、膝というのはちょっと曲がってるぐらいがいいんですよ。微妙なこの膝の関係と足指の関係をやると、概ね、腰が上下に動かないんですよ。上下動が減る。上下動が減るんで、これは動きにロスがある。
剣道の世界を見てみると、相手の間合いにファッと出す時というのは、上体の重心、腰の位置というのは、スッと真横にいくんですね。
下にいったり、
上にフッと上がるようなことというのは、ないんですよ。
というのは、この膝とか、足の指とか、そういったところがしっかりリラックスした状態で動けてるからなんですね。
なので、脚が痛くなってしまった場合というのは、実はいくつか原因があるんですよ。原因があって、それがどこからきてるのかというのを、しっかり分析する必要があるんですね。
まず、足の指を握ってしまう、あるいは、膝を曲げてしまう。そして、腰の上下動が減ってほしい。だから、脚がだるくなっちゃうとか、……まあ、「痛い」じゃなくて「だるい」でもいいんですよ。疲れてしまう。そういう場合も、なんでだるくなってるかというのを考えてほしいんです。
それは、足の指を力を入れて、例えば、踏んで、蹴ったりとかしてやってたかどうか。あるいは、ひざの関節が曲がってるか、ピンと伸ばしきってるか、という状態。
今、体感してほしいんですけど、膝、まずはあえてピンと伸ばす。
この状態というのはすごい疲れるんですよ。今度、ちょっと曲げるんですよ。
曲げた状態も、実は待ってると疲れてくるんですよ。これがほんのちょっと曲がってる……。
何て言うんですか、膝より下がグラグラしてるような感じ。このグラグラしてるような状態というのが、一番上半身、肩回りの筋肉がリラックスするんですね。
この状態を、例えば、疲れてる時とかに、「腰がだるいな」とか「肩がだるいな」と思った時は、膝関節をあえて伸ばす。
で、ちょっとダランとやる。
それのちょうど真ん中ぐらいを狙ってあげる。
そうすると、このリラックスした姿勢に近づくんですね。そうすると、この「痛い」や「だるい」といった症状が少し緩和する。
私の場合を言いますと、私、武道だけじゃなくてスポーツをやってるんですね。例えば、マラソンです。マラソンというのは、「スポーツの中で一番脚に衝撃がかかるスポーツだ」って言われている。
そして、私、本当に何回も脚を怪我しましたけども、こういったことを覚えてると、実際に30キロ過ぎてだるくなってきた時に、膝の曲がりとかをしっかり戻してあげると、スタミナというか足の疲れというのが変わってくるんですよ。
だから、自分が走っていて「疲れてるな」と思った時というのは、それはつまり姿勢が変わってるんですね。だから、元の姿勢に戻してあげる。元の姿勢に戻してあげることによって、また、その時のリラックスした状態とか、リラックスしている姿勢とか身体の動きになってくるんですよ。
だから、そういったことを意識してみてください。足の指に力が入ってないとか。足首もできれば垂直になってほしいんですよ。垂直になってほしい。あるいは、膝も曲がってないかとか。腰がグラグラ動いてないかとか。そういったところをチェックしながら、足の動きというのを気をつけてみてください。
そうすることによって、運動技術とか、あるいは、このだるさとか、そういった動きにおける疲れというのが、非常に軽減されると、私のマラソンとかトライアスロンとかの経験からもそう言えるので、ぜひやってみてください。
じゃあ、これで終わります。ありがとうございました。
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