2024.10.10
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ロードバイク好きにオススメしたい「自転車映画」4本紹介します!(全1記事)
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けんたさん:どうも、けんたさんでございます。ようやく涼しくなってきました。10月入って、やっと秋らしい季節がやってまいりました(注:投稿日は2016年10月11日)。
この前、生まれて初めて競輪場に行きました。すごい。競輪っておもしろいですね。遊び半分、撮影半分みたいな感じだったんですけど。
けっこう多いと思うんですよ、競輪知ってるけどよく知らないっていう人。僕も競輪は知ってるけど、実際どういうことをしてるのかあんまりよくわかってなくて。ちょっとお邪魔させていただく機会をいただきまして、走ってみたというか、いろいろ撮ってきたんですけど。あれ、おもしろいね。熱くなりますね。
「賭け事をやってる人が、最終的にいくところは競輪」ってよく聞くんですけども、その気持ちもわかります。「やっぱり最終的には人間になるんだな」と思いました。……まあ、今日は競輪とはまったく関係ない話をしたいと思います。
今日は僕がチマチマと、休みの合間とか時間がある時に、いろいろ見てきましたよ。以前、けんたさんがおすすめする「ロードバイク乗りにおすすめしたい自転車映画」という動画を作ったんですが、今回はその第2弾でございます。
前回やった時に、すごい好評だったんですよ。一般の人が観た感じの映画の感想というか、「こういう感じの映画ですよ」っていうのをただ淡々としゃべってるような動画だったんですけど、けっこう好評で。「またやってください」って言われたもんですから、また何個か観てきましたので、その動画を撮ろうと思います。ということで、さっそくやっていきましょう。
まず1本目、『クイックシルバー』。
『クイックシルバー』は、以前に紹介した、……何だったっけ? 『プレミアム・ラッシュ』と同じで、メッセンジャーのお話になります。時代はだいぶ古めです。『ヤング・ゼネレーション』的な感じの雰囲気が出てますね。
主人公は、イケイケのトレーダーですね。投資して、儲けて、投資して、儲けてと、かなりイケイケのトップビジネスマンですね。しかしここぞという一発勝負、全部すべてを賭けて出た勝負に負けてしまいまして、途方に暮れちゃうんですよね。なにもかも失っちゃう、と。財産も失うし、名誉も失うし、もちろん仕事も失うことになっちゃう、と。あらあら、と。
そんな途方に暮れた後に、自転車、メッセンジャーにちょっと興味を持ち出して、メッセンジャー会社に就職することになって。そこでいろいろとメッセンジャーの仕事やってて、メッセンジャーにハマっちゃうわけです。別に稼ぎは良くないけど、必要最低限の生活はできるし、楽しいし、酒は飲めるし、と。彼自身充実していたんですね。
そんな中、またいろいろとダークな、闇の組織みたいなところが出てきて、あやしい空気が流れてきます。1人、めちゃめちゃ稼ぐメッセンジャー仲間がいるんですけ、そいつはちょっとヤバいほうのメッセンジャーで、取引をよくやっていて。「こいつヤバいんじゃねえか」っていう中で、それに巻き込まれちゃって、なんとかなるのか、どうなるのか。
というのと、あとは自分の友達で「もうメッセンジャーは稼げねえから、ちょっと転職したい」「店開きたい」と言っている仲のいい同僚の友達がいて「店を開くためには金が必要だ」と。
「金が必要だけどメッセンジャーじゃ金は稼げないし、どうにかなんねえかな」っていう時に、そのために「また株で一発儲けてやろう」と、「一肌脱いでやろう」っていうところで、またちょっといろいろと「どうなる? どうなる?」っていう部分があります。
まあ、メッセンジャーとしてというより、ビジネスマンだった主人公が、自転車、メッセンジャーを通じていろいろな変化に巻き込まれていく、いろいろ変化していく人間ストーリーが、個人的にはかなりおもしろいなと思いました。
やっぱり昔の映画なので、自転車もカッコいいですね。クロモリフレームで、カンパ使ってて。非常にそそられる。サイクルキャップも「Campagnolo(カンパニョーロ)」って書いてあるのをかぶってる人とか、「けっこうオシャレでカッコいいな」なんて思って、観てて楽しかったです。
メッセンジャーとして生きていく中で、いろいろな変化、いろいろなことが起こっていく様子がいい感じに映画にされてて。その雰囲気が、またちょっと昔の雰囲気と絶妙にマッチして。ぜひ観てください。これはおもしろいと思います。けっこう気持ちいい映画だと思います。「あー、いいね。よかったよかった」っていう映画だと思いますんでね。
続きまして2本目はこちら、カタカナで「メッセンジャー」と書いています。
その通り、日本の映画でございます。これはコメントでも「ぜひ観てみてください」って言われたので観てみました。『メッセンジャー』は、昔の日本の映画ですね。SMAPの草なぎくんが主役の映画になっております。
これは、彼がもともとメッセンジャー。なにかビジネスマンやってたとかじゃなくて、もともとメッセンジャーをやっていて。そんな中で、1人のちょっと高飛車な女性の方がいるんですけども、その高飛車な女性はすごい有名なブランドに勤めていて。かなりグイグイと高級な、リッチな生活を送ってたんですけど、自分の会社に所属してるブランドを、……まあ、倒産しちゃいます。
そこで「私どうしよう?」ってなってる時にメッセンジャーになった、と。まあ、ちょっといろいろな事情があってメッセンジャーになるしかなくなっちゃって、そこからストーリーが変わっていきます。
「もう自転車便なんて流行んないんじゃないか」「時代はバイク便じゃないか」「バイクのほうが早いし、そっちのほうが頼む側としてはいいんじゃないの。だから、メッセンジャーどんどん流行らなくなっていく」と言われてる中で、「いやいやいや」と。
あるお得意さまはかなりでかいお得意さまで、ゲットすれば相当な金額の契約を取ることができる、と。でも、その得意先は自転車便だけが注目してるわけじゃなくて、バイク便の大手のでかい会社も注目してる、と。
その会社と「私のほうが早いです」と競っていると、「じゃあ、おまえらで勝負しろ」「この荷物を一番早く届けた奴に頼みます」となり、バイク便 vs メッセンジャー、どっちが早いかというバトルをします。そのバトルも、また無茶苦茶なことをしてるんですけども、けっこう熱くなれる、そんなストーリーになってますね。
個人的には、あんなメッセンジャーの女子がいたらイチコロだろっていう、めちゃめちゃかわいいメッセンジャー女子がいるんですけど、その子を見るために観るっていうのもいいと思います(笑)。
あとは、……何だっけな、誰だっけ? 服部くんだっけ? 1人、ちょっと見てくれはめちゃめちゃいかつい子なんだけど、超生真面目で超しっかりとしてる人がいて、僕は彼推しですね。草なぎくんよりも彼推しです。
そんな感じの映画ですが、そうそううまくいかなくて、バイク便の卑劣な行為とかもいっぱいあるんですけども、それを含めて見所がいっぱいある、けっこうスリリングな映画になってると思います。
個人的には、「おしい」って言っちゃ変ですけど、自転車がマウンテンバイクなんですよ。サスが効いてるクロスバイク、マウンテンバイクなんで、「ちょっとそこはロードとかピストとか、ドロハンが良かったな」なんて、ちょっと思ったりしたりしてます。
だって、一番最初の冒頭の場面だって、60キロ出してるトラックに、マウンテンで追いついてるっていう、とんでもないシーンがあるんですけども(笑)。まあまあ、映画なんで「それはそれでいいのかな」とは思います。ということで、メッセンジャーもおすすめでございます。
そんなところで、次3つ目、3本目でございます。3本目はちょっと今まで紹介した2つとは雰囲気が違うんですけども、『パンターニ』という映画になります。
パンターニという人はけっこう有名なので、聞いたことある人はいると思うんですけども、ツール・ド・フランスとジロ・デ・イタリアっていうめちゃめちゃ有名なでっかい自転車の大会を二冠取った選手になります。
そのダブルツールっていうのはどんだけすごいかっていうと、100年以上のサイクルレースの中で、ダブルツールっていうのを達成した人は7人しかいない、と。そんだけすごいことをパンターニという人はやったんですよね。
映画の雰囲気としては完全にドキュメンタリー映画で、前半は「パンターニはこういう生まれで、こういう人間でした」みたいな感じで、いろんな選手の人とか関わった人たちが話しながら、その当時の映像を交えながらストーリが進んでいく、っていう感じですね。
めちゃめちゃ強いんですよ。「強すぎるっていうことは、なんかやってんじゃねえか?」っていうふうに疑われちゃうんですよね。よくあるじゃないですか。ゲームでも強すぎる奴いたら「こいつ、チートじゃね?」みたいな。パンターニも「こいつ強すぎる。なんかちょっとやってんじゃないか?」っていうふうな疑いをかけられちゃうんですよね。
おそらく彼はドーピングをやってたのか、はめられたのか、わからないですけ、ドーピングの疑いをかけられて、みんなに罵られて、非難されて、最終的にホテルで自殺してしまいました。その苦しみに耐えきれなくて。そんな彼の人生を物語る、彼の人生をたどったドキュメンタリー映画になっています。
この前、『レーサー/光と影』っていう映画を紹介したと思うんですけども、それにちょっと近い感じですね。あっちはもっとストーリー仕立てになってるんですけど、こっちは完全にドキュメンタリーですね。
ドーピング問題というのはどの業界でもあると思いますけど、ロードレース業界にもけっこう根強く残ってるというか、「昔からそういう問題はずっとあるんだな」っていう印象ですね。その薬も合法だったり、急に合法じゃなくなったりとかってあると思うんですけども、薬によってこういう悲しい事件が起きるのって「なんかどうなの?」って。
これからまだまだ走れるっていう優秀な人間が、そういうのに巻き込まれたのかどうかはわかりませんけども、パンターニもね、もしかしたらなにかによってはめられたのかもしれないし。そのへんはちょっとあれなんですけども。そんな彼の人生、「彼ってすごい人間だったんだけども、こうだったんだよね。ロードレースの業界っていうのは、こういう一面もあるんだよね」っていうのを、「なるほどね……」って思わせるような映画になってます。
まあ、ハッピーエンドではないですね、残念ながら。「ああ、そっかあ……」っていう感じの感想にはなっちゃうんですけど、1回観てもいいんじゃないかなと思います。やっぱり、きれいな部分と汚い部分、……汚い部分っていうか悪い部分、両方知っておくのもいいのかなと思いますので、ちょっと紹介してみました。ということで、次です。
そんでもって最後、こちら、『シャカリキ!』でございます。
はじめに言っとかなくちゃいけないのが、原作を実はまだ観たことないんですけども、映画を観ました。はい(笑)。だから、知識ゼロの状態で『シャカリキ!』の映画を観てみました。
やっぱ原作の実写版っていうのは、だいたい端折ってる部分あると思うんですけども、そんなのは置いといて、第一印象は鉄板の青春自転車映画っていう感じですかね。いや、良かったですよ。僕はけっこう好きでしたけどね。
廃部になりかけな自転車部に、小野田坂道くん的な超人初心者、かなり威勢のいい関西弁の小野田坂道くんが入部して、そこから強豪校に立ち向かって、ライバル高校のエースと戦って、最後は優勝する、と。
ちょっとしたコメディがあったり、恋愛っぽい感じもなんとなく入ったりとかあるんですけど、個人的にはレースが迫力があって良かったです。すごい迫力がありました。もがいてる感じとか。今まで観た自転車映画の中でも、一番迫力ある映像といいますか、レースの再現度が高い映画なのかなと思いました。ちょくちょく古い感じのシーンもあったんですけど(笑)。
ライバル校に立ち向かっていく、しかもチーム一丸となって優勝。そういった鉄板のストーリーが大好きなんで、観てて気持ちよかったです。
原作のキャラクターがどういうキャラクターかはわからないですけども、主人公は「めちゃめちゃ激アツな鳴子章吉くんって感じのキャラなんだろうな」とか、「すごく漫画のキャラを再現してるんだろうな」っていう印象ですね。これを機に、原作の『シャカリキ!』も観てみたいなとは思いました。
原作の忠実度とか、忠実な再限度とかは除いて、自転車映画としてすごく迫力のある映像がめちゃめちゃあってよかったです。
ということで、以上で全部4本ちょっと紹介しました。どれも個人的にはおすすめです。気になる人は観てみてはいかがでしょうか。ということで、けんたさんでした。長々とご視聴ありがとうございました。また次回、お楽しみに。お疲れさまでございまーす。
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