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「世界禁煙デー記念イベント」 霊長類最強女子 吉田沙保里選手が巨大タバコに挑む!(全1記事)

吉田沙保里らが受動喫煙の怖さを思い知る 最後は巨大タバコに渾身のタックル

毎年5月31日は、世界保健機関(WHO)が定める「世界禁煙デー」です。これを記念した喫煙や受動喫煙による健康への悪影響から人々を守ることを目的としたイベントが都内で開催され、吉田沙保里氏と平原綾香氏が出席しました。受動喫煙の脅威に2人は戦々恐々。イベントの最後には、巨大タバコを相手に、世界を制した吉田氏のタックルが炸裂し、大いに盛り上がりを見せました。

世界禁煙デーに吉田沙保里らが登場

司会者:今日は「世界禁煙デー」ということで関わりのあるゲストとして吉田さん、平原さんにお越しいただいておりますが、まずはお2人の世界禁煙デーとの関わりについて、うかがっていきます。

まず平原さんは「いきいき健康大使」として日本の健康寿命を伸ばすというプロジェクトに取り組んでいらっしゃいます。このイベントに参加されるのは、昨年に続いてとなりますが、今年も参加されて、今のお気持ちをお聞かせください。

平原綾香(以下、平原):そうですね。本当にまた参加できてうれしいですし、今回、吉田選手と一緒にということだったので、より楽しみに今日はしてきました。

司会者:そして吉田さんは「健康寿命を伸ばそう」をスローガンに、国民全体が人生の最後まで元気に健康で楽しくなる毎日が送れることを目標とした、厚生労働省の「国民運動スマート・ライフ・プロジェクト」のメインキャラクターとして、イベントに初参加いただきます。今のお気持ちをお聞かせください。

吉田沙保里(以下、吉田):本当に世界禁煙デーということで、私を選んでいただけてうれしく思いますし、1年間よろしくお願いしますという感じです。

司会者:やっぱりアスリートという立場から、禁煙というのはいろいろ考えることはありますか?

吉田:そうですね。やっぱりアスリートだけじゃなく、生きてるうちは健康で長生きをするという意味ではタバコをなるべく吸わない方がいいのかなと思います。

司会者:そもそも世界禁煙デーというのは、WHO世界保健機関が制定した禁煙を推奨する日のことで、「タバコと健康について考えよう」という日です。毎年5月31日が世界禁煙デーと定められているんですが、吉田さん、この世界禁煙デーについては以前からご存知でしたか?

吉田:それが……ぜんぜん知らなくて。今回この機会をいただきまして、知りました。

司会者:ちょうどいいきっかけになったと。

吉田:はい。とてもいいきっかけになります。

司会者:ぜひいろいろと知って、吉田さんにはいろいろ広めていただけたらと思います。日本では厚生労働省が本日5月31日から6月6日までの1週間を禁煙週間と定めて、2020年に受動喫煙のない社会を目指して、「タバコの煙から子供たちを守ろう」をテーマに、タバコの煙による健康被害をなくすためのさまざまな取り組みを行って参ります。

実は、あの女子サッカー界のレジェンドの澤穂希さんも、この取り組みに賛同をしてくださっております。澤さんに、タバコについてうかがったインタビュー映像がありますので、こちらをみなさんで見ていきたいと思います。

ではお二方、左手にご移動ください。それでは映像をお願いします。

(澤穂希氏のインタビュー動画が始まる)

澤穂希:本当に受動喫煙が原因で亡くなっている方が、そんなにたくさんいるっていうことにまずびっくりしましたし、本当にタバコを吸うということは、個人的な問題だとは思うんですけれども、やっぱり吸ってる周りの人が影響あるなっていうことなので、そういう部分ではすごく考えてほしいなと思います。

私がアメリカに住んでたときも、喫煙というか、レストランとかでも、禁煙のお店が多かったですし、それに比べて日本はまだ喫煙と禁煙のところに分かれてるんですけれど、それでも喫煙のところから禁煙のところに、煙がきたりして。やっぱり吸わない人たちからしたら、考えてほしいなっていうのは思いますね。

妊娠中のときもそうでしたし、出産してからもタバコの煙で子供が亡くなる突然死っていうリスクもあるというのも聞いてますし、そういうのを聞くと、やっぱり怖いなと思います。

やっぱり子供がいるところは、できるだけレストランとか、禁煙の場所にしてほしいなと思います。

私も子供を産んでから改めてタバコの害について考えるようになりました。子供たちの未来のためにも、受動喫煙のない社会にしていきましょう。

(澤氏のインタビュー動画が終わる)

司会者:澤さんのメッセージをご紹介いただきました。どうぞこちらにご移動ください。

動画の中で、澤さんのコメントにもありましたが、他人のタバコの煙を吸わされる受動喫煙は大きな社会問題になっていますよね。平原さんはこれまで「いきいき健康大使」として活躍されてる中で、タバコの害についての理解は深まりましたか?

平原:そうですね。本当に知らないことばっかりで、その受動喫煙というのがいろんな体に害を及ぼすこともそうですし、日本がまだまだそれについて対策が練られてるんだけれども、世界より遅れを取っているっていうことを知って、ちょっとショックで。

けっこう、日本っていろんな最先端のことをやっているのに、ここはうやむやになっている部分もあるっていうのを聞いたので、なんとか、あとオリンピックまでに3年ですよね。なんとか日本全体で呼びかけていかないと。世界に誇る日本をしっかり作っていかないとっていう感じはします。ちょっと焦っております。

司会者:こういうのをきっかけに、一人ひとりが、しっかりと考えて意識していかないとですね。

平原:そうですね。

司会者:吉田さんはいかがでしょうか?

吉田:さっき、澤さんの動画インタビューを見て、自分自身のことだけじゃなく、出産されてから、子供たちのことも、他の方のことも考えるようになったっていうのを見て、やっぱり私も今出産はしてないですけど、甥っ子姪っ子がたくさんいる中で、そして、これから世界オリンピックを目指す未来の子供たちのためにも、私たち大人がしっかり考えていかないといけないなっていうふうに思いましたし。

先ほど言われたように、やっぱり最先端でいってる日本が、この喫煙・禁煙のことでは、ちょっと遅れを取ってるってことは私もびっくりしたので、だんだん喫煙する場所が作られて、どこでも吸えなくなってきたっていうのは、減ってきたなっていうのは感じてきたので、どうもあと3年。オリンピックまでにしっかり一人ひとりが気をつけながらいって欲しいなというふうに思いますね。

司会者:今お話がありましたけども、甥っ子姪っ子さんとか、それから指導されてたり、関わっている子供たち。未来の子供たちのためにって考えると、いろいろ思うこと増えますよね。

吉田:私の周りにも吸ってる人は何人かいるのでアレですけど、私も喘息だったりするので、そういった部分ではこれからもっとひどくならないように一人ひとり気をつけて、子供たちのためにも、と思います。

司会者:お2人の話にもありましたが、他人のタバコの煙を吸わされるこの受動喫煙は、「世の中ごと」として、私たちが考えていかなくてはならない問題となっております。

それではここで、受動喫煙に関して、ぜひみなさまにも、お2人にもさらに知識を高めていただくために、クイズを用意しましたので、お2人には回答者になっていただきたいと思います。

こういうクイズって得意ですか?

吉田:苦手です。めちゃくちゃ苦手です。

司会者:しっかり考えてお答えください。平原さん、いかがでしょうか。

平原:モノによりますね。音楽系だったら大丈夫だし、スポーツ系とかだったら……。これはちょっとわからないです。

司会者:今日は意識を高めるためにですから、ぜひよろしくお願いします。それではご移動ください。

今日は受動喫煙に関するクイズを4問用意いたしました。お2人にはお手元にフリップをお渡ししますので、こちらに回答を書いていただきます。ご準備よろしいでしょうか。プレスのみなさま、ぜひ一緒にお考えください。

クイズの冒頭でまさかのカンニング!?

司会者:それでは第1問です。

タバコの煙に含まれる発がん性物質はおよそ何種類でしょうか? フリップにお書きください。

どれくらいあるとみなさんは思われますか。タバコの煙に含まれる発がん性物質はおよそ何種類でしょうか。かなり「え?」と言いながら悩んで回答をされていますけれども、吉田さんなんかニコニコしてますね。どんな回答を書いてるんでしょうか。

お2人、一斉に書き終わりました。

では一斉にフリップを見せていただきますので、よろしいでしょうか。ではお2人の回答はこちらです。

平原さんが「50種類以上」。吉田さんが「70種類」ということで、このような回答となりましたが、それでは正解を見て見ましょう。

正解はこちらです。「約70種類」ということで、吉田さん大正解!

(会場拍手)

素晴らしいですね。こちらに書いてあるタバコの煙の中には、主にタールに含まれるベンゼンや、ガスとして放出されるホルムアルデヒドなどのタバコの煙には発がん性がある。あるいは発がん性の可能性のある物質が約70種類も含まれています。

見事正解された吉田さん。一言いただけますか。

吉田:これだけちょっと見ちゃいました……(笑)。

司会者:いわゆるカンニング……。

吉田:見てたらクイズのやつだ! っと思って。

平原:台本に答えがあるんですよ。私見ないようにしてて。

(会場笑)

吉田:これだけであとは本当に知らないです。

司会者:なるほど! 一応リハーサルを行ったときにも、ここは真剣にやりましょうって(笑)。

吉田:いただいてた台本を楽屋で見てたら、これが出てきて、最初はこれだけ見ちゃった。ごめんなさい。

(会場笑)

司会者:そうですね。そこを繕わないで素直に書く吉田さんてやっぱり素敵ですね。

吉田:ぜんぜんわからなかったですけど。70っていうのが見えちゃって。知ってたから書いちゃった。

(会場笑)

司会者:逆に70って見て。

吉田:こんなに多いんだって思いました。びっくりしました。

司会者:そして何も見てない平原さんですけれど、やっぱり50種類以上あると思われたんですね。

平原:以上っていうところが、またちょっとアバウトな感じであれですけど、でもけっこう多いですね。

司会者:多いですよね。これだけ発がん性物質が含まれているということで、やっぱり考えなくてはいけませんよね。

続いて参りましょう。続いて第2問です。

国内において受動喫煙が原因で肺がんなどで亡くなったとされる年間死亡者数の推計は約1万5000人ですが、これは交通事故で亡くなる数のおよそ何倍でしょうか、という問題です。

吉田:年間で?

司会者:はい、1万5000人。この1万5000人は交通事故で亡くなる数のおよそ何倍か? 何倍というかたちでお答えください。

平原:ということは、受動喫煙が原因で亡くなられる方の方が断然多いっていうことですよね。

司会者:そういうことになりますね。そういうことで考えていただいてけっこうです。交通事故で年間どれくらい亡くなってらっしゃるかなって考えて。

吉田:わかんない(笑)。

司会者:これ悩みますよね。問題的には明らかに受動喫煙が原因で肺がんなどで亡くなったとされる方の方が多いということで、出しております。

吉田:交通事故の年間?

司会者:はい、年間です。

平原:きっと2倍以上だよ。

(会場笑)

司会者:クイズ慣れしてますね。

平原:でも、倍ってすごいからね。

司会者:すごいですよね。

吉田:ちょっとわかんない。

司会者:真剣に考えてくれて悩んでます。みなさんも。

平原:好きな数字で。

司会者:それでもけっこうです。ぜひぜひプレスのみなさまもこの機会に一緒に考えて見てください。

平原さんの手があまり進まない……。吉田さんはもうさくっと……。

吉田:わかんないけど……。

司会者:わかんないけど、わかんないけど書いてくださった。さあ、ではお2人の答え見てみましょう。せーの、フリップどうぞ! (吉田さんが)「10倍」、そして平原さんが「4倍」? ということになっていますが、さっそく正解を見てみましょう。正解はこちらです。「約4倍」ということで、平原さん大正解、拍手!

(会場拍手)

司会者:はい、こちらご覧ください。受動喫煙が原因の死者は年間5000人を超えているということで、交通事故の死亡者より本当に4倍多いんですね。でも、世界では受動喫煙が原因で年間60万人が死亡していると推計されているということなんですね。すごいですよね。平原さん、正解されましたが、改めていかがでしょうか。

平原:こうやって数字にしてみると多いですね。でも、こういうのがあんまり浸透していないっていうのもね、問題ですよね。しっかりわかっていると考えますもんね。しかもこのタバコを吸われている方じゃなくて、受動喫煙が原因でっていうのが怖いですね。

司会者:ですね。さぁ、吉田さんも書いてくださいましたが……。

吉田:受動喫煙のほうが死者は少ないですよね。普通に吸っている人とかどうなんだろう、なんか受動喫煙の人の方が多いのかなって思うんですけど。どっちのほうが多いんですか? タバコは吸っていても別に亡くなるわけではないから……。

司会者:喫煙者の中だと13万人、受動喫煙で1万5000人ということです。

吉田:やっぱりじゃあ、吸っている人のほうが……。

司会者:はい、吸っている人のほうが多いです。でも、吸っていないのに、受動喫煙で1万5000人って考えると……。

吉田:多いですよね。

司会者:はい。

吉田:そうか……。すごい怖いですよね、やっぱり。

吉田:自分の父とかも、兄とかももうタバコが好きでもうずっと吸っているので、本当に子どもたちに影響があるんだなって思ったら、今すぐやめてほしい。

平原:私の父も昔吸っていたんですけど、やっぱり身体に影響あるからっていうのでやめてもらったんですね。でも、ときどき喫煙者がいるとタバコの煙を吸いに行っています。

(会場笑)

司会者:お父様が。

平原:なんかこう、吸いたくなっちゃうんでしょうね。

吉田:だけど、やめられるだけすごいですね。

平原:けっこう大変だった。

吉田:うちの父とかは、一緒に暮らしているので、赤ちゃんが生まれたときすぐは換気扇のところで吸っていたんですけど、やっぱりちょっと大きくなってもう小学校とかになると普通に吸っちゃっているので……。けど換気扇のところで吸うのってまたいいのかな。

司会者:また換気扇から煙が排出されたときに人様に迷惑かけますからね。やはり吸わないことが一番ですね。受動喫煙にならない環境を作るっていうことも大事だと思います。はい、お2人ありがとうございました。さあ、続いての問題にまいりましょう。

続いてはこちら、第3問です。

「もうタバコを吸う人の横にいられない」

受動喫煙により、非喫煙者の肺がんによる死亡のリスクは約何パーセント高くなるでしょうか。受動喫煙をすることによって、自分は吸っていないんです。吸っていない人の肺がんのリスク、その死亡のリスクっていうのは、受動喫煙によってどれぐらい高くなるのか。

吉田:肺がんに……肺がんによる……?

司会者:はい、これは肺がんによるになっています。

平原:100のうち?

司会者:100のうちですね。100のうちでいきましょう。みなさんもぜひお考えください。まったく吸っていない非喫煙者なのに……。

平原:難しいですね。

司会者:そうですね、けっこう……。

平原:答え見えればよかった。

(会場笑)

司会者:真剣にお答えいただきたいと思い、ちょっと難しく出しているんですが……。でも、ぜひ知っていただきたいですね、こういう数字も。

平原:わからない。解けない。

(会場笑)

司会者:わからない、解けないとおっしゃっていますが、あえて考えていただきましょう。吉田さん思い切りいいですね。バシッと決めて。

吉田:思いつき!

司会者:思いついた数字、それでけっこうですから。さあ、書いた数字見せていただきましょう。せーの、どん!

(吉田さんが)「20パーセント」、(平原さんが)「80パーセント」ということで、正解はこちらです。「約28パーセント」、吉田さん近かったですね。じゃあ説明しますね。

肺がんになるリスクなんですが、約28パーセントですから約1.28倍、脳卒中になるリスクも約1.29倍、「乳幼児突然死症候群」、SIDSになるリスクはなんと約4.7倍にもなるということで、やはり子どもの前で喫煙をするということは大事な家族、子どもや孫を傷つけることになるということなんですね。この結果を見て、吉田さんいかがでしょうか。

吉田:吸っていないのに受動喫煙だけで肺がんで亡くなる……。いやあ、怖いですね。しかも、乳幼児突然死症候群っていうのが私初めて聞いたので、生まれて、煙を吸っちゃうだけで亡くなる可能性が4.7倍ってもうやばくないですか?

司会者:そうなんです、やばいんです。

吉田:やばいですよね。

司会者:これぐらい本当に煙はよくないんですね。

吉田:家でタバコがやめられない方は外で吸ってきてもらったりとかしてじゃないと、家の中とかで吸うとそういう確率が高くなっちゃうんですよね。

司会者:そうですね。外も考えないと、お子さんがいらっしゃるところでしたら、外でも困ってしまう。

吉田:例えば同じ空間にいるのはもちろんわかりますけど、外だと風に流れたりするじゃないですか。そういうのも……。

司会者:そうですね、風に流されてもやっぱり吸いますからね。なくなるわけではありませんので。

吉田:そうですか……。

平原:部屋についたニコチンでも受動喫煙になっちゃうらしいんですけど、煙がなくても。

吉田:あと、今日テレビで観たやつなんですけど、じゅうたんとかに長年付いたアレでがんになったり病気になったりっていうのをやってて、怖いと思って。

司会者:そうなんです。

平原:吸った衣服もダメですよね。

吉田:もうタバコを吸う人の横にいられなくなっちゃう、これを知ってしまうと。

司会者:本当にそうですよね。意識が変わりますよね。

吉田:ぜんぜん変わりますね。

司会者:はい。ということで、吉田さんはよく20パーセントと言われましたね。今日はいい感じですね。

では最終問題にいきたいと思います。最終問題です。近年のオリンピック開催国・開催予定国で罰則付きの受動喫煙防止対策をしていないのは日本だけである。これは〇か×かでお答えください。罰則付きの受動喫煙防止対策をしていないのは日本だけである。オリンピックに行かれている……。

吉田:オリンピックに行った時に受動喫煙……あんまり聞いたことない。

司会者:あんまり聞いたことないと吉田さんおっしゃっていますが、〇か×かで……。はい、さぁ、ではお2人の答えを見てみましょう。答えはこちらです。お2人とも〇ということで書いていただきましたが、正解はこちらです。〇! お2人とも大正解です! 拍手!

(会場拍手)

司会者:そうですね、実は受動喫煙を防ぐ努力を求めているんですが、屋内での喫煙を禁止している法律ではないので、WHOによる判定では対応できている施設タイプは0で、世界最低レベルに位置付けられている。世界最低レベルだそうです。

平原さん、すぐに〇を書いていらっしゃいましたが……。

平原:これは去年、1年前に聞いて、本当にびっくりしました。どうしたらいいんでしょうね。上の人が言ったら全部なくなるとかないですかね。

司会者:なってほしいですよね。

平原:でも、罰則付きなんですね。

吉田:どんな罰則になるんですかね。

司会者:それぞれ細かくあるかと思うんですけれども、罰則に関しては近年のオリンピック、吉田さんも出場されているものありますよね。

吉田:はい、ロンドンとリオデジャネイロ……。

司会者:罰則付きの法令があったはずと。でも、日本2020年は罰則がまだないということで、迎える開催国に当たる吉田さんいかがですか。

吉田:罰則ある意味した方がいいんじゃないですか。一番最低レベル……。

司会者:世界からたくさんの方がいらっしゃる?吉田:えー、日本ってこんな感じなんだーっていうふうに思われるのも嫌ですし……。

司会者:実際にロンドンとか行かれていかがでしたか? 

吉田:うーん、タバコ吸ってる人って確かに見たことないなって、外で。なのでタバコ吸う場所が決められてそこで吸うっていう感じなのかなと。私たちは選手村なのでアスリートはタバコ吸ってる人はもちろんいないんですけど、日本も罰則付きありにしたほうがいいんじゃないかと。

司会者:やはり世界レベルで対策をとっていかなくてはいけないですよね。

吉田:そうですね。

司会者:4問、お2人にもお答えいただけましたが、みなさまはご自分での正解率はいかがでしたでしょうか? そして受動喫煙の害についてより知っていただくことできたかと思うんですが、平原さんいかがでしたか? 

平原:そうですね、もっともっと詳しく知っておいたほうがさらに呼びかけられるなって思いました。もうちょっと勉強しようと思います。

司会者:ありがとうございます。吉田さんいかがですか? 

吉田:はい。中学校とかでたぶん禁煙・喫煙についての勉強はしたはずなんですけど、なかなかその時の知識よりも今のほうが時代も流れてますし、本当に詳しく今日知ることができて、いろんな方にまだ知らない方にも教えて、広まっていけばいいなっていうふうに思いますね。

司会者:お2人とも、よろしくお願いします。それではクイズはここまでとさせていただきまして、お2人にはぜひ今後タバコの害に関する知識を深めていただき、受動喫煙がない社会の実現にお力添えをいただけたらと思います。よろしくお願いします。

そして、お2人に加えて受動喫煙のない社会を目指していくことをもっと広めていく強力なサポーターとして活躍してくれる公式キャラクター、今年は登場するんです。先ほどからお2人のパネルにも登場してますそのキャラクターの名前を、平原さんに発表していただきます。お願いします。

平原:はい。この子の名前は「けむいもん」です。

司会者:出ました、こちらです。禁煙をもっと世の中に広めていくためにこれから公式キャラクターとして活躍してくれる「けむいもん」です。平原さん、受動喫煙ゼロの社会を目指すために「けむいもん」が活躍するということなんですが、選考する時に平原さんも審査員に加わられたとうかがってますが? 

平原:はい、そうなんです。わたしが選んだのじゃないんですけど(笑)。だけどこれもかわいいなと思っていて、悩んだ中の1つだったのですごくうれしいですね。ちょっと子どもの顔にも見えるし、けっこうシンプルで、ぱっと見ただけでなにを禁止しているのかが子どもにもわかりやすいというマークを前提にみんなで選びました。

司会者:全国から応募が180件あったその中から選ばれた「けむいもん」なんですが、吉田さんはいかがですか? 

吉田:かわいいと思いますね。やっぱり煙が嫌だっていうことで眉毛のこの反対下向きになってるのが、もう嫌だ! っていうのがそれですごくわかるなぁと。これで反対にしちゃったら喜んでるんで、この眉毛でこれだけ変わるというのがすごいなってわたしは思いましたね。

最後は金メダリストの豪快タックル

司会者:ぱっと見てわかりますよね! 今日お2人は「けむいもん」のバッジを付けていただいてるんですよね。これかわいいですね。ぜひいろいろなところに付けていただけたらと思います。よろしくお願いします。

さあ、「けむいもん」にも力を十分に発揮してもらって受動喫煙ゼロの社会を目指していきたいと思います。そして最後に、今日はせっかく世界のヨシダ選手にお越しいただいておりますので、こんなものを用意しました。お2人ちょっとこちらに来ていただいてよろしいでしょうか。

さあ出てきましたのが巨大タバコの登場です! みなさんおわかりだと思いますけれども、2020年受動喫煙のない社会を目指して、これから吉田さんに思いを込めてこの巨大タバコをタックルで倒していただきます。どうですか、こういうことは? 

吉田:タバコにタックルは初めてですね。いやーなかなかいい機会をつくっていただきました。タバコやっつけます! 

司会者:やっつけてくれますか! 

吉田:はい!(笑)。

司会者:けっこう強そうな……。

吉田:ちょっと大きいんでね。手強そうなんですけど。

司会者:お2人近づいて触っていただいてけっこうですよ。

平原:けっこう硬いですよ。

吉田:本当だ、けっこうかっちりしてます。

司会者:平原さん、真横で吉田さんのタックルを見るっていう心境はいかがでしょうか?

平原:ただでさえ試合とかもあんまり見れないのに、吉田選手がタバコにタックルするってたぶんもう見れないかもしれない。

吉田:わたしも初めてですよ。

平原:そうですよね。

司会者:PR現場でもイベントでも少ないんじゃないですか? 

吉田:そうですね、あんまりないですね。

司会者:貴重ですよ平原さん! 

平原:ね、味わいます、十分。うしろで応援してます。

司会者:応援しててください(笑)。さぁではマイクお預かりしますので、吉田さんタバコに挑む意気込みをポーズでプレスのみなさんに見せていただけないでしょうか。目線もプレスのみなさんに。平原さんうしろから援護するかたちでいただけますか。平原さんもありがとうございます。平原さんまでやってくださるというなんと贅沢な。これはタバコは勝てないですよ! マイクを持って歌ってる感じの平原さん。ありがたいですね、平原さん自らの演出です。いかがでしょう、かなりシャッター音が止まらないのでもう少しお時間いただいて……。

平原:足がきついです! 

司会者:ではちょっといったん休憩して、残り10カウントポーズいただきますのでプレスのみなさんそこでお願いします。じゃあ残り10カウントいただきましょう。10、9、8、7、6、5、4、3、2、1。ここまでこのセッションとさせていただきます。大丈夫ですか、足とか準備運動していただいて。平原さんはその位置から見守りますか? 

平原:うっ、はい。

(会場笑)

司会者:実は本日私が「吉田さん、どうぞ!」って言う予定だったんですが、平原さん言ってもらっても……? 

平原:はい、わかりました。

司会者:このあと私がコメントを言いまして、音楽が流れたあとに「吉田さん、どうぞ!」の一言をお任せしてもよろしいでしょうか。

平原:はい。

司会者:ありがとうございます。さあ、それではいきたいと思います。2020年受動喫煙のない社会を目指して、子どもたちの未来のために願いを込めて! 

平原:吉田選手、どうぞ! 

(吉田氏、巨大タバコにタックル)

司会者:決まりました! 大きな拍手をお願いいたします! 

(会場拍手)

司会者:タバコがババっと倒れました! 

吉田:やっつけました! 

平原:リハーサルの時よりすごかった!

吉田:本気でいきました、本気で!

司会者:お2人中央にご移動ください。いやぁ平原さんの目が輝いてましたね、タックルする吉田さんを見る時に。

平原:かっこいいですねぇ! 

吉田:生で見ていただきたいですねレスリング。

司会者:吉田さん、みなさんの前でタバコにタックルをして倒したという今の心境をお聞かせください。

吉田:いろいろこの話をしてきた流れなので、タバコをやっつけられてよかったなって思います。

司会者:ありがとうございます。力強く。今のタックル自分的には何点でしょうか? 

吉田:100点です!

司会者:100点! さすがです、いただきました! ありがとうございます。

(会場拍手)

司会者:お話をうかがってまいりましたが、ぜひタバコの煙から子どもたちを守るため、1日も早く受動喫煙のない社会を実現していきたいと思います。それに向けて、最後にお2人から一言ずつお言葉をいただきます。まずは吉田さんお願いします。

吉田:はい。今日このように参加させていただいて、受動喫煙のことなりタバコのこと、どういう害があるとかどれぐらいの害があるとかいろいろ知ることができましたので、これからもアスリートとかもそうですけど、未来の子どもたちにもしっかり伝えていけるようにがんばっていきたいなと思います。

司会者:ありがとうございます。平原さんお願いします。

平原:これからもタバコ、そして受動喫煙の危険性についていっぱい呼びかけていきたいと思いますし、反対にタバコをやめたくてもやめられなくて苦しんでいる人たちもたくさんいるので、その人たちの心のケアも同時に進行していけるような社会であったらいいなと心から思っております。これからも二人でがんばっていきたいと思います。よろしくお願いします。

司会者:ありがとうございました。本日のゲスト吉田沙保里さん、平原綾香さんでした。大きな拍手でお送りください。ありがとうございました。

吉田:ありがとうございました。

平原:ありがとうございました。

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