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会議を見せるテレビ 第29回(全5記事)

「ファン辞めます」報告はいらない! 芸能人から見た、ファンの不可解な行動

キングコング西野亮廣氏と絵本作家のぶみ氏によるニコ生チャンネル「会議を見せるテレビ第29回」。今回は、キンコン西野とのぶみが、ファンから言われた不可解な言動に苦言を呈します。

「知らなくてごめんなさい」は言わなくていい

のぶみ:あとちょっと俺聞きたかったのが、よくファンの人が来て、「のぶみさんのことはホントに知らなかったんですけど、ホントに知らなくてごめんなさい」っていう人たちに対して何ていうんですか?

西野さんのことを、例えば興味なくて、「いやキングコングとかホント見たこともなくて、ごめんなさいね、ホントごめんなさいね」って言って、「でも今日は良かった」とか言われて、俺それをものすごい長くやられたことあるんですよ。

西野:(笑)。

のぶみ:「のぶみさんホント知らなくて、ホント今日来るまでごめんなさいねホント見たことなくて」とか。

西野:それ言わんでええやん(笑)。それわざわざ言わんでええやん。

のぶみ:それねけっこうね。

西野:あります。

のぶみ:別に全員が僕のことを知ってるなんて思ってないですよ。

トンボ:そもそもがね。

のぶみ:だから「ぜんぜん大丈夫ですよ」って言ったら、伝わってないって思ったのかな? 「いやホントに知らなくって」みたいな、他では聞いたことあるんですけど、みたいな。それをずっと続けられたんですよ。

西野:あーわかるわー。

のぶみ:最後ちょこっとだけ「今日良かったです」って言われても、もう前のマイナスで。

西野:(笑)前のマイナスで。

のぶみ:前のマイナスでもうダメで……。

西野:だから言わんでいいですよね。

「ファン辞めます」報告も不要

のぶみ:どうすんですかあれ?

西野:いやーホント僕もありましたよ。「むかし西野さんのこと嫌いだったんですけど、はねとびやってる頃とかほんと嫌いだったんですけど、今の西野さんはー」みたいなこと言い出して、なんでわざわざマイナスを言うのって。

のぶみ:おかしいよね? おかしい。

西野:マイナスからスタートして、プラスしてるけどもう届いてない。

一同:(笑)。

西野:プラスになってない。結果おまえは、俺の中でマイナスで終わってしまっている。なんでわざわざ言うんだろう?

トンボ:ちょっと印象付けたいんですかね? 私はちょっと違うぞみたいな。

のぶみ:あれ気遣いなんだろうねきっと。たぶんきっとばばあ花と同じで。おれすげー傷つく(笑)。

西野:傷つきますよね。たしかにたしかに。おまえの中での変化なんか知らないから。いやそうなんですよね~。わかるわーマウンティング(笑)。たしかに。マウンティングとられてこうされてるかんじで、「前はおまえは嫌いだったんだけど今はいいぞ」みたいな。

トンボ:(笑)。

のぶみ:すごいよな~。

西野:進化したことを伝えてんのに……。

のぶみ:あ~そうなんかぁ。

西野:こっちいや。

のぶみ:いらないよそれ。

西野:それは僕が言わせてください。今のは進化してんのを伝えてんのんやんていうのは、そもそも何でお前みたいな者が上にいるんだっていう。

一同:(笑)。

西野:違うぞ。

トンボ:だから僕、全部それだと思うんですよ。知らなくてごめんなさいっていうのも全部ちょっと上から言ってるんですよ。

西野:上から言ってるんですよ。「おまえ最近おもろなってきたな」みたいな。ちがーう。

一同:(笑)。

西野:俺は言っとくけども、昔から一貫して俺は街作るって言ってたし、ディズニー倒すって言ってたし、クラウドファンディングもやってたし、お前らがアホみたいに大しておもしろくないものをウェーってやってる間、ずっと言ってる。

お前が鈍感なカンの鈍いお前がようやく見つけたんだと、伸びたのはお前の方でもっと前からこっちはおもろいことやってましたよ。

のぶみ:ほんとそうなんだよなぁ。

西野:何を上から言うてくるん。「最近おもろなってきましたね」、ぐらいの感想言ってきよるんですよ。バカタレが。ずーっと言ってたよこっちは。

のぶみ:ほんと悲しいですよね。こんなに悲しいことないんだよな。

西野:あ! ファン辞めます報告もいらないね。それそれもずっと言わせてもらってます。

のぶみ:ファン辞めますて言われるんですか?

西野:最近は僕これ言うようになったアレなんですけど、昔は、20代の時とかは恋愛対象みたいな感じになってて、遠くに行ってしまいましたねみたいなこと言う。

のぶみ:うーん。

西野:もう私ちょっと泣きそうになりながらファン辞めますみたいな。辞めたら? って話。

のぶみ:別れるみたいな話だ(笑)。

西野:恋人みたいなスタンスできてるけど、辞めたらいい。何? お前はもしかして俺がこう抱き寄せて、辞めるなって言うと思ってるの?

一同:(笑)。

西野:何も思わん。バカタレ。辞めたらいいじゃないですかそんなん別に。趣味が合わなかったら離れていったらいいし。

のぶみ:すげーなー。

西野:何をあれら勘違いしてるんですかね。

30分で読み聞かせる難しさ

小谷:こないだちょっと違うんですけど、「なにこれ?」っていう話があって。西野さんの絵本の読み聞かせを北海道に行ったじゃないですか?

西野:あぁ行った行った。

小谷:その後に、おばさんに「私もプぺルの読み聞かせを今度やろうと思ってるんです」って言われて、「あーそうなんですかいいですねー」って言ったら、「でも私、西野さんより上手に読めちゃうんですけど大丈夫ですかね?」って言われて。

のぶみ:あー。言われるそれー。

小谷:それでこれなにこれ? ってなったんです(笑)。これなんなんこれってなって(笑)。

西野:俺もうその人の顔出てきてんもん。

小谷:(笑)。

西野:俺なそれオンラインサロンやってるんですけど、よく『えんとつ町のプぺル』の独演会の枠を1枠ちょっと。要は1時間半喋るんですけど、削って30分削って『えんとつ町のプぺル』の読み聞かせをしてくださいって言われるんですね。

小谷:なるほどなるほど。

西野:僕は正直、前にのぶみさんも仰ってたんですけど、読み聞かせってだいぶ環境が整ってないと……。

のぶみ:ちょっと難しいですね。

西野:難しい。僕もそれを言って、とくに『えんとつ町のプぺル』って30分なんですよ。

小谷:長い。

西野:長いんですよ。

のぶみ:場所によるよなぁ。

西野:4時間1人喋りしろって言われたら僕いけるんですよ。でも、30分の読み聞かせってかなり場所が環境が良くないと、それこそ後ろにワーって人が通ってたりだとか、音の環境がすごい悪かったりだとか、そこかしこで赤ん坊が泣いちゃったりすると……。

のぶみ:難しい……。

西野:絵本の読み聞かせなったときに、要は何で4時間のトークができて、30分の絵本の読み聞かせができないかというと、もう物語が始まっちゃうと降りることができないから。その物語を降りて客いじりみたいなことができないから、だから難しいって言うてるんですよ。

のぶみ:うんうん。

西野:別に30分の文章を読むのなんか、これ自体は難しくないんですよ。そんなん書いてある文字読めばいいんだから。感情込めて。難しいって言ってんのは、静止するのがすげぇ難しいって言うんですけど、そのお母さんは同じ人なんで「私は30分いけますよ」って(笑)。30分はいけんの!

小谷:あーどの人かわかんじゃん。

西野:そう。30分はいけんの。30分はいけるけれども俺が何で難しいかって言うと、そういう環境が整ってないといけないというのと。あともっと言うとキネマ倶楽部で独演会の時に、絵本の読み聞かせっていうのをやって、そん時にanoaさんのピアノと、照明と、いろいろやって、しかもあれはYouTubeで無料で見せちゃってる。

トンボ:たしかに。

西野:無料で見せちゃって、その後に有料のイベントで読んで、画面もちょっと見にくいみたいものを提供するわけにはいかないから、だから難しいって言ってんのに、そのお母さん同じ人やわ。私読みますよみたいな。

のぶみ:だから代わりに読みましょうかってことなんでしょうね。

西野:はい。私いけますよみたいな。

作品が届かなかった時は本当に悲しい

のぶみ:でもこれね、これ僕はわかるんですよ。何故なら僕は作って読み聞かせてる人なんですよ。

西野:はいはい。

のぶみ:作って読み聞かせてる人は、ちょっとでもこの話とか絵本が良く見られたいんですよ。

西野:はい。

のぶみ:これはもう間違いなくそうなんだよ。届いてほしいから俺なんか泣きながら読み聞かせやってるからね。だからほんとになんか届かなかった時とか、ノーリアクションだった時とか、もうほんとに悲しいんですよ。

西野:はいはい。わかりますわかります。

のぶみ:見えちゃうから。西野さんも何回も漫才やってるから、ドッカンドッカンうけてるところもわかるし、ここ聞き入ってるなってところも察するから、そしたら話すぐらいだったら誰でもできますからね。

西野:話すくらいだったら、書いてある文字を言うのはいけるんやけど。刺さるかって言うとまた。

のぶみ:うーん刺さってほしいんですよ。

西野:刺さってほしいっていうことですよね。

のぶみ:刺さってほしいからそうなんですよね。

西野:たしかになぁ。

のぶみ:そうなんだよなぁ。それ何て言ったんですかトンボさんは?

トンボ:え? 「これ何すか?」って。

西野&のぶみ:(笑)。

西野:なんか喧嘩売られてる感じや!

トンボ:「え? 何すかこれ?」って言って。

のぶみ:聞き間違いかな?と思って?(笑)。

トンボ:まじで何て答えてあげたらいいのかわからなくて。

のぶみ:代わりには読まなかったんですよね?

西野:たぶんその方とかが、自分の小っちゃいコミュニティとかで、読まれたりとかするんですよ。それはたぶんいけると思うんですよ。

のぶみ:それはもうぜんぜんいいよね。それはぜひぜひやってほしい。

西野:10人とかの前でやって。それはぜんぜんやっていただいていいし、それとそれこそ自分がほんと何百人相手にやる時の、あのかんじでやるっていうのはやっぱちょっと難しくて。「うーん」って思うところはあるんですけど、そういう人がいるから広まりますしね。

のぶみ:うーん。

西野:あんまり無下にはできないですよね。そういう方がいらっしゃるから。

のぶみ:難しいところ。

西野:難しいですよね。

のぶみ:人数が増えてきたっていうことかもな。

西野:そういうことだと思います。ほんとにお笑いファン、濃いーお笑いファンばっかりだったら、たぶんそういうミスってないと思うんですけど、主婦の方が参戦できるようになってきたというのは、なんかすごく良いは良いですよね。

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