2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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西野:次が、薬屋さんが出てくる……。
トンボ:まだあるの!?
西野:薬屋さんが出てこられて、ほんともう緊張しまくっているから、もうマイクとかも離れちゃってる。何言うてるかちょっとわからなかったんですけど、その人も罪はない。誰も。
トンボ:たしかに。悪い印象はない。
西野:誰も悪くない。みんな一生懸命やって、サボってはいない。ほんで当然ですけど、さっきから話飛ばしてますけども。もちろんですけど、ボディビルダーの方からそのあと野菜のおばちゃんたちが出てきて、そのあと薬屋さんが出て、この合間ありますよね? 合間合間、もちろん曲なんか流れてない(笑)。無音の間がずーっと。
トンボ:夢ですか?
のぶみ:(笑)。
西野:体験しました。体験して、薬屋さんが出てこられて薬の魅力を話されて、それ終わりかな? と思ったら、MCの方というか主催者の方かな? 主催者の方が薬屋さんの後にばって出てこられて、「実は今日、このイベントの司会をしてくださっておりますうちのスタッフ、誕生日なんです」っていうて。
のぶみ:(笑)。
(会場拍手)
のぶみ:そうなんか!?
西野:これサプライズで、みたいな。「みんなでハッピーバースデートゥーユーを歌いましょう」みたいな。
トンボ:もう終わっちゃうんじゃないのこれ!?
西野&のぶみ:(笑)。
西野:いやお客さんからすると、誰かよくわからないスタッフのサプライズをやるんですよ。
トンボ:そうですよね。
西野:ほんでみんなで、袖のスタッフとかハッピバースデーみたいな。お客さんからすると「これ何の時間や?」みたいな。1時間ぐらい続いて最後にスタッフのハッピーバースデー歌うわけじゃないですか? もうカオスだなと。ほんとカオス。
のぶみ:カオスだね(笑)
西野:言っときますけど、1時間半ぐらいこうなってるから。1時間半ぐらい経ってまだ一笑いもないです。
一同:(笑)。
西野:一笑いもないですよ。
トンボ:すげーなー。
西野:1時間半経って最後一笑いもないまま、最後ハッピーバースデー歌って、それで一笑いもないまま休憩に入るっていう(笑)。
トンボ:あはははー(笑)
のぶみ:えー。1時間半経ったからだ(笑)
西野:休憩。いったん10分15分の休憩。
トンボ:すごいですねぇ。
のぶみ:すげーなー。
西野:15分の休憩期間もちろん曲なんか流れないですよ。流すなんていう発想がそもそもないから。それで、さすがに主催者の人に言って、「ちょっと待ってください。これあまりにもイベント静かすぎる」って言って。お客さんは萎縮しているし、よくわからない最後ハッピーバースデー歌わされて、休憩でーすって言われてなんか放り投げられて。
トンボ:どうしていいかわからないですよね。
西野:お客さんがどうしていいかわからないし。西野亮廣の独演会ってことで集まってるから、それでやっぱなんか一応曲流しときません? 休憩の間だけでもって。
のぶみ:それ言えたんだ。
西野:それで、なんとか流してもらって、ほんでやった流れたと思って、次、ようやく西野の出番なんですよ。
トンボ:あーついにきた! よかったぁー。
のぶみ:それを見たかったよってなってるよ。
西野:それで、西野の出番のときに、僕が出番だぞってなったときに、まず音が止められたんですよ。
のぶみ:あ、流れてた音が。
西野:せっかく流れたのに、何で止めるんですか? って言ったら、「登場のときにもう1回曲流したいんで」って言って。「だったら今流してる曲を引っ張っていて、登場のときに曲を変えたらいいんだ。止めなくていいんだ」って。「あ、そうなんですね」って言って、1回止まった曲がもう1回流れ出して、お客さんからしたらさっきの止まってた時間何?(笑)。
一同:(笑)。
のぶみ:そうなるよね(笑)
西野:それで、主おれが出ていこうと思ったら、袖から出ていこうと思ったんですけど、主催の人に「西野さん、後ろの幕の後ろから登場してください。幕がこうやって開きますんで」。
トンボ:あーすごい。斬新ですね。
西野:おれからするとそんな演出要らないから、基本ちゃんとしようぜって思って。
一同:(笑)。
西野:まぁまぁまぁ主催者の方が、「こうやってやってすぐ出ていく。これ良くないですか?」って言うて、まじかぁ? と思って俺はもう恥ずかしくて。
のぶみ:まぁまぁそうですね。御開帳ですからね(笑)
西野:御開帳でいよいよ西野さん出てきます。みたいになって……。
のぶみ:いよいよだわ。
西野:スタッフなかなかだなと思ったんですよ。この演出というか、スタッフさんのこの仕事はなかなかだとか思って、お客さんは相当困ってると。
のぶみ:まぁ困ってますよね。
西野:お客さんは相当困ってる。1時間半このスタッフさんのノリに振り回されて、お客さんからすると何なのこれ? っていうのが1時間半引っ張られたら、普通は僕は出て行って、そこの誤解を解こうというか、とかくまず僕は「お客さんわかりますよ」と。
のぶみ&トンボ:(笑)。
西野:「今日何の会ですか?」と思ってはりますよね、ということを最初に言って、僕はあなた方の味方ですよっていうことを。
のぶみ:あーそうか。僕たちは間違ってなかったんだっていうね。
西野:僕はわかってますよと。今からこの横にいるスタッフを処刑しますんで、ご安心ください、って言うのをまずやろうと。
のぶみ:言ってくれたー。あーよかった。
西野:それで御開帳でファーって開いたら、なんか最初照明でよく……、逆光だからわからんくて。
のぶみ:あーそうですね。客席が。
西野:なんか静かーだったんですよ。満を持して出ました。でも静かーなの。パラパラもないんですよ。
のぶみ:えー?
西野:お客さん戸惑ってんのかなと思って。こう光が強くて、だんだん客席が見えるじゃないですか? 目が慣れてきて。
のぶみ:(笑)。
西野:そしたら会場にいるお客さん全員が、僕のお面をこうやって持ってました……。
一同:こわーーーーーーーー(笑)。
のぶみ:出た。紅白のやつだ。
西野:300、400人ぐらいが、僕のお面をこうやって黙ってこうやってるんですよ。それで「え? なにこれ?」と思って。
のぶみ:ビックリした。
西野:それでビックリして横見たらスタッフも、横にいる20人ぐらいのスタッフがこうやって。
のぶみ:こえーーー!
トンボ:怖い話やんもうこれ。
西野:もうウケてもないし何? と思って。怖いの!
のぶみ:こわー。いいんですかこれ? なんかキューブリックかなんかの……。
西野:そう、時計仕掛けのオレンジみたいな。こわーと思って。よくわかんないやん。そんで袖見たらスタッフずっとこうやって僕の顔で。
のぶみ:どうすんのそれ?
西野:ど、どうすんの? じゃないですか(笑)
のぶみ:どうすんのそれ?
西野:いやどうすんのなの。こっから何があるのかな? と思ったら、もうお客さんずっとこうやし、スタッフもずっとこうやし、ここで終わりなんですよ。
一同:(笑)。
西野:彼らの演出はここで終わりなの。その後に別に……。
のぶみ:その後にドッキリでしたーみたいなことは? テッテレーみたいな。
西野:ない! そんなのはない! ずっとこう……。
のぶみ:後は任せるよっていうことなんだ。うわー。どうしよう(笑)何て言おう。
トンボ:お客さんもこの……こう……。
のぶみ:いつ下げるんだろ。
西野:お客さんもたぶんわかってないはず。
トンボ:わかってないよね。
西野:いらっしゃるんかな? 来た人いんのかなぁ?
のぶみ:何て説明されたのそれ?
西野:いやねあれね。小谷はあの時どこから、袖から見てたの?
小谷真理氏(以下、小谷) 袖から見てましたねたしか。
西野:怖かったよね!?
小谷:はい。すごかったです。
西野:もうシーンです。
のぶみ:何人ぐらいいたの?
西野:300人ぐらいです。
のぶみ:えーーーー(笑)
西野:300人ぐらいこうやって僕の顔で。
のぶみ:よく刷ったなそのお面も。よく刷ったな。
トンボ:すごいー。
のぶみ:すげーなー。どうしたんですか? だってそれ、どうぞってやられてどうしたんですか?
西野:怖い怖い怖いってなって……。
トンボ:(笑)。
西野:ほんで袖見たらスタッフが僕のお面被って、こうやってお面しながらやってるから、こいつらおちょくってるのかな? ってまず思って(笑)。
一同:(笑)。
西野:最初、正直もうイラっとしたの。
トンボ:舐めんなじゃねぇ。
西野:舐めんなよって(笑)。小谷知ってた?
小谷:イラっとされてました。
西野:イラっとしてた。それで普通にしようと思った。もう普通にして。出て行って寒くても盛り上がるんだから、余計なことしないでって思ったの。これ何? どうやらあなた方これ処理する気ないよな? と思って、お客さんもマジでこれドッキリなんでしょうね? たぶん。
トンボ:まぁドッキリなんでしょうね。
西野:まぁその、素人の悪いところが全部出てるなと思って、イラっとしちゃって。でも、キレて帰るわけにはいかないと思って。
のぶみ:300人来てる訳ですからね。
西野:たぶん彼らはそれが一番おもしろいと思ってやったから。良かれと思ってやったから。どうしようと思って。
のぶみ:どうするそれ?
西野:「えー、今日出てきてみなさん困ったと思います。ボディビルダーの方が出てこられて……」この間ずっとこうですよお客さん。僕が喋ってる間。下ろすタイミングとか習ってないから。
トンボ:そうですよね。レクチャーない。
のぶみ:まだまだなの!? なんなのそれ(笑)。
西野:「ボディビルダーを見て、野菜のお母さん方を見て、薬屋さんの話を聞いて、ハッピーバースデーを歌わされて、僕自身お客さんは今日は何を見せられてるんかな? と思ってるんと思ってきたんですけども、お前らもそっち側かい!」って言うことでようやく、それでウケて、そんでもう普通にしようって(笑)
一同:よかったー(笑)。
のぶみ:それベストかもしんないなぁ。
西野:普通にしようって。
のぶみ:いやベストだそれ。
西野:なんだろうなぁ〜。
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