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会議を見せるテレビ 第29回(全5記事)

キンコン西野「正直イラッとした」 ファン主催の独演会で一体何が起こったのか?

キングコング西野亮廣氏と絵本作家のぶみ氏によるニコ生チャンネル「会議を見せるテレビ第29回」。今回は、前回に引き続き恐怖の独演会エピソードを披露。音楽もなく、ひたすら内輪ネタが披露され続け、とうとう出番がやってきたキンコン西野。しかし、舞台に上がると衝撃の景色が広がっていました。「正直イラッとした」と語る、仰天エピソードとは?

知らない人のサプライズ

西野:次が、薬屋さんが出てくる……。

トンボ:まだあるの!?

西野:薬屋さんが出てこられて、ほんともう緊張しまくっているから、もうマイクとかも離れちゃってる。何言うてるかちょっとわからなかったんですけど、その人も罪はない。誰も。

トンボ:たしかに。悪い印象はない。

西野:誰も悪くない。みんな一生懸命やって、サボってはいない。ほんで当然ですけど、さっきから話飛ばしてますけども。もちろんですけど、ボディビルダーの方からそのあと野菜のおばちゃんたちが出てきて、そのあと薬屋さんが出て、この合間ありますよね? 合間合間、もちろん曲なんか流れてない(笑)。無音の間がずーっと。

トンボ:夢ですか?

のぶみ:(笑)。

西野:体験しました。体験して、薬屋さんが出てこられて薬の魅力を話されて、それ終わりかな? と思ったら、MCの方というか主催者の方かな? 主催者の方が薬屋さんの後にばって出てこられて、「実は今日、このイベントの司会をしてくださっておりますうちのスタッフ、誕生日なんです」っていうて。

のぶみ:(笑)。

(会場拍手)

のぶみ:そうなんか!?

西野:これサプライズで、みたいな。「みんなでハッピーバースデートゥーユーを歌いましょう」みたいな。

トンボ:もう終わっちゃうんじゃないのこれ!?

西野&のぶみ:(笑)。

西野:いやお客さんからすると、誰かよくわからないスタッフのサプライズをやるんですよ。

トンボ:そうですよね。

西野:ほんでみんなで、袖のスタッフとかハッピバースデーみたいな。お客さんからすると「これ何の時間や?」みたいな。1時間ぐらい続いて最後にスタッフのハッピーバースデー歌うわけじゃないですか? もうカオスだなと。ほんとカオス。

のぶみ:カオスだね(笑)

西野:言っときますけど、1時間半ぐらいこうなってるから。1時間半ぐらい経ってまだ一笑いもないです。

一同:(笑)。

西野:一笑いもないですよ。

トンボ:すげーなー。

西野:1時間半経って最後一笑いもないまま、最後ハッピーバースデー歌って、それで一笑いもないまま休憩に入るっていう(笑)。

トンボ:あはははー(笑)

のぶみ:えー。1時間半経ったからだ(笑)

西野:休憩。いったん10分15分の休憩。

トンボ:すごいですねぇ。

のぶみ:すげーなー。

西野:15分の休憩期間もちろん曲なんか流れないですよ。流すなんていう発想がそもそもないから。それで、さすがに主催者の人に言って、「ちょっと待ってください。これあまりにもイベント静かすぎる」って言って。お客さんは萎縮しているし、よくわからない最後ハッピーバースデー歌わされて、休憩でーすって言われてなんか放り投げられて。

トンボ:どうしていいかわからないですよね。

西野:お客さんがどうしていいかわからないし。西野亮廣の独演会ってことで集まってるから、それでやっぱなんか一応曲流しときません? 休憩の間だけでもって。

のぶみ:それ言えたんだ。

ついに西野の出番が!

西野:それで、なんとか流してもらって、ほんでやった流れたと思って、次、ようやく西野の出番なんですよ。

トンボ:あーついにきた! よかったぁー。

のぶみ:それを見たかったよってなってるよ。

西野:それで、西野の出番のときに、僕が出番だぞってなったときに、まず音が止められたんですよ。

のぶみ:あ、流れてた音が。

西野:せっかく流れたのに、何で止めるんですか? って言ったら、「登場のときにもう1回曲流したいんで」って言って。「だったら今流してる曲を引っ張っていて、登場のときに曲を変えたらいいんだ。止めなくていいんだ」って。「あ、そうなんですね」って言って、1回止まった曲がもう1回流れ出して、お客さんからしたらさっきの止まってた時間何?(笑)。

一同:(笑)。

のぶみ:そうなるよね(笑)

西野:それで、主おれが出ていこうと思ったら、袖から出ていこうと思ったんですけど、主催の人に「西野さん、後ろの幕の後ろから登場してください。幕がこうやって開きますんで」。

トンボ:あーすごい。斬新ですね。

西野:おれからするとそんな演出要らないから、基本ちゃんとしようぜって思って。

一同:(笑)。

西野:まぁまぁまぁ主催者の方が、「こうやってやってすぐ出ていく。これ良くないですか?」って言うて、まじかぁ? と思って俺はもう恥ずかしくて。

のぶみ:まぁまぁそうですね。御開帳ですからね(笑)

西野:御開帳でいよいよ西野さん出てきます。みたいになって……。

のぶみ:いよいよだわ。

西野:スタッフなかなかだなと思ったんですよ。この演出というか、スタッフさんのこの仕事はなかなかだとか思って、お客さんは相当困ってると。

のぶみ:まぁ困ってますよね。

西野:お客さんは相当困ってる。1時間半このスタッフさんのノリに振り回されて、お客さんからすると何なのこれ? っていうのが1時間半引っ張られたら、普通は僕は出て行って、そこの誤解を解こうというか、とかくまず僕は「お客さんわかりますよ」と。

のぶみ&トンボ:(笑)。

西野:「今日何の会ですか?」と思ってはりますよね、ということを最初に言って、僕はあなた方の味方ですよっていうことを。

のぶみ:あーそうか。僕たちは間違ってなかったんだっていうね。

西野:僕はわかってますよと。今からこの横にいるスタッフを処刑しますんで、ご安心ください、って言うのをまずやろうと。

のぶみ:言ってくれたー。あーよかった。

舞台に上がると、そこには……

西野:それで御開帳でファーって開いたら、なんか最初照明でよく……、逆光だからわからんくて。

のぶみ:あーそうですね。客席が。

西野:なんか静かーだったんですよ。満を持して出ました。でも静かーなの。パラパラもないんですよ。

のぶみ:えー?

西野:お客さん戸惑ってんのかなと思って。こう光が強くて、だんだん客席が見えるじゃないですか? 目が慣れてきて。

のぶみ:(笑)。

西野:そしたら会場にいるお客さん全員が、僕のお面をこうやって持ってました……。

一同:こわーーーーーーーー(笑)。

のぶみ:出た。紅白のやつだ。

西野:300、400人ぐらいが、僕のお面をこうやって黙ってこうやってるんですよ。それで「え? なにこれ?」と思って。

のぶみ:ビックリした。

西野:それでビックリして横見たらスタッフも、横にいる20人ぐらいのスタッフがこうやって。

のぶみ:こえーーー!

トンボ:怖い話やんもうこれ。

西野:もうウケてもないし何? と思って。怖いの!

のぶみ:こわー。いいんですかこれ? なんかキューブリックかなんかの……。

西野:そう、時計仕掛けのオレンジみたいな。こわーと思って。よくわかんないやん。そんで袖見たらスタッフずっとこうやって僕の顔で。

のぶみ:どうすんのそれ?

西野:ど、どうすんの? じゃないですか(笑)

のぶみ:どうすんのそれ?

西野:いやどうすんのなの。こっから何があるのかな? と思ったら、もうお客さんずっとこうやし、スタッフもずっとこうやし、ここで終わりなんですよ。

一同:(笑)。

西野:彼らの演出はここで終わりなの。その後に別に……。

のぶみ:その後にドッキリでしたーみたいなことは? テッテレーみたいな。

西野:ない! そんなのはない! ずっとこう……。

のぶみ:後は任せるよっていうことなんだ。うわー。どうしよう(笑)何て言おう。

トンボ:お客さんもこの……こう……。

のぶみ:いつ下げるんだろ。

西野:お客さんもたぶんわかってないはず。

トンボ:わかってないよね。

西野:いらっしゃるんかな? 来た人いんのかなぁ?

のぶみ:何て説明されたのそれ?

西野:いやねあれね。小谷はあの時どこから、袖から見てたの?

小谷真理氏(以下、小谷) 袖から見てましたねたしか。

西野:怖かったよね!?

小谷:はい。すごかったです。

西野:もうシーンです。

のぶみ:何人ぐらいいたの?

西野:300人ぐらいです。

のぶみ:えーーーー(笑)

西野:300人ぐらいこうやって僕の顔で。

のぶみ:よく刷ったなそのお面も。よく刷ったな。

トンボ:すごいー。

正直イラッとした

のぶみ:すげーなー。どうしたんですか? だってそれ、どうぞってやられてどうしたんですか?

西野:怖い怖い怖いってなって……。

トンボ:(笑)。

西野:ほんで袖見たらスタッフが僕のお面被って、こうやってお面しながらやってるから、こいつらおちょくってるのかな? ってまず思って(笑)。

一同:(笑)。

西野:最初、正直もうイラっとしたの。

トンボ:舐めんなじゃねぇ。

西野:舐めんなよって(笑)。小谷知ってた?

小谷:イラっとされてました。

西野:イラっとしてた。それで普通にしようと思った。もう普通にして。出て行って寒くても盛り上がるんだから、余計なことしないでって思ったの。これ何? どうやらあなた方これ処理する気ないよな? と思って、お客さんもマジでこれドッキリなんでしょうね? たぶん。

トンボ:まぁドッキリなんでしょうね。

西野:まぁその、素人の悪いところが全部出てるなと思って、イラっとしちゃって。でも、キレて帰るわけにはいかないと思って。

のぶみ:300人来てる訳ですからね。

西野:たぶん彼らはそれが一番おもしろいと思ってやったから。良かれと思ってやったから。どうしようと思って。

のぶみ:どうするそれ?

西野:「えー、今日出てきてみなさん困ったと思います。ボディビルダーの方が出てこられて……」この間ずっとこうですよお客さん。僕が喋ってる間。下ろすタイミングとか習ってないから。

トンボ:そうですよね。レクチャーない。

のぶみ:まだまだなの!? なんなのそれ(笑)。

西野:「ボディビルダーを見て、野菜のお母さん方を見て、薬屋さんの話を聞いて、ハッピーバースデーを歌わされて、僕自身お客さんは今日は何を見せられてるんかな? と思ってるんと思ってきたんですけども、お前らもそっち側かい!」って言うことでようやく、それでウケて、そんでもう普通にしようって(笑)

一同:よかったー(笑)。

のぶみ:それベストかもしんないなぁ。

西野:普通にしようって。

のぶみ:いやベストだそれ。

西野:なんだろうなぁ〜。

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