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数理最適化のエキスパートが断言「AIブームで見落とされがちな重要技術」 1,300社が導入した「演繹的AI」が意思決定を変える
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高橋大智(以下、高橋):こんにちは、理論スポーツ管理者の高橋です。

今回は、走る動作における、手ですね。あなたは腕を振るときにどんな手の握り方をしていますか? この握り方をちょっと変えると、走る動作を効率的に行えるようになるということをお話したいと思います。
みなさん手はどういうふうに握ってるのか。これをめちゃくちゃ意識しすぎて、指先とかにあんまり意識が行ってほしくないんですが、指の形を変えると中の筋肉の使われ方が変わって、その結果フォームとかそういったものに影響が出てくるっていうことをお話したいんです。
指というのは、親指、人差し指、中指、薬指、小指ってあると思います。

今日はこの指をちょっと変える、ちょっと動かし方を変えることによって体に影響を与えることができるっていうことをお話しします。
そこでまずお教えしたいのは小指と薬指ですね。実はこの指っていうのは走る動作、姿勢においてすごく重要な鍵を握っています。小指と薬指は、握ると良い方向に働くことが予想されます。予想されるというか実際に筋肉はそういうふうに働きます。

握ると、腕の下側の筋肉が動きますよね。

ここ(下側の筋肉)が動きますよね。これは小指と薬指を握るとちょうど小指側の筋肉が働くんですよ。その結果、上腕側の腕の、力こぶって言われる筋肉の逆、逆の筋肉にも働きが出てくる。この働きが今度は脇の下に行き、脇の下から背中に行って通じてるんです。
もう少し詳しく話すと、下筋と言います。

小指と薬指を握るとまず下筋が働く。下筋が働くと今度は腕の裏側ですね、そして次に脇の下、脇周りの筋肉が働いて、最後に背中が働くというふうになってくるんですね。

だから走るときのフォームで小指と薬指をこういうふうに握ると、

下筋が働いて腕の裏側が働いて脇の下の筋肉がこう動く……。

ちょっとピクピク動くんです。あるいは、小指と親指を寄せる。弓の世界では手の内という指の整え方なんですけども、ただ弓を握るんじゃなくて、

小指と薬指を巻き込むように下筋をきかして腕の裏側を使って脇の下の筋肉が最大限働くように包み込むように握ると、

脇の下の筋肉が硬くなった状態で弓を握ることができるんですね。さらに小指と薬指を握った状態、小指と薬指を寄せて、親指を寄せて、手の甲が丸い状態で振ると、

脇の下の筋肉が働くんですね。そして、今度はパッとはなして小指と薬指になんの力も入ってない状態で振ると、

ただ単純にこの手首がぐにゃぐにゃ動いてるだけ。脇の下にはなんにも力働かないんですね。

だから、これをこうちょっと寄せて手首を振ると、

このあたり(脇の下)の筋肉もこうグラグラ動かすことができます。こういう感じでちょっと指を変えると、体の裏側の筋肉が働きやすくなります。脇の下や背中というのはランニングの姿勢においてすごく重要なので、非常に使える指です。

逆に、今度が親指と人差指、こっちを握っちゃうと実はランニングにおいては悪い方向に働く可能性があります。これはなんでかと言うと、

今度こっちの筋肉が働くんですよ。ここを上筋といいます。上筋、力こぶの腕の表側ですね、力こぶの筋肉が働きやすくなると。だから親指と人差指を握ると上筋が働いて表側の筋肉が働いて、肩が動きます。親指と人差指を握ると上筋が働くんです。

上筋が働くと、腕の表側の筋肉が働きます。表側の筋肉が働くと、肩とか首に力がいっちゃうんですよ。

だから言ってしまえば親指と人差指を握ると、肩が上に上がりやすくなってしまいます。

だからランニングにおいては、グーで握っちゃうと肩とか首が緊張しちゃうんで、これはあまり良くない。例えばトップランナーの場合、親指と人差指をぐっと握った状態で走ってる人ってあんまり見ないですよね。
どちらかと言うと手の甲が丸くなったかんじで握ってる……。まあ握ってるわけでもないのでチョキみたいなかんじで走ってる人が多いと思うんですが、それは、どういうことかと言うと、小指と薬指を握って、体の裏側のこういった部分の筋肉が働かせているわけです。

逆に親指と人差指が働くと今度こっち(体の表側)が働いちゃうんですね。

ここが働くとランニングで肩が上がりやすくなったり、

上半身の上部、胸より上がガクガク動いちゃったりとか、そういった意味で姿勢が崩れるんですね。なのでぜひ、腕を振る時の腕だけでなくて、手の部分も詳しく考えると走りの動作にうまく活かすことができます。ぜひ自分の走りの動作でやってみてください。以上で説明を終わります。ありがとうございました。
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