
2025.02.06
ポンコツ期、孤独期、成果独り占め期を経て… サイボウズのプロマネが振り返る、マネージャーの成長の「4フェーズ」
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乙君氏(以下、乙君):ああそうなの。ということでじゃあ最後どっちからいきますか。
久世孝臣氏(以下、久世):それもジャンケン、もしくは自信のある方からですよ。最後は、どうします?
乙君:俺、たぶん、あれなんで、玲司さんからいったほうがいいですよ。
山田玲司氏(以下、山田):わかった。じゃあ、あの人だ。アートで絵画ってことできましたけど、もうどうしてもこの人を外したら、俺はこの人の生霊に殺されてしまうとか。
乙君:そんな人、めっちゃいますよね。
久世:誰をそんだけ背負ってるんですか?
山田:めっちゃ背負って、俺は背負わざる得ないなと思って。だって、俺、毎週会いに行くんだもん。この人に。
乙君:まじ!
山田:といえば、あのコルビュジェのそばに、コルビュジェの館にいらっしゃる方といえば、『地獄の門』でお馴染みのオーギュスト・ロダンですね。オーギュストといえばもう恋人を、病院送りにするぐらいの激しい恋をするので有名じゃないですか。それだけじゃなくて、あの人は本当におじいちゃんになってから、秘密の部屋で、秘密のドローイングをしてたの知ってる?
乙君:なんか話は聞いてましたけど。
山田:秘密のデッサンをしてるんですね。そこにその女性を呼んでは、秘密のデッサンをしてた。それがありえないくらいエロかったと。それが死後発見される。もちろん、だから、発表するためにやってねえ。自分のためにやってる。
乙君:ああ、自分の趣味なんだ。
山田:だけどなにがすごいって、同時に、その来てた女性、若い女性たちからのラブレターも同時に発見された。それがまた熱烈なんだ。いやもうそんな絶倫爺さん見たことない。本当に。しかも、だから、1回これはOKだなっていうのを作ったら、弟子たちに、「おお、同じの作れ。俺次に行くからよ」みたいな。これがまた。
久世:わあ。
乙君:助平な画家対決だなあ。エロい絵対決じゃなかったなあ。そういうなんかプレゼンがさあ、画家の助平なところをめちゃアピールしてるなあ。
山田:いやいやだから……。
乙君:絵がエロいと言うか。
山田:抑圧された気持ちから生まれるエロもあるんだよな。
乙君:まあまあ。
山田:この人は、もうその現場主義というか、戦場主義っていうか、つい最後まで戦い抜いたというエロの道をね。泳ぎ切ったという、肉欲の海を渡り切った……。
乙君:肉欲の海を渡りきりましたか。
山田:渡り切った、大師匠オーギュスト・ロダンさんの『接吻』に関しては、もうほかの追随が無いというか。
この人の銅像みんなエロいんだけど。とにかく、この『接吻』に関しては、もうさっきの、ムンクと同じポーズではあるんだけど。なんて言うのかな、なにか超えちゃってるような。
久世:なんか現実にこれを定着させましたよね。
山田:そうそう、この人単体でもエロいので。男がただ立ってるだけでも、なんかエロくなっちゃうっていうか。わーっと盛り上がって。バルザック像が、まさにかなまら祭りなんでね。そう、これが俺、ロダンの集大成だと思うんだよね。なので、『考える人』なんか観なくていいですから、これを観てください。
乙君:それが本当のロダンだと。
山田:上野に来たら、『考える人』なんか観なくていいから、『地獄の門』は観てほしいんですよ。中に入って、常設展にロダンいくつかあるから。そのなかに超ヤバイやつあるから。そんなオーギュストに会ってほしいっていう感じです。はい、これでおしまい。
久世:オエー。
山田:オエー、みなさんにどうぞ。
乙君:でも立体はさあー、物持ってこないとさあー。写真じゃあ、そのリアリティー伝わらないよなとは思いますけどね。
久世:行け行け。
乙君:ってことで、私、最後、これこそ日本のエロスというか、真髄を描いた、私の先輩、和歌山県出身。
山田:おっと。
乙君:会場芸術でおなじみ、川端龍子先生の『愛染』ですね。
愛染明王の愛染。これちょっと画像があれなんですけど、モミジのあれが水面にわーっと散らばってて。これを鴛鴦なんですね。派手なほうがオス、地味なほうがメスで。
これすごいよ。水どもえと言うんですけど。水面をスーッとこっちに行った。これがこうスーッと行った。つまりここで1回出会ってるんです。だけど、この水どもえが交わっていないんですね。で、深紅のこのモミジの情念を託し、冷めていく。
山田:情念より高いと仰られてますので。
乙君:離れていく、あれをこの群青で示し。これ本物が、確か、あそこにあるのよ。出雲だっけ。
山田:「これは抜けない」っていうコメントはどうでしょう。
乙君:違う違う。わかりますか。そしてこのタイトルがなんと『愛染』なんですよ。愛に染まると書いて愛染。愛染と言えば愛染明王なんですよ。なんだけど、『愛染』というタイトルを付けて、愛染明王を描かないで、鴛鴦を2羽ここに配置して、この構図。真っ赤な。
で、このなにがすごいって、実物を本当に観てほしいんだけど。このモミジにものすごいリアリティがあって。ちょっと、まだらになっていくのよ、モミジって枯れると。それをこの辰砂っていう顔料に銀砂子をまぶして上から。そうすると化学反応を起こして、ちょっと影の斑にばあーってなってるんです。わかりますか。
山田:あれですね、鈴木清順とか。
乙君:そう、その世界感。
山田:鈴木清順。あと、あれだな、『赤い花』だっけ、つげ義春の……。
乙君:つげ義春の。
山田:とか。
乙君:これどこから見てるのっていう話なの。上から見てんのか横から見てんのか、どこから見てるかわからない、平面と象徴ですよ。つまり。
山田:デッドボール押し出しだよなあ。デッドボールと、いいですよね。最後に。
乙君:これこそが本当に、肉体とか一切使わないんですよ。俺、玲児さんは西洋画だから、絶対もう裸、裸、裸でくると思ったんだ。
山田:だって、あいつらそうなんだもん。
乙君:日本はそんな裸なんてね。
山田:もっとスケベだからね。
乙君:裸出してももうこれぐらいですよ、さっきのこの……。
山田:お前がそういうの選んでるんだろ。
乙君:中沢さんぐらいですよ。乳首があって。でもそれも花なんですよ。
山田:永井豪が日本人なんだけどな。
乙君:だから、つまりもう戦後の我々は日本人じゃなくなっちゃったんですよ。この時の日本人は。という文化的なことも話しつつ、
山田:すばらしい。
乙君:川端龍子、『愛染』ですね。
山田:はい、よろしくお願いします。勝負だ。
久世:負けたらなんかあるんでしたっけ。
乙君:あのー、帰るわ。
久世:帰るなよ。玲司さん帰ったらどうすんだよ。
しみちゃん:本当だよ。
久世:帰るわ。
山田:どん。
乙君:イエーイ!
久世:まさかの逆転満塁ホームラン。おめでとう。
しみちゃん:やったあ。
久世:ズルではありますが、ノゾムの。
乙君:日ハムおめでとう。いやー、やっぱりね、みんなわかってくれた。
久世:ほんまは玲司さんや。わけのわからない2ポイント制があったから。
乙君:試合に勝って勝負に負けた感じがちょっとあるけど。
久世:ま、それで合ってる。
乙君:それで合ってるでしょ。
久世:合ってる合ってる。
乙君:的確な状況判断。
はい、ということで、これちょっと盛り上がるんでまたこれ東西対決。
山田:やろうぜ、やろうぜ。
乙君:ということで今何時。
山田:9時ちょうど。
乙君:ウエーイ。ではそろそろ有料に切り替えようかなと思うんですけれども、今日はもう1回やらしてください。
ヤンサン美術部7月から発足、やろうって言い出して、ついに実現しました。テーマは今日もやってきましたけども、「エロス」です。それぞれ参加者は約50名、50作品それぞれのエロスが非常に個性的なものになってます。有名な人では、マドンナ先生、玲司さんもそうですし、そして東村アキコ、だろめおん、そして志摩遼平の、ちょっとあれもデッドボールだなあ、あれ。
山田:あれよかったよ。
乙君:いや、いいんだけど。なんかこう、ずるくない。
久世:表だって違ったけどよかった。
乙君:俺のと違うよ。
久世:お前のと違うよ。
乙君:ま、そういうのももね、楽しみにしててください。前期後期あるので。
山田:乙君のヌードがありますよ。
乙君:ありますよ、木戸銭100円で。玲司さんの作品はどんどん増える感じで。
山田:これだけじゃないですよ。いっぱいあります。
乙君:そして俺、久世、しみちゃんの3人の作品は後期の9日から展示されますんで、前期見に来ていろいろ盛り上がった後は後期も楽しみにしていただければ、嬉しいなと。
山田:どこ見ても200円です。
乙君:東村先生の絵は明日から、もちろん、ポストカードもあります。
山田:ずっとやってます、アキコのは。
乙君:ポストカードは5日から販売です。はい、ということでアッコ先生、ありがとうございました。ぎっくり腰治してください。では来週は。
山田:来週は、山羊の呪い。
乙君:山羊の呪いとレコード大賞の話をやります。ニコ生公式生放送ニコ生事象になります。あ
山田:いろいろあります。
乙君:では、有料でいきます、チャオ。
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