
2025.03.19
ドバイ不動産投資の最前線 専門家が語る、3つの投資モデルと市場の展望
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山田玲司氏(以下、山田):そうそう。ただ本当に、この時期、本来は目を覚まさなきゃいけない。それで、「目を覚ませ」ってずっと言ってきた。それに対して、「眠っていたいんだ。ファンタジーでいさせてくれ」っていう叫び。これが相克でぶつかり合う状態。これこそ、まさに、本格的な昭和の終わりの予感、っていう。まあ、終わりですよね。
乙君氏(以下、乙君):まだ終わってないの? 昭和。
山田:いや、終わらせたくないから、『君の名は。』みたいな名前になるわけでしょ。
乙君:あー、そういうことか。
山田:これ、昭和の名作ドラマでしょ? 名前が。
乙君:あ、そうなんですか?
山田:そうそう。昭和の名作ドラマなんだよ、もともと『君の名は』っていう。
乙君:あ、そうなんだ。
山田:そうそう。そこで、その1個前、ハヤオ・ミヤザキがやってたのが、あれじゃないですか。
乙君:『風立ちぬ』。
山田:『風立ちぬ』でしょ。もうだから、本当に。昭和初期頃にいく。「どこに戻ろうとするの?」っていう。
乙君:あー。
山田:それぐらい、もう、嫌なんだよ。この先は嫌なんだよ。
乙君:そうそう。
山田:この先は冬になるから、っていう。その後は、どうなるかというと、川村(元気)チューニングでは、やっぱり最高のピークは、その後のリアルが来る前。
乙君:出会って……、探して。
山田:出会った瞬間で終わる。
乙君:うんうん。
しみちゃん氏(以下、しみちゃん):あー。
山田:だから、その先っていうのは描けない。
乙君:描けないですね。
山田:描けない。だから、三葉のその後は、野暮(笑)。
乙君:うん。
山田:野暮って言いましたけど。言っちゃいけない、みたいな感じかな。これは、日本中にいる、王子を待っている女の子や、姫を待っている男の子たちが、待ち合い室で観る映画っていう。
(一同笑)
山田:新しいジャンルできました。待ち合い室映画。
乙君:ほうー!
山田:新ジャンルって感じかな、と思う。
乙君:アイドリングタイムなんですね、これは。
山田:タイムです。ただ、最後に言いますけれど、これは若い世代、恋愛をしていない若い世代が、この映画をどう思って観てるのかなと考えると、やっぱり恋を知らない人間、挫折を知らない人間にとっては、「はいはい、そうだよね」と思って観てる。「俺、こういうの待ってたし。つーか、いるし」。
乙君:あー、なるほどね!
山田:そうそう。でも、これ、よく似てるんだよ。団塊世代が失敗して、ずーっと暗い70年代があって、いつまでも陰鬱な空気の中で俺なんかが育っていたから、その後の80年代で、「イェーーイ」ってなった瞬間に、バブルがはじけるわけ。その時に、サザンが出てきたり、ユーミンとかが、時代の空気をニューミュージックで変えていく。そこからの、ポップみたいな。
その時の空気感みたいなものは、「もう演歌みたいな、暗いフォークいいよ」って。「あがた森魚はいいですよ」と。そういう、「さだまさしはいいですよ」みたいな空気から一転、明るくなる、みたいな。この時代のループが、今来てる気がするのね。
乙君:へぇー!
山田:だから、『進撃の巨人』みたいに、「もう食べられちゃうよ! 限界だよ!」みたいな、ずーっと苦しい話が続いてたじゃん。もう若い世代は、「知らねーし」。
乙君:あー。
山田:「じじいたちがやった話だべ」「俺たち、これから恋愛とかするんだからさ、やめてくれよ」っていう空気が、すごくあるような感じがするんだよね。
だから、どう思ってるかというと、「絶望? 知らないっすよ。じじいたちの話でしょ」って(笑)。「うちらにはないから、おばさんたちの話なんじゃないですか」みたいな感じで、女子高生は「うん。うちらは三葉だから」みたいな(笑)。「瀧くん、会うし」みたいな。本当に信じてんだろうな、って思って。
乙君:ほうーー!
山田:それはそれですごくおもしろいな。いいかな、って思って。……すっげー時間になっちゃった(笑)。
乙君:いやー、なるほどね。
山田:っていう感じですよ。
乙君:以上で?
山田:……そうですね、以上です。はい、『君の名は。』でした(笑)。
乙君:ありがとうございました。
山田:ありがとうございました。
乙君:いやー、そうか。
山田:いやいや。
乙君:すごいきっちり終わったな。
山田:きっちりで59分。
乙君:ちょっと、ツッコみたいところもあると思うんですけど……。
山田:(コメントの拍手を受けて)ありがとうございます。収めたよ。この後も、いろいろと。
乙君:(コメントにて)「2人の恋愛になんか乗れない理由が解けた」って。
山田:本当に?
乙君:うん。
山田:だって、東京に恋してるんだもん。カフェなんだもん。(コメントにて「で、江川(達也)さんは?」)江川さん(笑)。そっとしておいてあげてください。
(一同笑)
山田:時々、ああいうことが起こるんですよ。発作が起こるみたいなので。さびしいのかもしれない。やさしくしてあげてください。
乙君:はい。
山田:ありがとうございました!
乙君:なるほどね。いろんな人が観れるようなチューニングに、バーンと合わせてきたがゆえに。
山田:うん、っていうか、切ないよね。ここに乗っかって泣いているすべての人たち。それから、この国の状態みたいなもの。未来が暗いからこそ、さびしいからこそ、バーチャルであきらめないといけない。本当はやっぱり無理なんだよ。「バーチャルで我慢しろ」って、無理なんだよ、みんな本音は。
乙君:これは夢物語だと。だから、みんな乗れるんだと。
山田:だから、でも、可能性はなくはないんだよ?
乙君:なくはないですよ。
山田:なくはない。ただ、問題は、残念ながら、無条件っていうのがあるんだよ。努力しないで会えるっていう、80年代の名残りが残ってる。延長線上にあるわけだよ。だって、(諸星)あたるはなにもしてないんだから。
乙君:うん。
山田:でも、ラムちゃん来るんだから。一方的に愛してくれるんだから。ああいう幻想みたいなものの延長上に、まだあるんだよ。だから、「努力したほうがいいんじゃないですか?」ってことですよ。俺がやったのは、努力しようって。『Bバージン』は、まさに努力の話。
乙君:そうそう。
山田:努力して手に入れよう、っていう話なんだよ。でも、その後も否定され続けてるよね、ずっと……。
乙君:苦い顔になった(笑)。
山田:だから、残ってるんだと思うよ。でも、努力って実は楽しいんでね。ただ待っているのに疲れたら、努力したらいいんじゃないですかね、って思います。
乙君:ありがとうございました。
山田:ありがとうございまっす!
しみちゃん:ありがとうございました。
乙君:じゃあ、公式はこのへんで。あと、ニュースめっちゃあるんで(笑)。
(一同笑)
山田:やります。
乙君:パッパッと、後半もやっていきたいと思います。
山田:はい。
乙君:それで来週のお話をさせてください。来週は……19日かな? 水曜日夜8時から、普通のヤングサンデーになります。こちらは、最近、お祭りが続いたので、ちょっと落ち着いて、たまってる質問とか、そういうものも含め、玲司さんが最近、『君の名は。』とかワッてなっちゃうと、それやらないといけない空気になるじゃないですか。今日もそうだけど。
山田:いや、だから、失礼があっちゃいけないじゃない。感動した人もいるわけで。
乙君:そうだけど……、熱いうちにやったほうがいいしね。
山田:うんうん。
乙君:それもあったんですけど、玲司さんが、実はこっそり観ていたおもしろい映画が何本かあって。あと、『コップ・カー』の話もしてないんじゃない?
山田:えー。『コップ・カー』の話するの?
しみちゃん:なつかしい(笑)。
乙君:えー、だって、俺、観たもん。
山田:あと、俺、「どうすれば三葉に会えるか」ってこととか、真剣に考えようって思ってるんだよね。
乙君:え。三葉に会う方法?
山田:うん。
乙君:三葉はどこにいるのか?
山田:うん。
乙君:……ほう。
山田:クラスの何パーセントが三葉なの、って話。
乙君:はーん……。
山田:ちゃんと考えようよ、という(笑)。それで、どうすれば会えるの、って話。それで、三葉は、三葉同士でくっついて一緒に仲良くしてるのか。もしくは、すっげーめんどくさい女とつるんでるのか(笑)。そういう問題も。
乙君:リアル三葉を考えてみよう、ってことなんですか?
山田:え。だって、みんな、三葉に会いたいんでしょ? リボンしばりたいんでしょ? こうやって(笑)。やりたいんでしょ?
しみちゃん:はい(笑)。
山田:縛ってほしいでしょ? こうやって、手に縛りたいんでしょ?
乙君:ここに?
山田:うん。……自分でやってるのか、あれ。
乙君:うん。あれ、自分でやってるんですよ。
山田:自分でやってんのか。
乙君:でも、なんで、それ……。まあ、いいや。
山田:まあいい、まあいい。
しみちゃん:(笑)。
乙君:はい、わかりました。そんな感じで、来週は落ち着いてざっくばらんに、「中2ナイトニッポンvol.21」です。よろしくお願いします。
山田:(コメントにて「縛られたい」)縛られたいか(笑)。(コメントにて)「どっちでもええわ」、そうですか。
乙君:それで、もう1個はなんだっけ。ええと、……あれは?
しみちゃん:なんですか? ……あ! しまった。そうでした。
乙君:しみちゃんのカバン取ってください。
しみちゃん:あ、すみません。じゃあ、僕が行っちゃってもいいですか?
乙君:いいよ。
しみちゃん:すみません。忘れてた。
乙君:それで、このすきに言いますと、『月刊スピリッツ』で玲司さんの『CICADA』第2話が連載中です。『CICADA』のせいで、売り切れ続出という噂を。
山田:本当にみなさん、申し訳ないです。
乙君:なので、ぜひ取り寄せ、もしくは、書店を回って、ぜひ。
山田:(コメントにて)「最高におもしろい」、ありがとう!
乙君:(コメントにて「どこにも売ってない」)どこにも売ってないよね、マジで。
山田:バナーイ君、がんばろうね。僕もがんばる。明日も打ち合わせがんばる。
乙君:そして、先週番組に出てもらったんですけど、我らがドレスコーズ、志磨遼平のシングルが、昨日発売になりました。……今日か?
しみちゃん:今日です。
乙君:今日発売になりました。
乙君:『GANTZ:O』の主題歌ですね。「じゃんじゃんじゃかじゃか」でおなじみの、『人間ビデオ』というシングルが出ております。非常に、アグレッシブな、ソリッドな曲なので。『GANTZ:O』も今週公開かな?
しみちゃん:はい。
乙君:なので、それも観たりして、みなさん、盛り上がっていきましょう!
山田:うん。
乙君:ヤンサンの全面バックアップで、奥先生がんばってください。
しみちゃん:(笑)。
山田:『CICADA』、すごい評判よくて、うれしくって。
乙君:はいはい。
山田:ただ、一番最近すごくうれしかったのが、わりと若い人が喜んでくれてるみたいで。
乙君:ほう!
山田:けっこうクラシカルな漫画を出しているだけに、「大丈夫だろうか?」と思ったら、ちゃんとついてきてくれていると。
乙君:はいはい。
山田:「おいおい、やってくれんじゃない」と思って。ありがたいですよ、本当に。
乙君:ありがとうございます。
山田:ありがとうございます!
乙君:そして主題歌、先週終わったんですけど、ヤンサン美術部が来月(11月)の頭、3日から始まります。3日の1日前の2日(水曜日)に、ギャラリーから我々生放送ということで。
山田:うんうん。
乙君:ヤンサン美術部スペシャルという感じで、やっていきたいと思っています。それもお楽しみにしててください。ぜひ、みなさん、足を運んでいただければ、玲司さんの作品も、(東村)アッコ先生の作品も、だろめおん先生の作品も、いろんな人のが。
山田:愛まどんなさんも出ますからね。
乙君:愛まどんな先生も出ますので、よろしくお願いします。
山田:愛ちゃんも来てくれました。
乙君:ではでは、いきますか? 有料に。
山田:はい。
乙君:有料というか、会員限定に。普通のヤンサンに戻ります。ニュースもいっぱいあるので、楽しみにしていてください。それでは、チャオ!
山田:チャオ!
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