2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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大西明美氏(以下、大西):すてきな人というのを、ここでもう定義しましょう。スペック的なものを。だいたい、これ言ったら悪いですけど、40歳過ぎてて独身の男の人は、すてきな人が激減するじゃないですか。だから、だんだん年下しかいなくなってきますよね。高収入、身長が高い、スタイルがいいとかありますね。
あと、人間力的なもの。みなさん、無難な人はできると思ってるんだけど、イケてる人しかできませんからね。例えばデートをリードしてくれる。「今日はおいしいイタリアンがあるから、連れて行ってあげよう」とか言ってくれるのは、スペック高い人ですからね。無難な人はできないです。無難な人は居酒屋になるからね。
(すてきな人は)話を聞いてくれる。無難な人はいっぱいいっぱいやから、奥手やから、話なんて聞いてもらえないですよ。「俺は1,000万、今日は動かしてきたんだ」と自慢するしかないんですよ。だから、話を聞いてくれるなんて思っちゃダメなんです、無難な人には。すてきな人だけ。
あと、やさしい。「急にカッとする人、NGです」とみなさん言うじゃないですか。こんなん、すてきな人しか無理です(笑)。さっきから、なんかすごいことばっかり言ってますけど。性格もよくてスペックもいいのが兼ね備わっているのが、すてきな人ですね。残念ながら、なんとも言えません。婚活では難しい。
なぜなら、私はスペックの高い男性が考えていることを研究してきました。すると、今のすてきに当てはまる人(が対象とする女性)は男性よりも5~7歳下。たいしてすてきじゃないと思うかもしれないですけど、あれでもすてきな人なんです。あの程度の人で35歳やったら、(対象とする女性の年齢が)28~30歳なんですよ。腹立つでしょ? 同い年やったら、「なに言ってんねん」と思うじゃないですか。でも、実際そうなんですよ。
ルックスについてもめっちゃうるさくて、うちも毎日イライラしてます。かわいいのが求められます。さらに「結婚した後、嫁さんで恥かきたくない」と言って、頭いいかどうかも求められてるんですよ。けっこう婚活でスペック高い人からくる注文、すごい最悪な注文がくるんですね。私からすると、泣かされる注文が。女性に(この条件が)1つでも欠けてしまったら、紹介が難しくなるんです。
つまり逆にいうと、今、例えば私は39(歳)なんですけど、(相手の男性が)5歳上の44歳やったら、ギリギリこの3つ兼ね備えてたら出会えるんですよ。ところが、兼ね備えてないから出会えないんですけど(笑)。厳しいでしょ? 「44歳のおじさんのくせに、なんや!」と思うんですけど、出会えないんですよ、ネットは。
婚活ならいたとしても、女の人は怖いもんで、イケてる男をかぎ取る嗅覚がすごいんですよ。第6感とかいっぱい駆使して、みんなうわーっと集中するんですよ。このスペックの人やと、毎日ネット婚活100人とか50人とか、新しい女の子がぶわーっと申し込みにきてるんです。抽選でもないから、勝てないんですよ。ということは、つまりは婚活やネットですてきな人と出会えると期待してはいけないんです!
みなさん、「私は高望みじゃなかった」と思うかもしれないですけど、高望みじゃないと思ってた人はそれ以下の人としか出会えないんです。これが現実です。むっちゃ大事なポイントです。だから、今私の言った定義というのは、婚活の定義なんですよ。すてきな人か、そうじゃないかというのは。みなさんのなかのすてきの定義は、もっとたぶん高いはずです。
だから、普通の人でいいとおっしゃるんですが、婚活的にいうと(みなさんの言う普通の人は)すてきな人だったんです。だから、難しくなっているというお話です。婚活がうまくいかないのは、みなさんの人間的魅力がないとか、ルックスがどうだとか、そういう問題ではなかったんです。みなさんが好んでる人がいない。私、結婚相談所やっててすごく心苦しいんですけど、実際にそういうことが起こってるんです。
そしたら、婚活ダメでしょ。ネット婚活もダメでしょ。「じゃあ、なに残ってるん?」と言ったら、一番遠回りのリアルしか残ってませんよね。ここで、「リアルで出会われへんから、婚活やっとるんじゃないかい!」という人がいっぱいですよね。「じゃあ、そのリアルをどうしたらいいの?」という。このことについて、今日はお話に来ました。
婚活して、ピンクのワンピースを着てかわいくして「エへ」と言っとけばいいよという話をしに来たんじゃないんです。みなさんが、求めている方がいる場所をお知らせに来ました。なので、もしかしたら、これをやった後に結婚相談所を退会する人が出てくるかもしれないですけど(笑)。ちゃんと現実をお伝えいたします。
さっき言った、「リアルな場は1から始まるのが大変だよ」というお話ですね。そもそも「出会えないぞ」。でも、「それ、ほんまかな?」というのを1回、振り返ってみましょう。このなかで、お仕事している方。
(会場挙手)
ほぼ全員ですよね。職場に男性いますよね。「いないよ!」という方は、同世代から探してますよね。年下やったら、いるんちゃいます? たぶん、いますよね。あと、趣味の世界とか特技があって、オフ会的な出会いの場に行ってる方。
(会場挙手)
こうなると、少なくなりますね。すみません、なにをやってるか聞いてもいいですか?
参加者1:スポーツイベント。
大西:なんのスポーツですか?
参加者1:バレーとかバスケとかフットサル。
大西:バレー、バスケ、フットサル、いいとこですね。ほかになにかやってる方いますか? なんか教えてもらっていいですか?
参加者2:塑像などを。
大西:塑像?
参加者2:粘土で。デッサンをする。
大西:マニアックですね(笑)。粘土でデッサンの会。男性もいますか?
参加者2:ほとんど男性ですね。
大西:今言ったなかで、たぶん塑像が一番出会えます。
参加者2:(笑)。
大西:絶対モテます! 今聞いただけでも、おもろないもん(笑)。女の人がときめくようなイベントじゃない。けれども、おそらく男がときめくツボのところに突入してるんですよ。男の人はそれ、ハマると思うんです。女の人があんまり好きじゃなくても。
参加者2:そうですね。ただ、私が求めているのがあって。先ほど(大西氏が)言った、スペックの高い男性の求めてるのとほぼ同じような条件、多少年上でも。ただし、家柄と学歴はきちんとした人。それから、遺伝的要素がありますので、外見は多少よくないと困ると思っているので。塑像の場合、行っても……。
大西:(笑)。
参加者2:みんなで必死に粘土まみれになってこねてるだけですので、あまりそういったことは感じられない。
大西:その後は、オフ会はないんですか?
参加者2:オフ会はもちろん(ある)。
大西:なるほど。今、趣味の話してる時、目が輝いてたんですね。ということは、趣味のことすると、みんなキラキラするんですよ。すると、いきなり(すてきな人が)ポッと出てきた時に、めっちゃカプッと(ゲット)できる可能性ありますよ。そういうことなんです。
今、自分の趣味をやってる方、すごく少なかったじゃないですか。好きなことやってる時には、人間の目は瞳孔がめっちゃ開くんですね。瞳孔が開くというのは、モテるんですよ。心理学的に異性を引き込む力があるらしくて。だから、瞳孔が開くことをやらなきゃいけないんですね。おそらく、塑像はもっと出ていったほうがいいですね。
(会場笑)
もっと粘土まみれになると、すごく出会えるはずですね。そういうものを見つけないといけないです。それが起業でも大丈夫なんですよ。なにか「自分で独立するぞ」とか。「男の人、そんなことしたら引くんちゃうかな」と思って、ブレーキかける必要まったくないです。
その輝いてる姿を好きと思ってもらわなければ絶対に結婚できないですし、それを好きと言ってくれる人はめっちゃスペック高い人ですから、突き詰めなきゃいけないんですよ。これが出会いを作るということなんですね。自分の好きなことをやる。
「じゃあ、職場はなんでいいのか?」という話を今からします。職場は別に仕事好きじゃない可能性ありますよね。毎日生活のために行ってるということになりますし。
どういうことかというと、職場は1日8時間ぐらいずっと一緒にいるじゃないですか。素の自分を見せてるんですね。だから、お互いに話題を共有していたりとか、価値観を共有したりとか、いろんなわかち合いが起こってるんで、駆け引きがないんですよ。
スペックに対してどうとかじゃなくて、人間のふれ合いから始まるんで。リアルな出会いにもっとも自然に近いんです。だから、職場の出会いというのはめちゃくちゃ大事にしなくちゃいけなくて。ただ、漫然と仕事をしているだけでは、職場でいいなと思ってる人に「好き」と言ってもらうことは不可能です。じゃあ、どんなことしなきゃいけないのか。
まず今日、経沢(香保子)さんからすごいお話あったじゃないですか。プレゼントですよね、ベビーシッターの。あれは、経沢さんは絶対儲けることができない仕組みですよね。みんなにプレゼントしていって、タダでベビーシッター使ってもらうという仕組みだから。経沢さんはそれで儲けて、リピーターになってもらおうという話は、そのなかにありませんでしたよね。
どういう話やったかといったら、後ろめたくなく、夫婦も仲よく過ごせる時間が取れて、新しい楽しい夫婦のかたちができるかもしれないという希望にあふれてたじゃないですか。他人のために仕事してるんですよ。だから、経沢さん輝いてるんですよ。
仕事の時に自分がやりやすいようにする人は、絶対モテないんですよ。私も今まで4万3,000件、ほんまに恋愛相談してきましたけど、自分のために楽してる人はぜんぜんモテませんでした。
でも、人のためにやろうと、カルチャーを作ろうというのは(いい)。文化は楽しいだけじゃなくて、その人の生活を変える力があるじゃないですか。そこまで考える人から、男の人がいなくなることはないんですよ。だから、仕事は他人目線で絶対やらなあかんのです。そのモデルケースがはあちゅうさんだったり、経沢さんだったり。そういう方がいらっしゃることは、みなさんにとってすごく幸いです。
あと、さっき伝えた通り、趣味とか特技とかで出会える場所に行ってください。かつてやってた趣味とかを掘り起こしてください。楽しかったことがあるはずです。これは瞳孔が開くからです。この2つは絶対やってほしいです。これやるだけでめっちゃ輝きも増すし、出会いの場所も増えるしとなると、リアルの可能性がすごく高くなるんですね。
なので、やってほしいこと2つはもうこれでおしまいです。今日はこのやってほしいこと、2つしかないんです。あとは捨てる話だけです。やることは捨てるやつですね。ただ、捨てるのにめっちゃ勇気がいるやつがあります。
例えば、おばあちゃんの形見の服を持ってたとするじゃないですか、セーターとか。めっちゃ虫食ってるけど、思い出がいっぱいあるという。でも、着ることはできない。それを捨てるのと同じぐらい勇気のいる「捨てる」もありますので。捨てるということでやることが増えたり、覚悟が増えることがありますが、絶対やって得なことしかないので、ぜひやってみてほしいです。ということで、今からお伝えします。
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