2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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乙君氏(以下、乙君):次、いきます。「夫婦の給与格差」問題。
こちらは「夫の給与が少なすぎ。やっていけるでしょうか?」ってやつなんですけども。
「教えて!goo」という、「Yahoo!知恵袋」みたいなやつに、「自営業の旦那の収入が16万5,000円です。私は今、正社員で働いているものの妊娠中で近く退職する予定です」「だけど、夫の給料が手取り16万5000円しかないけど、果たしてやっていけるんだろうか?」っていう問題だそうなんですけど(笑)。
山田玲司氏(以下、山田):いいですか? いきますか? じゃあ、やっぱり、これですね。デーン!
乙君:「頭のいい人に任せる」(笑)。
山田:無理です。わかりません。
乙君:あー。
山田:というか、これ、あれなんですよね。1個言えるのは、そりゃ、みんな大変ですよ。それで、こんなことになっちゃってるんですよ。構造的な問題とか、いろんな問題があってこうなってるし、歴史的な流れというのもあるんだけど。
もっと収入がなくても、なんとかやってる人もいるんだよね。だから要は、収入に限界があるんだったら、出口を減らすって方向で、やれることはけっこういっぱいあるなと思うんだけど。
乙君:「節約しろ」と。
山田:節約じゃなくて、俺は勉強だと思うね。
乙君:勉強?
山田:リテラシーだと思うんだよね。
乙君:ほう。
山田:例えば、俺の仲良くしてる田中優さんというのは、人生のうちで一番お金がかかってるのはなにかを計算した人なんだよね。保険に一番かかってる。保険とか教育に、めちゃくちゃかけてるんだよね。
だから、そのなかで何に変えたら減らせるのかってこととかがリテラシーで。「言われたから、これ払ってます」と言って、1回止まっちゃってるみたいなことを、1個1個洗っていくこと。
「そんなこと、専門家じゃないから無理ですよ」って言う人もいるんだけど、「じゃあ、専門家のサイトに行けばいいじゃん」っていう(笑)。
(一同笑)
乙君:え?(笑)。
山田:専門家が「この道がある」っていうことを、やっぱりやってるんだよね。だから、どんどん聞いて、どうすれば出口が減らせるかということは、可能性としてあるよなと。
しみちゃん:うんうん。
山田:ほら、俺の友達の元エリートサラリーマンだった人が、週に2日しか飲み屋やらないで生活してるけどさ。
乙君:へぇ!
山田:それが、こないだ「この番組で紹介しよう」と思ってできなかったっていう、ほら……。
乙君:あーー!
山田:ダウンシフターっていう、高坂(勝)くんね。だから、高坂くんの収入は本当ないよ。だけど、米は作ってるからね。自分でね、千葉で。
しみちゃん:うん。
山田:だから、食料をどういうふうに確保して、どうやって2日間回すか。お店で出す分は、ここから調達すれば安いというふうに、いろいろやって。実は、ものすごく暇な時間を作ってんの、あいつ。
乙君:はい。
山田:それでいながら、支出が少ないという。「楽して金で解決」って考えてる人から、ハマっていく罠というものがあって。
乙君:あー。
山田:今、「お金で解決」って言われたけど、このお金を作るのにどれぐらい時間がかかるんだってことを考えると、そこはちゃんと考えて、調べたり、仲間を作ったり、そうやってネットワークを作ると、抜け道というのはどこかにあるから。そういうのを、1つのゲームだと思って、やっていくのがいいかなって思う。
乙君:ほう、楽しめる。
山田:そうやって、「あー、3万浮くんだ」「これで5万浮くんだ」みたいなことがわかったら、超楽しめるんじゃないかな。なのに、「旦那から入ってくるのは一定量しかないから、もう終わりだ」みたいなことになると、ちょっと……キツいだろうなっていうのはありますね。
乙君:でも、この人は夫が(手取り)16万5,000円しかないんだけど、「実家の仕事の跡取りとして手伝っていて」ってことなんですよ。
山田:うん。
乙君:でも、それって自分たちだけの生活じゃないじゃないですか。
山田:あー、そうだね。
乙君:だから、みんなで助け合ってやればいいんじゃないのっていう。単純に。
山田:だから要は、「私は私でやります」みたいなことになると、すごく金で解決しなきゃいけない問題があって。
乙君:金っていうか、その夫婦とか、その一家だけの問題って落とし込みすぎるから、問題がそれ以上、広がらないわけで。
山田:そういうこと、そういうこと。
乙君:だって、育児するのも、自分の母親とか、旦那の母親……姑にも、いろいろ手伝ってもらったりしてやっていくわけだから、社会で育てていくものでもあるだろうし。
山田:でも、これが、「私はこれが許せない」っていうのが多いほど、お金がかかるものでね。
乙君:あー。
山田:寛容な人ほど「この人に預けても平気だな」みたいな。
乙君:はいはい。
山田:でも、「この人に預けたら、何されるかわからない」とか、「あんな人の子供に!」とか、「あんな人の親に、私の子供を!」みたいなことになってくると、もう、どんどん選択肢が狭くなって、「本当に信用できるベビーシッターの人は、いくらかかるから」みたいなことになると、また地獄が待ってますので。
しみちゃん:そうですね。
山田:そこは本当に寛容さを試されるというかね。寛容な人はお金持ちになりますよ(笑)。
(一同笑)
山田:はい。
乙君:次、もう1個いっていいですか?
山田:はい。いいですよ。
乙君:もう1個、「公務員のブラック化」問題。これもちょっと似てるので、そのままやっちゃいます。
山田:はい。
乙君:学童保育の非正規職員、正職員と同じ仕事で、年収は3分の1しかありません。同じを仕事してるのに。格差に怒りの声が上がっている、っていうことなんですけど、これはどうですか? 先生。
(一同笑)
山田:だから、もう、しょうがないよ! これは根本的な問題なので。(ベルを鳴らして)がんばれって話です。
(一同笑)
しみちゃん:エールが(笑)。
乙君:ありがとうございました。
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