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会議を見せるテレビ第23回(全7記事)

いじめられっ子orリア充どっちが真実? 絵本作家のぶみの少年時代

キングコング西野亮廣氏と絵本作家のぶみ氏によるニコ生チャンネル「会議を見せるテレビ第23回」。今回は、11月3日〜30日まで開催されている「えんとつ町のプペル展」から生放送。今回はのぶみ氏が、自身の少年時代と母との思い出を振り返ります。

いじめられっ子だった少年時代

絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):今日は11月4日だから、明後日『情熱大陸』の来週の予告に出て、13日放送なんですね。最後うちのお母さんに……あ、これ内緒にしとこう(笑)。

西野:何? 気になる気になる。

のぶみ:たぶんそこ、放送されないからいいんですよね。最後にうちのお母さんに『いのちのはな』を読み聞かせましょうっていう話だったんですよ。

西野:はいはい。

のぶみ:僕小学校のとき、いじめられてて、自殺未遂を2回してて、中学校のとき不登校になって、高校生のときは160人のチーマーの総長になって。

ほんでその話をしてて、それで「波乱万丈な人生で、ああいう絵本を書きました」といって。『情熱大陸』の人がお母さんにインタビューをしたんですよ。

西野:はいはい。

のぶみ:そしたら、「のぶみは、小学校のときは、すごい友達が多くて、高校生のときは美術部でした」「絵本は高3のときから描きはじめて」って言ってて、「えー!?」って思って。「ちょっと待って! 怖い怖い」って思って。

山口トンボ氏(以下、トンボ):なるなる。

西野:怖い話っすよね。

のぶみ:高校のとき、金髪でロン毛で、ヒップホップ系の格好して、警棒を入れて、靴は安全靴を履いてたんですよ。

西野:戦う気満々のやつですよね。

のぶみ:美術部じゃないですよね(笑)。

(会場笑)

西野:どういうことなんっすか。

のぶみ:お母さんに、「いや、美術部じゃないよね」「小学校のときも、毎日すごいいじめられてたんだよ」って言ったら、「○○君が僕のこといじめてたんだよ」って言ったら、「あの子だったの?」って言いだして。うちのお母さんは、僕が警察に何回も捕まったんだけど、1回も迎えに来なかったんですよね。

西野:はいはいはい、なるほど。

あいまいな母の記憶

のぶみ:あとで気づいたのは、うちのお母さんって、キリスト教の牧師なんですよ。うちの子はいい子だっていうふうにしたかったみたいなんですよ。

西野:はー!

のぶみ:いじめられてもないし、警察にも1回もお世話になってませんよって、『情熱大陸』というすごい番組がきたから、息子に恥かかせちゃいけないと思って、ぜーんぶ隠して。

西野:隠すもなにも、のぶみさんがすでにいろんなところで話されていることは、お母さんご存知ですよね?

のぶみ:お母さんは、それを信じたくなかったんです。だから、その当時も警察には迎えにこなかったし。ほんで、「美術部じゃないよね?」って言って、それをずっと話を追及してたら、僕は高校の必修科目を美術にしたんですよ。そしたら、お母さんの中で美術部っていうことになったみたいで。

トンボ:なるほどー。

のぶみ:ほんでもう、チーマ―の時代は際限なく狭めたいから、高校のときに絵本を作ってることにしちゃったんですよね(笑)。

(会場笑)

西野:それはどこまでお母さん信じられてるんですか? 自分が嘘ついてるっていうことはわかってるんですか? それとも、お母さんの中でも記憶が変わってたりするんですか?

のぶみ:「高校生のときに、俺絵本書いてないよね」って言ったんですよ。「あー、そうだった!」とか言ってて。

西野:天然で。

のぶみ:もう、なくしたいんですよ。

トンボ:記憶がもう変わっちゃってるっていう。

西野:変わっちゃってるか。

のぶみ:ちょっと認知症なのかなと思って。

西野:そうであってほしいみたいな。

のぶみ:「今?」って思って。

相方をいじるときの芸人あるある

西野:でも、お母さんのほうの気持ちがちょっとわかって、例えば僕も、エピソードトークをしゃべるときに、「こないだ親戚の親父がこんなことしてね」っていう話なんです。元ネタは。

だけれお客さんは親戚の親父のこと知らないから、ときどき僕、「梶原がね…」って言う。

(会場笑)

トンボ:まあまあ、ぜんぜんね。

西野:梶原のせいにするとき、あるっすよね。

トンボ:わかりやすい。

西野:そっちのほうが、わかりやすいから。作り話なんですけど、捏造もしているんですけど、そっちのほうがウケるから。

「親戚の親父が、こないだムカついたことがあって」って言うよりも、「梶原にこないだ、またムカついて」って言ってるうちに、この話を九州でしゃべって、大阪公演でしゃべって、札幌公演でしゃべって、名古屋公演でしゃべったあたりぐらいから、もうほんまに、梶原にムカついてきて。

(会場笑)

のぶみ:なんでだよ(笑)。

西野:もう自分の中で、梶原がやったことになっちゃって。

のぶみ:なっちゃうんですよね。

西野:これけっこうね、芸人あるあるなんですよね。

トンボ:あるかもしれない。

西野:ずっと喋ってるうちに、記憶がちょっとごちゃごちゃなってきて。

のぶみ:嘘が本当になる。

西野:嘘が本当になっちゃってるみたいなの。

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