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A Must-Buy Japanese Souvenir(全1記事)

フランス美女もハマる!? ディープすぎる「こけし」の世界

今回の「Deep in Japan」は、「こけし」について! 日本の伝統文化として名前や見た目はよく知られているこけし。しかし、実際に所持している人はあまり多くなく、種類や違いなどを知る人はほとんどいないのではないでしょうか。フランス出身のフローリが、日本人の知らないこけしの世界を熱く語ります。あなたもこの機会に、こけしに触れてみたら?

フランス美女がひたすら「こけし」を語る

フローリ:見ての通り今1人で飲んでるで。さっきまでレイナと飲んでてんけど、旨い日本酒と旨いつまみがあればほかはいらんわ。

今日はちょっと違うことしようと思うねん。このまえコメントで「アキバとか渋谷とか外人はみんな同じレポートしかしてない」ってのがあったから、今日は違うことしたいと思う。

ってことで、今日は「こけし」について語ります。

こけしは江戸末期、東北地方で子供の遊び道具の人形、今のバービー人形のようなもんやって、後におみやげとして売られるようになってん。木のシンプルな子供の形をした人形やで。特徴は顔がシンプルなことと、赤い塗料を使うことやね。

こけしは伝統的な「伝統こけし」と最近のおみやげとして売られてる新たなデザインの「新型こけし」に分かれんねん。さらに「伝統こけし」は産地で約11種類に分類される。

こけしは日本の伝統文化で毎年「全日本こけしコンクール」が開かれて、1位には総理大臣から表彰されるほどやねん。

まずは津軽系。

普通のこけしは頭と胴を別々に作ってくっつけんねんけど、これは頭と胴が1本の木からつくられてんねん。それと胴の模様が独特やねん。

次は南部系や。

これは津軽系と対照的で頭がゆるーく作られているので、頭がユラユラ動くねん。

その次は、鳴子系やな。

これは有名なこけしで首をひねると「キュッキュ」と音がすんねん。

次は遠刈田系(とおがったけい)やな。

これは胴体が細めで目が三日月の形なのが特徴やで。

次は弥治郎系(やじろうけい)。

この特徴は……、帽子をかぶってるような頭部と胴のくびれやな。特徴的な形やで。

それから土湯系(つちゆけい)や。

土湯系の特徴はやな……、頭に黒い蛇の模様があることと、胴はボーダーやねん。ボーダー。

お次は、木地山系(きじやまけい)やな。

昔の女学生みたいやで(笑)。これは前髪が特徴的なのと、着物を着てるで。

お次は山形系(やまがたけい)やな。

作並系から派生したこけしやで。頭が小さく胴が細いねん。

次は肘折系(ひじおりけい)や。

これは鳴子系と遠刈田系の中間で、肩が角張っているのが特徴やな。

次は蔵王系(ざおうけい)や。

この特徴は丸いシルエットの胴体で絵のデザインは遠刈田系と似てんで。

次は作並系(さくなみけい)や。

蔵王系や南部系とにてるけど、もっと細い形でバットのようなシルエットやで。

伝統こけしの種類はこれで全部や。伝統こけしを作る職人は、大量生産の新型こけしが沢山出て来たので、深刻な後継者問題にあるねん。こけしは「昔、食糧難の時代に子供を餓死させてしまった親が供養のために作った」っていう説もあるねんけど、ホンマかどうかは諸説あるで〜。

ホンマやったらちょっと怖いな。最近は「こけし作り体験」ができる場所もあんねんで。ウチはホンマは現代の新型こけしの方がデザイン性があって好きやな。

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