2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
第52回『モテる男はだめんずなのか!?〜初登場!倉田真由美の恋愛ウォーカースペシャル!!』(全11記事)
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乙君氏(以下、乙君):ということで、もう15分ぐらいになるんですけど、玲司さん、あれ、いきますか?
山田玲司氏(以下、山田):ちょっと、じゃあ……。
乙君:この流れで。
山田:この流れ、すげー!
乙君:いい感じじゃないですか。
山田:おまえ、ハーレイ・クイン知らないらしいね?
乙君:え、だから……。
倉田真由美氏(以下、倉田):ちなみに、玲司さんはけっこうしてるの?
山田:なにが? ……アハハハッ(笑)。それ、言いたいけど、言えないんだよね、いろいろあって。
倉田:いや、過去、いろいろやってきたのかなって。
山田:過去ですか。そうね、言える範囲で言いますけど。
倉田:うん。
山田:後悔はしてないです。
倉田:あ、そう。
山田:そう。
倉田:初体験いつ?
山田:初体験は……、高校生の時かな。
倉田:高校生の時!
山田:そうそう。
倉田:相手、誰? どんな人?
山田:ええと、1歳年下の……。
倉田:普通だねー!
乙君:(笑)。
山田:普通だね、俺! 普通!
倉田:どんなシチュエーション?
山田:どこまでしゃべっていいのかな、これ(笑)。
(一同笑)
倉田:全部いいんじゃない?
山田:いや、もう本当普通だよ、俺。ただ、ごめんね、真由美ちゃん。
倉田:うん。
山田:親が見てるんだよね。
(一同笑)
倉田:そうなの?
乙君:親見てんの?(笑)。
山田:親が、見てる率がかなり高いことが判明して以来、こういう話が言えなくなったので、みなさんごめんなさいね。
倉田:いいんじゃない? もういい歳なんだし。
山田:え、それあまり考えない?
倉田:私? もうぜんぜん平気だけどね。
山田:え。「親が見てるな」みたいなことは関係なく言っちゃう、みたいな。
倉田:っていうか、まったく。そんなことが頭をよぎったことすらない。
乙君:お子さんは、今おいくつですか?
倉田:子供は子供の人生があるし。それはそれで、「こういうお母さんだよ」っていうね。
乙君:それはもう割り切っているんですか。
山田:(コメントにて)「親、いったん止めろ」って、コメントが(笑)。
(一同笑)
山田:(コメントにて)「玲司、ごはんよ~」って、うるさいわ!
(一同笑)
山田:俺、けっこう漫画には書いてるかな。当時のこととか、チラッと。
倉田:じゃあ、あまり童貞こじらせたり、とかいうことはない?
山田:あー、むしろ、これも言いづらいんですけど、俺は、最初の彼女がいわゆるギャルに近い、今考えると「おそらくギャルですね」っていう。
倉田:あー、そうなの?
山田:『Popteen』って雑誌あるじゃん。
倉田:うん。
山田:あれを学校に持ってこられまして。それで、1年後輩じゃない。
倉田:うん。
山田:「これ、やりたいんだよね」って持ってくるタイプ。
乙君:え、『Popteen』ってそんな昔からあったんですか?
山田:『Popteen』かなり前からある。『エルティーン』『Popteen』って、まあ、「エロティーン」って言われてたけど。要するに、エロ情報満載のティーン雑誌というのが、『Seventeen』ぐらいから始まるんだけど。
倉田:そうそう。そうだった。
山田:ちょうど俺の世代ぐらいから、ものすごい盛んになる。女子高生はあれで最初のその知識を得る、みたいな。(乙君がニヤニヤしているのを見て)おまえ、なに笑ってんだよ。
(一同笑)
乙君:いや、コメントが(笑)。
倉田:確かに、女子高生時代、ちょっと読んだりしてたな。
山田:そうだよね。
倉田:読んでた読んでた。
乙君:いや、コメントが、「母さん、あの時の女子ですよ」って(笑)。
(一同笑)
乙君:絶対違うだろ(笑)。
倉田:だって、もういいでしょ。この歳になったら、なんでも。
山田:だから、俺もその思いが、後の『Bバージン』っていう漫画に出てるんだけど、要するに、彼女のほうが「理想の先輩見っけ!」みたいな感じだったわけ。
倉田:ほう。
山田:それで、俺は理想の先輩演じないといけない。だけど、どうしたらいいか、わからない。「そもそもデートって、どうすればいいんだ?」「どうしようどうしよう」みたいな感じ。
乙君:あーー!
倉田:女の子の期待に応えよう、ってしちゃうタイプなんだね。
山田:そういう必死な感じ。なにもないのにね。
倉田:うんうん。
山田:なんにもないのに、漫画ばっかり描いてるくせに。
乙君:あー。
山田:そういうのが、たまたま誤解した女の子が来てくれたんで、「どうしよう」みたいな。それで、「ちょっと待って。俺、そんなに早くヤることになるの?」みたいな、「どうしよう」。
倉田:あー、そうなんだ。
山田:そして、「『なに? 下手』とか言われたらどうしよう。俺、先輩なのに」って思って(笑)。
乙君:でも、生物部だったんでしょ?
山田:生物部じゃなくて。それは中学の時で。
乙君:生物部は中学。
山田:俺、高校の時は、もう漫画のほうにいってた。創作研究同好会ってところに。
乙君:漫研みたいなもんですか?
山田:漫研みたいなもん。だから、アニメも作るし、みたいな。
乙君:それも、言ったらそんなね……。
倉田:じゃあ、なかなか……。でも、そういうところに『Popteen』系の女子がいくんだ。
乙君:そうそう、それが意外。
山田:まかり間違って、来ちゃったギャル系がいるわけ。それで、俺、バンドとかやって……。
倉田:文化系のギャルか。
山田:そうそう。バンドとかやって。本当クラスじゃ目立たないくせに、なんか知らないけど、いきなり変なことやりたくなっちゃうタイプだったのよ。この状態、まさにこの状態! だから、「本当は静かに漫画描いていたいのに、なんでニコ生やってる? 俺」みたいな(笑)。
倉田:あー。
山田:たぶん、これ、一種の病気だと思う。今さら治らない。
(一同笑)
山田:たぶん、これは治らない。そうすると、新入生歓迎会とかで、「よし、マッチやるぞ!」みたいにやるわけだよ、ギターで。
倉田:そうすると、「素敵!」みたいな。
山田:「キャー!」みたいになって。勘違いした女子が、ワーって来る、みたいな。
倉田:あー。
山田:「先輩、お弁当食べてください」みたいに来るわけだよ。「え、俺、どういうリアクションしたらいいんだ? ここは」。
倉田:えー、そうなの?
山田:だから、向こうは王子だと思って見てるから。だけど、俺、王子じゃないから(笑)。「いかなる対応をすればいいのだ? 俺は」みたいな感じで固まる、みたいな。だから、島本(和彦)先生の気持ち、ちょっとわかる。
倉田:なるほどね!
山田:固まっちゃう。「理想に応えなければ、俺はみっともないことになるぞ。……今、俺、なんて言えばいいんだ?」みたいな(笑)。
倉田:なるほど。
山田:それを、まんま漫画にしてるのが『Bバージン』。最初の頃とかそうで。
倉田:あー。
山田:かっこつけてるんだけどパニくってる、みたいな感じで。
倉田:うんうん。そうだったね。
山田:そうそう。だから、最初の彼女にすっげー鍛えられてんの。対応とか、靴とか、全部。
乙君:靴?
山田:「靴変えろ」「靴下変えろ」「下着変えろ」とか、言ってくるんですよ、その彼女が。
倉田:あー、すごいね!
山田:当時の女子高生がカスタマイズしていくわけよ、俺を。
倉田:ほう。
山田:高校生って最初、母親カスタマイズなんです。
倉田:それって、男の人にとって、けっこううれしいことなの?
山田:そこで階級が分かれる。いつまでもお母さんが西友で買ってくるパンツを履く組、母カスタマイズ組と、それから、彼女カスタマイズ組に分かれるわけだ。
倉田:ほう。
山田:そこで、もうにおいから変わってくわけだよ、雰囲気みたいな。
乙君:あー。
山田:それが、もう後にいる若い女の雰囲気、みたいな。だから、そこから街道が変わってくる。ただ、その道も大変。それはそれですごく大変。
倉田:そうだよね。いや、だって、鬱屈があってモテちゃってるタイプだし。
山田:だって、わかんないんだもん。どうしたらいいか(笑)。
倉田:ほら。本当に王道でモテる、サッカー部のキャプテンみたいなね。
山田:そうそう。俺、ヤンキーじゃないし、オラオラじゃなかったんで。
倉田:そういう人は、たぶんやすやすとそういうことをこなしてくんだろうけど。
山田:そう、できないから。もういっぱいいっぱい。
倉田:なかなか難しい道だよね。
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