2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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DaiGo氏:今回はギバーとしての性質と、ギバーが持っている力を解説します。そして、みなさんがそれをやることによって、テイカーやマッチャーだった人たち、僕もそうだったと思うんですけど、テイカーやマッチャーの人たちが、トップ・オブ・ザ・ギバー、トップ・ギバーになれると。
さらに、ボトム・ギバーだった人たちは、「自分はギバーでよかったんだけれど、こういうところを気をつければ、ギバーとしての性質が100パーセント活かせるんだ」ってことが理解できれば、もうテイカーとマッチャーを通り越して、一気にトップ・ギバーになれる放送になります。
(コメントにて「お金持ってるからギバーになれるんじゃ」)そう、「お金を持ってるからギバーになれる」って言う人がいるんですけど、それは間違いなんですよ。お金がなくてもギバーにはなれます。
もっと言ってしまえば、「お金が与えることがギブなんだ」、つまり、「お金を与えたり、お金がかかる物を与えてあげなければ、ギバーにはなれない」と思っている人は、非常にテイカー的な発想ですね。テイカー、若干マッチャーもあるかもしれないですけど、金じゃないんですよ。
だから、なんのために与えるのか。ギバーはなんのために相手になにかを与えなくちゃいけないのか、なんのために与えるのかってことがわからないと、小物をあげたり、お菓子をあげたり、金目の物をあげたりっていうことになっちゃうじゃないですか。そう考えたら、お金を持っている人が「お金で全部買える」と言うのが正当化されるわけで。でも、そうじゃないじゃん、って話。
だから、与える物はお金じゃなくていいんですよ。むしろお金は、ほとんど使わないのが大事なんですね。
これからそういうお話をしていこうかなと思います。一応まだ無料なので、あまり全部は言わないんですけれど、例えば、トップ・オブ・ザ・ギバーがどれぐらいすごいのかというと、医学部生、最近爆破がありましたけれど、これはベルギーの医学部の調査ですが、いわゆるトップ・ギバーの人たちというのは、マッチャーとかそういうほかの人たちに比べて、成績が11パーセント高いってことがわかってるんですね。
つまり、トップ・ギバーは人に教えてあげたり、与えたりしまくっているのにもかかわらず、成績がいいんですよ。これはどういうことなんだろうか、と。
さらに、販売業もそうです。販売業でも、実はいわゆる売上の低い人たちというのは、そうじゃない人たちに比べて25パーセントぐらい、ギバーである確率が高いってことがわかってるんですけれど、しかし、もっとも売上が高いトップのギバーは、テイカーやマッチャーよりも、なんと平均50パーセントも年収が多かったんですね。
つまり、なにが言いたいかというと、(その性質を)適切に使えれば、成績はギバーのほうが11パーセント高いし、年収も50パーセントも高いんです。だから、どちらかというと、ギバーであることが問題なんじゃなくて、ギバーの性質を理解しないことが問題なんですね。
だから、今日はトップ・ギバーになる放送ということで、お話していきたいと思います。(コメントにて「与える中身が違うってことか」)そう、与える中身や目的が違うってことですね。
では、ギバーとテイカーとマッチャーの一番の違いはなんなのかというと、一番の違いは、テイカーやマッチャーは、自分の利益を最大化するために与えてるんですね。
ギバーだけが目的が違うんです。ギバーは、みんなの利益を最大化するために与えるんですよ。どういう意味かというと、みんなの利益というのがポイントで、ここに自分の利益も入ってるんです。
ここが、いわゆるボトム・ギバーとトップ・ギバーの違いなんですよ。ボトム・ギバーは自分の利益を度外視して、人のために尽くしちゃうんですね。これは、絶対ダメなんです。続かないし、目減りしていっちゃう。
トップ・ギバーは、自分の利益も含めてみんなの利益を増やそうとするんですよ。だから、分け合う元のパイを大きくすれば、自分がもらえるパーセンテージが低かったとしても、みんなに利益を与えるようにしたとしても、いいかたちになるよねっていうのが大事なんです。
(コメントにて「遊戯王カードあらへん?」)遊戯王カードあるよ、もらったから(笑)。飾ってあります、仕事でいただいたので。
だから、みなさんはぜひ、自己犠牲のギバーではなくて、価値を生み出すギバーになってほしいってお話です。そこが一番の違いなんです。
どうすればチームが動いて、価値を生み出すのか。この人にもっとこういうことをしてあげたら、動きやすくなるんじゃないか。才能が使えるようになるんじゃないか。この人にこういう物あげたら、自分が持っているよりも、あるいはほかの人にあげるよりも、上手に使ってくれて、いい結果をチームに出してくれるんじゃないかっていうことを考えて与えてるんですよ、ギバーの人は。
だから、ギバーってすごく頭がいいんです。誰かれかまわず、与えているわけじゃないんです。だから、意味のないギブをする人が、どういうタイプの人かというと、例えば、お菓子が好きじゃないってわかってるのに、「うちの地元のお菓子で」と、とりあえず菓子折り渡しとけばいい、とか思ってたりする人なんですね。
これは、ぜんぜん、なんのギバーにもなっていないわけですよ。ありがた迷惑ですよね。菓子折り持っていけばいいとか、ごあいさつにそんな物を持っていけばいいって思ってる人は、ぜひ考え直したほうがいいと思います。
例えば、別に文句言うわけじゃないですけれど、僕もそんなにお菓子食べないんですよ。ビターなチョコレートは例外だけど、基本お菓子を食べないんです。
そんな僕に対して、「これ、詰め合わせです」とかってもらっても、僕は1個ぐらいしか食べられないんですよ、そんなに食えないから。それを僕は人にあげたりするのでぜんぜんいいんですけど。
もし、その人がギバーとしてこの知識を持っているとすれば、講演で呼んだり、コンサルで呼ぶんだったら、自分が読んだ最近おもしろかった本を渡すとか、「これ、地方の書店屋さんで話題になってる本なんです」って、本を渡してくれたほうが、よっぽどギバーとしての性質がいいわけです。
すると、僕はその本を読んでよりいい講演ができるかもしれない。なぜかというと、だいたい講演って30分とか1時間前に入るんですけど、四六判の普通の本だったら僕は5分とか10分で読めるから、それを読んでその内容が講演に影響を与える可能性は、大いにあるわけです。
そういう効果を狙って、与えると。だから、プレゼントを選ぶ場合は、そういう選び方が大事ですよ、ってことなんですね。
あとは、この放送の後に、必ずこういう人がいるんですね。「でも、ギバーといって与えたんだけど、なかなか成果がでないんです」と。多くのギバーは、あまり見返りを求めてないように見えるんですね。「見返りがほしい」って思った瞬間に、マッチャーじゃないですか。
だから、「見返りを求めてないのに与えてるって、どういうことなんですか? それで本当に得できるんですか?」って言う人がいるんですけど、そういう人にお話したいのは、起業家のチップ・コンリーとかも言ってますけど、ギバーというのは、基本的に長期戦だと思っておいてください。長期投資です。
例えば、ウォーレン・バフェットでもそうですし、『Forbes』の上のほうに載っている人たちというのは、ほとんどが長期投資家なんですよ。つまり、短期の投資に手を出して、グチャグチャやるんじゃなくて、長期的に見て利益が出るような行動を取っていく。
お金も投資ですけど、時間とか労力とか、このギバーでいうところの親切とかも投資なわけですよね。そう考えると、やっぱり長期戦が一番強いんです。
そして、このテイカーとマッチャーとギバーのなかで、長期戦ができるのはギバーだけなんです。ギバーだけなので、そういう意味でもみなさんは長期投資としてギバーとの役割を考えていただければと思います。
僕が今みなさんに月540円で延々と知識をギブしてるのは、そういうことです。……そういうことでもないけどね(笑)。僕は別に好きだからやってるんですけど、ギブする時には、自分の好きなジャンルで、相手にどんな貢献ができるかってを考えてみるのがすごく重要だっていうことがわかっているので、考えてもらえればなと思います。
これから先は、みなさんがギバーをしていく時に、あきらかなテイカーもいるわけですよ。明らかなテイカーは、さすがに避けたほうがいいんです。なぜかというと、永遠に吸い取ってくる可能性があるので。
なので、みなさんがギバーになってトップ・ギバーになるために、そういうあからさまなテイカーの見分け方を少しお話してから、ギバーの持っている能力の解説をして、みなさんがトップ・ギバーになることのお手伝いをしていきたいと思います。
ここから先は会員限定に切り替えてやっていきたいと思います。トップ・ギバーになりたい人は、ぜひこの放送を見ていただければと思います。
もちろん、このアダム グラントさんの本、だいたいここに書いてあるので、僕が途中でしてる説明とかは僕自身の言葉なんですけれど、だいたいは書いてあるので、本を読むのが好きな人は、本を見て自習するのもありだと思います。それでは、切り替えます。
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