
2025.02.12
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Japanese Mythology | Izanagi and Izanami and the Birth of Gods(全1記事)
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カリン・ユエン氏:さて、今日は神道からの日本創生の話をしたいとおもいます。天国と地上が存在する以前は、すべてのものは無限であり、形のない塊でした。
ここから、透名な光のようなものが昇っていき、天界の平野を形成しました。そして3つの造化三神が生まれました、それが、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)、高御産巣日神(タカミムスビノカミ)、神産巣日神(カムムスビノカミ)です。
形のない塊から重く不透明な物質が集まり始めて、何千年もの間、もっとも初期の段階では、地上は水の表面に浮いた油のようでした。しばらくすると葦が生えてきて、8組の神が生まれ、最後の8番目に生まれたのが、イザナギとイザナミであり、それぞれ「誘う男」「誘う女」という意味があります。
高天原(たかまがはら)の神々は、イザナギとイザナミにこの漠然とした地上に降りて行き、土地を固めることを命じました。宝石で飾られた「アメノヌボコ」という矛を持ち、2人は天界と地上とをつなぐ「天の浮き橋」を旅しました。
海を見下ろすと霧が流れて浮かんできて、イザナギは、矛を水につけてかき回して引き上げました。 槍から降りた大きな水滴が、地球の表面にこぼれ落ち、島を生み出しました。
2人は喜んで島に降りて行って、「天の御柱」と大きな神殿である「八尋殿」を結婚のために建設します。2人は、各々別の方向から歩いてきて柱の片側で会うことにします。男性神は左側に、女性神は右側です。
それぞれがもう片側で出会ったとき、女性神イザナミが最初に言いました。「なんて素敵な殿方なんでしょう」。男性神は答えました「なんて愛らしい乙女だろうか」。
2人は、こうして婚姻を成就するのですが、最初の子供は蛭のようで弱く骨がありませんでした。子供を蘆で作った船に乗せ、そして水辺に置いていきました。
2番目の子供は浮かべられた島のようで、自分自身の子供とはとうてい受け入れがたかったのです。
2人の神は、この失敗に落胆し、高天原で天の神々を訪ね歩きこのような不運の理由について聞きました。この困難さの原因を解消するには、柱のもう一面で出会った時に、女性は最初に話しかけてはならない、だから彼らには、奇形の赤ん坊が生まれたのであろうと。このような説明でした。
2人は地上に降りて行き、柱の周囲に行きました。今回は男性神であるイザナギは最初に話しかけました.「なんて愛らしい乙女だろうか」。イザナミは答えました.「なんて素敵な殿方なんでしょう」。
この後2人は全体的に満足な赤ん坊を生みました。彼らは、8つの主要な島々を生み出し、6つの小さな島を生みました。このような島に住む神々、海の神や、海峡の神や、川の神、風の神、木々の神、山々の神を生み出しました。
最後に、イザナミは火の神を生もうとしましたが、その際子宮をひどく焼き焦がしてしまい、彼女は死にました。苦しみながらも、おう吐や尿から多くの神が生まれました。少なくとも彼らは多くの子供を得たわけです。
イザナギは、イザナミの死を嘆き悲しみ、涙から別の神が生まれました。そして怒りのあまり、彼女の死の原因となった火の神である息子の首を切り落としました。その時、剣についた血と、殺害された息子の死骸から、同じように多くの神々が生まれました。
死んだ妻を探そうと、イザナギはイザナミを地下にある黄泉の国まで探しに行きます。暗闇のなかで彼は妻の名前を呼び、生きた人々の世界に連れ戻そうとしました。彼女はあまりにも遅いと返答しました。すでに黄泉の国の食べ物を食べてしまったからだ、と。これは、おなじみの話のように聞こえます。
しかしながら、彼女は黄泉の国の神々に出られるか許しを得ようとしました。イザナギに、たった1つのこと、これを行っている間に自分を見ないでほしいと頼みました。この話は聞いたことがあるかもしれません。
彼女が立ち去ったあと、イザナギは次第に我慢できなくなり、彼の妻を探しに行くことに決めました。間違いなくこの物語は聞いたことがありますね(注:ギリシャ神話のオルフェウスの逸話に似ている)。
彼は、櫛の端を折って、火をつけ、明かりにします。彼女をついに見出した時、かつての美しい妻の姿は腐敗した死体になっていて蛆虫に食われていたことに大変なショックを受けました。イザナミはその姿を見られたことを恥ずかしく思い、怒りました。自分の体から生まれた8つの雷神を送りながら、逃げるイザナギを黄泉の国で追いかけたのです。
彼は、黄泉の国の通路を大きな岩で塞ぎます。彼女は怒って叫びました。「もしこのように振る舞うのなら、一日に1,000人もの人間を殺してみせよう」。
イザナギは答えました。「それならば、一日で1,500人の赤子を生まれさせてみせよう。1,000人の人間が一日で死んでも、1,500人の人間が生まれてくることができるように」
イザナギは家に戻り、川に入り、禊として自分自身を黄泉の不浄さから清めました。衣服を洗っているうちに、12の神々がその服や装身具から生まれたのです。ほかの多くの神々が、呪いを振り落とし、黄泉の穢れを洗っているうちに生まれました。
最後の清めの儀式に、イザナギは左の眼を洗うと天照大御神(アマテラスオオミカミ)が生まれ、右目からは月読尊(ツクヨミノミコト)が生まれ、鼻から須佐之男命(スサノオノミコト)が生まれました。この3つの神は、三貴神と呼ばれ、太陽と月と海をつかさどる神となったのでした。
天照(アマテラス)はその名は「天を照らす」という意味であり、天高原から日本に最初の支配者を遣わしました。日本の天皇はアマテラスの直系の子孫である神であると考えられたのです。
私はさまざまな文化における神話を読むのが好きです。というのも、宗教や文化的な信仰について説明しているからです。どうして日本の国旗が太陽を象ったものなのかもわかるでしょう(注:日出づる国の表記から、あるいは戦国時代の旗印からという説もある)。みなさんがこの話を楽しんでくれることを望んでいます。
日本美術史の全てのシリーズの動画を制作していますが、この動画は一種の分派であり、みなさんに神道の宗教の背景を理解してほしい、みなさんが神道の芸術を理解できればいいと思い作りました。
この動画は、神話について話したり、神話を扱った表現をご紹介していますが、お気に入りになったらチャンネル登録ください。どうもご視聴ありがとうございました。また次回お会いしましょう。
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