2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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西野亮廣氏(以下、西野):『えんとつ町のプペル』というのは41点絵があるんですけど、この41点のライトボックスを展示しちゃって、絵が光ってるみたいな。これたぶん、制作費むっちゃかかるんですよ。
絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):ぜんぜん検討つかないですけど、例えば売るとしたらいくらぐらいですか?
西野:いや僕、決めました。30センチ四方のやつで(絵を)売るとしたら、たぶん10万円とか。
のぶみ:すごいリアルだな。
西野:僕が作ろうとしてるのは60センチ四方なので、それを買う人がいるかどうかわからないけど……。
山口トンボ氏(以下、トンボ):倍?
西野:倍なのか、もしかしたら30万円ぐらいするかもしれない。
トンボ:もうちょっとするかもしれないですね。
西野:でも、もしかしたら買う人がいるかもしれないです。
のぶみ:それこそ海外の人とか。たぶんあれ、海外でやっても通用しますよね。
トンボ:ぜんぜんするんじゃないですか。
西野:(コメントで)「30センチならほしい!」。だから受注センサーで……。
トンボ:今、「受注センサー」って言いましたけど。
西野:「センサー」って言った、俺?
トンボ:はい。受注センサー。
西野:受注生産ね。
のぶみ:やさしさだよね。やさしさ。
西野:俺はもう、この口が回らないのとかも、全部主婦と生活社のせい!
(一同笑)
のぶみ:増刷のあれを間違えてる(笑)。
西野:俺が噛んだんじゃない。主婦と生活社が噛ました! 僕は悪くないんです。
トンボ:もう僕は悪くない?(笑)。
西野:僕は悪くないんです。
トンボ:(笑)。
西野:受注生産なので、一応60センチのやつを用意はしますけども、30センチもありますよというので、それは買えるようにはするんですけど。とはいえ、最初に60センチのやつを41個揃えないといけないですから、これたぶんうん100万円かかると思うんですよ。
のぶみ:そうですよね。
西野:うん100万円でも……。
のぶみ:あ、そっか。
西野:もともとはギャラリーの人も、「30センチのやつを1個だけ作って、1個だけ光る絵があったらいいじゃないか」みたいなことを、目玉としてやろうと言ってたんですけど、「いやダメだ」「全部光らすぞ」と言って。
のぶみ:あれ、よかったもん。
西野:やっちゃった。
トンボ:すごいですよね。
西野:金がかかるからということで、クラウドファンディングでやって、そのクラウドファンディングのリターンで『えんとつ町のプペル』と、そこ(の絵本)に似顔絵を描くみたいな。
トンボ:ブス似顔絵。
西野:そう、ブスの似顔絵を。来てくださった方に似顔絵を描くというのをクラウドファンディングのリターンで出したんですけど。
クラウドファンディングのリターンって個数指定できるんですよ。例えば、お礼電話のリターンもあるんですね。これは100個って言ってるんですよ。例えば、読み聞かせとか。
のぶみ:100個って相当だよ。
西野:100人に電話する。
のぶみ:ずっと電話してるんだもんね。すげぇな。
西野:読み聞かせは動画なので、1回撮ってしまえば一気に配信できるから、これは無制限に。
のぶみ:まあ、そうだよね。
西野:やってしまったのが、似顔絵を無制限にしちゃったんですよ! 僕は言ったつもりだったんですよ、対応人数があるから。100人とか言ったつもり。似顔絵って時間かかるから。
のぶみ:いや、かかるよ。僕7時間ぐらいかかりますもん。
西野:かかるじゃないですか、似顔絵って。今の段階で似顔絵の注文が740件ぐらいきてる。
(一同笑)
西野:これでたぶん11月終わります。仕事なんかできないですよね。740人の似顔絵を描かないといけないです。
のぶみ:僕、絵本に似顔絵描くんですけど、だいたい7時間で300人だから……14時間超しますね(笑)。たぶん15時間。すごいよ。
西野:しかも、たぶんまだいきますから。クラウドファンディング始まったばっかりなんですよ。3日前に始まって740いったから。
トンボ:そのうちの1人は僕ですから。
西野:お前のなんか描かへんから。お前、自分で描けよ。
のぶみ:なんで自分の描くの?(笑)。
トンボ:「お前自分で描け」って、なんで俺が描くんすか?(笑)。
のぶみ:そうだよね(笑)。
西野:むっちゃお金溜まったら、本当に似顔絵描くゴーストライター雇って……。
トンボ:(笑)。
のぶみ:なんだ、ゴーストライターって(笑)。
西野:のぶみさんにお金渡して、似顔絵描いてもらうかなと思って(笑)。
(一同笑)
のぶみ:俺、『魔法のコンパス』にものすごいいっぱいサイン書いたよ。
トンボ:(笑)。
西野:えー! マジ? あ、独演会のときですか?
のぶみ:そうそうそう。
西野:うわー、ありがとうございます。
のぶみ:西野さん並んでたじゃないですか、僕のところもすごい描いてたんです。
西野:うわ、すいません。ありがとうございます。
のぶみ:俺ずっと描いてたもん。似顔絵も。今度もたぶん描くだろうね。
トンボ:そうですね。
のぶみ:これでプペルの発売時期が決まったんですか?
西野:たぶん10月25日とか、それらへんじゃないですか? 24、25日、そのへんですね。
トンボ:もう本当にハロウィンの……。
のぶみ:ハロウィンギリギリだな。
トンボ:もうハロウィンですよ。
西野:ヤバイんですよ。
のぶみ:え、もうハロウィンなにやるか決めたんですか?
西野:いや、今日その打ち合わせしました。まずゴミ拾いはするんですよ。
のぶみ:今年も毎年恒例で。
西野:今年もするんです。10月の29日……違うか、30日?
トンボ:30日です。
西野:30日にやるんだっけ?
トンボ:はい。
西野:10月30日の朝に……これ見てる方、10月30日絶対空けておいていただきたい。10月の30日の朝、また同じように、今回は吉本興業の「渋谷∞ホール」というところを1日貸し切っちゃって。そこを集合場所にしたら、警察のこととかクリアになるので。
のぶみ:ああ、じゃあ吉本動いてくれたんだ。
西野:何100人が集まっても大丈夫な場所を確保したので、そこで集まって、ゴミ拾いをして。朝6時にスタートして9時ぐらいに終わるから、10時ぐらいから……。
のぶみ:朝6時!? すごいな。
トンボ:10時からのイベントをちょっと。
西野:なんていうタイトルだっけ?
トンボ:タイトル発表していいですか?
のぶみ:お、もう発表? 今日これ発で?
西野:みんなでオーケストラしたかったんです。
トンボ:タイトル、『えんとつ町のプペルオーケストラ お金を払っているのに設営から出演までやらされる合唱団』。
のぶみ:おおー!
西野:全部お客さんが。「∞ホール」ってすり鉢状の劇場なんですけど、ステージの上に渋谷区のオーケストラの人が立たれて演奏されて。
のぶみ:わざわざ呼ぶんですか? うわ、すげー。
西野:そうそう。お客さんも僕も客席側にまわって座って、『えんとつ町のプペル』を歌うという。これを映像に撮っちゃうおうみたいなイベントなんですけど。
映像で撮るからには、やっぱり美術セットだとか、そういうのがすごいカッコいい感じがいいから。とはいえ、お客さんはお客さんで、スタッフはスタッフというのもちょっと古いな、みたいな話なので。
のぶみ:おお、出た。全員参加型だ。
西野:それならお客さん働かせてやろうという。
トンボ:そうです。
西野:お客さんをスタッフにして、全員美術スタッフ、全員合唱団。そんでお金払って帰れよって話。そういうイベントです。
(一同笑)
のぶみ:すげーな(笑)。おもしろいですね。
トンボ:来週か再来週ぐらいには、チケットが発売できると思いますので。
西野:だからとにかく、10月30日だけ空けといてください。
トンボ:そういうことでございます。
のぶみ:シンプルなんですね。じゃあ、もうそれに絞るっていうことなんですね。
西野:そうです。とにかく『えんとつ町のプペル』。
のぶみ:歌うというので。
西野:そうです、そうです。それが終わったら、もう次はもう11月の2日、3日ぐらいから『えんとつ町のプペル展』ですね。もうこれは今年最後の勝負です。
のぶみ:そこでは(絵本がすでに)発売されてるわけだから、みんなそれ持って来るんだろうね。
西野:そうですね。
のぶみ:たぶんマスコミもまた来るでしょうね。
西野:そのオープニングのときには、要は絵本の発売会見を発売日にせずに、個展のオープンの日にやっちゃって。
のぶみ:会見もやってくれるんだ。
西野:一応囲い込みみたいなのあるじゃないですか。あれをもう11月2日に個展会場でやっちゃって、「絵本出しましたよ」と言いつつ、後ろで景色を映してもらって、個展もやってますみたいな。
のぶみ:マジか。
トンボ:すばらしい。
のぶみ:すげーな。
西野:いやいや、これ勝負ですね。どうなるかな。
のぶみ:そのときにやっぱりプペル。
西野:5,000人呼びたいですけどね。前みたく大きいところじゃなくて、ちょっと小さいところなので。
のぶみ:ちなみに前はどのくらい来たんですか?
西野:おとぎ町ビエンナーレで1万人。まあ、夏休みというのもあったし。
のぶみ:去年のハロウィンはどのぐらい来たんですか?
西野:ハロウィンのやつはそもそも500人しか募集していなくて。ゴミ拾いが500人です。
のぶみ:そうなんだ。じゃあ、今年もそんな感じで。
トンボ:今年、ゴミ拾いはゴミ拾いでやって、そのイベント自体は「∞ホール」のキャパが300人弱ぐらいのところなので。
西野:300人程度で、合唱団。それで(11月に)個展。
のぶみ:すげーな。それ本当に勝負かけてるな。
トンボ:続いてますよね、本当に。
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