2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):ちなみに『魔法のコンパス』って、書店で今どういうふうに売られてるか知ってます? これね、BAO君(中島芭旺)の本と一緒に売られてるんですよ。
西野亮廣氏(以下、西野):へ〜。
のぶみ:それで西野さん、さっき聞いたら……BAO君のほうが今売れてるって(笑)。
山口トンボ氏(以下、トンボ):(笑)。
西野:おかしな話な……。
のぶみ:ということは、BAO君のほうはバンバン刷ってるってことだよね。
西野:ってことですよね。おかしな話。
トンボ:単純にそうですよね。Amazonでも確かBAO君のと……。
のぶみ:BAO君と西野さんの本がバーって同時に売れてるんですよ。
西野:Amazonのランキングはどうなんですか? 僕ちょっとわからないですけど。
トンボ:Amazonのランキング1位になってますよ。
西野:それはタレント。総合のやつでいったらどうなの?
トンボ:ちょっと待ってくださいね。今調べますね。
のぶみ:総合で昨日見たら1位だったな。
西野:いや、タレント本だったら1位だと思うんですけど。
のぶみ:そうか、そうか。でもあれ、予約で順位上がるんですか?
西野:どうなんだろう。いや、僕たぶん総合でも……今何位なんだろう? 日本にあるすべての本のなかで、『魔法のコンパス』って何位なんだろう?
のぶみ:(Amazonで)『魔法のコンパス』って調べて、下のところに「主婦と生活社」とか、詳細が書いてあるところあるじゃないですか。あそこで出ますね。
スタッフ:Amazon14位(2016年9月15日時点)ですね。
西野:14位……。
のぶみ:ちなみにBAO君はどのぐらいですか?
西野:それ知りたい。
スタッフ:BAO君は93位(2016年9月15日時点)です。
西野:BAO君93位。じゃあもう……あ~、余計腹立ってきた!
のぶみ:それなのにBAO君(の本は)刷ってるんだ。
西野:そういうことですね。
のぶみ:ということは……。
西野:余計腹立ってきた。聞くんじゃなかった、今の話。
のぶみ:あの……ダメじゃん!(笑)。Amazonは、映画化になってる小説だとか、今一番テレビで取り上げられてる本が20位くらいまでに入りますね。
西野:なるほど。
のぶみ:Amazonで総合14位はすごいことだよ。
トンボ:すごい。14位。
のぶみ:今日ここに(担当者を)呼べばよかったね(笑)。
西野:「なにしてるんだ」って。でもね……。
のぶみ:どういう考えでそうなってるのか知りたいよね、逆に。
西野:確かにね。
のぶみ:なんなんだろう? 僕、『ママがおばけになっちゃった』が初版4,000部で。
西野:初版4,000部だったんですか!
のぶみ:初版4,000部で、その1ヶ月後くらいに『とくダネ!』に出るときは、2万部だったんですよ。それで『とくダネ!』で出て一気に7万部くらいいったのかな。その次に『スッキリ!!』も出て、10万部突破ですよ。
西野:へ~。
のぶみ:たぶん『アメトーーク!』だったら、1番組で10万部突破する可能性が高いんですね。ただ、テレビと本の関係で、けっこうテレビってバーって売れるんですけど、バーってなくなるんですよ。ほんで、それが持続しないんですよ。だから、魔力といったら魔力なんですよね。
西野:なるほどねぇ。
のぶみ:ここからどうなるんだろう?
西野:どうなるのかなぁ。
のぶみ:たぶん幻冬舎は、BAO君のテレビ露出とかも考えてるのかな。そういうので入れてるのかもしれないですね。BAO君テレビで話すかな、どうなのかな?
西野:いやでも、怒ったな。今回ばっかりは。
のぶみ:あ、(コメントで)「BAO君、累計5万部突破」だって。
西野:90何位なのに? もうその順位聞くんじゃなかったかな。
トンボ:(笑)。
西野:でも、BAO君の本むっちゃいいんですよ。あいつはいいんですよ。
のぶみ:BAO君頭いいからな。
西野:あいついいんですよ。それはすっごい応援してるので。
のぶみ:あ、(コメントで)「BAO君テレビ出てましたよ」って書いてある。マジで? だから今、もっと上がってるんだ。
西野:俺でも、主婦と生活社とどうやって……。
のぶみ:その前に14位なのになんで?(笑)。
西野:どうやって好きになったらいいんだろう? もう1回。
のぶみ:なんだろう? どうしよう? 受け入れるのかな(笑)。
西野:でも、もう気持ちは早くも『えんとつ町のプペル』のほうに離れてるんですよ。「もうダメだ」と思って。
このスタッフさんにどんだけ言っても……尻重いなと思って。これダメなやつなんかなと思って。今ちょっと『えんとつ町のプペル』のほうにシフトしてる。もうストレス溜めたくないし、これ以上キレても……。
のぶみ:それも初版、どのくらいでやるかですよね。また。
西野:そうですよね。
のぶみ:けっこう今話題になってますよ。
西野:『えんとつ町』は今、予約の段階で3,000売れてるんですよ。
トンボ:予約の段階で。
西野:それで今、一昨日くらいからクラウドファンディングをスタートしたんですよ。あのクラウドファンディングって、たぶんあと1ヶ月もあれば1,000とか1,500とか売れるんですよ。
トンボ:いや、売れるでしょうね。
西野:クラウドファンディングのリターンに絵本をおいている。
のぶみ:5,000くらいは西野さんが売る……。
トンボ:手売りだけでっていうことですよね。
西野:手売りで5,000は売れる。
のぶみ:すげーな。
西野:これで初版1万部とかにしたら、僕もう、幻冬舎と縁を切る。
トンボ:(笑)。
西野:最終的にもうどこからも本を出せなくなる。
(一同笑)
のぶみ:なんでなの?(笑)。
トンボ:変な童話みたいな(笑)。
のぶみ:マジかー。
西野:いや、1万は絶対足りないから。
のぶみ:ちなみに『オルゴールワールド』のときは、初版どんくらいやったんですか?
西野:いやでも、たぶん7,000とか8,000とか、そんなところからスタートしたと思うんですけど。
のぶみ:けっこうアンパイから始めるんだ。
西野:はい。でも、1万は絶対足りないですね。『えんとつ町のプペル』は。
のぶみ:絶対無理だろうね。
西野:「えんとつ町のプペル展」というのが11月に1ヶ月間あるので。
のぶみ:じゃあ、どのくらいやったら納得ですか? 初版。
西野:3万。
のぶみ:ああ。そんな気がする。けっこう。
西野:それで、あれってたぶん……。
のぶみ:絶対西野さん売るよね。
西野:売るし。
トンボ:売る。
のぶみ:たぶんかなり責任取ってくれるよね。
西野:あれは新宿の紀伊国屋が基準になってるのかな。売上というか。
トンボ:どうなんですかね。
西野:どうなってるのかな。まあでも、たぶん自分のことをおもしろがってくれてる人の層が、本屋に足を運ぶ人というよりかは、どちらかといったらネット(の人たち)。
今回も、『魔法のコンパス』がすごく滑ってしまったのが、本屋基準でいくんですよ。「本屋には残ってますよ」みたいなことを言うんですよ。
いやそうじゃなくて、たぶんこの本をおもしろがるような人って、みんなAmazonで本を買ってるから、まずAmazonにないと。
のぶみ:ああ、そうかも。
西野:紀伊国屋にあっても……それはすばらしいことだけれども、Amazonに大量にないと対応できないという話。
でも、昨日言ったんですよ。というかもう、僕が主婦と生活社にキレることによって、幻冬舎の担当編集者をビビらせているという。恐怖政治を。
トンボ:なるほど(笑)。
西野:キレるぞって。今、俺これぐらいキレるからなってことを見せてるんですよ。
のぶみ:並ばせて、1個前の人をバーンってビンタするっていう(笑)。
トンボ:こういう状態でこうなってるぞという(笑)。
のぶみ:(笑)。
西野:そうそう。それで、次これをしたらお前に次いくぞというので、今、恐怖政治をやってる。
トンボ:そういうことですよね。恐怖政治やってるな(笑)。
のぶみ:恐ろしいなー。
西野:そう、やってるんですよ。担当編集者と幻冬舎の専務にはもう言ったんです。「Amazonの在庫切らすことだけはやめてくれ」って。
トンボ:あ、「えんとつ町のプペル展、どこでするのかイマイチよくわからない」というコメントがありました。
のぶみ:僕も行かせてください。確か前日もやるんですよね?
西野:レセプションみたいな。
のぶみ:11月2日でしたっけ?
西野:11月2日がレセプションで、正式オープンが11月3日なんですけど。表参道にあるSEZON ART GALLERYという、新しくできたセゾンさんのギャラリーを1ヶ月間丸々お借りして個展を。
のぶみ:1ヶ月ってすごいですよね。またそこに行ったりするんですか?
西野:行きます、行きます。
のぶみ:マジで!?
トンボ:西野さんはねえ、ちゃんとそこに作業できるスペースを作ってね。
西野:そう、作業スペースを作ってそこにいるという。
のぶみ:マジで!? 作業机置いたって、暗いからできないじゃないですか(笑)。
西野:そこだけ明かりやるんですけど。
のぶみ:そうか。
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