2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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西野亮廣氏(以下、西野):よろしくお願いします。
絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):大ブレイク中。すごいよな。
西野:大ブレイク中じゃないですよ(笑)。ブレイクはしてないですけど。
山口トンボ氏(以下、トンボ):なんか久しぶりな感じですね(笑)。ちょっと空きましたね。
のぶみ:そうですよ。僕と西野さん、夏がんばったんですよ。
西野:がんばった。おつかれさまでした。本当に。
トンボ:おつかれでございました、本当に。のぶみさんも個展がありまして。西野さんは……。
のぶみ:もうあれ、大変だったもん。
西野:個展大変ですよね。大阪終わって、すぐに横浜のほうでやられてるんですね。
のぶみ:横浜は正直「もういいや」って思ってました(笑)。
(一同笑)
のぶみ:(絵本)2,300冊売ったんですよ。
西野:すげえ。
トンボ:すごい。
のぶみ:大阪の番組にも協力してもらって、いっぱい出ましたけど。西野さんが来てくれた日に初めて1,000人超したので。よかったー。
トンボ:すばらしい。
西野:すごい人でしたもんね。
のぶみ:西野さんもあれだもんね? 10日間。
トンボ:独演会。
西野:無事に終わりました。
のぶみ:どうでしたか?
トンボ:ニコ生で最終日に生中継もしていただいて。
西野:そうそう。
のぶみ:あれ、すごい喜ばれてましたよ。
西野:まるっとYouTubeに上がってましたね。
トンボ:上がってますね、本当に。
のぶみ:あれすごい見てますよね。
西野:あれいいですね。まるっとYouTubeにあげちゃう。
トンボ:確かに、確かに。
のぶみ:え? 1万再生超えた? うわ〜。
西野:すごいですよね。やったね。
トンボ:すばらしい。やりましたねー。最終日ね。
のぶみ:でもあれ、(えんとつ町の)プペル(の読み聞かせ)が放送されちゃうから、「あれいいんですか?」って。
トンボ:そうですね。
西野:僕はもうぜんぜんいいですよ。ぜんぜんネタバレOK。
のぶみ:いや、すごいよ。
トンボ:プペルが放送されることよりも、あのお客さんに毒づいてたのが流れるのが……。
のぶみ:でも俺ね、あとで話してて、すごい「なるほど」と思ったのは、お客さんにめっちゃ毒づいてたじゃないですか? それで最後プペルだったから、めっちゃなんかギャップで(笑)。
西野:ツンデレみたいな。
のぶみ:しかも、プペルがすげえよく見えたの。
トンボ:ツンデレやってるんですか?(笑)。
西野:結果的に壮大なツンデレをやってるという。
のぶみ:あれはわざとなんですか?
西野:いやいや、天然です(笑)。
のぶみ:天然なんだ。マジか。
トンボ:なんていう世界観のツンデレを。
西野:あ、(コメントで)「あの放送で絵本をほしくなった」って。
トンボ:確かにね。やっぱりあのピアノの生演奏と。
西野:よかった。あれはのぶみさんに「読み聞かせとギターをやったほうがいい」って言われて。
のぶみ:あれよかったー。
西野:やってよかった! いや、本当によかった。
トンボ:やってよかった。すばらしい。
のぶみ:なんか、西野さんが独演会やったあとに、「BAO君どうだった?」って聞いたんですよ。ちょっとだけ出ていただいて。そしたら、「わざとらしいことをわざとらしくないように見せる天才ですね」というお話をしてて。
西野:あいつなんかそれっぽいこというなあ。どこでも。
トンボ:(笑)。
のぶみ:初めにけっこう毒づいてからプペルにいったから、プペル(の読み聞かせ)がすごいよかったんですよ。
トンボ:なるほどね。
のぶみ:それで、いろいろ言うけど、愛のある人なんだと思った(笑)。
トンボ:振り幅が。
西野:振り幅。
のぶみ:振り幅だよ。
西野:映画のジャイアンみたいな感じですけど(笑)。
トンボ:(笑)。
のぶみ:そうですね(笑)。
西野:ちょっとやさしくしただけで、「むちゃくちゃいいやつやん」って。
トンボ:なりますね(笑)。
のぶみ:ほんで俺、独演会聞いてて、変わったファンの珍行動の話をしてたんですね。「そんな人いるんだ、すげーな」と思って聞いてて。
最後、西野さんがサイン会をしてるときに、ファンの人に「どうだった?」って聞いてたら、「西野さんは本当すごいですよね」「愚痴を言うときでも、ちゃんとオチを付けるんだから」って言ってて(笑)。
いや、ごめん。西野さんは愚痴を言ってるわけじゃないの(笑)。独演会で愚痴を言ってるわけじゃなくて、ああいうふうに作ってるんだって。「あ、この人本当にいた」思って。
西野:そう。いるんですよ。
のぶみ:愚痴を言ってるわけじゃないんですよね(笑)。
西野:愚痴を言ってるわけじゃないです。いやでも、夏終わりましたね。
トンボ:夏が終わりました。
西野:終わっても忙しそうですね、のぶみさん。
のぶみ:僕は今もう苦労してますね。
西野:なんでなんですか? なんかのぶみさんのFacebookを見ると、のぶみさんが今日本で一番絵本作家で成功してると思うんですけど。
でもFacebookを見るかぎり、とてもそういう人の感じに見えなくて。すっごいジタバタしてて、ぜんぜんうまくいってないみたいな感じだったんですけど。
のぶみ:『ママがおばけになっちゃった!』は出すときに、「これはたぶん売れるだろうな」というのは知ってたんですよ。
西野:へ〜、それわかるのすげーな。
のぶみ:だから、『ママがおばけになっちゃった!』が売れて、ほんで、その売れてるうちに、アニメ始めたいってなったから。
西野:なるほど。
のぶみ:予想以上に取材量がすごかったので、慌てたんですね。そんで、年末番組に出させてもらえるから、それまでにアニメコンテを描こうと思って。連続放送のアニメと絵本の書き方が違うんですよ。
だから、アニメってこういうキャラクターでこういう話だってだいたいわかってるのに見るじゃないですか。いわゆるキャラクター性がすごいよくないとダメなんだ。
絵本の場合は映画とちょっと似てて、映画のやり方でやるんですけど。「ああ、アニメってやり方違うんだ」っていうので、七転八倒中です。
西野:へ~、すごい。
のぶみ:ここのアニメ放送までが、僕の描いてものなので、ちょっとスケジュールがこんなに入ると思わなかったので、それで焦ってるんですよね。
西野:売れてますね。なんか。
のぶみ:うん。でもなんか「ここで終わらせたら嫌だな」というのがあるので。西野さんもプペルどこらへんまでいかそうと思ってます?
西野:『えんとつ町のプペル』どうなるんでしょう? でも、なんか大変なことになりそうな気はしてきてるんですよ。
のぶみ:いや、そうですよね。これ描ける人、たぶん世界でも日本でもいない気がしたので。あれ絶対「映画化してほしい」ってくるでしょう。
西野:「映画化しないの?」って話をすごく言われるので、たぶんあれを見たときに、「映画化したらいいのに」って思う人はそれだけいるってことだから。
のぶみ:そうですね。
西野:だから話はたぶんくるんじゃないですか? 乗るか乗らないかはまだわからないですけど。
のぶみ:1回プペルのところでバーンってちょっとした結果を出すと、たぶん大手の一番いいところがやりだすんだろうね。たぶんそこの部数の勝負になるんでしょうね。
西野:どれぐらい売れるのかなぁ。
のぶみ:それで、一緒に『魔法のコンパス』が出てるから、『魔法のコンパス』からまたつながりも絶対あると思うので。
西野:『魔法のコンパス』はずっとムカついてます。僕は。
トンボ:どうしたんですか?
のぶみ:どうします? なんだろうね。
西野:もうね、出版社にずっとムカついてます(笑)。
のぶみ:ブチ切れたりしました?
西野:ブチ切れましたよ! 今回は本当に。
のぶみ:1回担当に。
西野:今回は本当に、担当にむっちゃブチギレました。僕そんなにキレないですけど。
トンボ:コメントで「今ずっと売り切れ」って出てますけど。
西野:そう。1ヶ月ぐらいずっと売り切れなんですよ。要は発売して3日後ぐらいに、Amazonとか全部売り切れちゃったので、すぐに「増刷かかった」といって。
それで2刷り目が決まって、まだ2刷り目が刷られるまで、ずっと売り切れです。その間に、2刷り目がまだ出てないのにもかかわらず、3刷り目が決まってるんですよ。だからまず2刷り目の……。
のぶみ:そういうことか(笑)。
西野:それが間違えてるんです。まず……もうバーンといったら。
トンボ:なるほど、なるほど。
のぶみ:そうだよ!
西野:そもそもそこで間違ってるという。
トンボ:確かに。
のぶみ:2刷り目でもう間違ってる(笑)。
西野:2刷り目で間違ってる。部数がね。
トンボ:もうすでに間違ってるもん。
西野:そのなんかセコさが……。
のぶみ:お前の金の使い方がな。
西野:せこいなと思って。
のぶみ:「だから小さいんだよ、出版社が!」って言われるわな。
西野:本当せこいと思って。ムカついて。それでなんか、いいことのように言うのが、また腹立つんですよ。「売り切れですよ!」みたいな。いや、売り切れってことは、そんだけの人をがっかりさせているってことだから。
トンボ:確かに。確かに。
のぶみ:今売り切れちゃダメだね。1ヶ月が一番売れるんですからね。
トンボ:ネットでも手に入らないってストレスですからね。なかなかね。
西野:そう!
トンボ:書店行ってないのはまだね。
西野:そう。まだね。
のぶみ:ほんでまた、買うっていう人が1回見て「まあいいや」になっちゃう人ってけっこういるから。それを取りこぼすのはすごい嫌なんですよ。
西野:とはいえ、一緒に作っていった担当者の方じゃないですか。一緒に汗かいて。
のぶみ:そうですよね。大切ですよ、それは。
西野:大切ですよね。それで、この人のことを嫌いになりたくないんですよ。むっちゃ一生懸命やったから。
のぶみ:そりゃそうですよね。みんなと仲良くやりたいよ(笑)。
西野:だから「もっと刷れ!」って思ったの。でもね、この……バカだねぇ。
(一同笑)
のぶみ:西野さん的には「これはけっこういくな」っていうのが見えてたりしました? 初めから。
西野:初日でわかりました。
トンボ:なるほど。
西野:初日で「あ、すげー」と思って。
トンボ:SNSとかのリアクションで。
西野:そうそう。初日で「あ、こんなんなってるだ」みたいな。ここ最近の自分の見られ方も「あ、そういう人になってる」。はみ出してなんか開拓する人の代表選手みたいになっちゃってるんだなって。だから、すごく見やすかったんだと思って。
「あ、これいくな」と思って。すぐに1位になって、「きたきたー!!」とか思ったら、そっからずっと売り切れ……。
トンボ:そうですよね。
西野:本番前にもお話させていただいたんですけど、ラジオとかプロモーションでいくんですけど。
トンボ:宣伝のためにね。
西野:宣伝のためにいくけど、この放送が流れたところで、もうどこにも売ってないという。もうなにしてんの?
トンボ:確かにね。そうですよね。
西野:「なにしてんの?」なんですよ。
のぶみ:本当だよなぁ。
西野:それで僕、主婦と生活社さんと縁を切るか切らないかのラインはここなんですけど。
のぶみ:そんなのあるんだ ? なにそれ?
西尾:二度と仕事しないっていう。
トンボ:すごい話をしてますけどね。
のぶみ:すごい話してるよな。
西野:ここで絶対縁切るって。ここの担当編集者さんに二度と会わないという、縁を切るラインはもう決めてるんですけど。
トンボ:そのライン発表してもらっても?
西野:『アメトーーク!』の放送があるんですよ。10月の1週目か、もしかしたら10月の20日ぐらいか。
のぶみ:1ヶ月後?
西野:1ヶ月後ぐらい。
トンボ:それは言っても大丈夫? まあ内容はダメだよね。
西野:内容はちょっと言えないですけど、アメトークの収録があるんですね。アメトークの収録で、なんとか芸人みたいな。何芸人かは言えないですけど、僕が真ん中のやつなんですよ。
トンボ:要は西野さんが……。
西野:もう僕以外の人がとにかく僕をいじるという。
トンボ:メインですよね。
西野:メインのコーナーで。いじるリーダーが東野さん。
トンボ:東野幸治さん。
西野:東野さんが、僕をいじる教科書として『魔法のコンパス』を持たれてずーっといじるんですよ。「ここでこんなこと書いてましたけど?」という。
のぶみ:だけどこれ、大丈夫ですか? これ本当にログミーにすぐに……。
西野:これ以上は言えないですけど。
のぶみ:そんぐらい大丈夫?
西野:僕がいじられるコーナーで、この『魔法のコンパス』がその現場にずっとあった。
のぶみ:うわ~。
トンボ:アメトーク放送中にずっと映ってるってことですね。
西野:ず〜っと映ってる。
のぶみ:アメトークは視聴率高いからなー。
西野:僕は出版社の人に何10回も言ったんですけど。「大丈夫か?」って。2刷り目失敗してる人やから、2刷り目失敗して3刷り目にいって、「これ大丈夫?」って。それで「アメトーク(後に)、思ってるより売れると思うよ」って。
のぶみ:いやいや、絶対そうですよ。すごかったもん。
西野:今の3刷り目のままいくと、アメトーク放送終了後に絶対売り切れるから、絶対に増刷かけておかないとダメだって言って。
のぶみ:だから(期間が)1ヶ月ぐらいあるってことですよね。
西野:そうです。
のぶみ:増刷ってふつう2週間でできるんですよ。だから、部数を間違えなければ……。
西野:部数を間違えなければ(笑)。
トンボ:そこですよね。部数を間違えない。
西野:アメトーク終わりに売り切れになんかなろうものなら、もう主婦と生活社と縁を切る。これ決めました。
トンボ:わかりやすいラインが(笑)。
西野:ここで売り切れなんか出したら、もう全部主婦と生活社と縁を切る。嫌なんです。売り切れだけはやめてくれという。そこですね。
のぶみ:俺、正直10万(部)超すんじゃないのかなと思っているので。
西野:僕も思います。
のぶみ:そのアメトーク後からなったときに、たぶん本屋さんなくなりますよね。
西野:はい。
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