2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
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DaiGo氏:まず一つ目。「極端なダイエットは続かない」、これが本当なのかどうか。あと、「モデル体型って不健康なんですか?」。
極端なダイエットって言いますけど、果たして極端なダイエットを行って、その失敗によってリバウンドしてるのかどうなのかって問題が出てくるんですね。
つまり、本当に極端なダイエットを強行できるような意志力があったら、そういう人たちは本当にリバウンドしやすいのかってところなんです。なにが言いたいのかというと、「極端なダイエットは続かないから」って思いながら、ダイエットのルールを破ったり、自分に甘くなって太っているだけの可能性があるということですね。
あと、モデル体型が不健康というのも「そんなに細かったら健康によくないし。やっぱりぽっちゃりしてる方がいいんじゃない」とか。男性でも「いや、自分はそんなに太ってるほうには入らないから」みたいな人がよくいるじゃないですか。「いやいや、ヤバいだろ」みたいな。
つまり人間って、実は自分の体型とかをちゃんと知覚することができないんですね。のちほど、どうやったらそれができるようになるのかって話もしますけれど、基本的にはやっぱり自分に甘くなるんですよ。
だから客観的に数値を量る方法をよく勧められますよね。体重を量ったり、体脂肪率を量ったり。体脂肪を量る機械があるじゃないですか、ハンドル握ったりして、電気とかで。でも、あれって市販のヤツだと、誤差がプラスマイナス3から5パーセントくらい出るって言われてるんです。プラスマイナス5パーセントって、もうほとんど信用できないじゃんて話なんですよ。
体脂肪15パーセントって出たとしても、プラスマイナス5パーセントだったら20パーセントかもしれないし、10パーセントかもしれないって、意味がわからないですよね。あれはけっこう誤差がひどいんです。なので、ああいう数字じゃなくてどうすればいいのか。
もともと人間って数字を意識して肉体をコントロールしてるわけじゃないですよね。では、どういう情報を体あるいは脳に与えてあげれば自然にダイエットが続くのか。それをするためになにをすればいいのかって話を今日は入門者の枠でやっていきたいと思います。
体に徐々にフィードバックをかけていく方法ですね。ですので、極端なダイエットは続かないとか、モデル体型は不健康かというのは実は違うよ、と。
実際に不健康なくらいまでなっちゃう人もいますよ? いるんですけど、そういうふうに言ってる人たちは、「それはモデル体型じゃないじゃん」って話になるんですよ。「極端なダイエットは続かないよね」と言うけど、「あなたは本当に極端なダイエットをある程度、続けたのか? 強行するだけの意志力があったんですか?」という問題がやはり出てくるんですよ。
そして、次の部分がおもしろい。これはみんなよくやりがちなんですけど、「時々、自分へのご褒美をあげたほうがダイエットは続く」と。「今日はがんばったご褒美に、ちょっと甘いもの食べよう」とか、「1週間がんばれたら、こういうことしてあげよう」とかよく書いてあるんですよ。実際に心理学者でもそういうことをいう人がいるんですけど。
でも、それって本当に生理学的に正しいんですか、という問題があって。これ、衝撃的な事実がわかっています。先に答えを言うと、自分へのご褒美はあげないほうがいいって答えが出てるんですね。
実際、ダイエット中にうっかり食べてはいけないものを食べてしまったり、ダイエット中に自分へのご褒美として甘いものとか我慢してるものを食べてしまうと、どういうことが起こるかというと、体内で生理学的な反応が起こるわけです。
どんな反応かというと、いわゆるブドウ糖とかインスリンとか、飢餓状態で我慢している時に甘いものとかを食べると、それが一気に分解されてブドウ糖になって、一気にインスリンがパーッと出て、さらに3種類以上の飢餓ホルモン、人間がおなかがすいた飢餓状態、栄養不足の状態になった時に出るホルモンがあるんですけど、それが急増するんですね。
それでどうなるかというと、自分へのご褒美をあげたら頑張れるんじゃなくて、ご褒美をあげた翌日には雪崩のように湧き起こった飢餓ホルモンによって、翌日からダイエットを続けるのがより難しくなっちゃうんですね。
だから、実際に食べ過ぎてしまった翌日とか、あるいは食べ過ぎてしまったその後は、もうどうでもいい、もうどうにでもなれ効果と心理学者は言いますけど、そういう状態になった時にダイエットを再開するほうがはるかに難しいんです。
だから下手にご褒美をあげるよりは、頑張ったと自分を褒めてあげて食べ物以外のご褒美を与えるようにしたほうがいいんじゃないかと。こういうことがわかっているんですね。
(コメントにて「飢餓ホルモンってお腹がすくの?」)飢餓ホルモンというのは、おなかがすいた時に出るホルモンで、簡単に言うと飢餓になると栄養を一生懸命吸収しようとするじゃないですか。食べ物をより求めようとしますよね。それで食べ物が入ってきたことによって、飢餓ホルモンがガーッと出てくることによって、どうなるかというと、「もっと食べたい。もっと手に入れなければ」って欲求がやっぱり出てきちゃうんですよね。だから、これはすごく危ないです。
あとは前に、コンフォート・フードの話もしましたけれど、みなさん、好きな食べ物があったとするじゃないですか。例えば、ジャンキーな好きな食べ物があったとして、これをなかなかやめられないので、少しずつ量を減らして、やめようと考える人がいると思うんです。だけど、食べ物に関しては諸説あるんですけど、少しずつ減らすよりも思い切ってやめちゃったほうがいいんじゃないかって話があるんですね。
これには理由があって、例えば僕もそうなんですけど、ポテトチップスとかマクドナルドとか、ぜんぜん興味ないんですよ。まったく食べないんです。食べないんですけど、食べてはまっちゃってる人たちとか、あとコーラとか、なぜやめられないかというと、そういう食べ物には、脳を狂わせる作用っていうと変なんですけど、そういう不健康な食べ物を求めるようなホルモンを出させる物質が入っているんですね。
そうするとどうなるかというと、ホルモンバランスがおかしくなって、そういう食べ物を求めるようになっていっちゃうんですね。だから、いわゆる薬物中毒と近いんですよ。
薬物中毒をやめようとする時に、少しずつ薬の投与量を減らしていくとか絶対しないですよね? ふつうは一生懸命やめる方向にいくと思うんですけど。どうなるかというと、その食べ物の摂取をやめるとホルモンバランスが再調整されて元に戻るんですね。
そうすると、自然に食べなくてもいいような心理状態になってくる、と。そこで、さらに運動とかウェイトトレーニングとかを組み合わせていくと非常に効果的です。ダイエットで運動を続けましょうって理由はなにかというと、運動をすればするほど、いわゆるホルモンバランスが整えられてくるんですよ。体の状態というのが。
そうすると、いわゆるジャンキーな食べ物を求めないような心理状態に脳がなるんですね。だから運動というのは体重を落とす目的というより、食生活を変えるサポートとして運動を上手に使っていくといいんです。
だから、違うところにリバウンドする場合もあるんですよね。よくタバコをやめると、「タバコをやめて、体重がすごい増えたんですよね」とか言うんですけど、それはタバコをやめたことによって、その分、なにか食べるようになっていたり、例えば、ラーメンを食べるようになってたり、不健康な習慣が増えたりする場合があるので、そこら辺も気をつけたほうがいいですね。
(コメントにて「運動する理屈がわかった」)そう。だから、ちょうどその話もしようと思ってたんですけど、運動の最終目標は食生活を変えることなんですけど、ダイエットしてカロリーを消費しようとすると「こんなに一生懸命運動しているのにぜんぜん体重減らない」ってなっちゃうんですよ。
じゃなくて、運動することによって自分の心がどんどん変わっているなって考えるんですね。それで運動が習慣化して3ヶ月くらいすると、食生活が変わってきます。さらに、3ヶ月くらいから実際に運動した効果も出てくるんで体重も落ちてくるから、そういう意味で、ダイエットが成功しやすくなりますよって話ですね。
なので、運動の目的というのはもちろん体重を落とす効果もあるんですけど、どちらかというと、食生活を変える、脳のかたちを変えると。
運動すると甘い飲み物が嫌になるとかもそうですね。食の好みが変わるまで続けてみるというのが、すごく重要になってきます。実際に僕もウェイトトレーニングをジム行ってやってますけど、実はウェイトトレーニングってほとんどカロリー消費しないんですよ。だから、むちゃくちゃ脂肪が燃えるとかいうわけではないんですよ。もちろん代謝はあがりますけどね。
(コメントにて「運動で精力上がりますか?」)うん、上がると思いますね。サプリとかでマカとか飲めばいいんじゃないかな。
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