
2025.03.28
AIにUIデザインの大半を任せる時代が来たら──先駆者が語る、人間ならではの「コミュニケーション」の価値
リンクをコピー
記事をブックマーク
DaiGo氏:次は本を読んで手に入れたい知識を3つ決めて、無駄読みを防ぐ。これはマインドマップに読書をまとめたり、1つでもいいんですけれど、本を読む前にその本を読むことによってなにを手に入れたいのかを考えてください。それを考えて本を読むと、読むべき箇所が10分の1にまで減らせます。速読というのは、基本的には読む場所を絞る作業なので、そういう意味で、目標を決めておくことがすごく大事なんですね。
ある研究によると、人が速読をするとき、目標を決めて読むときに、読むべき場所は7~11パーセントしかないんです。なので、だいたい10分の1ぐらいを読むって感覚でかまわないんです。
それを見つけるために、なにが重要なのか。なにを知りたいのかを決めておかなくちゃいけないので、読む前に目次とかを読んで、なにを学びたいかを決めてください。そもそも本を買うときって、自分の中で、こういうふうに使いたいと思って買いますよね。
例えば僕がこの本を読むんだったら、留学したいと思っているから、実際にハーバードまで行って、しかもハーバードで医師として研究しながらMBAを取った人の勉強法とか時間管理、どれだけ時間があっても足りないので、なにかいい時間管理の方法をしてるんじゃないかって思うわけですよ。そしたら、「時間管理のテクニックを学ぼう」と思って読むわけですよね。
時間管理しようと思って本を読みますよね。それで、もし読んでから、例えば「いや~、でも、やっぱり集中力も大事だよな。そうだ、あの本、集中力のことも扱ってたな。じゃあ、今度はちょっと集中力を身につけようと思って読んでみよう」って、こうやって使うんですよ、本っていうのは。わかります?
つまり、必要になったら、もう1回読めばいいんです。最初から全部読もうとすると頭に入んないんですけど、必要になったときに何回でも読もうと思っておくと、速読はできるんですよね。本を読む目的を決めるだけでも、だいぶ速くなります。(コメントにて「辞書みたい」)そう、辞書みたいな感じ。
(コメントにて)「捨てられないじゃん」って、本を捨てるな(笑)。捨てるかどうかでいうと、僕は本を基本的に捨てないんですけど、捨てる本ってどんな本かというと、完全に頭に入ってしまった本。または、目次とかを見て、どこも自分の目的に刺さらない本はいらないです。そういう本じゃなかったら、置いておいたほうが絶対にいいです。
(コメントにて「捨てるんだったら売ったほうがいいじゃん」)捨てるとか売るとか、それはどうでもいいんですよ。だから、こんなに本棚にいっぱいあるんですよ。
しかも、ダメな本でも、僕の場合は本を書く側の人間なので、その本がなぜダメなのか、どうすればその本はもっとよくできるのかという編集者的な目線で見れば、新しい本がそこから作れるんですよ。「自分が書いたら、こんなふうにおもしろくするのに」って、立場的にもそれができるので。
ちなみに、ブログで儲けたいって人とか、最近はnoteとか、文章を書いて儲けようみたいなことがありますけど、ああいうのをやってる人はダメな本を見ると、かえっていいと思います。「人の振り見て我が振り直せ」じゃないですけど。
そもそも、どこも刺さらない内容の本を買ってる時点でアウトなんです。買う前に目次ぐらい読もうよって話なので。なので、3つぐらい、ここから学ぶのはコレとコレとコレみたいに無理やり決めると。
そして、会話のように読書を楽しむために、著者の性格を推定する。本の裏帯を読むのがすごく大事で、その人がどんな人なのかってことを想像して読むんですね。どういう性格なんだろうとか、そういうのを考えて読むようにすると、やっぱり人と会話するように読めるので頭に残りやすい。
もう1個、いわゆるメンタリストとしてはおもしろいやり方があって、ホットリーディングとかコールドリーディングとかプロファイリングってジャンルですね。このジャンルの練習にもなるんです。
ここを見ることによって、どんな人なんだろうなってことを推定するんですよ。推定して、速読する。さらに、その推定が合っていたのかどうかを、著者のホームページを見て確認するとかもおもしろいんですよ。
そうすると、いわゆる経歴を見たことによって、相手の見た目だったり、イメージを作ることができますよね。逆にいうと、相手を見たときに、「あ、この人はたぶん、この前読んだあの著者としゃべってることが似てるから、たぶんご職業はもともとは理系ですよね」とか、「たぶん、機械系やってたんじゃないんですか?」と言うと、当たったりするんですよ。
というような使い方もできるので、観察力を高めるためにも、著者の欄を読むのはすごく大事なんですね。メンタリストとしても非常に重要な読み方ですね。
それで、頭に入れたい本は、読み方を変えて5回読む。本を1回で読破しようと思わないでください。例えば、これ(『ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法』)はおすすめできるいい本なんですけれど、今度ご本人とお話するんであまりここでしゃべってもしょうがないんですけど。
例えば、これを読もうと思ったらどうするかというと、最初はパーッと、速読しますよね。速読するときに、だいたいこういうことが書いてあったなって、1回目はパーッと見る。2回目見るときにどうするかというと、自分のなかで刺さった章とか、「ここ読もう」って思った場所を読むわけです。
つまり、最初は通読して、集中的に読む。集中的に一部、例えば3章とか2章とかだけ読もうと決めて、2回目読む。3回目もう1回通読して、さらに興味があるところがあったら、一部読む。また通読してというふうに、通読するのと、全体をサーッと読むのと集中的に読むのを挟んでやっていくんですね。
そして、自分が満足するまで読めばいいってことです。もう学ぶところはないとか、あるいは、「自分がやろうと思った目的がもう達成できた」と思ったところで、読書をやめればいいんですね。通読というのは、通しで読むってことです、バーッと。
だいたい5回ぐらい読めば頭に入るよって話ですね。刺さった章を読む方法とか、具体的な方法は、次の「5つの速読を使いこなす」のところで、説明していきたいと思います。
(コメントにて「全部暗記するの?」)暗記はしません(笑)。昔は、暗記しないといけないところとかもあったらしいですよね。昔の神学部なんかは、本が貴重だった。中世の神学部は本が貴重だったから、本を全部写すか頭に入れるまで、次の本を貸してくれなかったとかで。
紙とペンが超貴重だったから、全員頭に入れなくちゃいけなくて、神学部を卒業するのに10年ぐらいかかったらしいですよ。佐藤優さんの本にも書いてありますけど。
まだ、無料でしたね。30分ぐらい無料でしゃべっちゃいましたけれど、次は「5つの速読を使いこなす」。具体的に速読の仕方を解説するのと、みなさんに速読の感覚、これを疑似体験してもらいます。
それで実際に速読が完璧にできるようになるというわけではないんですけれど、速読してる人ってこんな感覚なんだよってことを体験すると、その体験を再現するようにやっていけばいいので非常に楽なわけです。
例えば、野球でも、ゴルフでも、テニスでも、なんでもそうですけど、ナイスショットしたときとか、いい感じで当たったときのスパーンっていい感覚ありますよね。その感覚って、練習しててときどき当たったその感覚を再現しようと思って、何回も練習するから、だんだん打てるようになってきますよね。
速読も同じなんですけど、ただ速読の場合は特定の条件を満たす本を使えば、それが疑似体験できるんですよ。「あ、こういう感じで読めばいいんだ」「これで頭に入るんだ」というのが、さっき言った太字の本を使うとできるので、それを実際にみなさんとやっていこうと思います。ここから先は「5つの速読を使いこなす」ということでやっていきたいと思います。
ご自身の好きな本でいいですよ。好きな本でいいんですけど、できたら太字の本で200ページぐらいの本がいいと思います。
それで、実際に5つの速読を紹介して、使いこなす方法を説明して、それから1日10冊以上読む方法。それを身につけたうえで、たぶんその気になれば、みなさん明日休みだよね。土日休みですよね。土日で、本10冊以上読めますよ。
もちろん、長く集中力を持たせるための問題とか、あとどれぐらい速読して頭に入るかというのは置いておいて、10冊以上読む体験ができます、この土日で。これを聞いてもらえれば。
30分しかないんですけど、本を読む時間とかはなしね(笑)。ちゃんと十分に午前中とか、できたら午前中がいいですけれど、時間を取ってもらえればできます。やってみてください。
これ、頭の良し悪し関係ないですから。どんなバカでも10冊は読めますよ。字が読めないとかはなしね。漢字が読めないとかじゃなくて、極端に難しい本とか、分厚い本とかじゃなければ、読めます。なので、やってみてください。
(コメントにて「午前、午後で違うのか」)午前、午後でも違いますね。今日はそのやり方を説明して、質疑応答を終えたら、みなさん、とっとと寝てもらいます。とっとと寝て、明日は午前中から本を読んでもらうというのが、今日の放送の予定です。
(コメントにて「パッパラパーでもOK?」)パッパラパーでもOKです。ぜんぜん大丈夫です。パッパラパーの人がこの速読の方法を身につけて、パッパラパーじゃなくなるというのが、今日の放送の目的ですから。
というわけで、ここから先は会員限定でやっていきたいと思います。速読を疑似体験していただいて、1日10冊以上読めるようになっていただきます。それでは切り替えますので、無料のみなさんありがとうございました。
有料会員の方は、ぜひこの先も。ぜひ、本を用意して、200ページぐらいの本で太字が入ってる本を用意してください。それでは。
はい、というわけで切り替わりました。(コメントにて)「文章術準備OK」、おれの本にした方がいいですか? これがちょうどバランスいいかな、『心理戦略』にしましょうか。
(コメントにて「字の大きさはなんでもいいのかな」)字の大きさは、あまり細かすぎなければ大丈夫です。これは『心理戦略』ですけど、こういう太字が入っている本だったら、ぜんぜんなんでもOKです。
あまり自分の本でやるの嫌だな。こっちの本にしようか、今度対談するし。ぜんぜん関係ないんですけど、増刷するとこういうのが届くんですよ。
刷りましたって。これはいわゆる検印紙ってやつなんですけど、こういうのが届くんですよ。なんと、増刷になった本はこれな(笑)。
なつかしいう。ぜんぜん関係ないんですけど、本を探しに行ってる人がいると思って、ずっとしゃべってます。若っ! わかる? 顔、若っ!
ほんとに衝撃ですよね。ぜんぜん大学生とかいけると思ってたんだけど、若いなと思って。だって、こんなんなんだもん。
関連タグ:
2025.03.21
マネージャーの「自分でやったほうが早い」という行動で失うもの 効率・スピード重視の職場に足りていない考え方
2025.03.25
減点を恐れてモチベ低下、果ては離職も… あらゆる“会社の害虫”を大繁殖させる「ラスボス」の正体
2025.03.24
最悪の場合、組織を死に至らせる“会社の害虫”とは 誤った意思決定や品質不祥事を招く要因
2025.03.19
組織をダメにする“害虫”の正体は間違った思い込み AIやDXなど手段のみにこだわるダメ上司の見極め方
2025.03.25
ムダな仕事がなくならない“マッチョな職場”を変えるには 近年の過度な「KPI主義」が組織に与えた影響
2025.03.24
気づけばモラル崩壊……人材育成に無頓着な企業の末路 業績アップや採用にもつながる“人への投資”の重要性
2025.01.07
1月から始めたい「日記」を書く習慣 ビジネスパーソンにおすすめな3つの理由
2025.03.24
AIの進化が行き着く先は「イノベーター」へ ChatGPT開発者サム・アルトマン氏 × 孫正義氏が語る、人工知能変革期の未来
2025.03.21
査定時期に上司から1年前の失敗を指摘される理不尽 変えられない過去を議論する「成果主義」の弊害
2025.03.19
フェデラー氏が語る「ただの1ポイント」の哲学 ウィンブルドン敗北から学んだ失敗からの立ち直り方
2025.03.21
マネージャーの「自分でやったほうが早い」という行動で失うもの 効率・スピード重視の職場に足りていない考え方
2025.03.25
減点を恐れてモチベ低下、果ては離職も… あらゆる“会社の害虫”を大繁殖させる「ラスボス」の正体
2025.03.24
最悪の場合、組織を死に至らせる“会社の害虫”とは 誤った意思決定や品質不祥事を招く要因
2025.03.19
組織をダメにする“害虫”の正体は間違った思い込み AIやDXなど手段のみにこだわるダメ上司の見極め方
2025.03.25
ムダな仕事がなくならない“マッチョな職場”を変えるには 近年の過度な「KPI主義」が組織に与えた影響
2025.03.24
気づけばモラル崩壊……人材育成に無頓着な企業の末路 業績アップや採用にもつながる“人への投資”の重要性
2025.01.07
1月から始めたい「日記」を書く習慣 ビジネスパーソンにおすすめな3つの理由
2025.03.24
AIの進化が行き着く先は「イノベーター」へ ChatGPT開発者サム・アルトマン氏 × 孫正義氏が語る、人工知能変革期の未来
2025.03.21
査定時期に上司から1年前の失敗を指摘される理不尽 変えられない過去を議論する「成果主義」の弊害
2025.03.19
フェデラー氏が語る「ただの1ポイント」の哲学 ウィンブルドン敗北から学んだ失敗からの立ち直り方
【仕事に直結】頭がいいとは?|知見の幅と高さで決まる。【東大卒 ベンチャー企業社長が語る】
2025.01.18 - 2025.01.18
退職をチャンスに捉える企業文化のつくり方
2025.03.10 - 2025.03.10
青木耕平さんとザッソウ(#156〜158)
2025.02.05 - 2025.03.19
片付けパパ対談【特別編】豊かな人生を過ごすための「投資」&「交渉術」 ~チャンスを逃さず信頼関係も育むコツ~
2025.02.10 - 2025.02.10
グローバルの経営理論に学ぶ、企業アルムナイ成功への示唆〜中央大学ビジネススクール 犬飼知徳教授
2025.02.18 - 2025.02.18