PR2025.11.27
数理最適化のエキスパートが断言「AIブームで見落とされがちな重要技術」 1,300社が導入した「演繹的AI」が意思決定を変える
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西野亮廣氏(以下、西野):でも個展でいったら、ニューヨークのときは本当に死んだと思いました。
絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):なんでですか?
西野:ニューヨークで初めて個展したときの、初日の最初の1時間、人ひとりも来なかったんで。
のぶみ:わあー、怖い(笑)。
西野:クラウドファンディングでお金を集めて、満を持してニューヨークに行って、すごいでっかい会社で、「よし、始まったぞ」とか思って。
しかも前日の夜、設営しているときに、ニューヨークの方が間違って入ってこられて、「わあ素晴らしい!」みたいに言っているから、これは明日大変なことになるぞと、前哨戦をやってみんなで呑みに行って、「ああ、うまくいったね」とか言って……。ふたを開けてみたら、1時間とか1時間半誰も来なくて(笑)。そんでもうやばいってなって。
のぶみ:それ、今の俺だ(笑)。
西野:いや、規模が違う。600人ってすごいっすよ。
のぶみ:いや、のぶみ展のときも、「いやもうこれはみんな来るでしょう」みたいな。
西野:なんで思っちゃうんですかね。
のぶみ:うん。そんでもう、「前祝いだ」とか言って。
西野:なんでやっちゃうんですかね。
のぶみ:初めは来ると思ってて、そんで後半大変になってくるんじゃないのかなとかいう話をしてるのに、初日来ないって(笑)。
西野:いや、600人は来てるんですよ。600人来るなんて聞いたことないもん。
山口トンボ氏(以下、トンボ):(600人でも)多いですからね。
のぶみ:いや、西野さんも言ったけど、体感は本当に2,000人でしたよ。
トンボ:いや、でも本当そうなのかもしれないね。
のぶみ:体感2,000人だった。
西野:それはやっぱり異常っすよ。
のぶみ:だから今度は……阪急の人が、「テレビに2回出ているから1,200人来る」って言ってるけど、体感は120人かもしれない(笑)。
西野:これ、怖いですよね。
のぶみ:もうめっちゃ怖いよ。でも個展自体はめっちゃおもしろいですよ。もう本当によろしくお願いします。なんでもやります。土下座しますよ、本当にもう。
西野:僕も大慌てで、フライヤー持って。
のぶみ:外に出たんですか?
西野:はい。もう2月のニューヨークの、くそ寒いときに、たいして英語もしゃべれないのに、ニューヨーカーの人に、「エクスキューズミー」とか言って立ち止まってもらって、「俺、これ描いてんだよ」と。
のぶみ:もう自分でやったんだ。
西野:もう自分です。片言の英語です。
のぶみ:そうか。
西野:マイ・エキシビションって。
のぶみ:マジか。それ言われて、どういう反応なんですか?
西野:いや、もう最初、「何だよこいつ」ってなるよね。
トンボ:それはそうですよね。
西野:それでもやっぱりやらないと……とくにクラウドファンディング、人様のお金で行かせてもらっていたので、「お客さん来ませんでした、失敗でした」というのは、さすがにできないぞとなって、もう必死です。
だからニューヨーク、初日始まってから3日間ずっと寝てないですね。個展が終わったら、そこからもう営業メールです。LINE、Twitterで、英語サーチで、ニューヨークにいる日本人をもう片っ端から探して、ずっとそれで。
のぶみ:マジか。
西野:スタッフの人には、呑みに行っといてもらって。1日目の夜と2日目の夜はずっとホテルで。
のぶみ:西野さんがニューヨークに行ったときに、なんでそこまでやってんのかなと思ったんですよ。それがあったからなんですね。
西野:はいはい。
のぶみ:初めからそこそこ来てたら……別にだったんだ。
トンボ:そこそこ来ると思ったんですよ。
西野:でも、やっぱり初日の夜に、バーっと一気に来たんです。もう本当に雨が降るみたいな感じで、ポツポツポツポツ……ダララララっと来て、夜にガーッと来て、その映像がYahoo!ニュースでパッと出たんです。個展をしたと。
のぶみ:それすごい、しかも盛況。
西野:そう。盛況のところがたまたまYahoo!ニュースで。見たらその日は初日500人なんです。だけど……。
のぶみ:でも500人よ。
トンボ:すごい。
のぶみ:ニューヨークだよ。
トンボ:うん。
西野:でも、最初の5時間ぐらいでたぶん50人ぐらいしか来てないです。最後のほうに固まってダーッと来て、そこをたまたま写真を撮られて、そこがたまたまYahoo!ニュースに出たから、すごい個展があるみたいな感じで出たから、2日目、3日目が、すごくバーッと伸びたんですけど。あれは運ですね。あとはもう営業メールです。
のぶみ:いや、実は何回かそういうの経験してるんだけど、もう普通の人から見て、「そこまでやる?」ということを全部やると、人間って魔法は使えないんだけど、もう最後の最後でちょっとだけ魔法がかかるときがあるんですよ。
西野:ありますね。
のぶみ:だから俺は、それがYahoo!ニュースのときだったと思うんですよね。じゃあ俺は何できるかと思ったときに、寝ないで描くしかないじゃんってわかっても、もうやらないといけないじゃん。もう終わっちゃうんだから、もう行くしかないわと思ってやったら、何か変わるかなと思って今日書いたんだけど。
そうしたら西野さんもすごく書いてくれたり、みんながこうやってシェアしてくれたりしたから、やっぱり自分がやれることをすべてやらないと、人というのは熱を感じられないんだなと思ってますよね。
だからたぶん、いじめっ子を椅子でぶん殴ったときから、僕はやられそうになったらやるという。けっこうびびりがちだから。でも、やられそうになったらやるんですよね。それでいじめられたにもかかわらず、高校になったらチーマーのところに飛び込んでいますから(笑)。
西野:すごい人生ですよね。
のぶみ:逆に行くよな。
西野:すごいよな。おもしろいな。
のぶみ:びっくりしたのが、悪かったときの友達も来てました。
西野:それうれしいっすね。
のぶみ:「お前すげえな、よく頑張ったな」って言って。
西野:いや、それうれしいっすよね。
のぶみ:ちょっとうれしかったですね。
仲間と呑み屋でしている、「次あんな事しようや!」という話をそのまま見せちゃおうという番組です。企画や仕事が出来上がっていく過程をそのまま放送します。旬な2人のライブ感を存分にお楽しみ下さい。 ・公式チャンネル続きを読むには会員登録
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