2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
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DaiGo氏:今日は、「外見がいかに重要か」というお話をしたいと思います。心理学者が行ったいろいろな実験があるんですけど、外見のレベルとか、性格的な合う合わないとか、いろんなファクターがあると思うんですけど、1回会った人とどれぐらいの確率でもう1回デートをしたいと思うかというのを調べた実験があるんですね。
調べてみてなにがわかったかというと、結局、相関関係があったのは……つまり、もう1回デートがしたいと高確率で思う可能性がある要素がなにかというと、結局は外見的な魅力だけだったということがわかってるんですね。
この相関係数というのは、1だったらもう完全なる相関、つまり完璧に関係性があるということなんですけど、だいたい0.3を超えてくると相関関係があるということがわかる値なんです。もう1度デートしたいと思うかどうかを調べてみると、男性は外見的な魅力に対して0.36の相関があって、女性は0.44の相関があったんですね。
一番最初に行われた実験だと、男性がもう一度デートしたいと思うのは、見た目がけっこう重要だったという話なんですね。それで、女性のほうはその相関係数がちょっと高かったという話なんですね。
これは本当にそうなのかと。ウォルスターの実験というのはけっこう昔なので、そのあと、ペンシルベニア州立大学のブリスリンという人とルイスという人が、追加実験を行ったんですね。
そうすると、これはちょっと朗報なんですけれど、確かに外見的な魅力の相関係数が最も高かったんです。
外見的な魅力は0.89、ほぼ外見的な魅力で決まると言っても過言ではないぐらいの数値だったんですけど、相手との興味が一致するかどうかというのは0.64の相関係数がありました。あとは、社会性ですね。
内向的なのか、外交的なのかという、いわゆる社会性がどれぐらい相手と似ているのかどうかという部分では0.6の相関係数があったんですね。
だから、もちろん外見的な魅力を高めていくのは大事なんですけど、相手との興味を一致させたり、社会性を一致させていくことによって、ある程度、外見的魅力ほどではないけど、カバーはできるということがわかったという話でした。
(コメントにて)「社交性と社会性の違いは?」社交性というのは、意味的にはだいたい同じなんですけど、相手がめちゃくちゃポジティブでどんどんしゃべるタイプなのに、こっちがすごいだまったりすると微妙ってことですね。
つまり、相手とのコミュニケーションのレベルだったり社会的なスキルを合わせていくことが非常に重要ということですね。僕は昔から言ってますけど、初対面のときの会話だったり、最初に行われる会話というのは、相手に合わせましょうと。
共通点をたくさん見つけることが重要ですよという話をしたんですけど、それは正しいということですね。だから、性格が良ければモテるわけじゃないんですよ。どちらかと言うと、外見がいいほうがモテます。
じゃあ、ほかの部分で相手の心をつかむにはどうすればいいかと言うと、性格がいいとか悪いとかではなくて、相手にどれぐらい話を合わせられるか、相手とどれぐらい感覚を合わせられるかということがキーになってくるということが、心理学的にはわかっているというお話でした。
だから、女子とかで時々いるじゃないですか「やっぱり気立ての良さとかが大事だから、な○○ちゃんは性格いいから大丈夫だよ」とか言うんですけど……残念でした。性格の良し悪しは関係ないんです。
性格の良し悪しではなくて、興味の対象だったり、社会性を合わせられるかどうかだけで決まります。だから、「性格がいいとモテる」は心理学的に見るとウソです。合わせられるかどうかです。
それはそうだよね。だって「性格がいいって、何をもとにいいの?」って話じゃないですか。自分にとって都合がいいということを、多くの人は「良い・悪い」という言い方をするんですね。だから、それはちょっと違いますよという話ですね。
だから、いい人がモテない理由ってありません? 僕の勝手な想像というか、思い込みもあるんですけど、ニコニコ見てる人たちって、たぶんあんまり悪い人はいないと思うんですよ。けっこう性格良かったり、どちらかと言うと、オタクっぽい人にあんまり悪い人はいないと思うんですよね。
言われても面と向かって断れなかったり、大学生だったらさ、かわいい子にレポートとかノートを頼まれたら普通にタダでやってあげちゃったりするんだけど、結局、そこから先の発展性がないし、向こうもしないということをわかってる。
「いい人、いい人、どうでもいい人」ってやつですね。たぶん、そういう人が多いんじゃないかなっ思ってるわけですよ。だから、性格がいいだけじゃだめだよと。だから、性格を見せるんじゃなくて、相手に興味とか社会性をどれぐらい合わせられるかが大事ですよと。
でもまあ結局ね、趣味とか興味を合わせても0.64とかじゃん。社会性合わせても0.6ぐらいじゃん。外見的な魅力は0.89だからさ、イケメンまたは美人には勝てねえってことなんですね。
それで、ここからどうやって外見的な魅力を高めていくかということ。整形とかじゃないですよ。あともう1個「結局イケメンってあきるからさ」「私はなんか安心できる人がいいなと思っちゃったんだよね」とか、時々よくわかんないことを言ってる女性の方いるじゃないですか。
あるいは男性でも、「かわいい子とかキレイな子とか付き合ったけど、やっぱり家庭的な子がいいんだよね」とかよくわからないことを言う人いるじゃないですか。
美人は飽きるとか、イケメンは飽きるって言う人がいるんですね。「本当に飽きるのか?」という。それは結局、2つの問題がある。1つは本当に飽きたから別れたのか、それとも実は関係がギクシャクしたりとか、振られたりとか、本当はイケメンと付き合いたかったんだけど問題があって自己評価が下がってるときにうっかり付き合っちゃった人。
ある人と付き合ったらすごく楽で、いろんなことしてくれるから、「この人は楽だからいいかな」って自分を一生懸命納得させるのかどうなのかという話があると思うんですけど、そこの説明をしたいと思います。
マテスという心理学者が実験したんですけど、外見的な魅力は、会う回数を経れば減っていくのか、性格的な魅力はたくさん会えば会うほど増えていくのかということを調べた実験があるんですけど、実際にやってみると……結果、イケメンは何回会ってもイケメンです。
美人は何回会っても美人です。外見的な魅力の低下は見られませんでした。だから美人やイケメンに飽きるということはございませんので、安心してイケメンや美人と付き合っていただければなと思います。イケメンは何回会ってもイケメンってことですね。マテスさんが証明してくれました。
さらに、「イケメンとか美女は性格が悪い」ということを時々言う人いますよね。だいたいこういう人はイケメンまたは美人じゃないことが多いんですけれども。
「あんな美人で、キレイな格好して実は性格がゆがんでたり、友達がいないさみしい人生を送ってる」とか、言う人いるじゃないですか。本当なのかと。イケメンまたは美人は性格が悪いのかと。わがままで性格悪い人ばっかりなのかと。
むしろその、見た目がそんなに良くない、あるいは平均以下の人のほうが謙虚でいい人たちが多いのかというのも調べてる人がいるんですね。天は二物を与えずと言いますが本当なのかと。二物を与えてるのかどうなのかと。
イェール大学のファインボルドさんが調べた結果、美人またはハンサムな人は、性格がよろしいということがわかってます。さらに、孤独感が少なく、社会的不安などはそうでない人たちよりも非常に低いということがわかっております。
つまり、イケメンまたはハンサムというのは、性格が良く、仲間が多く、社会的にも不安が少ないということですね。はい、間違いなく天は二物をひいき目に与えております。
あとは「美人ってバカが多いんじゃないの?」という話がありますね。これも調べて、実は美人は……ここまでくると、もうみなさんわかりますよね? 美人またはイケメンは頭が良いということがわかってます。
これには理由があります。クリフォードとウォルスターが調べたところ、美人またはイケメンは頭がいい。なんでかというと、これは学生のときから問題が起きるんですね。学校で行われた実験を調べてみると、顔の造形が美しい、かわいい子供っていますよね。
天使みたいな子いるじゃないですか? 女の子でも男の子でもそうですけど。かわいい子供に対して教師は期待をするんですね。この子がもっと勉強できるんじゃないかとか、もっと頑張ったらこうなるんじゃないかとか期待をするんですね。有名なローゼンタールのピグマリオン効果ってやつですね。
教師が期待をすればするほど、いわゆる子供とかクラスの能力が上がってしまうというのがありますよね。つまり、見た目がいい子というのは、基本的には子供の頃からかわいいわけですよ。それで子供の頃からかわいい子たちというのは、周りの大人や教師から期待されるんですね。
その期待がピグマリオン効果によって彼らの実力になりますから、やっぱり人格的にも頭脳的にも成長してしまうと。つまり、周りからの期待によってイケメンまたは美女というのは、頭が良くなってしまうということがわかっているわけですね。
つまり成長する過程で、美男美女というのは、社会的にかなりのメリットを享受してるということがわかるんですね。完璧すぎてツラいですよね。ただ、僕らはそんなのに屈しちゃいけないわけですよ。僕も思うんですよ。
別に僕はそんなにイケメンとかいうわけでもないし普通の人なわけですよ。佐藤健とか古川雄輝君と飲んだりするんですけど、ああいう俳優さんと会うと、もう圧倒的にきれいなんですよ。
顔も小さいし、肌きれいだし、イケメンだし、もうぜんぜん違うわけですよ。一緒に歩いて声をかけられたりとかしても、僕に気付かないみたいな感じなわけですよ。本物のイケメンというのが彼らなわけですよ。
じゃあ僕みたいな中途半端な雰囲気イケメンとか、昔なんか雑誌に出てたときに……ひどいんですよ。なんかこう、芸能人とか俳優さんが出る雑誌があってそういうのに出たんですよ。
そしたら、僕の枠何だったと思います? 横に「特殊系イケメン」とか書いてあって、栗原類君とかそんな感じですよ。特殊系イケメンに入れられたんですけど。
でも、そこであきらめて受け入れちゃったら、このチャンネルの意味がないですよね。心理学をやってる意味がないですよね。メンタリストだって意味がないわけですよね。外見的に特殊だけですべてが決まるんだったら。
それも補って余りある知識によって、相手から見える自分のイメージとか印象を捻じ曲げてやればいいわけですよ。好き放題やればいいわけですよ。もうイケメンをよそに圧倒的な知識を使って、女子や男子を籠絡していけばいいわけですよ。というのがこのチャンネルのテーマだったと思います。
人は見えるものしか見ないし、聞きたいことしか聞かないんです。認知です。人間の目から見た事実というものはないんです。あるのは認知だけなんです。だから、どう見えるかがすべてなんです。だから、見せ方を変えてしまえばいいと。
イケメンとか美女がいるんだったら、彼らが持ってる外見的な魅力は何によって作り出されていて、それをどういうふうに模倣して、どう利用すれば、彼ら並みの外見的な魅力を手に入れられるのか。
そこにふだん僕がこのチャンネルで紹介しているような心理学的なテクニックを使って、相手をきれいに洗脳して……失礼しました(笑)、きれいに教育……違うな。なんだろうな、上手にコミュニケーションしていけば、相手の心をがっちりつかめるのかと。
それがあったら、もうイケメンや美女おそるるに足らずですよ。みなさん一人ひとりが、もう、ハーレムや教団を作れる可能性があるということですね。はい。
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