2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
How Does Tape Work?(全1記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
ハンク・グリーン氏:粘着テープってどうして貼りつくんだろうと不思議に思ったことはありませんか?
ベタベタしているから……そう答える人が多いでしょう。でもそれはあまりに浅はかな考えです。
粘着テープの正体は、個体と液体の両方の性質を兼ね備えた粘弾性物質と呼ばれるものです。粘弾性物質は、放置しておくと固体のまま、あるいは(ほかの形状から)固体に戻ろうとします。
ところがこれに圧力をかけると、液体のように流動的になり、テープを貼りつける対象物の割れ目や隙間などに入っていくことができるようになるのです。
それがなんであれ、テープを貼りつける対象物は基材と呼ばれます。テープに圧力がかかると、テープ素材が液状化されると同時に、テープ素材と基材の分子との間に、ファンデルワールス結合と呼ばれる弱い分子結合が引き起こされます。
ファンデルワールス結合とは、分子が静電気によって引き付け合う時に生じる力です。
安定した分子は、電気的にはプラスでもマイナスでもない中性ですが、分子の一端がプラスの電荷を、反対側がマイナスの電荷を帯びている双極子という状態にあります。
その結果、分子は全体として小さな磁石のように機能します。テープがベタベタするのは、この双極子が無数に集まっているからです。テープに圧力をかければ……顔にくっつけてみましょうか。
粘着性を生み出す分子と基材の分子を接近させることになりますから、小さな磁石が一斉に引き合っているような状態が作り出されるのです。
圧力をかけることをやめると、テープ素材は個体の形状に戻り、ジグソーパズルのピースのように基材にはまり込んだ状態でとどまります。
テープを剥がすことは、すなわちファン・デル・ワールス結合を破壊することです。
同じテープをほかのなにかに再度貼りつけようと押し付ければ、この粘着のカラクリが繰り返されてテープは貼りつきます。ただしテープの表面が埃やひどい汚れで覆われてしまうと、基材との接触はできなくなってしまいます。
関連タグ:
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.12
自分の人生にプラスに働く「イライラ」は才能 自分の強みや才能につながる“良いイライラ”を見分けるポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.11
気づいたら借金、倒産して身ぐるみを剥がされる経営者 起業に「立派な動機」を求められる恐ろしさ
2024.11.11
「退職代行」を使われた管理職の本音と葛藤 メディアで話題、利用者が右肩上がり…企業が置かれている現状とは
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.12
先週まで元気だったのに、突然辞める「びっくり退職」 退職代行サービスの影響も?上司と部下の“すれ違い”が起きる原因
2024.11.14
よってたかってハイリスクのビジネスモデルに仕立て上げるステークホルダー 「社会的理由」が求められる時代の起業戦略