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Why Do We Yawn?(全1記事)
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ハンク・グリーン氏:みんなが、いつも不思議に思っている疑問がこちら。「なぜ、あくびをするのか?」。
私たちは毎日あくびをします。とくに退屈な会議中や、睡眠不足の時なんか、そうですね。ですから、あくびの理由を知らなくても、さほど驚かないかもしれませんが、あくびは人間だけではなく、鳥もするし、ジャガーもするし、子宮内にいる胎児ですらしているのです。
口を大きく開けるこの行動は、脊椎動物のほとんどがするものです。
よく知られている説明は、大きく口を開けたあくびは、脳が深く呼吸するよう命令を出しているというものです。おそらくそうすることで、余分な二酸化炭素を出して、もっと酸素を取り入れるのでしょう。
しかし残念なことに、実際あくびが人の酸素レベルに影響することはありません。
その代わり、あくびは脳のエアコンシステムであり、温度が低い血液を送ることで、過熱して疲れている灰白質を落ち着かせる働きがあると最近の研究が示しています。
実際、代謝エネルギーの約40パーセントを使うと脳は加熱します。何時間もゲームをしているとノートパソコンが熱くなるのと同じです。
また体温は体内時計に沿って上下し、ちょうど眠る前に一番高くなります。これが深夜1時にあくびが連続して起こる理由です。reddit(ソーシャルニュースサイト)をやめて、ベッドで寝ろと体が訴えているのです。
これはつまり、パソコンに過熱を抑えるファンが付いているように、情報処理を効率的に続けられるよう、あくびも脳に同じ働きをしているのです。
では、それはどうやって行われているのか?
その質問にお答えしましょう。あくびは2つのパートに分けられます。
まず1つ目は、あくびをして顎が伸びると、脳への血流が増えます。

2つ目は、吸い込むことで上鼻部や口腔にどんどん空気を送ります。そこは前脳につながる無数の血管に覆われている部分です。

感覚機能の処理や、言語機能、運動機能のコントロール、あなたがあなたでいるために関する多くのことに、脳は責任を負っています。
静脈洞に冷たい新鮮な空気を送ることは、脳へ行こうとする血液の温度を変えます。そして、あなたをより集中しやすくし、歩いたり話したり、効率的な思考ができるようにしてくれるのです。
私の言っていることが信じられませんか?
科学者はマウスの脳の温度を研究し続けており、あくびをする前に上がった温度と、その後に下がった温度を計り、観察しています。
また、人の頭に熱いパックか冷たいパックをつけて、頭の温度が変化するとあくびが起こるか観察するという、よりシンプルで簡単な実験も行っているのです。

そしてその結果は、冷たいパックをつけた被験者はわずか9パーセントしかあくびをしなかったのに対し、熱いパックをつけた被験者の41パーセントが、あくびをしたというものでした。
もしあなたが今度、蒸し暑い午後の教室で眠気に襲われたら、きっとあくびが止まらなくなると思います。
しかしそれは、まさに脳の過熱を抑えるために行われているということを覚えておいてください。
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