
2025.02.06
ポンコツ期、孤独期、成果独り占め期を経て… サイボウズのプロマネが振り返る、マネージャーの成長の「4フェーズ」
本田圭佑氏 囲み取材(全1記事)
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司会者:それでは囲み取材を始めさせていただきます。
本田圭佑氏(以下、本田):はい。お願いします。
質問者1:よろしくお願いします。今日はふだん聞けないサッカー以外のいろんなお話しをうかがえて、ありがとうございます。
本日のイベントでは、ご自身の事業への強い思いも感じたんですが。今後はどのようにこの事業を展開されていくのか、なにか展望がありましたら、改めてお願いします。
本田:そうですね。変わらずサッカースクールというところでは、今はまだ日本だけなんですけど、日本だけでなく、今年から中国、アメリカで始めることが決まっています。その後も東南アジアだったり、将来的にはアフリカでも、我々の考え方を重視したサッカースクールを世界に展開していこうと考えています(本田氏はサッカースクール「ソルティーロ」をプロデュース)。
さらにプロチームをオーストリアに持っていますし、オーストリアだけでなく、ほかのプロサッカーチームの経営にも非常に学んでいます。
ただ、先ほども言ったように、サッカーのビジネスというのは、自分のなかでは1つの恩返しのかたちだと思ってます。若手を育てる。日本人だけじゃなく、それは世界の子供たちも含めた若手を人材育成していくというのは、1つの自分の恩返しだと思ってます。
今日、話に出た、またサッカーとは違うビジネスで、社会で深まる問題などを解決するようなものをビジネススキームにしていけたらと、個人的なビジョンとしてはそういったことを考えています。
質問者1:ありがとうございます。もう1つ、選手としてもうかがいたいんですが。今日は、たくさん挑戦についてお話しをされていましたけれど、もうすぐ後輩のみなさんがリオオリンピックに挑戦にされます。ぜひ、アドバイスをいただければと。
本田:とにかくリオを無事に終えていただきたいというところなんですけれども。選手のみなさんには、前回のロンドンオリンピック以上の結果を出せるようにがんばってもらえると。そのチャンスはあると思いますし、予選も「オリンピック出場は無理」と言われているところから巻き返しだったので。やっぱりそういった想像を超えていくような活躍を期待したいと思っています。
質問者1:ありがとうございます。続いてですが、トークセッションのなかで移籍することの大事さのお話しもありましたけれども。今、浅野(拓磨)選手のアーセナルへの移籍が決まっています。それに対してひと言。
本田:もう決定なんですよね?
質問者1:そうですね。決定に近いです。
本田:迷う必要はない選択だと思います。もしかしたらいろんな人から「レギュラーで出れない」とか、「レンタルで出される」とか、言われることも多いと思います。
それも含めて、とにかく浅野がしっかり自分のキャリアをヨーロッパで築いていくでしょうから。彼はもう広島で1つの結果を出してますし、オリンピック世代でも出してます。
アーセナルはチャンスなので、しっかり自分の手でつかみ取ってほしい。活躍をするチャンスを自分の手でつかんでほしい。
質問者1:ありがとうございます。ちなみにご自身も今ミランのほうで残留、移籍迷われてるところあるかもしれませんが、お気持ちとしてはいかがでしょうか?
本田:いや、迷うもなにも選択肢はなくて。今、このままいけば残留するし。当然ながら移籍の可能性というものはあるので、模索している状況です。
質問者1:最後になるんですが、ご自身、挑戦というなかでは9月に始まる最終予選がありますけれども、そちらに関してはいかがでしょうか?
本田:まだ先のことなので、細かいことまでは言えないですけど。とにかく難しい試合になっていくと思うので。全員のコンディションが重要なので、それぞれの所属クラブでコンディション上げて、活躍を少しでもしながら、その自信を代表に持ち帰って、最終戦に臨んでいきたいなと考えています。
質問者:もしかしたら、これが最後のワールドカップかもしれないということもあると思うんですけど、それについてはいかがですか?
本田:年齢から見ても、逆に次の次いくほうがたぶん意外だと思うので。ふつうに考えたら次のワールドカップが恐らく最後になるんではないかと、自分のなかで考えています。
質問者1:日本人のファンは、それは「寂しい」ってのもあると思うんですけど。
本田:当然ながら絶対にそうすると言ってることじゃなくて、今の時点でそういう考えがあるということですので。ロシアワールドカップに向けて全力でやっていくということしか今のところなにも考えていません。
質問者:すいません。では、こちらで終了させていただきます。
司会者:ありがとうございます。ほかありませんか?
質問者2:プレッシャーのお話をされていたり、今回は「リスクに立ち向かって行く」という賞を受賞されたわけですが。
この1年で最もプレッシャーに感じたこと、それが成長につながったということにもなると思うんですが。選手としてでも、教育者としてでも、経営者としてでもいいんですが、最もプレッシャーに感じたことを1つ教えてください。
本田:もちろんサッカーもミランというビッククラブでプレイしてるわけですから、本当に7位8位で終わったらとてつもないブーイングが沸いたし。シーズン終わったら浴びせられるので、そこに対してのプレッシャーはものすごい感じてますね。
ただ一方で、先日ワシントンDCの国連財団で英語でスピーチをしたんですけれども、これのプレッシャーのほうが、ワールドカップでプレイするよりも緊張しましたね(笑)。
日本語で質問してくれれば、1時間でも2時間でもいくらでも話せるとは言ったんですけど、英語だとね。ボキャブラリー、そしてレベルが低すぎて、ずっと練習してました。それが今年一番かもしれないです(笑)。ありがとうございます。
司会者:はい。ありがとうございます。では、芸能レポーターのみなさんからどうぞ。
質問者3:まず、おめでとうございます。副賞がすごいですね。どうですか?
本田:なにも考えてないんですけど、僕も後で知ったので。ただ、すごいですよね。今回いただいた賞は、なにか意味のあるかたちで使っていきたいなと思います。もちろんビジネスとしても。
質問者3:5000万円。「え~」と思って。
本田:そうですね。すごい賞を受賞させていただいて。
質問者3:先ほどビジネスのお話をしてましたけれど、今後「KSK(ケーエスケー。本田プロデュースのライフスタイルブランド)」の展望はどうですか?
本田:いや、そこに関しては、そんなにファッション業界でなにかをしてやろうとは考えてなくて。ふだん、自分が好きなものを、好きなタイミングでつけたい。
最近はノーネクタイがいわゆる1つのブームじゃないですけど、流行りになってる。でも、こういった場所でそれなりにきちっとした格好をするというのは、自分のこだわりでもあって。それが「自分で作ったらどうだろう?」というところに至った。
そういう意味では、自分1人のためにでも作り続けるし、それがほしいという人があるのであれば、その個数を作り続けるというぐらいでやらせていただいてます。
質問者3:今日のネクタイも?
本田:はい。
質問者3:日本の芸能界でも、DAIGOさんが『KSK』って曲を歌って話題になったんですけれども、ご存じですか?
本田:はい。聞いてます。完全に持っていかれたという。
(会場笑)
周りから「持っていかれた」という情報を聞いて、「でも、コンセプトがこれだからいいんじゃない?」ということなので、冷静にお返しいたしました。
質問者3:DAIGOさんの場合は「結婚してください」のKSKですよね。
本田:そうですね。
質問者3:結婚式で初めて歌った『KSK』なんですけど、本田さんが立ち上げたのが4月28日と聞いてるんです。
本田:はい。僕のほうが早いんですか?
質問者3:そう、DAIGOさんの結婚式4月29日なんですよ。
本田:あ、1日違い。
質問者3:1日違い(笑)。
本田:へえ、それは意外ですね。そしたら、権利は僕にある。
(会場笑)
質問者3:優先順的に、そうですね。KSKの先輩ということで(笑)。
本田:(DAIGOさんに)お会いしたことないですけど、そういうふうにお伝え、お願いできますか?
(会場笑)
質問者3:権利は本田さんにあるということで。あと、長友(佑都)さんが「アモーレ」って話題になりましたけれども(女優・平愛梨との熱愛報道を受け、「僕のアモーレです」と発言)。
本田:芸能レポーターの方だと、こういう質問が飛ぶんですね。すごい違和感があるなあ(笑)。
質問者3:初めてですか?
本田:いや、何度かあるんじゃないですかね。何度か授賞式の時にも。
質問者3:どうですか。アモーレ?
本田:いや、賢いですよね。佑都も狙ってたのかなっていうようなかたちで、実際にみなさんがこうやって使っているので。応援したいなと思ってます。まあ、僕は使ってないですけどね。みなさんが使ってるようには使ってないです。
質問者3:使ったことない?
本田:使ったことないですね。誘導されるのが大嫌いなので、みんなが言えば言うほど言いたくなくなる。みんなが忘れてきたタイミングで言うかもしれないですね(笑)。
質問者3:長友さんってそういうこと言うタイプの人?
本田:佑都は真面目な部分ももちろんありますけど、わりと明るい性格ですね。そういうふうに人を喜ばせる才能もすごくあると、ふだんから感じます。
質問者4:長谷部(誠)さんも、KSKで結婚してくださいと。連絡はあったんですか?
本田:いえ、なかったですけど、代表やってる連絡網のグループがあって。そこではとりあえず「おめでとう」と言いました。
質問者4:反応は?
本田:いや、とくに。とくにあんまり。みんな適当なタイミングでそのグループで会話してるので。
質問者3:ちなみに、今日のお召し物は全部KSKなんですか?
本田:違います。ネクタイだけです。
質問者3:あ、ネクタイだけ。ごめんなさい。
司会者:では、以上で終了となります。ありがとうございました。
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