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内向的な人の才能を開花させる心理学~誰でも外向的になれる方法とは?(全3記事)

内向的人間はすばらしい 脳科学で明かされた「リア充ざまぁ」な事実

ニコニコ生放送の人気番組、メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」。「内向的な人の才能を開花させる心理学」がテーマの今回。本パートでは、「内向的・外交的な違いが生まれる理由」を脳科学的な観点から解説します。内向的な人は、外向的な人に比較して外部刺激への反応度が高く、そのため未知なものに対して慎重になったり、考える時間が必要になったりするんだそう。しかし、もともとは内向的な人であっても、限定的にスイッチを切り替えて外向的な振る舞いをすることは可能。つまり、内向的な人が外向性を身につけたら最強である、とDaiGo氏は言い切ります。

内向的・外向的とはどういうことか?

内向的・外向的の違いはなにかというと、これは心理学者がずっと調べている内容ではあるんですけど。内向的・外向的というのを調べるときに、やはり切り離して語れないのは発達心理学者です。発達心理学者のジェローム・ケーガン博士という教授がいるんですけど、その人が内向性と外向性について生涯かけて調べたんですね。

それでわかったことはなにかというと、内向的な人というのは、簡単にいうと、高反応なんですね。敏感ということです。それで、外向的な人は低反応なんですよ。つまり、ここからなにが言えるかというと、例えば内向的な人がなぜ高反応か。小さい子供をこのケーガン博士が調べたわけですよ。

小さい子供を脅かしたり、未知のもの、動物とか変なぬいぐるみとか、そういうものを近づけたときに、一部の子供はそういう知らないものを見ただけで足をジタバタさせて動いたり泣き出したりするんですよ。

でも、一部の子供たちは、そういうものを見てもぜんぜん動じないんですね。チラっと見たり、ニヤっとするぐらいであんまり動じない、と。

つまり、これはなにかと言うと、センシティビティを測ってるわけです。未知のものが来たときに、それに大きな反応を示す高反応の人たち、高反応な子供たちは、将来大人になると内向的になるんですよ。

逆に、生まれたときに外部の刺激に対して低反応、あまり動じない子供たちは、外向的になるんです。

だから、感度の問題なんです。刺激に対する感度の問題なんですよ。内向的な人が、なぜ内向になるかというと、これは非常に簡単で。つまり、外部の刺激に超敏感なんですね。

内向的な人は考える仕事に向いている

だから、外向的な人。要は外部の刺激に鈍感な人たちに比べて、あまり未知なものに挑戦したり、むちゃをしたりしないんですね。むちゃをしない代わりに、外部の刺激に敏感だから、怖いから、自分の内側というか、心の内側に入ってくるんですよ。

だから、例えば、アーティストとか作曲家とか芸術家とか科学者という考える作業のほうが多い人たち。この考える作業のほうが多い人たちは、内向的な人である確率、可能性がかなり高いんですね。高反応な人たちは内向的になりやすい。

逆に、低反応な子供たちがどうなるかというと動じないんですよ。びっくりしないし動じないから、いろんなことにチャレンジして。チャレンジすると、だんだんリスクを取ることに慣れていきますよね。慣れていけば慣れていくほど、どんどんリスクを取れるようになって。

結果どうなるかというと、政治家だったりリーダーシップを発揮する人たちとか、あとは起業家とか、そういうふうになっていくということなんです。

(コメントにて「ホリエモンは?」)堀江さんはどっちですかね。どっちだったんだろうね。実際にfMRIとかを採るとわかるんですけど、大人になっても。大人になってからは、実は内向的な人が外向性を身に付ける場合がけっこうあるんですよ。僕もそうですけど。そのパターンの可能性もあるので、これはなんとも言えませんが。

「内向的人間+外向的な感覚」が最強

どうやったら外向的になれるのかは、今日は入門者限定でやります。3つ条件があって、この3つを満たせば誰でも外向的になれます。僕もなれたので、内向的人間の代表格みたいな人間が(外向的に)なったんですよ。その方法をちゃんと紹介します。

しかも、大事なのは、内向的な人間が外向的になったときが最強なんです。内向的な人間が、外向的な感覚を身につけたときが最強で。なぜかというと、基本的には内向的な人のほうが自制心も高いし、いわゆる発想力とかもあるし、感性豊かなんですよ。感受性が高いんです。

内向的であるということはメンタルとか頭脳の部分で外向的な人間に完全に勝ってるんですね。だから、その人たちが特定の条件を満たし、外向性を発揮した場合、いわゆる天才的な活動を発揮するわけです。

だから、今日見てる内向的な方々はすばらしいです。この放送を聞けばいいとこ取りができます。外向的な方は、もしご自分の子供とか友達とかに内向的な人がいたら、その人を無理やり外向的にしようとするとどんな害が起きるのかということがわかると思います。つまり内向的なもののほうがいい場合もあるんですよね。才能としては。

だから、外向的な人たち、リア充を見返す放送ということですね。そうなんですよ。名言があります。リア充の反対が“キモオタ”だとすると、キモオタは才能にあふれていて、特定の条件ではリア充になれるんですよ。

内向的な動物も存在する

でも、リア充はキモオタが持ってる独特の才能とか感性を身につけることができないんですね。なので、リア充を爆発させる放送ということで今日はやっていきたいと思います。

ちなみに、生物学的に見ると、だいたい20パーセントから30パーセントが内向的なんです、基本的には。これはおもしろくて。猫とか動物とかも同じぐらいなんですよ。20パーセントぐらいが内向的な性格を持ってるということがわかっていて。つまり、リスクを取らないタイプということなんですね。

だから、内向的な全体人口の中で20、30パーセントしかいない内向的な人たちが、この放送には80パーセント以上集まってるというのが、これは奇跡的なので。

(コメントにて「ぬこ様は?」)ぬこ様はどっちかな。ぬこ様はちょっとビビリだから内向的……、でも、人懐っこいんですよね。外向的なのかな。わかんない。ちょっと聞いておきますね、後でぬこ様に、今寝てるので。

というわけで、やっていきたいなと思います。

本能に従って動く外交的な人たち

ちなみに今、内向的・外向的の基本的なお話をしました。したんですけれど、脳のどういう部分を使っているかというところも、ちょっとお話しておこうかなと思います。内向的な人と外向的な人の違いとして。

外向的な人というのは、大脳辺縁系を使ってるんですね。つまり、本能による部分を使ってるんです。だから、外向的な人というのはすぐ反応するんです。本能に近い大脳辺縁系を使っているので。

さらに、外向的な人というのは報酬依存性が高い。つまり、ご褒美がほしいと。もっとほしいというのが外向的な人たちですね。

だから、西麻布とかによくいる「IT企業の社長です」みたいな、イケイケドンドン、「車はロールス・ロイス・ファントムです」「秒速で億稼ぎます」とか。そういう人たちはこのタイプの可能性がありますね。

大脳辺縁系が優位で、本能に従って行動していると。ドーパミンが出まくっていて、危険なことにどんどんチャレンジしていくというやつです。だから、ギャンブルとか好きな人たちとかも多いんですけれど。

自制心が高い内向的な人たち

一方、我らが内向的人間はどういうことかというと、内向的な人は大脳辺縁系よりも、どちらかというと、扁桃体とか前頭葉が優位に働きます。扁桃体というのは恐怖とか恐れを司ってる部分です。

つまり、僕ら内向的な人間というのは、基本的には未知のリスクとかを目の前にしたときに、それをすぐ取らないんですよ。扁桃体が働いて、恐怖が僕らの足を止めて、ゆっくり考える時間を作り出してくれるんですね。これでどうなるかというと、計画的に行動したりとかができるようになると。

さらに、そこで足を止めさせた扁桃体が前頭葉と一緒に起動するんですね。前頭葉は、いつもお話してるみたいに意志力の宝庫ですよね。人間として最も高い機能を誇る前頭葉が、冷静な判断と自己コントロール能力を発揮してくれる。

つまり、内向的な人のほうが自制心高いんですよ、外向的な人よりも。解剖学的に言うとね。危険を避けて、頭の中でちゃんと考えると。セロトニンをたくさん分泌することによって、落ち着いた行動を取らせてくれる。

ここまでくると、もう完全に脳科学的に内向的な人間のほうがすばらしい人間だと思いません? 僕は信じてるんですけれども。

(コメントにて「内向的な人は投資に向いている」)そう。内向的な人は投資にも向いています。だから、博打しないんですね。

繊細なので付き合う相手が重要

ちなみに、内向性・外向性がどう決まるかというと、一応50パーセントぐらいは遺伝だと言われてます。いわゆるビッグファイブテストであるような、勤勉性とか強調性とかとまったく同じで。50パーセントぐらいが遺伝だということがわかってるので。そこらへんの話はあとで。

感受性が高いので影響を受けやすいんですよ。だから、外向的な人は周りの影響を受けないでバンバンいけるんですけど、内向的な人は周りの影響を受けやすいんですね。

僕もそうですけど、みなさんも内向的な僕らは繊細なんです。繊細だから、影響を受けやすいんです。影響を受けやすいから、誰から影響を受けるかをちゃんと選ばないと、ひどいことになります。

つまり、付き合うべき人と付き合って、手に入れるべき情報を手に入れて、自分たちを高めるための知識を身につけていかないと、内向的人間は外向的人間に食いつくされます。

だから、内向的な人たちというのは、情報を取捨選択する必要があるから、あんまり外に出なかったり、こもったりするんですね。箱入りにしないといけないというね。

というお話でした。無料枠長めにやりましたね。今、みなさんには自分が内向的なのか外向的なのか。解剖学的に見て、内向性・外向性というのがそもそもどういうものなのかということを今、理解していただきました。

外向的になるスイッチを入れる方法は?

ここから先は、内向的な才能はどういう状況下で発揮できるのか。内向的な人というのは外向的な人にはない、どんな才能を発揮するのかって話を少しお話して。最終的には、オタクは外向的になれるのか。内向的な人間は外向性を獲得することができるのかというお話を最後にしたいと思います。

答えを先に言うと、外向的になれます、特定の状況下では。そして、その状況以外では、内向的であったほうが、みなさんにとって、つまり僕らにとって得ということなんですね。

だから、ふだんは内向的、でも特定の状況では外向的なスイッチをオンにできる。しかも苦痛なく、という方法を最後に紹介して、今日の放送を終わりにしようかなと思っています。

ここから先、内向的な自分の才能を活かしたい方、そして外向性を身につけたい方はぜひ入門していただいて、この放送を聞いていただければなと思います。

というわけで、ここから先はぜひ入会していただいて、聞いていただければと思います。というわけで、ここから切り替わります。無料のみなさん、ここまでありがとうございました。

ここまで自分が内向的なのか外向的なのか。あと脳科学的にどういう面があるのかということがわかったと思うので。これでもぜんぜん楽しんでいただけると思いますけど、ここから先、もし自分が内向的だと思うのであれば、聞いて損はないと思います。

というわけで、無料のみなさんありがとうございました。入門者のみなさん、今、入門していただいた方々、ありがとうございます。

(コメントにて)「入信じゃなくて入門ね」そう。時々、入信という人がいるんですけど。入信だとちょっと危ない感じになっちゃうので、当局に目をつけられちゃう。

ここから先は入門者のみなさんとやっていきたいと思います。それでは、入門者のみなさま、この続きもお楽しみください。

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