2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
Circadian Rhythm and Your Brain's Clock(全1記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
きっとみなさんは、もし自分が世界中を飛び回る旅行者で、数時間のうちにいくつものタイムゾーンをまたいだとしてもどうってことないと思っているでしょう。
夜通し起きていて、試験期間は睡眠が微積分学の試験をパスすることに比べたらぜんぜん重要じゃないと思ってもいるでしょうね。仲間と一緒に僕たちの48時間生放送に出てみるとかね。あなた次第ですよ。
もし究極の夜型生活を送るなら、あなたたちは相当疲れることになるでしょうし、疲れも取れないし、混乱もするし、そしてきっと病気になるだけでしょうね。
地球上のさまざまな生き物たちと同じように、みなさんは特別な生物学的システムを備えていて、昼間と夜のサイクルに合うように身体を整える役目を担っているのです。
それはあなたの“サーカディアンリズム”であり、目覚まし時計と違って、止めるボタンが付いているわけではありません。私たちの体内時計は、日の出や日の入りと十分にシンクロしているのです。
身体のシステムの多くは自然光の有無によって調節され、それを間違えると物事は早く進んでしまうことになります。
サーカディアン(周期)という言葉は、ラテン語のcirca diemかapproximately a dayから来たと言われています。
すべての有機体、藻やバクテリアは独自の周期リズムを持っています。逆に虫や鳥、哺乳類の周期リズムは、3大欲求である食欲、睡眠欲、性欲に影響を受けるのです。
テストステロン分泌から生物学的抑制まで、すべてはこの1日サイクルでコントロールされるのです。
人間に関しては、科学者たちはこういった自然振動が毎日どのように起こるのかについてだんだん理解できるようになってきています。
私たちが確信しているのは、主に周期リズムを調整をしている器官が視床下部で見つかったということです。これは脳の基幹部にある小さな領域で、神経システムを内分泌系と繋ぐ役割を果たしています。
私たちの体内時計は視交叉上核やSCNと呼ばれる神経細胞の集まりによって決定されます。
これは視神経と繋がっていて、SCN細胞が光や暗闇に反応するようになっています。だから、朝に視神経が光を感知すると、SCNはシグナルを送って、私たちの体温や心拍数、血圧を上げ、眠りやすくなるメラトニンのようなホルモンの分泌を遅らせるのです。
研究者たちは、朝に私たちの体温が上がると記憶力や集中力が研ぎ澄まされるということを発見しました。だから私たちの認識能力は昼近くに最高潮になる傾向があります。
午後の法則と呼ばれるものによって、私たちの眠りたいという欲求が一番高まるのは午前2時から4時の間で、続いてほぼ同じくらい高いのが午後2時から3時なのです。
みなさんが今までに午後2時からの授業で、ぽかぽか暖かい教室の木の机が突然羽毛布団のように感じたことがないなら、理解できないかもしれませんね。
これは昼寝が普段の日常リズムよりも重要であることを示しているのです。だから昼寝をいけないことだと感じなくてもいいのです。
人間が慣れ親しんでいる1日の中での睡眠パターンを持つ生き物はほかにはいません。そして昼下がりに昼寝をすることは私たち人間の最高の興味にもなってきています。
午後の法則はほかの覚醒時間に従うものなのですが、夜に太陽が沈むと、SCNが再び動き出し、臓器の動きを鈍くさせ、体温を低くさせるシグナルを発します。そして眠りを誘うホルモンを活性化させるのです。
問題なのは、私たちの生活スケジュールがもはや日の出と日の入りの時間通りではないということです。夜遅くまで働いたり勉強したりすることは、赤ちゃんの頃からのリズムと合わせようとする体内時計とたびたび争うことになるのです。
科学者たちはこれが、私たちの自然なリズムを壊すことになり、糖尿病や肥満、うつや痴ほうなどの健康問題を引き起こすと言っています。
私たちの遺伝子の15パーセントは周期リズムによって制御されています。だからみなさんが次に大西洋横断に出かけたり、徹夜をするような時には、身体のいうことをよく聞いて、適度に昼寝をするのがいいでしょう。
関連タグ:
2024.12.20
日本の約10倍がん患者が殺到し、病院はキャパオーバー ジャパンハートが描く医療の未来と、カンボジアに新病院を作る理由
2024.12.19
12万通りの「資格の組み合わせ」の中で厳選された60の項目 532の資格を持つ林雄次氏の新刊『資格のかけ算』の見所
2024.12.16
32歳で成績最下位から1年でトップ営業になれた理由 売るテクニックよりも大事な「あり方」
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
PR | 2024.12.20
モンスター化したExcelが、ある日突然崩壊 昭和のガス工事会社を生まれ変わらせた、起死回生のノーコード活用術
2024.12.12
会議で発言しやすくなる「心理的安全性」を高めるには ファシリテーションがうまい人の3つの条件
2024.12.18
「社長以外みんな儲かる給与設計」にした理由 経営者たちが語る、優秀な人材集め・会社を発展させるためのヒント
2024.12.17
面接で「後輩を指導できなさそう」と思われる人の伝え方 歳を重ねるほど重視される経験の「ノウハウ化」
2024.12.13
ファシリテーターは「しゃべらないほうがいい」理由 入山章栄氏が語る、心理的安全性の高い場を作るポイント
2024.12.10
メールのラリー回数でわかる「評価されない人」の特徴 職場での評価を下げる行動5選
Climbers Startup JAPAN EXPO 2024 - 秋 -
2024.11.20 - 2024.11.21
『主体的なキャリア形成』を考える~資格のかけ算について〜
2024.12.07 - 2024.12.07
Startup CTO of the year 2024
2024.11.19 - 2024.11.19
社員の力を引き出す経営戦略〜ひとり一人が自ら成長する組織づくり〜
2024.11.20 - 2024.11.20
「確率思考」で未来を見通す 事業を成功に導く意思決定 ~エビデンス・ベースド・マーケティング思考の調査分析で事業に有効な予測手法とは~
2024.11.05 - 2024.11.05