2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
New Ancient Human Fossils(全1記事)
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古代人の化石が発見されたそうです! 『ネイチャー』が水曜日(6月8日)に発行した2つの論文で、2つの研究者グループがインドネシアのフローレス島で、最低でも3体の小さなヒト科の化石を発見したと発表されました。
その発見は科学者たちが人間がどうやって進化したのかを紐解く助けになるのです。化石は最低でも70万年前のもので、古代人の祖先であるホモ・フローレシエンシスに属するものだと考えられています。彼らは1メートルほどの身長しかなかったから親しみを込めて「ホビット」とも呼ばれています。
ホビットは5万年前まで生息していて、石器を使っていたとされています。初めて発見されたのは2004年で、フローレス島のリアンブア洞窟でした。そしてそれからは、彼らが進化系統樹のどこに入れられるべきなのかについて、色々と議論が交わされてきたのです。
でも、彼らの祖先に関すると思われる今回の発見で、このミステリーは解決に向けて一歩前進しました。
今回の化石が、その数十万年あとに生きていたホモ・フローレシエンシスの先祖であると考えられる理由がいくつかあります。
まず1つ目が、その時の化石はフローレンス島の中心部にあるソア流域のマタ・メンジの砂岩の層で発見されたということ。
そこはリアンブア洞窟からわずか70キロメートルしか離れておらず、ホビットの化石が初めて発見された場所でもあります。しかも、やや大きさに差はあるものの、顎や歯はその時のホビットたちのものにかなりよく似ているんです。
また、砂岩の層で見つかった石器は、後にホビットたちが使った道具とかなり似ています。つまり、彼らは同じ技術を本当に長い間使っていたということですね。だから科学者たちは、マタ・メンジで発見されたヒト科の生物はホモ・フローレシエンシスの祖先たちであると確信しているのです。
ホモ・フローレシエンシスは、ある2つの理由で何年にもわたって科学者たちを悩ませてきていました。
まず1つ目に、彼らはとても小さいということです。
最初、調査者たちは化石は、なにか障害を持ったもっと現代に近い人種だと考えていました。でもさらにサンプルを見つけたのです。
そして頭蓋骨の構造を含めて調査を進めたところ、彼らは完全に新しいヒト科の種を調べているんだということに気づきました。そしてその一種はかなり小さめに進化したようなのです。
しかし、私たちにはいまだにわかっていないことがあって、それが2つ目のミステリーとなるんです。ホモ・フローレシエンシスはどうやって進化したのか?
見てください。彼らの頭蓋骨は、240万年前から140万年前に存在していたホモ・ハビリスや、200万年前から10万年前に存在していたホモ・エレクトスの姿に似ているのです。
そして、彼らの頭蓋骨は原始人のものとよく似ていました。実際、300万年ほど時代をさかのぼりますが、私たちの祖先の1つであるアファール猿人の頭蓋骨に近いのです。
ここで疑問が湧き上がります。ホモ・フローレシエンシスはどうやってホモ・エレクトスから進化したのでしょうか? もしくは、もっと古いホモ・ハビリスやアウストラロピテクスからはどうやって進化したのでしょうか?
新しい発見はホモ・エレクトスに関するものだと考えられます。
ホビットのサンプルが初めて発見された2014年に、調査者たちは顎の欠片や6つの歯を含む、7つの化石をさらに見つけました。見つかった歯のうちの2つは別々の2人の幼児のものでしたが、彼らは顎と歯の何本かは同じ1人の大人のものだと信じていました。
もっと完全なガイコツを発見せずに、アウストラロピテクスの可能性を排除することは難しいですね。
でも新たに発見された顎や歯は、ホモ・ハビリスよりもホモ・エレクトスの歯との類似点を表しています。これはおかしいですよね。だってホモ・エレクトスはホモ・フローレシエンスよりも1メートルは背が高かったんですから。
つまり30万年という、進化の時間尺度においてはかなりのスピードで、彼らは縮まなくてはならなかったということです。私たちが新たな化石を見つけ、研究するまでは、ホモ・フローレシエンスが進化樹のどこに属するのかについて確信を得るのは難しい。でも新しいマタ・メンジの化石は、古代人の生活がどう発達したのかについて理解するのに少しは役立っているんです。
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