
2025.02.18
AIが「嘘のデータ」を返してしまう アルペンが生成AI導入で味わった失敗と、その教訓
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山口トンボ氏(以下、トンボ):コメントで「就活ヤバいの話聞きたい」。
絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):就活ヤバい?
西野亮廣氏(以下、西野):なんだっけ?
のぶみ:なーに? 就活ヤバいって。
西野:それ、なんかニュースあったっけ? あー、なんか「就活ヤバい」みたいな。
のぶみ:就活、みんな今、100ぐらいやったりしてますからね。
西野:「それがダセー」って話をしたら、それがまた炎上して(笑)。
トンボ:(笑)。
のぶみ:なんで「ダセー」って言ったんだ(笑)。
西野:なんか、ダセーっていうか……。なんでそんなん言ったっけなあ……あ、たしか、なんかのイベント終わりでインタビューをされたんですよ。
就活のことを特集していて、そういう団体の方からインタビュー受けて、「就活のことについて、どうお考えですか?」みたいなことを言われて、「ダセー」って言っちゃったんですよ。
のぶみ:なんで「ダセー」って言っちゃったの?(笑)
西野:ダセーっていうのは……なんだろう、100社ぐらい受けたりするんですって。
トンボ:あー、もうね。
のぶみ:けっこう前からそうですよ。
西野:もう入り口から幸せじゃないじゃないですか。幸せな未来が待ってない。それで、第80希望の会社が通る可能性があるってことですよね。
トンボ:まあ、そうですよ。
西野:自分のなかで、第80希望とか。
のぶみ:第80希望ということは、80番目に自分がいいと思ってる会社になってしまうから。
西野:80番目のいいってなんすか?
のぶみ:(笑)。
西野:俺、世の中で、今まで生きてきて、80番目にいいものなんて出てこないっすよ。
トンボ:頭に浮かばないですね。
のぶみ:食べ物とかでも浮かんでこないよね。
西野:今、3つか4つでいっぱいなのに。
トンボ:下手したら嫌いなものですもんね。
西野:嫌いに入ってるんじゃないですか、もう。そうなったときに、でも自分が80番目にいいというこの会社は、誰かが一番いいと思ってる会社かもしれないじゃないですか。
トンボ:いや、それはそうですよ。
西野:じゃあ、ここに入った時点で、まず勝てないですよね。
トンボ:まあ、そうですね。
のぶみ:楽しくないもんね。
西野:そう、この仕事に第1希望で来てる人と、第80希望で来てる人やったら不幸じゃないですか。もう勝てないから。
トンボ:うん。
西野:それがまずもったいないって思ったのと、100社って考えたら、1社何時間かけてんのかなとか思って。
面接とか、履歴書書いたり、会社のこと調べたりだとか。1社あたり何時間かけてんのやろうと思って。
のぶみ:ほんとだよなあ。
トンボ:まあ、たしかにたしかに。
西野:ざっくり5時間だとしても、500時間でしょ。500時間あれば、どこの企業も喉から手が出てほしくなるぐらいの、なんか1個武器作れるぞと。500時間で1個のことやりゃ。
トンボ:なるほど。
西野:そっちに合わせにいくんじゃなくて、まずその時間使って超おもしろいことして武器作っちゃったほうが就職の近道なんじゃねーかって話をしたら、それが説明がすごくめんどくさくって、「就活ダセー」って言ったんですけど。
トンボ:はしょりがすぎますよ(笑)。
のぶみ:政治家とか、それでダメになるもんね(笑)。
西野:それで、今一番の武器は、フォロワーじゃないかっていう話です。
トンボ:あー、Twitterの?
西野:Twitterとか、Instagramでもなんでもいいけど。
トンボ:FacebookとかSNSの。
西野:そう。SNSのフォロワー、まじで「1万人フォロワーがいます」っていう新入社員がいたら、僕間違いなく抱きつきにいきますよ。
トンボ:なるほど。
西野:本来は宣伝しようと思ったら宣伝費がかかるものなのに、いち社員が宣伝力を持ってるっていうのは、すごい武器だよなと。
トンボ:たしかにたしかに。
西野:高校とか大学とかいる間にふざけまくって、フォロワー増やしといたほうが、まあなんにでも応用が効くよなと思うんです。
のぶみ:なにかやるっていったら、それ期待するしね。(コメントで)「一般人でもできるフォロワーの作り方を教えてほしい」って書いてある。
有名人は、例えば1万人いくっていったら……まあけっこう大変だけど。一般人で、例えば無名ってことでやるとどうします?
西野:美人やったら、もう絶対に顔晒しますよね。イケメンと美人やったら、完全にイケてるショットばっかり。
トンボ:まあまあ、そうですよね。もう才能ですもんね。
西野:それは才能だから。だからもう、あとは企画じゃないですか? なんかいるじゃないですか。Vineとかで変な顔してる女の子。
トンボ:もうすごいフォロワーの。
西野:すごいよね。あの子が面接に来たらもう即採用ですよ。
トンボ:ほんとにそうですよね。
西野:まずいいのが、フォロワーをつかまえるだけのアイデア力があるっていう。フォロワーがいるって。
のぶみ:そうか。
トンボ:タレントとかでも、フォロワー(数)で見たりする場面ありますもんね。
西野:そうそうそう。
トンボ:会議とかで、フォロワーの多い人のほうが……やっぱこの人すごいとか。
のぶみ:僕が思うのは、フォロワーの増やし方って、やっぱり挑戦だと思うな。例えば、100社面接行った人とか、Twitterで「こういうふうにやったんだけど、ここができなかった」とか、それを実録でやって100社挑戦していってるっていう、過程を見せるっていうのもけっこうおもしろいと思うし。
だから、ただなんにもやらないであれだとぜんぜんおもしろくないから、やっぱなんかアイデアを練ったり。それでアイデアが出ないんだったら、なにかに挑戦していってほしいし。
西野:あー、そうですよね。
のぶみ:「これ、できるのかやってみる」っていう(笑)。
西野:でも、そういうのやってるやついますよ。やっぱりそっちのほうが良くないですか?
のぶみ:そっちのほうが人生がおもしろくなってくるような気がするけどなあ。
西野:そっちのほうがいい気がするんだけどなあ。最近、なんかもう、人としゃべるのがめんどくさくなってきてですね。
トンボ:(笑)。
西野:これはよくないとは思ってるんですけど。そういうときってないですか?
トンボ:説明するのが億劫ってことですか?
西野:めんどくさい、最近もう。
のぶみ:(笑)。
トンボ:なんかわかる気がしますけどね(笑)。「そっから話さなあかんか」っていう。
西野:そうそう。それが最近すっごい多いんですよ。とくに、ほんと話戻るんですけど、お笑いを周りに説明するとき、「え、こっから言わなあかんの?」みたいな。
トンボ:「西野、あれってどういうことなん?」っていうことみたいな。
西野:「えー!? こっから?」みたいな。
トンボ:そうかそうか。たしかにね。それを話すには、前の話をしないと伝わらないみたいなね。
西野:超めんどくさい。でもこれ、やらなきゃいけないんですよね。
のぶみ:そうですよ。
トンボ:まあ、そうですよね。
のぶみ:僕も「絵本作家にはなんでなったんですか?」っていう話をもう1000回ぐらいしてると思います(笑)。
トンボ:だから、「ちょっとこれ見といてもらっていいですか」っていうものを1個用意しておくほうがいいかもしれない(笑)。
西野:そうですよねー。
トンボ:「この動画、ちょっと3分ぐらいでまとまってるんで、見といてもらっていいですか」みたいな(笑)。説明書みたいなものがあるとね。
西野:めんどくさい。
のぶみ:めんどくさいんだ。
トンボ:とくに活動が人とは変わってきちゃってるから。
西野:変なことなっちゃってるから。なんか今度、TBSの特番で、「SNSで言いすぎちゃうか」みたいなタレントさんばっか集まって、「どうなの?」みたいな、話し合う番組があるんですよ。
トンボ:はいはいはい。
のぶみ:それ、おもしろいっすね!
西野:おもしろいっすよ。メンツは言えないですけど、方方で話題になってる人ですよ。
のぶみ:挑戦ですね、それTBS(笑)。
西野:いや、まあまあそうですよね。それに対する……なんだろう。僕はいいと思うんです、全部。要は、堀江さんがなに言おうが、尾木ママがなに言おうが、茂木健一郎さんがなに言おうが、誰がなに言おうがいいと思うんです。
それに対して、けっこういろんな人が「言いすぎだ」とか。
トンボ:怒ってますよね。
西野:怒るんですよ。「面と向かって言え」とか。
トンボ:はいはいはい。
西野:それ、みんなけっこう言うんですよね。「言うんだったら、面と向かって言えよ」みたいな。一見すごい真っ当な響きですけど、「面と向かって言えよ」って。その理屈で言うと、ワイドショーのコメンテーター全滅ですよ。
のぶみ:そうですよね(笑)。
西野:だって、それはベッキーの不倫とか、清原のあれとか、別に誰も面と向かって言ってないじゃないですか。
でも、テレビはなんか知らないけどセーフで、SNSは「面と向かって言え」っていうのは、その住み分けは僕はあんまりよくわからないとか。そんなこと、いちいち説明しなきゃいけない、非常にもうめんどくさくてめんどくさくて。
のぶみ:(笑)。
西野:「まだそんなレベルの話してんのか?」みたいな。イライライライラしてるんですよ、最近。
トンボ:なるほど、そうかー。
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