2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
Why Do Planes Fly So High? (全1記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
ハンク・グリーン氏:みなさんが空の旅をしている時、きっと空飛ぶ乗り物に親しみを感じていることでしょう。まさに、上空にいる時です。
商業用ジェット機の平均巡航高度は、7.5キロから11キロメートルです。
どんな時も、あなたの家と近所のスターバックスぐらいの距離を、最低限保って水平に飛ぶわけですが、もしこれが垂直になってしまうと、まあ、ものすごい高さを落ちることになります。
ジェット機が落ち始めると、なかなかすぐには止められるものではないのですが、幸運にも、1950年代半ばにジェット機のエンジンが開発されてから、私たちは高い上空を飛べるようになったのです。
ジェット機が高いところを飛ぶように設計されているのは、高いほど空気が薄いからです。それが、エンジニアも乗客も航空会社も高く飛びたがる理由です。
基本的に、上空30,000フィート、もしくは9キロメートルの上空では、海面よりも、空気分子の数がはるかに少ないと言われています。
つまり、ジェット機は、少ない空気抵抗のなかに突入することで、飛行に必要なスピードを維持するための促進力を小さく保てるのです。
こうして効率よく移動できるのは、航空会社には願ってもないことですし、乗客も空気のなかにいることをまったく感じさせないようなフライトを望んでいたでしょう。
高い高度で飛べば、非力なプロペラ機が通常より高く飛ばざるを得なかったような天候パターンや気流を飛び越えることになるので、より快適なフライトになります。
しかし、こうした効率的で快適な空の旅には条件がありました。ジェット機が、高度を維持し続ける必要があったのです。
周りにたくさん空気がある低いところでは、機体の重さに対抗する力が、機体を上に持ち上げてくれます。しかし上に行けば行くほど、その維持が難しくなります。
そのため、エンジニアたちは、機体を上昇させる手段を考える必要があり、より大きな翼を持ったジェット機を作るといった方法を編み出しました。
しかしジェット機は、あまりに高すぎる高度で飛ぶことはできません。上昇するのに欠かせない燃料を燃やさなければいけないからです。そして燃料を燃やすには空気を取り込む必要があります。空気が十分にある高度にとどまり燃焼することで機体を上昇させるのです。
もし燃料とミックスさせようと空気を缶に詰めて持ち込んだら、乗っているのは、もう飛行機といえません。簡単にいえば、それはロケットです。
ですからエンジニアたちは、効率のいい旅ができるよう、計算を重ねて最適な重量を割り出し、その重さで最高の操縦ができるような飛行機を設計してきたんですね。
いいぞ、エンジニア!
関連タグ:
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.12
自分の人生にプラスに働く「イライラ」は才能 自分の強みや才能につながる“良いイライラ”を見分けるポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.11
気づいたら借金、倒産して身ぐるみを剥がされる経営者 起業に「立派な動機」を求められる恐ろしさ
2024.11.11
「退職代行」を使われた管理職の本音と葛藤 メディアで話題、利用者が右肩上がり…企業が置かれている現状とは
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.12
先週まで元気だったのに、突然辞める「びっくり退職」 退職代行サービスの影響も?上司と部下の“すれ違い”が起きる原因
2024.11.14
よってたかってハイリスクのビジネスモデルに仕立て上げるステークホルダー 「社会的理由」が求められる時代の起業戦略