2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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司会者:本日は、「超人気スタイリスト2名による最強トークショー」にお集まりいただきまして、大変ありがとうございます。本日、司会を務めさせていただきます、ダイヤモンド社の中野と申します。一番はじめにそれぞれご自身から、はじめましての方もいらっしゃると思うので、自己紹介をお願いしたいと思います。では、MBさんからお願いします。
MB氏(以下、MB):どうもお集まりいただきまして、ありがとうございます。
(会場拍手)
会場の前のほうには、すっかり見慣れた顔が並んでいますね(笑)。僕はMBという、ふざけた名前ですけど、MBというペンネームで活動していまして、主にメンズファッションに関する情報発信を行っています。
主戦場、主な媒体はメルマガだったりブログだったり、あとは書籍ですね。こちらにもありますけれど、メンズファッションを題材にしたマンガの監修なんかもやっていまして、けっこういろいろ手広くやっております。
ほかの方との差別化というと、論理・理屈でメンズファッションを語る、と。ファッションは感覚的に語られる方が多いんですけど、僕はどちらかというと数学的に、「1+1=2」というような感じで、「これとこれを合わせるとこうなる。なぜなら、こうだから」という論理に基づいたファッションの説明をしています。
おかげさまで、非常に好評いただきまして、9回目の増刷がかかっております。ありがとうございます。……というようなことをやっております。こんな感じで、いいでしょうか?
司会者:どうでしょうか?(笑)。
(会場拍手)
山本あきこ氏(以下、山本):はじめましての方も多いと思うんですけども、スタイリストをしております山本あきこと申します。よろしくお願いします。
(会場拍手)
私はふだんファッションスタイリストをしてまして、もともとは雑誌や広告、そういったものでスタイリストとして活動させていただいておりました。2013年の冬ごろからパーソナルスタイリングのサービスを行っておりまして一般の方向けにスタイリングを教えたり、あと講座やセミナーをやらせていただいております。
ダイヤモンド社さんにはすごくお世話になっておりまして、2冊本を出させていただいているんです。1冊目が、長めのタイトルで『いつもの服をそのまま着ているだけなのに なぜだかおしゃれに見える』という本なんですけども、こちらを昨年の4月に出させていただきました。
先日、4月15日『毎朝、服に迷わない』というこちらの本を発刊させていただきました。おかげさまで好評いただいておりまして、今9万部になっております。ありがとうございます。
(会場拍手)
MBさんとは昨年対談をさせていただいて、それからのご縁で。その時もあっという間に時間が。
MB:そうですね。適当に話してたら終わっちゃったみたいな(笑)。
山本:そうですね。本当にシンパシーを感じると言っていただいて恐縮なんですけども。私もどちらかというと、感覚で伝わりがちなファッションを理論でお伝えしているほうなので、そういったことですごく話が盛り上がりましたよね。
MB:そうですね。
山本:今回こういったかたちでトークショーを一緒に開催させていただけるのがすごく楽しみなので、みなさまと一緒にいい時間を過ごせたらなと思います。よろしくお願いします。
(会場拍手)
司会者:4部構成になっておりまして、まず一番はじめにお二人に「異性にモテるファッションとはなにか」ということをお話していただきたいと思います。2番目には「彼や彼女、旦那さんや妻を変身させよう」ということをお話いただいて。3つ目に「オフィスコーデ」についてお話していただきます。
最後に本日、お二人がそれぞれ、ここから近いお店で今おすすめの物・アイテムを買ってきてくださいましたので、そのご紹介とじゃんけん大会で、希望される方がいればみなさまにプレゼントさせていただきたいなと思います。時間が余れば質問タイムを設けさせていただきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
(会場拍手)
1番はじめは「異性にモテるファッションとは」。
MB:はい、その前にニコニコ生放送(MBチャンネル)が今日入ってます。みんな、見てる? コメントがたまに流れてくるので、コメントもちょいちょい拾いながら進行させていただきたいなと思っております。みんな「見てる」って。コメントが流れてる。イエーイ。
というわけで途中から、今、無料放送で誰でも見れる状態になってるんですけど、途中からは有料放送に切り替えさせていただいて。危なそうな話は有料放送に切り替えようかなと思っていますので、よろしくお願いします。
では、異性にこういう服を着てほしい。異性にモテるファッションは、という話を進めていこうかなと思います。僕、モテるファッションみたいなのを、いろいろ語ってはいるんですけど、ぶっちゃけ今日は事前の打ち合わせしてないんですよね。
山本:そうですね。ライブですね。
MB:すりあわせゼロなんですよ。どういう服の男性が女性的にはいいんですか?
山本:女性から見た男性の服ですね。けっこうあるんですけど(笑)。
MB:大丈夫です。僕も後で反撃するんで(笑)。
山本:やっぱり、男性は極力シンプルなほうがいいですね。
MB:うわ、男性(の観客)、シーン(笑)。
山本:もう本当に、ワンツーくらいで、盛り過ぎない感じ。
MB:結局、ゴテゴテしてない感じね。
山本:そうです。わりとサラッと。
MB:スタンダードな。逆に「これがダメ」というのはあるんですか?
山本:それ考えたんですよ。私、まず浮かんだのが、男性のネックレス。
MB:してるねえ(笑)。
山本:すみません(笑)。男性がネックレスをしてるだけで急に夜の雰囲気になっちゃうというか。
MB:そう、ありますよね。ただ、フォローしとくと、あんまギラギラしてなきゃいいですよね。
山本:そうです、そうです。なにか夜のにおいを感じそうな、ああいうネックレスが見えるだけで、なんかね。
MB:でかめのクロスだったり、スカルだったり。そういう感じですよね?
山本:そうです、そうです。
MB:これは?(自身の着けているアクセサリーを見せる)
山本:さっき控室で「すごいかわいい」って話してたので。
MB:そう? よかった。
山本:あと、男性のアクセサリーは、腕ぐらいだと素敵だなって。ブレスとか、あとやっぱり時計ですね。
MB:「3首」ですね。手首はさみしくなるんで、なにか着けてあげないと、という理屈があるんですけども。なるほど。
山本:どうですか、MBさんは?
MB:僕から見た女性。イラストレーターの進藤やす子さん、ご存知ですよね? レディースファッションのイラストレーターで有名な方がいらっしゃるんですけど、一時期女性誌網羅してたくらいのイラストレーターさんです。以前、進藤やす子さんともそういう話になって。
結局、どういう女性の格好が男性ウケがいいのかと言われた時に、答えは簡単でシンプル。ふつうの格好なんですよね。
山本:そこもけっこう共通点ですよね。
MB:結局、同じなんですよ。進藤さんも言ってたんですけど、ゴリゴリのデザイナーズとかめっちゃおしゃれな格好は引いちゃうじゃないですか。僕らも「どこ連れてきゃいいんだ」みたいに思うし(笑)。ノームコア(「究極の普通」という意味のトレンド)じゃないですけど、ふつうの格好。
ただ、あまりにもカジュアルだと子供っぽくなるので、女性的なものが感じられるような、例えばデニムにTシャツだったら靴はパンプスにするとか、アクセサリーや装飾品があったりとか。そういうのがいいなとは思います。
山本:私もそうなんですよ。あんまりフリルとか付いてるのだと……。
MB:そう、わざとらしいような。
山本:私も「シンプルでふつうがいいよ」と伝えています。なんとなく昔だと、デートだとフリルのブラウスにスカートとかのイメージがあると思うんですけど、男性的にも意外とそんなに好きじゃないのかな、と最近。
MB:そうですね。ブリブリな格好は、言っちゃ悪いんですけどわざとらしいというんですかね。だったら、今はとろみ素材とか、ディティールで女性らしさを出してあげればじゅうぶんですもんね。
山本:そうですね。私も今日、とろんとした感じのシャツを着てるんですけど。素材を女性らしくするだけで女性らしさが出るので、かたちはシンプル・シャープなもので留めておいて、男性は着ないような素材感のものを着るだけでもね。
MB:そうですよね。でもその、とろみ素材とか、メンズにも来てる流れなんです。ふつうにデニムにTシャツとかだと、どうしてもカジュアルになりすぎちゃう。今日僕そうですけど、スラックス地だったりとか、ツヤのある感じのだとスウェット選んでもそんなにやぼったくならないし。そのへんの理屈は男女共通なのかな。
山本:そうですね。でも今日は、オールブラックで(MB氏の服装について)。
MB:そう、今日は全身ユニクロなんです。
山本:靴も?
MB:靴は違います。よかった、(客席から)えーって言われた(笑)。すげえうれしい(笑)。いつも男性にしか呼ばれないじゃないですか、僕。女性に言われると。読者を裏切るようなことを(笑)。そう、ユニクロなんです。パンツはレディースなんですけど。ぜんぜんメンズでもはけるサイズで。
山本:これLサイズ?
MB:いや、違うんです。Mサイズなんですよ。
山本:M? MBさん、細いですから。
MB:いやいや、僕けっこう太ってますよ。これはほんと。最近ジム通ってがんばってるんですけど。お腹が出てて、僕、今体重66キロくらいだったかな? 標準体重くらいなんですけど。
山本:どうですか? 平均ですかね?(笑)。
MB:けっこうきてるんですよ。でも、僕脚も細いほうじゃないんですけどぜんぜんこれはけて。最近レディースでもウエストまわりゆるめのイージーパンツが多いじゃないですか。
山本:そうですね。リラックスがトレンドですからね。
MB:そうなんですよ。なので、ぜんぜんはけちゃって。ついでに、とろみ素材というか。
山本:上下でね。アクセサリーがシルバーで締まってるところが、もうそれだけで素敵です。
MB:ありがとうございます。すごいうれしいですね。
山本:メンズはシルバーいいですね。映えますよね。
MB:今日、お互い全身ユニクロで来ようと言ってたのに。
山本:すっかり忘れちゃってて。さっき、懺悔したんですよね。
MB:「ユニクロと違うじゃん!」みたいな(笑)。「とろみってなんや?」と、今、コメントが流れてきました。とろみってなんですか?
山本:「とろみ」って、素材が柔らかい、ポリエステルだったりレーヨンだったり柔らかい素材の総称として、言ってます。
MB:だそうですよ。見てますか? 話がずれちゃってるんですけども、じゃあ「初デートで何を着ていけば間違いないのか」ということをお互い言っていければと思うんですけど。ぶっちゃけ女性から見て、初デートの時どんな服を着て来てほしいか。さっきと答えがかぶるかもしれないんですけど、どうですか?
山本:これからの季節、これ着てったら間違いないよという感じで言おうかなと思っていました。間違いがないのはリネンシャツとかね。白かネイビーのリネンシャツ。サラッと着てて、(袖を)まくってたりして。
MB:ああ、いいですね。
山本:例えばネイビーのチノパン、アンクル丈くらいのとか。サラッと着てる感じ。
MB:なるほど。
山本:足元がスエードのシューズとか。ローファーみたいなものとか。そういう感じ。
MB:これね、メモしてください(笑)。
山本:色はとにかく爽やか。ネイビーとかいいですよね。黒だと初対面の時に一瞬強そうに見られちゃうんだけど、(MB氏を見て)あ……!
(会場笑)
山本:キャラクターとしてね、一般的な(笑)。ネイビーとか、マリン系にもってくとか。
MB:そうですよね。結局、黒よりも抜けてる色だから真夏でもそこまで(お客さんを見て)……すっごい笑ってますけど(笑)。
山本:女性はどうですか?
MB:女性は、さっきの話に戻っちゃうんですけど、男はふつうの格好が好きなんですよ。例えば、こんなこと言うと敵増やしちゃう気がするけど、レザーのライダースとか……。
山本:今年、めっちゃ流行ってるね。
MB:そう。
山本:やたらとライダースですよね、女性は。
MB:そう、秋冬も着るじゃないですか。だから、あんまり言いたくないんですけど(笑)。男性からすると、レザーのライダースは強そうなイメージあるんですよね。だからライダースでも、なかにワンピース入れるとか、女性的な要素入れてあげたらいいと思うんです。
だから、初デートで間違いないのは、今の時季だと例えばビックサイズのTシャツとか、そういうほうが安心。ビッグサイズのTシャツはカジュアルなので、それこそ、とろみ素材のワイドパンツとかにしてあげたらいいと思います。だいたいデートの時は、顔を見るじゃないですか。上半身は安心できる格好になっていてほしいというか。
山本:安心できる格好?
MB:リラックスしたTシャツとか。「Tシャツなんだ、よかった。俺もTシャツ」みたいな。
山本:やりすぎてない感じね?
MB:そう。だから、山本さんはすごくおしゃれだけど、今日の格好でデート来られたら「やべえ、俺。体育の先生みたいだぞ! 大丈夫かな?」みたいな(笑)。
山本:ハットとかかぶられると、まずいですね。初デート、女子はハットやめたほうがいいですね。
MB:できれば、ニット帽にしてほしいですね(笑)。
山本:ニット帽ね、なるほど(笑)。そのへんの安心感が。男性の意見、すごい参考になりますね。
MB:徐々にレベルアップしていくのはいいと思うんですけどね。「ああ、今日ハットなんだ。俺の彼女かっこいいな」みたいに。でも、はじめだと「どこ連れてきゃいいんだ? ステーキ? いや……何が好きなんだろう」みたいな(笑)。
山本:上半身はほっこりというか、カジュアルで。
MB:そうですね。ほっこりしたほうが。
山本:親近感がわく感じですね。じゃあ、ライダースは最初のデートではやめたほうがいいですね。
MB:だから僕、逆だと思ってるんですよ。女の人はTシャツとかで安心感与えてほしいし、男の人はみんなラフな格好じゃないですか。Tシャツプリントとか、スウェットとか多いから、大人っぽい格好しててほしいじゃないですか。Tシャツじゃなくてポロシャツだったり、それこそさっきのリネンシャツだったり。
女性は男の子を安心させる意味でカジュアルにしてあげて、男性は女の子をリードする意味でドレスライクな着こなしをしてあげてと。今、話をうまくまとめました(笑)。
山本:男性がきれいな格好で来てくれたらワクワクしますよね。「どこに連れて行ってくれるんだろう?」と。
MB:そうそう。夢を感じるじゃないですか。
山本:なるほどね。
MB:そんな気がします。
山本:逆に男性が最初のデートでカラフルなプリントTとかでくると「おおー!」みたいな(笑)。「プリント!」みたいな。
MB:これからサッカーしそうですよね。
山本:なるべく、色がないもののほうがいい。
MB:そうですね。大人っぽい感じ。
山本:そうすると女性もすごくいいんじゃないかな?
MB:そうですよね。どこ連れて歩いても大丈夫、みたいな。
山本:そうですね。足元がきれいなのが大事ですね。
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