2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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山田玲司氏(以下、山田):さきにこれは片付けちゃおうと。
乙君氏(以下、乙君):ほう。
山田:これ、あれですよ。これはね、片付けないとダメですよ!
乙君:いや、おれは別に片付けるとか片付けないとか、もう……。
山田:はい。
山田:前から言われてたんですよ、BABYなMETALちゃんたちが大人気らしいじゃないですか。
乙君:(笑)。
山田:で、LadyなGaGaさまに呼ばれて。LadyなGaGaさまはあれだよ、CRAYON POPも呼ぶからね。
乙君:ほう……。
山田:知らないだろ(笑)。
乙君:そうなんだ。
山田:韓国代表CRAYON POP。で、日本代表がこのBABYたちなんだよ。だったって話で。これ、たいへんなことになってるらしいじゃないですか。BABYたちがさあ。
乙君:らしいですね。ビルボードでもどうのこうのみたいな。
山田:おれたちの知らないところでたいへんなことになってて、「ヤンサンでも扱ってくれれば、会員になってやるぜ」みたいな奴が来て。なってくれよな(笑)。約束守ったからな!
(一同笑)
山田:っていうさあ、BABY問題。BABY問題は何がおもしろいかって、あのね、これまさに、BABY METALつってるけど、「メタルなのか?」っていう問題があったらしいじゃないですか。
乙君:うーんうん。
山田:サッチー問題みたいなやつでさ。
乙君:え?(笑)
山田:ベッキー問題みたいなさ。小保方問題みたいなさ。物議だったわけじゃないですか、これが。
乙君:そうなんすか?
山田:そうらしいじゃないっすか!
乙君:はい。
山田:そんなになにがBABYでもめてるのかなと思って、やっぱWikiで見ますよね、そしたら。
乙君:Wikiで見ます。とりあえずね、今の時代だからWikiで見ますよ。
山田:とりあえずWikiで見ますよ!
乙君:Wikiってみますよ。
山田:そしたら、……超おもしろいっすね。
乙君:超おもしろかった?
山田:だってさ(笑)。『BURRN!』とケンカしてるんでしょ?
乙君:え?
山田:『BURRN!』だっけ?
乙君:あ、『BURRN!』!
山田:『BURRN!』っていうメタル専門誌がさ、怒ってる。
乙君:認めてない。
山田:「あいさつに来やしねえ!」って怒ってるかんじ。
(一同笑)
山田:だいたいそこからすごくおもしろくって、あ、これは、いわゆる「高円寺ロック親父めんどくさいっすよ問題」っていう。
乙君:あー、それそれそれ!
山田:そしたら、うちの番組にいたよ、高円寺のめんどくさいロック親父(笑)。
乙君:高円寺ではないけども(笑)。
山田:あなた、江古田のめんどくさい親父じゃん。
乙君:(笑)。
山田:江古田のめんどくさいハードロックメタル親父じゃん。こんなん着てさ、AC/DCとか着てさ、それで世界中の人と友達でさ。
乙君:まあね。
山田:そういうさ、なんか。
乙君:これユニフォームなんだよね。
山田:なに?
乙君:おれたちの。これ着てたら、世界中の人から声かけられるんだよ。
山田:だからあの、メタリック・ステイツ・スピリッツみたいな。
乙君:そうそうそう!
(一同笑)
乙君:ヘビーメタルキングダムっていうのがあるんですよ。
山田:国でしょ? 国民なんでしょ?
乙君:その民族音楽なんですよ、これは。
山田:そうでしょ。その国の方でしょ?
乙君:いや、そうですよ。
山田:その国の方が彼女たちを、「ちょっとあいさつもねーのに、こいつらはちょっと入れるわけにはいかねーよ」みたいなっていうかんじで。
乙君:はいはいはい。
山田:一番おもしろいのが、そのなかでですね、「まあ、一応、歌謡曲みたいなもんでしょ」みたいなさ、なかでさ、彼女たちが不在なまんま、一応落としどころをつけてるところがすごいおもしろくて(笑)。
乙君:あー。
山田:「まあ、ああいうこともあるよね」みたいなさ、相手にされないまんま、大人の結論を『BURRN!』なりに出してるっていうのが、すごいおもしろくて(笑)。だけど、一方、『BURRN!』と同じ版元のギターマガジンだっけなんだっけ。
乙君:はいはい、ギターマガジン。
山田:あのあたりは、もう積極的にインタビューにいってるのね(笑)。だから、なにこれ、内部分裂ですか?
乙君:いや、『BURRN!』ってすごい特殊な雑誌なんですよ、あれは。
山田:あんたの雑誌でしょ!?
乙君:いや、まあ、おれはもう、読みあさってましたけどね。
山田:ほらほら!
(一同笑)
山田:だから、怒ってるんでしょ?
乙君:古本屋に『BURRN!』の昔のやつ買いに、高円寺、下北とか、ブワー回って。
山田:そうだろ!
乙君:うん。
山田:モトリー特集とか、絶対買うでしょ?
乙君:もちろんもちろん。もう今は買ってないっすよ、さすがに。
山田:はいはい。まあ、彼らのなかでは、「いやいやいや、そんなん好きだったら、IRON MAIDENとか聞いてりゃいいじゃん」みたいな、そういう大人の人もいて。これに怒るのはちょっとどうかみたいなね。
乙君:いや、怒ってる人は、それはちょっと間違ってますけど。
山田:お願いします!
乙君:え?
山田:いやいやいや(笑)。
乙君:おれは別にBABY METALに関して、とくに何も言うことはないんですよ。
山田:えー!
乙君:これは、はっきり言って、メタル風アイドルなんですよ。
山田:はい。
乙君:だから、別にそうならいいんじゃないって思うんですよ。それで売れましたと、良かったねって思うし。これをきっかけに、メタルに入ってくれる人が増えればいいなと思うし、っていうだけの話なんで。
ただ、それを「メタルだ!」って言われたら、「うーん、ちょっと違うかな」って。
山田:カチーン!
乙君:カチーンとは来ない(笑)。
(一同笑)
乙君:カチーンとは来ないよ!
山田:カティーン!
乙君:もうね、僕もね、さすがに30超えたんで、そんなことでいちいちカチーンとは来ないですよ。
山田:おっと。『BURRN!』のライターみたいなこと言いましたね。
乙君:だからもし、Judas Priestのロブ・ハルフォードが「このガキはメタルじゃない」って言ったら、もうメタルじゃないってことになるんだよ。
(一同笑)
山田:えーと、なんかすごい……。
乙君:神様がそう言うならそうなんです。
山田:神様の話してたのね。
乙君:だけど、たぶん、ロブ・ハルフォードは絶対聞いてるんですよ。あの人、世界中のメタルとつくものは、全部聞いてるんですよ。
山田:マジで?
乙君:だから、絶対BABY METAL聞いてるんですよ。
山田:だって彼女の名前、SU-METALとか。
乙君:そうそうそう。
山田:なにMETALとか、こう……、METALがつくでしょ。
乙君:だから、Ramonesみたいなもんなんですよ、それ。
山田:おっと、Ramonesですか。
乙君:そうでしょ!
山田:Ramonesはメタルじゃないじゃん。
乙君:Ramonesはメタルじゃないよ。でも、ロックンロールじゃないですか。
山田:うん。あ、じゃあ、その孫たち、孫娘たち?
乙君:だから、別にジャンル分けでね、おもしろいんだけど、そこまで目くじら立てるようなことでもないっていうのを、まず前提としたうえで言わせていただきたいことは。
山田:はい、お願いしますよ!
(一同笑)
乙君:これを聞いてメタルにハマる人って、音楽としてのメタルっていうものにハマる人だと思うんです。
山田:おー。
乙君:それは非常にすばらしいんですよ。
山田:ほう。
乙君:でも、それってアニソンでもいいんです。
山田:おっと!
乙君:アニソンの、たぶんね、アニソンのなんか……。
山田:アニソンディスですか?
乙君:ディスじゃないです。アニソンっておれね。
山田:これからアニソン王子が来るのに!
(一同笑)
乙君:アニソンってね、たぶんね、うしろで作ってた奴って、めっちゃメタル好きの人らだと思うんですよ。なんかもう、そういうお約束の展開と、ギターソロと、あと歌。歌の質が、とにかく……、なんて言えばいいのかなあ、もうブリティッシュなメロディなんですよ。
山田:うん。
乙君:(Tシャツを持って)こんなかんじの。
山田:こんなかんじのね(笑)。
乙君:ニューウェーブ・ブリティッシュ・ヘビーメタルを通過した、あの当時のメタルキッズたちが、90年代にスタジオミュージシャンとかにもなりつつ、あとプロデューサーとかにもなりつつ。
アニメっていう広い架空の世界、おとぎ話の戦いとかがある世界に、ようやくおれたちが好きだったドラゴンと戦うとか、誰かを守るために戦うとか、ヒロイズムとか、そういうロマン主義みたいなものを、ようやく日本ではアニメっていう媒体で出せたんですよね。
だから、それがアニソンになったから、アニソンのもとはたぶんメタル、ハードロック、メタルから入った人がやってるから。
だから、今、アニソン好きな人が「この音いいね」とか、「この疾走感」「このコード進行」ってなったときにメタルを聞いたら、たぶんハマると思うんですよ、音楽的に。で、BABY METALもハマると思う。
山田:うん、両方ね。
乙君:なんだけど、それは日本人はそうなんですよ。
山田:はい。
乙君:で、向こうは、また別なんですよ。で、向こうは別なんだけど、その向こうに関しては、ちょっと宗教学者の人からもメール来ましたよね。
山田:来ましたよ! BABY METALの、はい。
乙君:来てましたけど、なんかBABY METALって、高木さんっていう……。
山田:それいかなきゃ、いかなきゃ。ちょっと待って。それ、じゃあちょっと、しみちゃん、探しといてくれる?
しみちゃん:はい。
乙君:まあ、だから、かいつまんで言うと、どういうふうに向こうで受け入れられてるかっていうと、「あれは日本のフォックスゴッドだ」と。
山田:あ、じゃあ、その話にいきますか。
乙君:あ、ちょっと待って。
山田:いいっすよ。
乙君:えー、ちょっと……。その話する?
山田:その話いいっすよ。
乙君:あー、深いなあ! こんな話……。
山田:違うよ! おれたちに分析しろって言われたら、何そんな浅いところで許されるような番組じゃないっすよ?
(一同笑)
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