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会議を見せるテレビ第13回(全5記事)

キンコン西野、4年ぶりの絵本『えんとつ町のプペル』は業界のあらゆる常識をくつがえす?

キングコング西野亮廣氏と絵本作家のぶみ氏によるニコ生チャンネル「会議を見せるテレビ第13回」。今回は、西野氏が2016年秋に発売する予定の絵本『えんとつ町のプペル』の斬新なプロモーションについて語りました。

完成まで4年半かかった絵本『えんとつ町のプペル』

絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):僕、ちょっと気になってるのは『(えんとつ町の)プペル』出すじゃないすか。

西野亮廣氏(以下、西野):そう!

のぶみ:『プペル』出すときに……西野さん、あれめっちゃ時間かかってるじゃないですか。

西野:完成までやったら4年半ですね。

のぶみ:これたぶん、売れないと困るでしょう?

西野:いやあ、たぶん。もちろん、これまでのやつも全部そうなんですけど。

のぶみ:見てほしいよね。そんときに、(作品をInstagramにアップした)バンクシ―的なことは考えてるんですか?

西野:いや、まだ何も思いついてないんですけど。とりあえず今回クラウドファンディングでやったんで。

のぶみ:1,000万円きましたよね。

小谷:すごいなあ。

西野:1,000万円きましたね。なので、クラウドファンディングのリターンの品として絵本を何個か用意してたんですよ。3,000円支援してくださった方にはお礼で絵本を返すみたいな。

それで730冊くらいかな? あと思ってるのは、絵本とか本を出すときに、いつも編集者と3、4人でしっぽりと完成記念飲み会みたいのをするんすよ。なんて言うんですか?

のぶみ:しますね。打ち上げですね。

西野:打ち上げみたいな。

のぶみ:「よかったよ」とかね(笑)。

絵本完成の打ち上げは東京キネマ倶楽部で

西野:そうそう。僕、幻冬舎からしか絵本出したことないんで、その編集者の袖山さんって人と、専務の舘野さんって人ももう10年来の仲で、しょっちゅう飲みに行ってるし、別に打ち上げしても久しぶりな感じもないんですよ。

小谷:なるほど。

西野:毎週飲んでるから。だったら、今回せっかく全員で作ったんだから、打ち上げをもう開放しちゃおうと思って。まず完成打ち上げを東京キネマ倶楽部というところで。

のぶみ:あっ、でかいところだ。

西野:そこをもう貸し切っちゃって、ちょうどもう天才万博やってるとこなんで。

のぶみ:キネマ倶楽部、独演会やるとこですよね?

西野:そうです、そうです。

のぶみ:かっこいい、ちょっとおしゃれなとこですよね?

西野:そそそ。あそこを貸し切っちゃって。ごめんなさい、この話まだマネージャーにしてない。

ホームレス小谷氏(以下、小谷):(笑)。

西野:言ってなかった。いま、言った。

のぶみ:いま、連絡した。

西野:そのつもり。事後報告です。

のぶみ:事後報告ですねえ。報告するだけいいですよね。本当に、ブログをちゃんと見ておいてくださいね。

西野:ごめんなさい。

のぶみ:勝手にどんどんやるから。

絵本の予約数が1,000冊突破

西野:それで、そのときも東京キネマ倶楽部のチケットを売るんじゃなくて、だいたいチケットを売って、チケットの売り上げで劇場おさえたりするじゃないですか。

じゃあ、チケットを売るんじゃなくて、クラウドファンディングで「打ち上げをやりたい」と言って、3,000円とか4,000円入れてくれた人にはもう飲み代とかメシ代とかタダにして来れるみたいな。

それで、またそのリターンの品で絵本を渡そうと思うんですよ。それやったら、また300冊くらいはけるなと。今のところ、予約で1,000冊はけたと。

のぶみ:普通、絵本って出すと図書館が買うんですよ。それが1,000冊くらいいくんですよ。もう(予約の段階で)図書館規模。

西野:いまのところです。こっから何をというのが、僕もう「おとぎ町」を作っちゃってるんですよ。場所はあるんですよ。

のぶみ:ありますね。あそこでもやってもいいですねえ。

西野:やってもいい。つまり、これまではチケットを売ってたけども、絵本をチケットにして絵本を売っちゃえばいい。「おとぎ町」のイベントをするときに、絵本を売っちゃえばいい。

のぶみ:なるほどね。

西野:だって小屋代払わなくていいですもん。タダで。

のぶみ:なんなら出版記念パーティーで全国公演やったらいいですよね。

西野:ああ、そうすね。

のぶみ:もう大都市でやったらいいですよ。出版記念パーティなんていうと、楽しそうですもんね。出版記念パーティーってなんでやるのか、よくわかんないけど(笑)。

西野:わかんないすね。

のぶみ:よくわかんなかったけど、なんかいいですね。全国で、北海道からやったらいいですよ、もう。

独演会は今年で終了?

西野:それで独演会は今年で1回終わらそうと思ってるんですよ。

のぶみ:え? 1回終わるんですか?

小谷:いったん、いったん。

のぶみ:(マネージャーに)それも聞いてないんじゃないですか?

西野:言ってない。でも、いったん終わらそうと思ってて。

のぶみ:すげえな、それ。

西野:だってもうけっこうやったんすよ。来年は夏終わってからというので、次のシーズン1年間くらいはチケットを手売りで2,000枚売って「売れるな」思ったんですよ。それで、絵本の値段ってチケットの値段と変わんないんですよ。だったら、絵本を手売りしようと思って。

のぶみ:小谷さんだって自伝……手売りでもう何冊売りました?

小谷:もう1,500冊です。

のぶみ:すげえよな。

西野:売れるよな!

小谷:売れます、売れます。

西野:絵本の手売りを。常に絵本を持ってるやつになろうと思って。街中で声かけられて売るみたいな。それをやろうと思って。

いま考えてるのはその絵本の手売りと、打ち上げ開放です。あと、のぶみさんに言っていただいた絵本の読み聞かせ。

のぶみ:ああ、あれですよね。独演会内で1回読み聞かせやるんですよね?

西野:はい。たぶん来ていただく回がそれ。

のぶみ:ああ、僕も行く。なるほど。

西野:あれね、いいなって思ったんです。キネマ倶楽部ってでっかいスクリーンがあるから、「それ、いいな」って思って。

のぶみ:スクリーンに映してやるのか。

映画館を使った初の試み

西野:読み聞かせ用に練習もするし、スクリーン用に合わせるから。だったらもう独演会なんてやめちまって。とっとと全国の映画館まわって、映画館で読み聞かせやろうと思って。

小谷:はいはい。

のぶみ:それはおもしろい! なんだそれ!

西野:僕、調べたんすよ。映画館って、借りるのむっちゃ安いんすよ。

のぶみ:え、そうなんすか?

西野:劇場高いイメージあるじゃないですか。劇場って高いんすよ。例えば、みなとみらいとかの映画館あるじゃないですか。あれ、1時間借りるのに5万円なんですよ。

のぶみ:え? そうなんだ。

西野:あの場所で、まず劇場だったら1時間単位で借りれないんです。だから劇場借りようと思ったら、半日とか借りないといけないから、劇場を借りようとしたら何十万円ってかかるんすけど。

そんだけかかっちゃってるからチケット代が高くなっちゃって、なんとかやりくりするんすけど。映画館を貸し切るのは1時間でいいし。

のぶみ:映画館のスクリーンって、プロジェクターとして使えるんですか?

西野:できるんじゃないすか? 絶対いけると思うんすよ。

小谷:いけるいける。

のぶみ:それ絵本でやったら、めっちゃおもしろいかもしんない。

西野:絶対いけると思いますよって、何の保証もなく言ってんすけど。まあ、たぶんいけるでしょ。

小谷:スクリーンですしね!

西野:スクリーンやし。

のぶみ:でも誰か呼べばいけそうだよね。

小谷:映像みたいなもんだし。

西野:だから映画館でイベントしようと思って。

のぶみ:うわ、それおもしろいっすね。

西野:それでのぶみさんに言われたのは、絵本の内容じゃなくて、その活動が絶対ニュースになるなと。

のぶみ:そうですね。映画館でやったら、たぶん初じゃないすか?

西野:「ああ、こんなことやってんの?」みたいな。「全国の映画館、転々としてんの?」みたいな。ニュース性があるとしたら、そっちだなと思って。

のぶみ:絵がすごいというのは、西野さんの場合知られてるからねえ。もはや、西野さんがどれだけ描けるかってけっこう知ってるんですよ。これ、一般の人でもかなり知ってるんだよなあ。テレビでもやっちゃうから。そうなんだ、映画館って5万円くらいなんだ。

西野:たしか六本木のTOHOシネマもね、あれ借りられるんじゃないかなあ?

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