2024.10.01
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Do Negative-Calorie Foods Exist? (全1記事)
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マイケル・アランダ氏:“マイナスカロリー食品”は本当に存在するのでしょうか?
いいアイデアのように思える、こんな話があります。
食物はカロリーと呼ばれるエネルギーを持っていますが、人間の体は食物を処理するのにカロリーを使います。
では、もし食べるだけで、そのカロリーを消費できるぐらい低カロリーの食品があるとしたら、どうなるのでしょうか?
マイナスカロリー食品(ネガティブ・カロリー・フード)と呼ばれる食物の話を、人から聞くことがあるかもしれません。たとえば、セロリがそうです。
ただ理論上は可能ですが、セロリを含め、こういった摂取カロリー以上にカロリーを燃やせる食物は存在しません。
食べることもそうですが、体の機能すべてにおいてカロリーは不可欠です。
生命を維持するためだけに使われるカロリーに加え、食物を噛み、飲み込み、消化し、吸収する、という一連の処理にもエネルギーを使うのです。
食物を消化する際に発生する熱(カロリー)代謝のことを、食事誘発性熱産生といい、平均的に1日の消費カロリーのうち10パーセントが、これに当たります。
しかし食物の消化にエネルギーは必要ですが、進化的意味において、食べること全般の重要な点は、できる限りエネルギーを摂取することです。
ですから食べるとき、人の体は、そんなにエネルギーを使わないのです。
体が脂肪を消化するとき、そのカロリーのうち3パーセントが消費されます。炭水化物では、5~10パーセント、タンパク質だと最高30パーセントになります。
これはセロリを含め、すべての食物に当てはまるのです。
もちろん、セロリは水分を多く含み、消化しにくい、つまりカロリーゼロで繊維が豊富な食物です。
しかし、人の体は、水分と食物繊維を体内に取り込むときは、そんなにエネルギーを使いません。なぜなら、どちらも消化されないからです。
またセロリは、炭水化物と糖質と、ほんのわずかなタンパク質を持っています。
大きな1本のセロリは約10キロカロリーあり、これを消化するのには、おそらく約2キロカロリー消費するでしょう。つまり、セロリ1本で8キロカロリー摂取することになるのです。
こうしてみると、セロリは非常にカロリーが低い食品で、低カロリーの食事にトライするなら、おやつにうってつけの食物です。
でも、山盛りのセロリをむしゃむしゃ食べても、チョコレートケーキ1切れ分のカロリーを消費することは不可能なのです。
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