2024.10.01
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Astrobiology & the Search for Alien Life(全1記事)
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ハンク・グリーン氏:どうも、ハンク・グリーンです。「SciShow」へようこそ。
世のなかには何兆個も星が存在します。
そんなにたくさんの星が存在するというのに、たった1つの星にしか生命活動が発生していないなんて、とち狂ってやしないでしょうか。今の今まで地球圏外に生命活動があることの証明がされていないなんて、ね。
まあ、だからこそ、宇宙に生命体は存在するか、どうやって生まれたのか、なんてことを宇宙生物学として学ぶわけですけどね。
今さらですが、生物学が学際的な関心分野となってから、さまざまな分野の科学者たちがそれぞれ同じ答えを探し求めています。物理学や生物学や地質学や天文学や化学や生態学などの科学者たちは今までにない大きな答えを探しているのです。
なかでも、地球外生命体が存在するのかどうかを発見しようとしているグループと、地球外生命の形態はどうなっているのか、どこからやってきて、どのように繁殖したのか、日の光や水が存在せず、氷点下の温度の世界でどうやって生き延びたのか、などの地球外生命が存在するとの仮説を設けて研究している2つのグループが主です。
地球外生命についての仮説を設けて研究しているグループについて考えてみましょう。
冷たく暗いメタンの海で生命が存在するなんて、イカレた話に思えるでしょう? しかし、そこは宇宙生物学者。考えもつかないところに思いをめぐらせてみるものです。
条件のそろった液体のなかから生命が形作られるということはわかり切っていることです。水が存在しないということはその法則を完全に無視していることにほかなりません。
しかしながら生物学者たちは、アンモニアや液体メタンや硫黄を大量に含む酸やホルムアルデヒドからも生命の誕生は可能ではないかという可能性を探っているのです。
それら、有毒化合物に生命が隠れているなんてことはにわかには信じられないことです。しかし、私たちにとって有毒であると言うだけで、ほかの微生物にとっては違うのかもしれません。私たちの生命は水から誕生しましたが、ほかの微生物にとっては水が毒かもしれないのですからね。
さまざまな理由から、水は生命にとって欠くことのできないものだと言われてきました。
実際、水のある惑星は宇宙中至るところに存在しています。太陽系の惑星でも3カ所に水が存在することはよく知られているところですし、かつては第4、5の水が存在する惑星だって存在したのですから。
そういったことからも、宇宙生物学者がまず水の有無を調べるのは当然のことだと言えるでしょう。
今まで発見されてきた800を超す系外惑星のなかで、地表に水があるだろうとされている惑星はたったの1ダースくらいです。
最近の系外惑星の発見方法は従来の方法よりもより精度が高い方法が取られていますから、さらに発見されるに違いありません。
岩だらけの小さな惑星ばかりではなく、巨大ガス惑星のような大きな惑星を発見することも可能になってきています。惑星の規模は研究において大きな意味をなすものです。
驚きですが、宇宙生物学者はその星を覆った大気でその星の状態を測定することができるのだとか。
星からの光が大気を通過する時、化学物質が光の輪の中にその光を吸収するから可能なんですけどね。
私たちは何年も昔に放たれた光を見て、大気中に水分が含まれていないかどうかを知ることができると言うわけですね。イカしてるね!
というわけで、水と、水を探す方法を探さないといけないのです。
プレバイオティクス化学に移りましょう。生命のない化学物質がどうして生命を持つのか。
その答えを探るべく、探査機が火星の土を掘り起こし、アミノ酸とヌクレオチドを基盤として、DNA内に生命の鍵となる分子が見られる有機化合物の形跡を、その土のサンプルから探しています。とても興味深いことです。
生命の鍵となる分子の内の2つはアデニンとグアニンなのですが、それは地球と火星の中間の光線より発見されました。どちらか一方は地球からのものでしょうか。
別の仮説を立ててみましょう。私たちは一体いつになったら地球外生物の存在を認めることができるのでしょうか。
私たちの太陽系は地球外生物が存在するのに適した条件を備えています。それに、好奇心旺盛な探査機は私たちがそれを証明するのを待っています。
木星と土星が水を湛えているというのは広く信じられていますし、いつの日かそれが本当だと知るでしょう。
太陽が生まれてから100年の間に生まれた太陽のような星はたったの1,000個です。集中して探せば惑星系の存在が証明できるかもしれないですよ。SETI(地球外文明探査計画)は単に地球外生命体を解明しようとしているだけではありません。SETIはほかの惑星系からの電波送信を聞くことで知的生命体についての謎を解明しようとしているのです。
知的生命体の存在は、生命体の存在以上にその存在は皆無でしょう。ですが、だからこそより興味深いのです。
もちろん、宇宙生物学者にとって答えが見つかっていない疑問はまだまだいろいろあるでしょうが、私たちは宇宙で孤独な存在なのか、という1つの問いかけにさまざまな角度から答えを探そうとするのはとてもすばらしいことです。
理論上は、私たちは孤独な存在ではないはずですから。まだ、答えが見つかっていないだけで。その答えが見つかったときは、ここ「SciShow」で飛び上がることになるでしょうね。
お見逃しなく!
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