2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
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岡田斗司夫氏:こんばんは、岡田斗司夫です。ニコ生開始ですね。おー、(コメントに)「888」、ありがとうございます。
(コメントにて)「相変わらず真田丸はおもしろかった」。いいねー(笑)。もうBSで見た人がいるんですね、最近。こんばんはです。
今日はツイキャスのほうも15分ぐらい前からやっておりまして、15分前からやると告知したんですけれど、実際に始めたのが10分前ぐらいですね。
えー、ゲストの高橋さん、音声をオフにしてください(笑)。あとで紹介しようとしてる人が、いまこの番組をiPhoneで見て音を出すというミスを(笑)。
今日はゲストの方がいらっしゃいまして、僕のFacebookのほうには書いたんですけれども、高橋(信之)さんという、今ちょっと言ってしまいたけれども、オタク界の俺より大物の方を紹介しようと思ってて(笑)。僕より大物で、僕よりちょい年上なので、おっさんのオタク話になります。
正直言って、今回は本当に見てる人がどこまでついて来れるかわからないという。もう本当に今回は、こういう言い方はなんですけれども、ちょっと心の中で半分捨ててるところがあって、高橋さん次第というところがあるんですけども(笑)。
まあ、来てる質問をざーっとここら辺に貼っておきますので。じゃあ、今回は質問の処理から。
もう45歳以上限定というか、下手したら55歳限定かもわからないですね。高橋さんという人は、あとで出てくるからわかるんですけれど、なんの前提もなく「内田さんがね、……」って言うんですよ。
内田さんとは誰かって言うと、『(週刊)少年マガジン』の元編集長で、内田勝さんという方がいらっしゃって。この人が梶原一騎を口説き落として『巨人の星』を連載させたという伝説の人物なんですけども。
その人のことを「内田さんがね、……」というところから始まって、俺はだいたい2分か3分以内に、その内田さんが誰かを頭の中で検索して、「この人か!」って思って、さっきからしたり顔で頷いてたのが、やっと本頷きになるというのが高橋さんとの話のやり方で。本頷きになった頃にはもう話題が次の「杉浦さんがね、……」に移ってるという(笑)。
この杉浦(幸昌)さんという人がポピーで超合金をやってて、バンダイグループから一度傍流に外れたんだけれども、後に、バンダイに帰ってきて、山科社長一族を外してバンダイの社長になった、立志伝中の人物だというのを思い出した頃には、もう次に移っているというですね(笑)。
まあ、話題が45歳以上&業界人限定というすごい人でありますので、お楽しみください。
(コメントにて)「ちょはやい」ですね。(コメントにて)「わかるか!w」。そうですね。本当に僕は今回あとで、そんなことめんどくさくてしないんですけど、僕と高橋さんの話はあとで俺がテロップを解説を入れたほうが。いわゆる『アオイホノオ』の解説みたいなやつを2分に1回ぐらい入れたほうがいいかなと思ってます。
そんな感じで歴史を学ぶ回ですね。そんな感じだと思っておいてください。では、いきましょうか?
「『オデッセイ』の中でNASAがポンコツ集団扱いされていたのが納得できません。NASAは全宇宙少年の憧れの組織であるはず。岡田さんもそう思いますよね!」。
って書いてあります。「そう思いますよね!」と言われても……。「NASAは全宇宙少年の少年の組織」ここまではOKなんですけれども、NASAはポンコツ扱いされてないですよ。あの映画の中でNASAはかなりベストを尽くしてましたよね。
というのは、もともと不慮の事故で、マット・デイモンが、急に火星に本当に予想外の砂嵐が来て、そこから逃げなきゃいけないという状況になって。アンテナの部品の1つが風でふっとばされてマット・デーモンに当たって落ちちゃったと。じゃあ、船長としては脱出を指示するしかないと。
NASAの中で幹部クラス、いわゆる政治家的なNASAの人と、科学者あがりのNASAの人というのがいるんですね。
それは、自衛隊の中でも、いわゆる文官というのかな。東京大学を出て、政治家として防衛庁の長官になった人もいれば、技術者として自衛隊の中で上がってきた人もいれば、現場で兵隊として自衛隊の中で上がっていった人。これは絶対にその考え方が対立するもので。
同じようにNASAも巨大組織であるが故に、トップの人というのは科学者であることよりも政治家であること、または経済人としてどれぐらい予算を引っ張ってくるのかというのが求められるんですね。
僕は、映画の中ではそんなにポンコツ集団だとは見てなかったですね。わりといいほうだと思いますよ。未だにNASAの中にはいろんな変人がいて、科学技術とか新しい軌道法とかですね。
『オデッセイ』という映画の中で言えば、地球を利用した重力ターンですね。これは宇宙科学の中ではわりと当たり前のことなんですけれども、あまり映画の中では使われない。僕が知ってる限り、重力ターン使ったのって『トップをねらえ!』の第3話と、あと今回の『オデッセイ』ぐらいなんじゃないでしょうかね。
いわゆる巨大な重力源、惑星でも太陽でもなんでもいいですけれども。加速する際に、その重力源に近づいていって、その重力の中に取り込まれていって、それでビュンっと振り回されるのを利用して宇宙船を加速するというやつで。当たり前といえば、当たり前なんですけれども、マイナーな方法があるんですね。
あ、(コメントにて)「銀河英雄伝説で使ってる」。はいはいはい。(コメントにて)『バイファム』もそうですね。忘れてた。そうか、『トップをねらえ!』で使ったからもう、うちと『オデッセイ』ぐらいと思って、したり顔で言ったら、もうこの体たらく(笑)。皆さんのバックアップあっての岡田斗司夫です。申し訳ございません。
ということで、以上です。
次なんだろうな。あ、恋愛系の悩みですね。
「最近気になる女の子ができて、メールアドレスを聞いたのですが、『私、LINEかFacebookでしかメールをしないです』と断られました。しかし、貧乏人の私にはガラケーからスマホに乗り換えることに抵抗があります。今の通信費の倍払ってまでスマホに変えるべきでしょうか?」。
じゃあですね、パソコンからFacebookでメッセージしたらどうなんですか?(笑)。別にスマホでなくても、Facebookはできますよね。LINEもパソコンからできるそうです。(コメントにて)「ガラケーでもLINEできる」と書いてありますね。
なので、「貧乏人の私にはガラケーからスマホに乗り換えることに抵抗があります。通信費を倍払ってまでスマホに乗り換えるべきでしょうか」って。いや、この部分に答えるんだったら、変える必要はないと思います。
気になる女の子ができて、LINEかFacebookのみというふうに言われたわけですよね。もしその子と付き合うようになったら、その子と頻繁に連絡するときに、たぶんスマホがないと不便だと感じるようになると思うので、それからでいいんじゃないかなというやつなんですけれども。
本当かな、この質問自体が。この後半の「スマホからガラケーに変える、経済的理由はありますか?」という部分が聞きたいのであって、聞きたい言い訳としてこんなことを書いたのではないのか、というぐらいちょっと心がやさぐれてる今日の俺であります(笑)。
「以前から何度も質問を投稿しているのですが、一度も採用されたことがありません。ほかに読まれてる質問と比べても採用される基準がいまいちわかりません。どのような回答なら番組で取り上げてもらえますか?」。
まあ、このような質問が取り上げてもらえます(笑)。つまり、自己言及的なっていうんでしょうか。この番組自体の質問というのはだいたい僕は取り上げざるを得ないですよね。「前回おっしゃってましたけれども、どうでしょうか?」という。
一般的な質問でも答えられるものというか、答えが盛り上がるものというのがあるんですね。それが何かというと、いま見てる人たちに関連してることは盛り上がるんですね。
たとえば、さっきの「ガラケーからスマホに切り替える価値はあるでしょうか?」というのは、たぶんこの番組見てる人も、全員1回は心の中で引っかかった部分だと思うので、「じゃあ、これだったら読むポイントになるな」と思って取り上げるわけですね。
そうじゃなくて、自分がどんなに切実に聞きたくても、たぶん見てる人の大部分に関係ないようなものというのは、相談自体がおもしろくないと、ちょっと取り上げにくいところはあります。
「どのような質問なら番組でとりあげてもらえますか?」に関しては、基本何を聞いてもいいんですけれども、短めに答えられて、あとおもしろいということなんでしょうね。
「最近ネット上で『おそ松さん』が腐女子に媚びているという意見をよく見ます。こういう事実はあると思いますか? また、一部の層にだけ媚びるメリットってあると思いますか?」。
『おそ松さん』が媚びている問題ですね。う~んとね、媚びていると思いますけれども、これは何かというと、『おそ松さん』の中に毎回「じょし松さん」というコーナーがあるんですね。
そのじょし松は、俺、始まってから1回たりともおもしろいと思ったことがないんですよ。それは何でかというと、『おそ松さん』って基本的にギャグアニメなんだけれども、じょし松さんってストーリーがないんですね。あるように一見見せてるんですよ。
前回は全員が40代、50代ぐらいになって。きみまろみたいなやつのライブ・コンサートに行って。そのあとで近況をお互い報告するというストーリーみたいのが、あるようなふりをしてるんですけれども。
実はあれはストーリーでもなんでもなくて、ある特定の話題について、それぞれのキャラクターがどんなリアクションをするのかとか、そういうリアクションをやるという。なんていうのかな、声優さんCDみたいな内容になってるんですね。
もうあれを見ると、「ああもう、今回スタッフ楽しやがって。作画もどうでもいいような感じだし、声優さんが自分のキャラを出して、ラジオで言ってればいいようなことをやりやがって」と。
「まあ、いいよ。こういうのも5分ぐらいないと残りの分数持たないからだろう。毎回、あのレベルのアニメを25分作るのなんかもう無理なんだから、どこかで手を抜いてくれよ。ああ、手を抜くんだったら、腐女子に媚びたのをやってくれ」と。
ここから2つの回答になります。「腐女子に媚びたのをやってくれると、あいつらは買う」と。
もう俺ぐらい好きでも、結局、第1巻のブルーレイなんか買ってないんですよ(笑)。もう作り手がわかってて。あんなに「好きだ」と言ってる岡田斗司夫ですら、『ダイミダラー』のDVDを買った岡田斗司夫ですら、『おそ松さん』のDVDを買ってくれないんだから、もうこれはお姉さまたちの財布にすがるしかないと思うわけです。
お姉さまたちの財布にすがるわけなので、「おそ松さんが腐女子に媚びているという意見をよく聞きます。こういう事実はあると思いますか?」あると思います。
「一部の層にだけ媚びるというメリットはありますか?」はい。僕たちのようにすでに財布が渋くなってるおっさんのアニメファンに変わって、腐女子のお姉さまたちが『おそ松さん』を買い支えてくれてるおかげで、マジな話、第2シーズンのオンエアが可能になったと思いますので。
僕たちはそういう「媚びやがって」というのは心の中の声か、もしくはこんな誰も見てないようなニコ生でこっそり言うにとどめて、喜んでいればいいんじゃないでしょうかと思います。
(動画コメント)「世の中、金だよね」。いや、「世の中、買ってくれる人」だよね。「僕たちは寄生虫だよね」というのが(笑)。もうこの寄生虫が「世の中、金だよね」ってコメントするのも厚かましいから。できるだけお姉さまたちを怒らせないようにしましょう(笑)。
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