2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
3 Animals That Are Smarter Than You Thought(全1記事)
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頭がいい動物といえば、どんな動物を思い浮かべますか? 多くの人が、猿人類やクジラ、またはオウムなどを挙げるでしょう。カラスやタコなども、頑張ればその仲間入りをするかもしれません。
確かに、これらの動物たちはとても頭がいいと言えます。では、ハトはどうでしょうか?
2009年のオハイオ大学の研究では、ハトたちに1セントコインと5セントコインをさまざまな組み合わせで並べさせる、「見本合わせ問題」と呼ばれるテストをしました。
すると、2枚の1セントコインの組み合わせと2枚の5セントコインの組み合わせはそれぞれ似ていて、1セントコインと5セントコインの組み合わせは似ていない、ということをハトたちは認識したのです。
その結果からみて、ハトはコインのような抽象的なものでも、類似点を見つけ出し、正確に見分けられる能力を持っていることがわかりました。
それまで、人間や猿人類のみにあると考えられていた能力が、実はハトにもあったのです。
ジョージア大学で行われた実験では、「期間差別テスト」と呼ばれる、音の長さを分類させるテストをラットにやらせました。正しい答えを出したものには素敵なご褒美を与え、間違えたものには何も与えず、また最初からテストを拒んだものにはちょっとしたご褒美を与える、という方法です。
もし、高校が同じ仕組みを導入していたらどうなるでしょうか? 期末試験を受けに行くと、先生がドアのところに立っていて、「C評価でいいならテストを受けなくてもいいけど、よりいい点数を目指したかったらテストを受けたら良い」と言われるということを考えてみてください。もし落第しそうな点数しか取れなさそうであれば、C評価で十分だと思いますよね。
このとき、あなたがどちらを選ぶかは、あなたの学ぼうとする気持ちで変わります。
ですが、ラットにはそんな考えはありませんので、問題が難しくなればなるほど、素敵なご褒美目当てにテストを受けようとするラットは減り、ちょっとしたご褒美を得るためにテストを受けないラットが増えたのです。
人は「我思う、故に我あり」と言いますが、ラットは「我思う、故にお菓子が欲しいのだ」といったところではないでしょうか。
ラットのような考え方をする人も、少しはいますし、実際に会ったこともありますが……。
また、豚が賢いということはすでに有名ですが、仲間同士で嘘をついたり、騙し合ったりすることを知っていますか?
豚が鏡で自分自身を認識して、ありきたりな動物用の知的能力テストを難なくこなし、ジョイスティックでビデオゲームを楽しむ光景を見てみたいものです。「おい、豚同士で一戦交えようぜ」なんてこともしてそうですよね。そんなわけはないですが。
豚たちには、ものごとが自分の思い通りになるかどうかを推し量り、認識する能力があると考えられています。
豚たちの群れでは、まず体の小さな豚に餌場に餌があるかどうかを見に行かせます。そこに餌があれば、体の小さな豚はいったん戻り、仲間たちを引き連れて餌がある場所へ案内します。大きな豚たちは、餌があるとわかると、小さな豚を押しのけて自分たちのものにしてしまいます。
その後なにが起きるかというと、小さな豚たちは学習をし、行き止まりになっている場所へ大きな豚たちを連れて行ったり、大きな豚たちがついてくるのを諦めるまで、部屋をぐるぐる回り続けたりと、仲間を騙すようになるのです。
そして、大きな豚が餌をあきらめると、小さな豚たちは餌があるほうへ飛んでいくのです。
そういった能力は、人間と同じように、自分の体験したことから得た知性といえるでしょう。
ほかにも、まだまだ賢い動物はたくさんいます。それどころか、特定分野においては私たち人間よりも優れた能力を持っている動物もいます。
たとえば、ミツバチは見知らぬ土地に行ったとしても、体内で地図を即座に作りだし、自分の住処へと帰って行ける能力を持っています。
また、ホシガラスは記憶力が優れていて、ほかの動物に餌を取られないよう、毎年3万にものぼる場所へ餌を貯めこみ、それらをすべて記憶しています。
賢い動物は、世界にたくさんいます。なかには、人間ができないようなことができる動物もたくさんいるのです。そのことが世界をより一層おもしろいものにしているのでしょう。
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