PR2025.11.27
数理最適化のエキスパートが断言「AIブームで見落とされがちな重要技術」 1,300社が導入した「演繹的AI」が意思決定を変える
Rare Earth Elements(全1記事)
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ハンク・グリーン氏:「ランタノイド」の勉強の時間です。これは周期表です。希ガスに水素にアルカリ金属。

なかには変わったものもあります。では何がそんなに特別なのか? ランタノイドが上に、アクチナイドが下にあります。

ほかの要素の周りでは具合が悪いんです。表に書くことはできるのですが、そうなると書き切れなくなっちゃうんですね。
だから下の方に追いやられています。アラスカみたいな感じ。とにかくデカすぎるんですよ。核兵器の材料になったりします。ですが、上のランタノイドは21世紀の人類にとってイカした存在なんです。
ラップトップ。

携帯電話。

プラズマスクリーン。

テレビにソーラーパネル。

ウィンドタービンに、環境にも悪くない車の触媒コンバーター、石炭発電所の先に付いてる汚染コントロール装置もそうです。
全部ランタノイドのおかげなんです。レアアースを大統領に!
と言いたいのですが、実はダークサイドもあります。集合体を見つけるのが大変なため、ほかのミネラルなどと混ざってしまいます。インジウムの鉱脈とは違うのです。レアアースの精製には放射性廃棄物がともないます。しかし、精製をする人たちがいます。誰がそんなことをしたがるのか?
中国です。
過去20年で、レアアースへ依存するようになってしまいました。
有毒でだれも処理したがらないため、精製の95%を中国に任せる結果となりました。でも規制が整っておらず、非合法なものまであります。
とんでもない量を精製して巨大な汚染湖ができてしまっています。中国はこれによって政治的権力を持とうとしています。ネオジムはもうあげない! みたいな感じで、アメリカを怒らせたりしてね。
ネオジムがなくなると、ウィンドタービンや、ハイブリッドカーの電気モーターが作れません。
そこで、アメリカとほかの国は、より効果的で環境にやさしいレアアース精製所を作ろうとしています。もちろん有毒な副産物については対処する必要があります。
ですが、だれもその問題を解決できていませんし、カリフォルニアでは、毒が漏れて1998年から閉鎖していたレアアース鉱山を再開させました。「問題は解決できたから大丈夫!」みたいな感じでね。
その解決法の1つに、蒸発を防ぐプラスチックの玉があります。これでバッチリと言う感じではなさそうですが、カリフォルニアは満足そうです。まさに21世紀の問題です。
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