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Europa(全1記事)

表面は赤ちゃんのお尻のようにスムーズ 木星の衛星「エウロパ」の4つの特徴

木星の第2衛星「エウロパ」をご存知でしょうか。はるか遠くに存在する星ですが、氷に覆われた海が存在し、そこには生命体が存在する可能性があるということで調査が進んでいます。今回サイエンス・チャンネル「SciShow」が解説するのは、そんなエウロパについて。4つの特徴と、NASAと欧州宇宙機関が宇宙船アトランティックなどで進める生命体の調査についてわかりやすく紹介します(SciShowより)。

木星の衛星エウロパの4つの特徴

ハンク・グリーン氏:OK。まずは両手を頭の横にしっかりつけて、私が今から言う事が聞こえないように耳をふさいでください。

私たちの太陽系は海に覆われていて、酸素などの大気に包まれているんです。もし気を悪くしたら、ごめんなさい。しばし脳みそを一緒に抱えていてください。では私のトークにお連れしましょう。

エウロパは6番目の軌道を回っている衛星で、ワシントンのスポーケンのような場所でガリレオが1610年に最初に発見しました。

私たちの衛星の外側にある衛星が発見されたのは大ニュースとなって、恐らく地球を中心とした宇宙の一大事でした。

でも400年くらいの間、宇宙飛行士がほんの少しの情報をシェアするまで、たいした注意も払われずにきたんです。地球からの観察の後、ボイジャーやガリレオといった宇宙船がすばらしい発見をしてくれました。

1つ目。エウロパの表面はまるで赤ちゃんのお尻のようなんです。もし赤ちゃんのお尻に数マイルにわたるひび割れがあれば、ですが。エウロパの表面は太陽系で一番滑らかでつるつるしていて、本当に赤ちゃんのお尻のようなんです。

2つ目。エウロパの表面はすごく反射します。まるで凍った湖面のようです。同じ波長の赤外線を吸収して、湖面の下には水氷があります。

3つ目。1990年代にハッベルが大気の大部分が分子レベルの酸素であることを解明しました。

そして4つ目。ガリレオはエウロパにかすかな磁気特性図があることを発見しました。それは木星の磁場に反応しているということです。

でもエウロパが磁気を発生するのは、伝導性のものに覆われているときだけなのです。

エウロパは火星と並んで移住の可能性がある場所?

氷水と薄い酸素の大気に覆われた場所ですが、太陽から495,000,000マイルしか離れていないから、それほど寒くはありませんよ。エウロパは木星との間で引力による引き合いをしていて、イオやガニメデとの関係性がエウロパに摩擦を引き起こしています。

つまり海の表面はおそらくとても温かいのです。実際には、ミルウォーキーくらいほとんど凍った状態だと思いますがね。

ですから環境はすばらしく、なんならマイナー・ベースボールのチームがあってもいいくらいだと思います。まあ、あんなへんてこりんなスポーツは宇宙において地球以外の他の星には存在しないでしょうがね。

さて私たちがこうして地球に暮らしているのは、ここが本当に環境として優れているからなのですが、エウロパも実は火星と並んでなかなかいいものなんですよ。生命体の存在が約束されて、もちろんそれは科学的にすばらしい発見につながるでしょう。

NASAと欧州宇宙機関は宇宙船アトランティックがエウロパの表面を探索してエウロパの生命体を見つける計画を立てています。彼らは氷を溶かしてそこで泳ぐために、原子力の装置を持っていくそうです。

でもあなたが個人的に数十億円持ってるか、周りに寄付してくれる人がいない限り、財政危機に瀕することになりますよ。さ、もう手を下ろして大丈夫ですよ。あなたのマインドは今日も一日無事でしょう。

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