2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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ロバート・ダウニー・ジュニア(以下RDJ):身動きが取れないって、どういう意味かって? そりゃ、地面に足がついて取れないことじゃないの? 僕は質問に対して質問はしないよ。
司会:ここはケンブリッジ大学なので、何でもありですから大丈夫ですよ。
RDJ:あ、そうか。じゃ平気だね。重箱の隅を突くような熱いディベートが始まっちゃったら、どうしようかと思っていたよ。みんな、そういうのが好きな人たちなんだろう?
司会:要するに、ちょっと近所に出たくても知らない人がついて来てしまうなど、気軽に出かけられないのでは、と聞きたかったんです。例えば、人間関係において何年も友情が続かないことはありますか?
RDJ:その質問には、すぐ答えるよ。でもちょっと待ってね。この椅子、すごく座り心地がいいね! あぐらをかいちゃおう。
(RDJ氏、あぐらをかいて座る。会場笑)
RDJ:変な感じはあるね。例えを挙げるけど、これは自慢じゃないんだよ。僕がここから帰るとする。車に乗り、ヘリコプターに移り、飛行機に乗り換える。帰宅するまでの40時間は、他の人より恵まれた境遇が続く。家に帰ると奥さんがいて、3歳になる息子がいて、もうすぐ生まれて来る娘もいる。
でも、次のことが決まるまで薄氷の上を歩くような時間が続く。みんなそうだとは思うけどね。昼であろうと夜であろうと、それは同じだ。
ゆっくりワインを味わっていても、ルームメイトがいたとしても、ひとりきりの時間がある。孤独というやつだ。昼間、大勢の人の間にいて、人の目があって、お互いがいることを認識していても、課題が山とあっても、自分は別の世界にいる。とても孤独だよね。
だから、この「別の人間になるとしたらどうしたい?」という質問には、「今の僕でいるのが楽しいから今のままでいい」などという、気の利かない答えにするつもりはないよ。やっと帰宅して「ワオ!」などと叫ぶ人々から解放されるとホッとはするけどね。
家には妻のスーザンがいて、「猫のモンティを出したのはあなた?」と僕に尋ねる。「うーん、わからないなあ」「家の中にいないのよ。外を見てくれる?」僕は外へ猫を探しに行く。猫が外へ出て行方不明になる原因を作るのは、大抵僕だ。妻と僕とは、こんな感じだよ。
司会:最近のお話を聞きます。『アイアンマン』は、特に『キャプテン・アメリカ』との関連が強いように思うのですが、そのあたりをお聞かせください。
RDJ:ああ。そうだよね。そういうことを話すために、僕はここに呼ばれたんだよね。
司会:いいえ、いいえ。このことを聞きたいという観客がいるものですから、あえて質問させていただいたのです。どのように『キャプテン・アメリカ』制作の話が持ち上がったのですか?
RDJ:話すけど、先に断っておくよ。僕は口が軽いんだ。だから、皆さんが極秘情報を僕に質問すれば、はぐらかすけど、僕本人について質問してくれれば、ガンガンに話すよ。何も話してくれない奴と思われるのがいやだからね。変だろう。まあ、大人の分別、というやつだね。
(会場笑)
僕が過去に演じた役を、新しい企画に落とし込めないか、という話が持ち上がった。そこで、「何か考えておくよ」と答えた。僕はもう、前ほど嘘はうまくないからね。そのうち企画の発表があると思うよ。僕はマーベル社の経営者じゃないからね。僕が勝手に発表することはできないよ。
司会:マーベル社についてもう一言お願いします。直近の出演作は、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ですね。
RDJ:そのとおり。
司会:この作品について、お話ししていただけますか。
RDJ:上手な質問だね。
(会場笑)
RDJ:これなら機密漏洩では訴えられないよね。撮影はシェパートン・スタジオで開始した。台本を始めて読んだ時には、こんなストーリーになるとは思っていなかったのでびっくりした。アベンジャーズの続編がこれほどまでにかっこよく展開するとはね。演じるのはとても楽しかった。
ある意味、一番楽しかったのは、ロンドン郊外のリッチモンドに滞在したこと。これまではシティに泊まっていたからね。上品で、マザーグースの登場人物が出て来そうで、雰囲気が全然違うんだ。ロンドンにあるマリブみたいな感じ。ケンブリッジのボート部の拠点があるよね。ここでばっちり訓練されたよ。
この作品は、マーべルの中でも最高の一本になると思うよ。……僕、ひょっとして毎回同じことを言ってる?
司会:その一言は、決まり文句のようなものなのでしょうね。
司会:子供の頃に、短い期間ですがロンドンに住んだというのは、本当ですか。
RDJ:ああ、そうだよ。
司会:これまでの経験につながる原体験のようなものはありますか。
RDJ:僕が覚えていることを話すよ。確か5歳か6歳の頃の話だ。確かフランス経由で、大きな客船で渡英したんだと思う。僕はとても興奮していた。到着したら、人だらけで目新しくて。僕は子供だったから。
二階建てバスなんて、本物だとは思えなかった。アニメの中でしか見たことがなかったから。とてもかっこいいと思ったよ。新聞紙でくるんだフィッシュ・アンド・チップスを食べて、とてもわくわくした。
イギリスの学校では、僕の教育水準はイギリスの2歳半の子供のレベルだった。しょっちゅう教室の隅に立たされた。
こんな感じ。「トイレ(bathroom)へ行っていいですか」「バスルームなどとは言わない。ピニーと言うんだ」「どういうこと?(what?)」「どういうこと、などとは言わない。『どういうことでしょうか(excuse me)』」と言うんだ」「おしっこ行きたいの!」「教室の隅に立っていなさい!」確かチェルシーの、ペリー・ハウス・スクールだったと思う。
司会:映画制作をするお父様について、世界を周ったのですね。
RDJ:そのとおり。
司会:いろいろな場所に行くことを、どのように感じましたか?
RDJ:いやあ、楽しかったよ。
司会:楽しかったことばかりではないでしょう?
RDJ:(おどけて)いやあ、とても楽しかったよ。この作品は、マーベルの最高傑作になると思うよ!
(会場笑)
うーん、実際はどうだったかなあ。兵役で外国へ行くとか、パパの会社がシンガポールにあるので転勤になった、という一家ではなかったからねぇ。荷物をまとめて、知らない場所に行くことには自然と慣れっこになった。引っ越しの時には「(フォリナーの)ロング・ロング・ウェイ・フロム・ホーム」を歌ったよ。
おかげで、大人びた。典型的な子供時代のストレスとは無縁の生活だったからね。感受性がどうとか、横並びの世界とは無縁だし、ずっと同じことが続くわけでもない。そういう人生ではなかったからね。
友達ができても、地理的に、やがて僕らは腰を上げて引っ越して行くという生活は、僕の性格形成に影響があったと思う。
司会:お父様は、常に映画制作に走り回っていらっしゃったのですね。
司会:映画制作以外で、やりたいと思っていたことはありますか。
RDJ:僕が何をしたかったかって? バンドのポリスに入りたかった。スティングがメンバー募集しないかな、と思っていた。デュラン・デュランの5人目になりたかった。そんな感じかな。
若くて、ティーンエイジの頃は、自分の視野にあるものに即のめり込んでしまうよね。やがて、現実に気づく。
だから、普通の仕事をたくさんしたよ。ニューヨークで成長期の頃にはね。靴屋、バス車掌、「スリフティーズ」というディスカウント店で働いたし、アイスクリーム屋のカウンターにいた。話せばおもしろがってもらえるかもしれないね。
司会:アベンジャーズと同じくらいおもしろい話なんですか?
(会場笑)
RDJ:(笑)はい! 次の質問へ行こう。
司会:お父様は、今のあなたのお仕事について、どう思われているのですか? 演技などについて、アドバイスをもらえたりはするのでしょうか?
RDJ:いや、そうでもないよ。36年生まれだから、78歳になるのかな(2014年当時)。いまだに現役で、ドキュメンタリーなんかを撮って活動しているよ。批評はしてくれて、僕が傾聴する感じかな。
父がスーパーヒーロー映画についてどう思っているかはわからない。シャーロック・ホームズのシリーズは、それなりに評価してくれていると思うよ。
ただ、僕はなんというか、お高くとまっているわけではないけど、意識の高めな家庭で育った。こんな感じのね。「あの映画についてどう思う? どう考えても、ゴミ同然だね」でも、父は僕が楽しんで仕事をしていることを認めてくれていると思う。
父とは世代がまったく別だからね。父が作った映画のうち、この一本は見てほしい。『Putney Swope』という映画だ。1968年にマンハッタンの広告代理店で役員をしているアフリカ系アメリカ人の話。これはすばらしい。
もう一本は『Pound』という。父は動物ドキュメンタリー制作としてもらった予算で、「犬」役として人間をキャスティングし、人間に犬を演じさせた。僕の初めての役だ。子犬だったよ。禿の男はメキシカン・ヘアレス犬役。ローブを着て、ボクサーという設定の犬もいた。なんともおもしろい所帯だったよ。
司会:そのようにお父様の影が色濃いキャリアのスタートであれば、お父様と同じような仕事をしなくてはいけないと思ったことはありますか?
RDJ:あまりにも身に染みついて育って来てしまっているから、考えたことはないんだ。この会場に来るまでに、一生懸命思いだしてみたよ。
弱冠7歳か8歳だったと思う。「小学2年生の俳優」と言われていた。その頃「ロクサーヌ夫人よ、降服して城を明け渡してもらおう!」というセリフがあった。それがきっかけで、オーバーにドラマティックで、ワイルドな演技にはまってしまい、「城の兵をもってして降服するのだ、ロクサーヌ夫人よ!」などとやっては、みんなから「どうしちゃったの!」と聞かれたことを思えているよ。
ところでここに来る前に、3人のジャーナリストに対面した席で、「あなたのペニスの大きさは?」と聞かれて「えーと」と困った。受けるのはそんな質問ばかりだよ。
司会:(笑)。
RDJ:要するに、演技に関しては、子供で、若くて、他人とは差がつくことをやりたい、記録に残るようなことをやりたかった、群れから離れたかったんだ。
司会:ご自身のプロダクション会社において、演技以外にも、監督作品、プロデュース作品の予定はありますか。
RDJ:あるよ。
司会:おありですか。『ピノキオ』ですか? 監督やプロデュースのアイデアはありますか。
RDJ:(おどけて)いいアイデアがあるんだ。
(会場笑)
司会:2つほど抱負をお聞きしていいですか。
RDJ:もしみなさんが夜中に起きて、「俺がケンブリッジを支配してやる!」と思いついたら、ケンブリッジを乗っ取るために、自分が何をやるつもりか、人に教えてあげると思う? ところで、学長の話でふと思ったんだけど、ケンブリッジのえらい人はなんて呼ばれているの?
司会:カレッジは「マスター」が管轄ですし、「チャンセラー」は……
RDJ:「マスター」たちを支配しているのは誰? ボスはなんて呼ばれているの? 誰か教えてくれる?
客席:副総長です!
RDJ:よし。僕がなる。
(会場笑)
司会:奥さんは、あなたの身辺を取り巻くこういった環境について、どうお考えですか?
RDJ:少々ナーバスになっているね。
司会:でしょうね。
RDJ:これは成長の過程なんだと思う。居心地がよい住み慣れた環境から、より責任を伴う仕事をしなくてはならなくなる。すると周りは、失敗の規模が大きくなるのではないか、と心配になる。何にでも言えることだけど。
誰かに責任転嫁はできない。「ちょっと! 誰がこんなひどい映画を撮ったんだ!」なんて僕が言えない。「監督はあなたです」って言われちゃう。
司会:プロダクション会社の経営で、大きなプロジェクトを遂行するに当たり、何からヒントを得るのでしょうか。
RDJ:直感だよ。例を挙げよう。僕はスティーブ・マックイーンの大ファンというわけではない。もちろん彼は素晴らしい俳優だけど。彼が亡くなる前に温めていたプロジェクトがあって、トレジャーハントの映画だった。その後、彼は中皮腫と診断され、メキシコへ治療法を探しに行くことになるのだけどね。
他の産業でもそうだけど、映画産業においても、他者のアイデアを採用することはよくある。発明、ビジネス、商業でもそうだ。完成途中で放棄された概念を採用して、遺産の未完成品を再翻案し、命を吹き込むことにより敬意を表す。こういうことに僕は着眼している。
その一方で、映画は採算が取れなくてはいけない。「意欲作」などと言われるような、誰も見ない映画なんて撮っても仕方がない。その点、僕はアーティストとしてはたいしたことがなかった。ビジネス・ウーマンでも、政治家でも、それは同じだ。
司会:まだやったことのないような、ドラマティックな役柄をやろうとは考えませんでしたか? もちろん『アイアンマン』はドラマティックですが、『ジャッジ 裁かれる判事』は、ファミリードラマの範疇で、商業的に成功していますし、とても面白い映画です。ドラマティックですよね。もっと違う側面をやろうと思ったことは?
RDJ:特にそういったことは考えていないよ。それに、最初の『アイアンマン』を演じた時には、僕にはリアルにあったできごとだったんだ。ほんとに僕の身に起こったことだったんだよ。アクション映画でもスーパーヒーロー映画でもなく、ドキュメンタリーだったんだ。
同じようなことは、ある程度「シャーロック・ホームズ」シリーズでも言える。何度もあった。原作を読み返して見ると、この媒体は隅から隅まで探究しつくされていることがわかる。僕が思うに、こういった一番シンプルなアイデア、オリジナルのアイデアに立ち帰ると、再翻案ができる。
司会:再翻案のインスピレーションはどのように受けますか?
RDJ:例えばワトソンは、紙屑籠に詩を突っ込んでしまうような不器用な男のように思われているが、原作を読んでみるととてもダイナミックな奴だ。アフガン戦争に出征し、野戦病院の軍医を勤め、人生の苦難を経験している。そういったことや、小説そのものが供試体そのものを変えるんだ。
ワトソンがホームズの世話を焼いている、というアイデアは気に入った。それでさらにいろいろと掘り起こしてみた。なぜシャーロックはワトソンを結婚させようとするのだろうとか、シャーロックはワトソンをどう思っているのだろう、とか。シャーロックはワトソンを、まるでガールフレンドのように扱う。でも彼を「抜けた奴」などと言う。
また、原作ではシャーロックは「バリツ」という武術を使う、とあるが、そんな武術は実在しない。そこで調べた所、バートンという男が日本に渡り、「柔術」を習得したことがわかった。つまり、さっき言ったように、僕たちは再翻訳しているわけだ。バートンが持ち帰った武術は「バー・リツ」と呼ばれるようになった。武術の名前としてはピンとこないね。パブでシャツを脱がないと勝てなそうだ。
で、監督のガイ・リッチーだ。(声色を真似て)「刻んでやろうか、この野郎」僕は「え、何?」彼は、「一寸刻みに刻んでやろうかと言ったんだ」僕は「いっすんきざ? 何?」彼が「ひん結んで、刻んでやろうか」僕が「ひん? 何を言っているんですか」まあそんな具合だった。
僕たちが「パンチボウル・シーン」と呼んでいたシーンでは、シャーロックが煙をふかして、素手のナックル・ボクシングをする場面を撮った。この撮影では、物語をうまく翻案できたと実感したし、バックグラウンドの根幹には真実もある。
司会:ガイ・リッチー監督やジュード・ロウと映画の翻案について話し合った時、アイデアはどこから出たのですか?
RDJ:まず第一に、ヴィクトリア朝のイングランドはとても治安が悪かった、ということを表現したかったようだ。シルクハットに燕尾服の紳士だけではなくて、とても荒んでいた。
そして登場人物2人のそれぞれの正義とか、19世紀の大英帝国が繁栄の頂点にあり、文化的に成熟しつつも、それでいて自らの運命とぶつかりつつある様などだね。僕は、この時代のざらっとした質感を表現したかったんだ。
司会:ベネディクト・カンバーバッチが演じたシャーロック・ホームズは見たことがありますか?
RDJ:当然! 彼は最高だ。これはマーベル社の最高傑作で……。
(会場笑)
司会:実際に会ったことは? 演技について議論したことは?
RDJ:あるよ。僕はもともと負けず嫌いな人間でね。実際に武術も身につけている。人に眼つぶしを食らわせたり、クレイジーなキックを食らわせたりする練習を長時間しては、精神の統一を図るんだ……。
人に危害を加えるのは好きじゃないな。
(会場笑)
というわけで、僕は少々負けず嫌いなので、他のシャーロックに会ったら、多分感じが悪いと思う。「ほらほら! 僕の興行成績を見たまえ」と言ったり、でなければ、「テレビに出ていた人ですよね。すごい!」とか。「僕たちは2人とも、コナン・ドイルの舎弟ですよね。すなわちコナン・ドイルとは……」。
(RDJ氏、マイクが入らないふりをして、おどけてマイクを交換してもらう。会場笑)
RDJ:自分がアーティストだと、インタビューに対する答えが空回りしたのではなくて、こうして「マイクの交換が必要だっただけだ!」と主張できるのがありがたいね。
(会場笑)
司会:……
(司会者のマイクが入らなくなって交換される。会場拍手、大爆笑)
司会:経歴を拝見して気づいたのですが、オーディションをたくさん受けていらっしゃいますね。
RDJ:『チャプリン』のオーディションを、27年前に受けた。2006年には『アイアンマン』だ。
司会:他の役はエージェントを通して得たのでしょうか。
RDJ:必ずしもそうではないよ。何でもありだ。Facebookを始めたばかりみたいなものだよ。大勢の人が周りに座っていて、お互いの様子をうかがっている。車座になっているうち、この中には頼れる奴がいそうだ、と気づく。灯りの元の世界で、じたばたしているうちに、誰かが社交界やエンターテインメントのメディアや、政治や文学への招待状を渡してくれて、前進できる。
ある時点を過ぎると、急に知り合いが増える。必ず、誰かにはちあわせする。スーパーマーケットみたいなものだ。こんな感じ。「やあ。久しぶり。実は最近こういう映画に出ていてね……」と。で、「あのスーツの女性に、僕を紹介してよ」と言ってしばらくすると「OK。ニュースだ。君が言っていたあの脚本のことを、スーツに伝えてくれ」という話になる。
司会:そうやって、信頼できる人や、真剣に取り合ってくれる人は誰かが、わかって来るのですね。
RDJ:そういうこと。まあ、僕は誰の頼みでも聞いてあげるわけではないけどね。
司会:そういう変化は、キャリアにどのような影響を与えましたか?
RDJ:何とか演技で生活できるようになりたいとか、仕事をもらえるようになりたいとか、仕事を切らさないようにしたい、成功したいなどということとは、また別の話で、燃え尽きないようにするとか、観客を……。え? またかい?
(マイクが入らなくなって交換)
RDJ:要するに、まだ未熟な時は、自分で自分の現実を創作できる。何だかうまく行っていないなあと思う時は、問題と戦っているつもりでいればいい。
今座っている席がウサギ穴だと思ったら、中へと後をついていけばいい。状況に合わせて、自分を変えればいいんだ。そしていろんな人と向き合っていけばいい。(観客のひとりと向き合って)やあ。
こちらの方向に「向き合って」次の質問を受けるよ。おもしろい「変化」だろう。
(会場笑)
司会:僕は、個人的には、こちらに「向き合って」お話ししていただきたいのですが。
(会場笑)
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